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第7章 第5話
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プライベートジェット機を所有する企業や個人の元にタカミはすぐにでも向かいたかったが、アナスタシアを置いて出かけることはできないとショウゴは頑なに拒んだ。
確かにマンションに眠り続ける彼女をひとり残していくのは危険だった。セキュリティはある程度しっかりしていたが、水分補給などをさせなければアンナだけではなく今度は彼女まで死んでしまいかねないからだ。
後部座席に寝かせて連れていけば面倒を見ることはできるが、暴徒に襲われることを考えるとリスクが大きかった。そもそもタカミがひとりで出かけられないのも、暴徒の存在が大きかったからだ。
そのため、この3日間収穫らしい収穫はなかった。
目を覚ましたアナスタシアは、ショウゴのことは覚えていたが、
「アンナは? アンナはどこですか?」
アンナが死んだ際の記憶だけを失っていた。
3日間眠り続けていた間に、あまりに衝撃的過ぎた彼女の死の記憶だけを脳の自己防衛本能が働いて消してしまったのか。
あるいはアンナが肉体の死の直前に開花させた他者の肉体の憑依による副作用なのかは、タカミにもショウゴにもわからなかった。
そんな彼女にアンナの死を告げるべきかどうかは、非常に難しい問題だった。
それに彼女にはもうひとつ異変が起きていた。
「わたくしのものではない記憶がいくつもあるのですが、これは一体何なのでしょう?」
他者の肉体の憑依は、エーテルによってデジタル化された精神と記憶を対象者の脳に移す能力だとアンナは映像の中でそのカラクリを説明していた。
「それはきっとアンナさんの記憶だと思う」
人の人格がそれまでに得た知識や経験から形成されているように、精神は記憶とセットでなければ、憑依した際にきっと自我を保てないのだろう。
精神だけの憑依では、おそらく自分が誰なのかすらわからなくなってしまう。記憶がなければ憑依したことさえもわからず、憑依対象者の精神に逆に取り込まれてしまいかねない気がした。
アンナはアナスタシアに憑依した直後に、遣田ハオトが憑依していた肉体への憑依を行った。
彼女は能力に目覚めたばかりであったから、おそらく彼女の記憶の残渣のようなものがアナスタシアの脳に残ってしまったのだろう。
「これがいつもわたくしのそばにいてくれたアンナの記憶……?
いつもわたくしみたいな者のことばかり考えて……
わたくしはアンナに本当に大切にされていたのですね……」
「俺はふたりのことをよく知らないし、アンナさんとは一時間くらい話しただけだったけど、それでもアンナさんがアナスタシアさんを大切にしているのはわかったよ」
「わたくし、知りませんでした。アンナはわたくしの父と叔母の間に生まれた、わたくしの腹違いの姉だったのですね……」
アンナの記憶の残渣をたどるうちに、アナスタシアはアンナとの関係に自らたどりついた。
「妹なのに、わたくしはいつもアンナのことを呼び捨てにして……
姉だと話してくれればよかったのに……」
彼女はアナスタシアの異母姉にありながら、父親である教祖から朝倉姓やコスモネームを与えられなかった。
それでも、父親のことを恨むどころか、教祖として敬い、与えられた役割以上の形でアナスタシアと接していた。一度死しても尚、最後まで妹を守ろうとした。
「君のお父さんからそうするように言われていたんだろうね。
でも、それ以上に、君に気を遣わせたり遠慮されたりするのが嫌だったんじゃないかな。
そばで妹の成長を見守ることが、アンナさんの幸せだったんだと思う。
ぼくも妹がいたから、何となくわかるよ」
彼女は薄々気づいているようだった。
「今からでは遅いかも知れませんが、こんなにもわたくしを想って、支えてくれた姉のためにも、わたくしはちゃんと生きなければいけませんね」
アンナがもう、この世界のどこにもいないことに。
