1 / 192
この物語の舞台となる2008年という時代について
第三部 冬晴より引用 (冬晴は、2020年10月執筆開始)
しおりを挟む
この頃は、ケータイ小説と呼ばれるものが女子中高生の間ですごく流行っていた。
まだケータイは、スマホではなくガラケーの時代だった。
携帯ゲーム機は、ニンテンドーDSやPSPで、ドラゴンクエスト9が出る前の年だった。
マジコンと呼ばれるものに挿すmicroSDカードに、インターネットに違法にアップロードされたゲームのファイルをダウンロードし、解凍して放り込むだけで、新作ゲームが発売日にただでできてしまう時代だった。
ウィニーというファイル共有ソフトが猛威をふるい、ゲームに限らずあらゆる創作物の著作権を侵害するだけでなく、ウィルスに感染した個人のパソコンのデータが流出するなどしていた。
そんな、一昔前だから、という言葉では片付けられないほど、今では考えられないことばかりの時代だった。
女子中高生が、ケータイで書き、ケータイサイトで発表する、読者もそれをケータイで読む。
だから、ケータイ小説と呼ばれていた。
あの瀬戸内寂聴先生が、ぱーぷるというペンネームでケータイ小説を書き、なにも知らない女子中高生たちが、それを批評していたのだから、おもしろい時代だったとも言える。
まだケータイは、スマホではなくガラケーの時代だった。
携帯ゲーム機は、ニンテンドーDSやPSPで、ドラゴンクエスト9が出る前の年だった。
マジコンと呼ばれるものに挿すmicroSDカードに、インターネットに違法にアップロードされたゲームのファイルをダウンロードし、解凍して放り込むだけで、新作ゲームが発売日にただでできてしまう時代だった。
ウィニーというファイル共有ソフトが猛威をふるい、ゲームに限らずあらゆる創作物の著作権を侵害するだけでなく、ウィルスに感染した個人のパソコンのデータが流出するなどしていた。
そんな、一昔前だから、という言葉では片付けられないほど、今では考えられないことばかりの時代だった。
女子中高生が、ケータイで書き、ケータイサイトで発表する、読者もそれをケータイで読む。
だから、ケータイ小説と呼ばれていた。
あの瀬戸内寂聴先生が、ぱーぷるというペンネームでケータイ小説を書き、なにも知らない女子中高生たちが、それを批評していたのだから、おもしろい時代だったとも言える。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる