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第67話 自我を持つもの
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ピノアは、ナユタが自分との将来を考えてくれていたことがわかっただけで満足だった。
それに自分は、本来ならステラが持つ力から分けられた力、ただそれだけの存在だったはずだった。
たまたま分けられた力が自我を持ち肉体を作り出しただけだ。
それに、その自我は、今のピノアではなかった。
本来のピノアは、人見知りが激しい女の子で、いつも孤独感に苛まれていた。
そんな彼女が作り出した、空想のお友達、こうなりたいと願う、明るくて誰とでも仲良くできる別人格、それが現在のピノアだった。
本来のピノアの自我は、自分よりも現在のピノアの方が身体や力を持つに相応しいと、ピノアにすべてを明け渡し、ステラの一部に還っていた。
そんな自分が、恋をすることができた。
自分が産んだこどもではなかったが、サクラやナユタをステラや真依たちといっしょに育てることができた。
レンジは自分を選んではくれなかったけれど、アンフィス・バエナ・イポトリルやアベノ・セーメーですら忘れさせてくれなかったレンジのことをナユタは忘れさせてくれただけでなく、ナユタは自分を選んでくれた。
もう充分すぎるほどだった。
それに、4000年以上も生きてきた。
テラでは精霊たちの次に最年長だし、リバーステラでは閣下(デーモン小暮)の次に長生きだった。
それだけじゃなかった。
ピノアには、ムスブの気持ちが痛いほどわかるのだ。
かつてレンジが自分ではなくステラを選んだとき、ステラのお腹の中にはすでにレンジの子がいた。
テラには避妊具が存在せず、魔人の男が人の女との間に子を作るのはとても簡単であった。魔人は人よりも進化した存在であり、その精子もまた、人とは比べ物にならないほど強いからだ。
だが、人の男が魔人の女との間に子を作るのはほぼ不可能だと言われていた。
人の精子はあまりに脆弱で、魔人の卵子にたどり着くことができないのだ。
だから、はじめてレンジとステラが身体を重ねた際に、レンジの精子がステラの卵子にたどり着いたのは、少なくとも10番目や11番目のテラでは他に例がない、奇跡に近いことだった。
だからふたりにはサクラしかこどもがいない。
毎日のようにナユタが何度ピノアの中で果てても彼女が妊娠することはなかった。
だからというわけではないが、正直ステラのことをずるいとずっとピノアは思っていた。
赤ちゃんがいたら、絶対にレンジはステラを選ぶ。
レンジがステラを愛しているのはわかっていた。けれど、同じくらい自分を愛してくれているのもわかっていた。
赤ちゃんがいてもいなくても、結局はステラを選んだかもしれない。
でも赤ちゃんがいなかったら、もしかしたらレンジは自分を選んでくれたかもしれない、と。
ピノアは、ナユタを好きになるまで、ずっとそんなことを4000年以上も考えていた。
大好きなステラと、大好きなレンジと、大好きなサクラと幸せな日々をエウロペで送りながら。
そんな自分が嫌いだった。
ずっとステラたちに申し訳ないと思っていた。
ナユタに出会えて、好きになれた。
大好きなナユタが自分を選んでくれた。
それだけでピノアは充分だった。
「……なんか、バカらしくなってきた」
ムスブは、ピノアからもナユタからも視線をそらし、
「なぁ、この天の川銀河もそのうち銀河間戦争に巻き込まれるんだろ?
アンサーって連中はいなくなったから、すぐにじゃないだろうけど、何百年か何千年か何万年か先に」
空を見上げてそう言った。
「たぶんね」
ナユタは、
「でもアンサーが古代のリバーステラにもたらした匣はもうないから、リバーステラはこれ以上文明が発展することはないかもしれない。
匣がすべて破壊されたことで、アンサーはリバーステラの科学が銀河間戦争に参加できるだけの水準まで達したと考えたみたいだけど、実際には遠く及ばなかったみたいだし」
だが、リバーステラに彼らが望む力はなくても、ピノアやレンジやステラたち、救厄の聖者たちの力は、彼らが望む水準を越えていた。
それだけでなく、彼らにとってもイレギュラーな力が存在した。
それが、世界の理を変える力だった。
「じゃあ俺、ちょっとそっちで暴れてくるわ」
ムスブは言った。
「お前と殴りあってても、ピノアを悲しませるだけだしな。
好きな女の子を泣かせるくらいなら、しかもその子がめちゃくちゃ長生きする子なら、俺ができることは、その子がどれだけ長生きしても、不安がない未来を作ることだけだ」
「兄さんが行くなら」
「お前は来なくていい。
ピノアのことと、母さんや父さんのこと、ミカナのことはお前に任せるよ」
そう言って、ムスブはナユタとピノアの前から姿を消そうとしたが、
「力、今は使えないんだったな……」
と苦笑した。
「あと、ついででいいからテラとリバーステラのことも頼むわ。
とにかく、ピノアが泣かずにすむようにしてくれ」
「散々泣かせといて……やっと会えて、やっと兄弟喧嘩が終わったと思ったら……何なの……
少しくらい、ゆっくりしていけば……」
ピノアは泣いていた。
「だって、好きな女の子に彼氏がいるの、そばで見てるのきついから。
ていうか、好きな子が泣いてるの見ると、それもまたかわいいっていうか、ゾクゾクするな」
「へんたい」