アナスタシアは、死刑判決を受けたカルト教団の教祖の四女という肩書きに苦しみ続け、苦しむことに疲れ果てていたという。
死んで楽になれるなら楽になりたいと、何度アンナに自分を殺してくれるよう頼んだかわからないという。
「同じだ、ユワと……」
「ユワさん……亡くなられたショウゴさんの恋人さんですね」
後継団体である宇宙卵生教会の教祖になることを拒み続けてきたのも、これ以上教団と関わりを持ちたくないと考えていたかららしい。
そんなアナスタシアをいつまでも教団には置いてはおけないとアンナは判断し、アナスタシアを連れて教団から離れることにしたのだという。
そして、ふたりは4年前に、タカミやショウゴが引っ越してきて間もなく、彼女たちもまたこのマンションにたどり着いた。
教団から離れ、ふたりで暮らしたこの4年間は、災厄の時代の中にあったが、とても穏やかに毎日が過ぎ、幸福であったという。
「アンナさんから伝言があるんだ」
ショウゴは言った。
それはタカミが知らないことだった。監視カメラの映像にはなかったものだった。
--私はあなたにお仕えすることができて幸せでした。
どうかアナスタシア様もお幸せに。
彼はアンナの遺言を心の声で聞いていたのだろう。
アナスタシアはその言葉に涙を流した。
後に聞いた話では、アンナの遺言はそれだけではなかったらしいが、
--大和さんは、あなたがお生まれになられるずっと前、天啓を授かるようになる前のお父様が唯一預言された、あなたの生涯の伴侶となる真の至高神の化身。
大和さんならば、この世界を必ず救ってくださるでしょう。
それをタカミが知ることになるのは、すべてが終わった後のことになる。
「ショウゴさん、雨野さん、わたくしのことは、これからはレインとお呼びください」
アナスタシア、いや、朝倉レインは、
「朝倉現人の四女・アナスタシアとしてではなく、朝倉レインとして、これからどう生きるべきなのかを模索していきたいと思います」
強い意思を持って、
「わたくしはもう逃げません」
そう宣言した。
確かにマンションに眠り続ける彼女をひとり残していくのは危険だった。セキュリティはある程度しっかりしていたが、水分補給などをさせなければアンナだけではなく今度は彼女まで死んでしまいかねないからだ。
後部座席に寝かせて連れていけば面倒を見ることはできるが、暴徒に襲われることを考えるとリスクが大きかった。そもそもタカミがひとりで出かけられないのも、暴徒の存在が大きかったからだ。
そのため、この3日間収穫らしい収穫はなかった。
目を覚ましたアナスタシアは、ショウゴのことは覚えていたが、
「アンナは? アンナはどこですか?」
アンナが死んだ際の記憶だけを失っていた。
3日間眠り続けていた間に、あまりに衝撃的過ぎた彼女の死の記憶だけを脳の自己防衛本能が働いて消してしまったのか。
あるいはアンナが肉体の死の直前に開花させた他者の肉体の憑依による副作用なのかは、タカミにもショウゴにもわからなかった。
そんな彼女にアンナの死を告げるべきかどうかは、非常に難しい問題だった。
それに彼女にはもうひとつ異変が起きていた。
「わたくしのものではない記憶がいくつもあるのですが、これは一体何なのでしょう?」
他者の肉体の憑依は、エーテルによってデジタル化された精神と記憶を対象者の脳に移す能力だとアンナは映像の中でそのカラクリを説明していた。
「それはきっとアンナさんの記憶だと思う」
人の人格がそれまでに得た知識や経験から形成されているように、精神は記憶とセットでなければ、憑依した際にきっと自我を保てないのだろう。
精神だけの憑依では、おそらく自分が誰なのかすらわからなくなってしまう。記憶がなければ憑依したことさえもわからず、憑依対象者の精神に逆に取り込まれてしまいかねない気がした。
アンナはアナスタシアに憑依した直後に、遣田ハオトが憑依していた肉体への憑依を行った。
彼女は能力に目覚めたばかりであったから、おそらく彼女の記憶の残渣のようなものがアナスタシアの脳に残ってしまったのだろう。
「これがいつもわたくしのそばにいてくれたアンナの記憶……?
