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ドリーワン・レベル2 第2話
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ドリーワンから帰ってきてからの妹は、前と変わらないように見えたけれど、暗闇を極端に恐れるようになっていた。
一ヶ月くらい暗闇に閉じ込められていた気がする、妹は行方不明だった間のことを話した。たぶんそれが原因なのだろう。
一度榊先生に見てもらったほうがいいかもしれない。
「脱走なんてするんじゃなかったな」
「ん?何の話?」
「何でもないよ」
部屋の明かりをつけていないと眠れない、明かりのついていない部屋へ行くのがこわい、学校から帰ってきた妹が一番にするのは家中の部屋という部屋の明かりをつけることだった。
花火をするのに縁側を選んだのも、居間の明かりが網戸を通して漏れていたからだった。
一応住宅街だから、ロケット花火はおあずけだ。
それでも大人数用の花火は、ふたりきりでするには十分過ぎるほどの量だった。
「ねぇ、お兄ちゃん」
縁側に腰掛けて、
「学校はどう?」
線香花火を最後にふたりで並んでした。
「一年間まともに部屋の外にも出ていなかったからね、疲れるよ」
学校の話をぼくはしなかった。
「無理しなくていいからね」
ひょっとしたら妹は、ぼくが後悔していることに気づいているのかもしれない。
「ありがとう。でも、だいじょうぶだよ」
ぼくはもう逃げたりしないんだ。
一学期の終業式の学校帰り、今日もぼくは公園の廃バスを訪れた。
この間会った少年に何故か会える気がしたからだ。
来るかどうかもわからない、来ないかもしれない相手を待ち続ける間、ぼくは携帯ゲーム機で世界を救う旅に出ることにした。
行方不明になった王妃を探す命を受けた城の兵士たちが、その旅路の途中とある村を訪れると、そこには王妃と生き写しの村の女がいた。
女は王家の者だけに所持することが許された証を持っており、その姿からもまぎれもなく王妃だろうと思われるのだが、彼女は記憶を失っていた。
一週間前、世界を救う旅はそんな風にして幕を開け、ぼくの掌の中でもうすぐ終わろうとしていた。
目の前の敵を殲滅と、はい、いいえの二択で、世界は救えてしまう。
そんな世界なのに、ぼくは時間を忘れてのめりこむ。
何なにをとってこい、誰だれをやっつけろ、他力本願な人間たちに辟易はさせられるけれど、そこにはどんな宗教家も政治家も入り込む隙もないぼくだけの箱庭だ。
世界を救った後は達成感があり、エンドロールを見終わる頃には、世界をいくつ救ったところで、現実のぼくは弱くまだ何ひとつ成し遂げたことがないと気付かされうちのめされる。
終わらないロールプレイングゲームがあったなら、とぼくは思う。
たとえば、プレイステーション3のようなハイスペックのマシンで、スーパーファミコンのような声もムービーもない二次元のロールプレイングゲームを容量の余す限り作ってくれたなら、あるいはぼくはその世界を救う前に天寿をまっとうできるかもしれない。
その世界でいくつもの大陸を横断し、何百という国を彷徨い、何万という町と探索し、何十億の人間とぼくは出会うのだ。
想像の果てに、終わらない箱庭なんてこの世界と同義だと気づいた。
終わらないのは、この世界だけでいい。
そのとき、ぱちぱちぱち、と背中で拍手が聞こえた。
振り返ると、あの少年が背後に立っていて、ぼくの掌の小さな画面を覗き込んでいた。
「おめでとう。世界を救ったんだね」
一体いつから?
どこから入ってきたのだろう?