「まー、たぶん、そんなに時間もかからずに帰ってくるからさ。
その間に別れておいてくれると、嬉しいかな」
「別れないもん。わたし、ナユタと結婚するもん」
「はいはい。
気を付けろよナユタ、アカシックレコードはすでに自我を持っている。
奴は、リバーステラやテラから世界の理を変える力自体がなくなるか、その力を持つ者たちが力を使えなくなるのをずっと待っていた。
すでにレコーダーという存在が生まれてる」
「知ってるよ。棗先生もそのうちのひとりだと思う。
あの人はリバーステラやテラから送られてくる歪められた歴史を、偽史倭人伝を使って、アカシックレコードに送ってる。
でもあの人は、信じられる。
力を使って敵にまわらないようにすることもできたけど、しなくてもいいと思った」
「甘いな、お前は。
そこがお前のいいところなんだろうけどな。
教師になって、先生と呼ばれたがる奴にはろくな奴がいないと俺は思ってるんだがな。
自分は人にものを教えられる人間だって、二十歳やそこらで思うこと自体が選民意識だからな」
「知ってるよ。
とりあえず取っとくか、くらいの気持ちで教職免許を取る学生は山ほどいるみたいだしね。
いざ取ろうとしたら大変だろうし、採用試験もかなり難しいみたいだけど、政治家や医者、他の先生と呼ばれる人に比べたらはるかに簡単だし、大学を出たばかりの大人かどうかも怪しいような人たちが、教室の王としてこども相手に権力を振りかざせるんだから」
「そういえば、お前は頭が良すぎたから、教師たちに嫌われてたな」
「よく知ってるね」
「俺もお前と一緒に小学校通ってたからな。魂と力だけで。
中学校も高校もたまに見に行ってた」
「心配してくれてたんだ?」
「馬鹿言え。お前が辛い目にあってるのを見に行って笑ってたんだよ。
じゃ、まぁ、力使えないとかも嘘だし、そろそろいくわ。
お前との兄弟喧嘩楽しかったぜ」
「二度とごめんだよ」
「俺もだ。じゃあな」
ムスブは今度こそ、ナユタとピノアの前から姿を消した。
ナユタにはわかっていた。
兄は何万光年も先の銀河には行ってはいないことが。
兄ならば、銀河間戦争を終結させられる力は確かにある。
だが、戦争という存在を消すことが兄にはできるのだ。
きっと兄とは二度と会うことができないのだろうな、とナユタは思った。
それに自分は、本来ならステラが持つ力から分けられた力、ただそれだけの存在だったはずだった。
たまたま分けられた力が自我を持ち肉体を作り出しただけだ。
それに、その自我は、今のピノアではなかった。
本来のピノアは、人見知りが激しい女の子で、いつも孤独感に苛まれていた。
そんな彼女が作り出した、空想のお友達、こうなりたいと願う、明るくて誰とでも仲良くできる別人格、それが現在のピノアだった。
本来のピノアの自我は、自分よりも現在のピノアの方が身体や力を持つに相応しいと、ピノアにすべてを明け渡し、ステラの一部に還っていた。
そんな自分が、恋をすることができた。
自分が産んだこどもではなかったが、サクラやナユタをステラや真依たちといっしょに育てることができた。
レンジは自分を選んではくれなかったけれど、アンフィス・バエナ・イポトリルやアベノ・セーメーですら忘れさせてくれなかったレンジのことをナユタは忘れさせてくれただけでなく、ナユタは自分を選んでくれた。
もう充分すぎるほどだった。
それに、4000年以上も生きてきた。
テラでは精霊たちの次に最年長だし、リバーステラでは閣下(デーモン小暮)の次に長生きだった。
それだけじゃなかった。
ピノアには、ムスブの気持ちが痛いほどわかるのだ。
かつてレンジが自分ではなくステラを選んだとき、ステラのお腹の中にはすでにレンジの子がいた。
テラには避妊具が存在せず、魔人の男が人の女との間に子を作るのはとても簡単であった。魔人は人よりも進化した存在であり、その精子もまた、人とは比べ物にならないほど強いからだ。
だが、人の男が魔人の女との間に子を作るのはほぼ不可能だと言われていた。
人の精子はあまりに脆弱で、魔人の卵子にたどり着くことができないのだ。
だから、はじめてレンジとステラが身体を重ねた際に、レンジの精子がステラの卵子にたどり着いたのは、少なくとも10番目や11番目のテラでは他に例がない、奇跡に近いことだった。
だからふたりにはサクラしかこどもがいない。
毎日のようにナユタが何度ピノアの中で果てても彼女が妊娠することはなかった。
だからというわけではないが、正直ステラのことをずるいとずっとピノアは思っていた。
赤ちゃんがいたら、絶対にレンジはステラを選ぶ。
レンジがステラを愛しているのはわかっていた。けれど、同じくらい自分を愛してくれているのもわかっていた。
赤ちゃんがいてもいなくても、結局はステラを選んだかもしれない。
でも赤ちゃんがいなかったら、もしかしたらレンジは自分を選んでくれたかもしれない、と。
ピノアは、ナユタを好きになるまで、ずっとそんなことを4000年以上も考えていた。
大好きなステラと、大好きなレンジと、大好きなサクラと幸せな日々をエウロペで送りながら。
そんな自分が嫌いだった。
ずっとステラたちに申し訳ないと思っていた。
ナユタに出会えて、好きになれた。
大好きなナユタが自分を選んでくれた。
それだけでピノアは充分だった。
「……なんか、バカらしくなってきた」
ムスブは、ピノアからもナユタからも視線をそらし、
「なぁ、この天の川銀河もそのうち銀河間戦争に巻き込まれるんだろ?