いつもわたくしみたいな者のことばかり考えて……
わたくしはアンナに本当に大切にされていたのですね……」
「俺はふたりのことをよく知らないし、アンナさんとは一時間くらい話しただけだったけど、それでもアンナさんがアナスタシアさんを大切にしているのはわかったよ」
「わたくし、知りませんでした。アンナはわたくしの父と叔母の間に生まれた、わたくしの腹違いの姉だったのですね……」
アンナの記憶の残渣をたどるうちに、アナスタシアはアンナとの関係に自らたどりついた。
「妹なのに、わたくしはいつもアンナのことを呼び捨てにして……
姉だと話してくれればよかったのに……」
彼女はアナスタシアの異母姉にありながら、父親である教祖から朝倉姓やコスモネームを与えられなかった。
それでも、父親のことを恨むどころか、教祖として敬い、与えられた役割以上の形でアナスタシアと接していた。一度死しても尚、最後まで妹を守ろうとした。
「君のお父さんからそうするように言われていたんだろうね。
でも、それ以上に、君に気を遣わせたり遠慮されたりするのが嫌だったんじゃないかな。
そばで妹の成長を見守ることが、アンナさんの幸せだったんだと思う。
ぼくも妹がいたから、何となくわかるよ」
彼女は薄々気づいているようだった。
「今からでは遅いかも知れませんが、こんなにもわたくしを想って、支えてくれた姉のためにも、わたくしはちゃんと生きなければいけませんね」
アンナがもう、この世界のどこにもいないことに。
アナスタシアは、死刑判決を受けたカルト教団の教祖の四女という肩書きに苦しみ続け、苦しむことに疲れ果てていたという。
死んで楽になれるなら楽になりたいと、何度アンナに自分を殺してくれるよう頼んだかわからないという。
「同じだ、ユワと……」
「ユワさん……亡くなられたショウゴさんの恋人さんですね」
後継団体である宇宙卵生教会の教祖になることを拒み続けてきたのも、これ以上教団と関わりを持ちたくないと考えていたかららしい。
そんなアナスタシアをいつまでも教団には置いてはおけないとアンナは判断し、アナスタシアを連れて教団から離れることにしたのだという。
そして、ふたりは4年前に、タカミやショウゴが引っ越してきて間もなく、彼女たちもまたこのマンションにたどり着いた。
教団から離れ、ふたりで暮らしたこの4年間は、災厄の時代の中にあったが、とても穏やかに毎日が過ぎ、幸福であったという。
「アンナさんから伝言があるんだ」
ショウゴは言った。
それはタカミが知らないことだった。監視カメラの映像にはなかったものだった。
--私はあなたにお仕えすることができて幸せでした。
どうかアナスタシア様もお幸せに。
彼はアンナの遺言を心の声で聞いていたのだろう。
アナスタシアはその言葉に涙を流した。
後に聞いた話では、アンナの遺言はそれだけではなかったらしいが、
--大和さんは、あなたがお生まれになられるずっと前、天啓を授かるようになる前のお父様が唯一預言された、あなたの生涯の伴侶となる真の至高神の化身。
大和さんならば、この世界を必ず救ってくださるでしょう。
それをタカミが知ることになるのは、すべてが終わった後のことになる。
「ショウゴさん、雨野さん、わたくしのことは、これからはレインとお呼びください」
アナスタシア、いや、朝倉レインは、
「朝倉現人の四女・アナスタシアとしてではなく、朝倉レインとして、これからどう生きるべきなのかを模索していきたいと思います」
強い意思を持って、
「わたくしはもう逃げません」
そう宣言した。
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『ノベルバ(https://novelba.com/indies/works/929419)』
『アルファポリス(https://www.alphapolis.co.jp/novel/64078938/329538044)』
『カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16818093076594693131)』
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