出入り口は一ヶ所しかなく、それはぼくの目の前にあった。
ぼくに気付かれず、ぼくの背後に立つなんてことはできるわけがなかった。
「やっぱりここは君の場所だったんだね」
少年は満足そうに笑った。
「どうして?」
と、ぼくは問う。
「君がここで生活をしてるのを何度か見かけたことがあったんだ。
バスの外には自動演奏のピアノがあって、見たこともない自動販売機があって、鉄棒には洗濯物がかけられていた。
女の子が、砂場にシンデレラ城を建てていた。あれは不思議な光景だった」
少年はこの近くに住んでいるのかもしれない。
この間よりも怪我をひどくしているようだった。
「喉がかわいたな、自販機はもうないのか。
あのピアノが奏でるショパンはよかったのにな」
少年もまた、ピアノ曲は全部ショパンだと思っているようだ。
長身でやせぎすな体を重たそうに動かして、ぼくの隣に腰をおろした。
まるでぼくを逃がすまいと、出入り口を封鎖するように。ぼくは無駄だと知りつつも、窓際に寄り、彼を警戒した。
少年はぬっ、と、ぼくに顔を近づけ、
「実はね、ぼくもついさっき世界を救ってきたばかりなんだよ」
と語った。
その世界はこの世界とは違って科学ではなく練金術が発達して――
最後の戦いに出向く前にヤンの奥さんに包丁をもらってね――
彼は魔族で敵だったけれど悲しい人だった、恋人のエルフの死が彼を狂わせてしまったんだ――
犯人はヤス――
ロードス島っていう島があってね――
彼はどこかで聞いたことのある物語を、自らの体験のようにぼくに語った。
小説や漫画の見すぎ、ゲームのしすぎ、おとなたちはぼくたちが突拍子もないことを言うといつもそう言う。
ぼくたちより少しだけ上の世代は、何でもリセットできると考えていると思われていたそうだ。
だから少年が人を殺すのだと。
そんなにも漫画やゲームの影響を受けるこどもをぼくは知らないし、少なくともぼくはそういうこどもではなかったから、彼のような人間をぼくは今日はじめて目にした。
現実と虚構の区別のつかなくなってしまった人間は本当にいるのかもしれない。
ぼくはだまって彼の語る物語に付き合った。
「君は何度世界を救った?」
彼は日帰りで異世界に召喚され、そして世界を救って帰ってくるのだという。
「ぼくはもう四度だ」
だけど、その設定さえもたぶんどこかの物語からの引用なのだ。
「よく時代劇なんかで、人を斬った後、すぐに鞘におさめたりするだろ。
あれ、よくないんだ。鞘の中で刀についた血が固まって抜けなくなる」
そんなうんちくと、
「魔物の血は特にね。色こそ同じだけど、ねばっこくて固まると鉄みたいに固くなる。流した血を武器に使う奴もいるくらいでね」
妄想をぼくに語り、
「君とはいい友達になれそうだね」
そして、重い荷物を床を引きずって引き寄せた。
「なんでも好きなものを君にあげるよ」
そう言った。
その鞄は、「ふくろ」なのだという。
ただのスポーツバッグに見えるけれど、少年の背丈よりも長い長刀「マサムネだ」や柄が銃のように引金のついた剣「それはガンブレード」「やくそうにどくけしそう、聖水。薬草は食べても効かない。すり潰して使うんだよ」「くさなぎのつるぎにロンギヌス」そこには入らないはずの大きさのものと入りきらない量が入っていた。
これが走る馬ごと敵兵を斬る斬馬刀かと大剣を眺めていると、「この剣には仕掛けがあってね」大剣が突然開いて何本もの剣が姿を現した。この剣もゲームで見たことがある。
ふくろをふくめたそのすべてに合成映像のような縁取りとモザイクがあるのをぼくは見た。
少年は、ドリーワンの契約者、なのだろうか。
ぼくも一度だけ、はがねのつるぎを持ち帰ったことがあった。
繰り返し漫画やゲームの世界の夢を見たなら、ドリーワンはひょっとしたら勇者を作り出してしまうかもしれない。
自分は勇者であるという妄想にとりつかれた少年を生み出してしまったのかもしれない。
「だけど、これは全部きみのものなんだろう?」
夢世界から持ち帰ったものは捨てたり、第三者に譲ったりすることができない。手放せない。
少年はルールを知らないのかもしれない。
ぼくはこのスポーツバッグの中の何一つもらうことなどできないのだ。