アンサーって連中はいなくなったから、すぐにじゃないだろうけど、何百年か何千年か何万年か先に」
空を見上げてそう言った。
「たぶんね」
ナユタは、
「でもアンサーが古代のリバーステラにもたらした匣はもうないから、リバーステラはこれ以上文明が発展することはないかもしれない。
匣がすべて破壊されたことで、アンサーはリバーステラの科学が銀河間戦争に参加できるだけの水準まで達したと考えたみたいだけど、実際には遠く及ばなかったみたいだし」
だが、リバーステラに彼らが望む力はなくても、ピノアやレンジやステラたち、救厄の聖者たちの力は、彼らが望む水準を越えていた。
それだけでなく、彼らにとってもイレギュラーな力が存在した。
それが、世界の理を変える力だった。
「じゃあ俺、ちょっとそっちで暴れてくるわ」
ムスブは言った。
「お前と殴りあってても、ピノアを悲しませるだけだしな。
好きな女の子を泣かせるくらいなら、しかもその子がめちゃくちゃ長生きする子なら、俺ができることは、その子がどれだけ長生きしても、不安がない未来を作ることだけだ」
「兄さんが行くなら」
「お前は来なくていい。
ピノアのことと、母さんや父さんのこと、ミカナのことはお前に任せるよ」
そう言って、ムスブはナユタとピノアの前から姿を消そうとしたが、
「力、今は使えないんだったな……」
と苦笑した。
「あと、ついででいいからテラとリバーステラのことも頼むわ。
とにかく、ピノアが泣かずにすむようにしてくれ」
「散々泣かせといて……やっと会えて、やっと兄弟喧嘩が終わったと思ったら……何なの……
少しくらい、ゆっくりしていけば……」
ピノアは泣いていた。
「だって、好きな女の子に彼氏がいるの、そばで見てるのきついから。
ていうか、好きな子が泣いてるの見ると、それもまたかわいいっていうか、ゾクゾクするな」
「へんたい」
「まー、たぶん、そんなに時間もかからずに帰ってくるからさ。
その間に別れておいてくれると、嬉しいかな」
「別れないもん。わたし、ナユタと結婚するもん」
「はいはい。
気を付けろよナユタ、アカシックレコードはすでに自我を持っている。
奴は、リバーステラやテラから世界の理を変える力自体がなくなるか、その力を持つ者たちが力を使えなくなるのをずっと待っていた。
すでにレコーダーという存在が生まれてる」
「知ってるよ。棗先生もそのうちのひとりだと思う。
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「知ってるよ。
とりあえず取っとくか、くらいの気持ちで教職免許を取る学生は山ほどいるみたいだしね。
いざ取ろうとしたら大変だろうし、採用試験もかなり難しいみたいだけど、政治家や医者、他の先生と呼ばれる人に比べたらはるかに簡単だし、大学を出たばかりの大人かどうかも怪しいような人たちが、教室の王としてこども相手に権力を振りかざせるんだから」
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「よく知ってるね」
「俺もお前と一緒に小学校通ってたからな。魂と力だけで。
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「心配してくれてたんだ?」
「馬鹿言え。お前が辛い目にあってるのを見に行って笑ってたんだよ。
じゃ、まぁ、力使えないとかも嘘だし、そろそろいくわ。
お前との兄弟喧嘩楽しかったぜ」
「二度とごめんだよ」
「俺もだ。じゃあな」
ムスブは今度こそ、ナユタとピノアの前から姿を消した。
ナユタにはわかっていた。
兄は何万光年も先の銀河には行ってはいないことが。
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