案内人がいなければ、ルールは自分の経験から学ぶしかない。
だけど彼は妄想にとりつかれてしまっている。
ルールが存在することすら気づいていないのかもしれない。
ぼくは欲しいものを物色するふりをして、ふくろの中をあさり、そして縁取りとモザイクのない首飾りをひとつだけ探し当てた。
「カムイ族のおまもり、か。お目が高い。そいつは特注品だ」
確かに、特注品だ。
ぼくは カムイのおまもりを てにいれた。
「カムイ族の勇者は旅立つとき、村の女がひとつずつ磨いた石を数珠のように繋ぎ合わせたこの首飾りを手渡される。
これはそれに似せて、ぼくの恋人が作ってくれたものなんだ。
ぼくはカムイ族じゃなかったからね」
彼はそれをぼくの首にかけてくれた。
ぼくは カムイのおまもりを そうびした。
そのとき、ロールプレイングゲームのメッセージウィンドウが、ぼくの目の前に現れた。
一ヶ月くらい暗闇に閉じ込められていた気がする、妹は行方不明だった間のことを話した。たぶんそれが原因なのだろう。
一度榊先生に見てもらったほうがいいかもしれない。
「脱走なんてするんじゃなかったな」
「ん?何の話?」
「何でもないよ」
部屋の明かりをつけていないと眠れない、明かりのついていない部屋へ行くのがこわい、学校から帰ってきた妹が一番にするのは家中の部屋という部屋の明かりをつけることだった。
花火をするのに縁側を選んだのも、居間の明かりが網戸を通して漏れていたからだった。
一応住宅街だから、ロケット花火はおあずけだ。
それでも大人数用の花火は、ふたりきりでするには十分過ぎるほどの量だった。
「ねぇ、お兄ちゃん」
縁側に腰掛けて、
「学校はどう?」
線香花火を最後にふたりで並んでした。
「一年間まともに部屋の外にも出ていなかったからね、疲れるよ」
学校の話をぼくはしなかった。
「無理しなくていいからね」
ひょっとしたら妹は、ぼくが後悔していることに気づいているのかもしれない。
「ありがとう。でも、だいじょうぶだよ」
ぼくはもう逃げたりしないんだ。
一学期の終業式の学校帰り、今日もぼくは公園の廃バスを訪れた。
この間会った少年に何故か会える気がしたからだ。
来るかどうかもわからない、来ないかもしれない相手を待ち続ける間、ぼくは携帯ゲーム機で世界を救う旅に出ることにした。
行方不明になった王妃を探す命を受けた城の兵士たちが、その旅路の途中とある村を訪れると、そこには王妃と生き写しの村の女がいた。
女は王家の者だけに所持することが許された証を持っており、その姿からもまぎれもなく王妃だろうと思われるのだが、彼女は記憶を失っていた。
一週間前、世界を救う旅はそんな風にして幕を開け、ぼくの掌の中でもうすぐ終わろうとしていた。
目の前の敵を殲滅と、はい、いいえの二択で、世界は救えてしまう。
そんな世界なのに、ぼくは時間を忘れてのめりこむ。
何なにをとってこい、誰だれをやっつけろ、他力本願な人間たちに辟易はさせられるけれど、そこにはどんな宗教家も政治家も入り込む隙もないぼくだけの箱庭だ。
世界を救った後は達成感があり、エンドロールを見終わる頃には、世界をいくつ救ったところで、現実のぼくは弱くまだ何ひとつ成し遂げたことがないと気付かされうちのめされる。
終わらないロールプレイングゲームがあったなら、とぼくは思う。
たとえば、プレイステーション3のようなハイスペックのマシンで、スーパーファミコンのような声もムービーもない二次元のロールプレイングゲームを容量の余す限り作ってくれたなら、あるいはぼくはその世界を救う前に天寿をまっとうできるかもしれない。
その世界でいくつもの大陸を横断し、何百という国を彷徨い、何万という町と探索し、何十億の人間とぼくは出会うのだ。
想像の果てに、終わらない箱庭なんてこの世界と同義だと気づいた。
終わらないのは、この世界だけでいい。
そのとき、ぱちぱちぱち、と背中で拍手が聞こえた。
振り返ると、あの少年が背後に立っていて、ぼくの掌の小さな画面を覗き込んでいた。
「おめでとう。世界を救ったんだね」
一体いつから?
どこから入ってきたのだろう?
出入り口は一ヶ所しかなく、それはぼくの目の前にあった。
ぼくに気付かれず、ぼくの背後に立つなんてことはできるわけがなかった。
「やっぱりここは君の場所だったんだね」
少年は満足そうに笑った。
「どうして?」
と、ぼくは問う。
「君がここで生活をしてるのを何度か見かけたことがあったんだ。
バスの外には自動演奏のピアノがあって、見たこともない自動販売機があって、鉄棒には洗濯物がかけられていた。
女の子が、砂場にシンデレラ城を建てていた。あれは不思議な光景だった」
少年はこの近くに住んでいるのかもしれない。
この間よりも怪我をひどくしているようだった。
「喉がかわいたな、自販機はもうないのか。
あのピアノが奏でるショパンはよかったのにな」
少年もまた、ピアノ曲は全部ショパンだと思っているようだ。
長身でやせぎすな体を重たそうに動かして、ぼくの隣に腰をおろした。
まるでぼくを逃がすまいと、出入り口を封鎖するように。ぼくは無駄だと知りつつも、窓際に寄り、彼を警戒した。
少年はぬっ、と、ぼくに顔を近づけ、
「実はね、ぼくもついさっき世界を救ってきたばかりなんだよ」
と語った。
その世界はこの世界とは違って科学ではなく練金術が発達して――
最後の戦いに出向く前にヤンの奥さんに包丁をもらってね――
彼は魔族で敵だったけれど悲しい人だった、恋人のエルフの死が彼を狂わせてしまったんだ――
犯人はヤス――
ロードス島っていう島があってね――
彼はどこかで聞いたことのある物語を、自らの体験のようにぼくに語った。
小説や漫画の見すぎ、ゲームのしすぎ、おとなたちはぼくたちが突拍子もないことを言うといつもそう言う。
ぼくたちより少しだけ上の世代は、何でもリセットできると考えていると思われていたそうだ。
だから少年が人を殺すのだと。
そんなにも漫画やゲームの影響を受けるこどもをぼくは知らないし、少なくともぼくはそういうこどもではなかったから、彼のような人間をぼくは今日はじめて目にした。
現実と虚構の区別のつかなくなってしまった人間は本当にいるのかもしれない。
ぼくはだまって彼の語る物語に付き合った。
「君は何度世界を救った?」
彼は日帰りで異世界に召喚され、そして世界を救って帰ってくるのだという。
「ぼくはもう四度だ」
だけど、その設定さえもたぶんどこかの物語からの引用なのだ。
「よく時代劇なんかで、人を斬った後、すぐに鞘におさめたりするだろ。
あれ、よくないんだ。鞘の中で刀についた血が固まって抜けなくなる」
そんなうんちくと、
「魔物の血は特にね。色こそ同じだけど、ねばっこくて固まると鉄みたいに固くなる。流した血を武器に使う奴もいるくらいでね」
妄想をぼくに語り、
「君とはいい友達になれそうだね」
そして、重い荷物を床を引きずって引き寄せた。
「なんでも好きなものを君にあげるよ」
そう言った。
その鞄は、「ふくろ」なのだという。
ただのスポーツバッグに見えるけれど、少年の背丈よりも長い長刀「マサムネだ」や柄が銃のように引金のついた剣「それはガンブレード」「やくそうにどくけしそう、聖水。薬草は食べても効かない。すり潰して使うんだよ」「くさなぎのつるぎにロンギヌス」そこには入らないはずの大きさのものと入りきらない量が入っていた。
これが走る馬ごと敵兵を斬る斬馬刀かと大剣を眺めていると、「この剣には仕掛けがあってね」大剣が突然開いて何本もの剣が姿を現した。この剣もゲームで見たことがある。
ふくろをふくめたそのすべてに合成映像のような縁取りとモザイクがあるのをぼくは見た。
少年は、ドリーワンの契約者、なのだろうか。
ぼくも一度だけ、はがねのつるぎを持ち帰ったことがあった。
繰り返し漫画やゲームの世界の夢を見たなら、ドリーワンはひょっとしたら勇者を作り出してしまうかもしれない。
自分は勇者であるという妄想にとりつかれた少年を生み出してしまったのかもしれない。
「だけど、これは全部きみのものなんだろう?」
夢世界から持ち帰ったものは捨てたり、第三者に譲ったりすることができない。手放せない。
少年はルールを知らないのかもしれない。
ぼくはこのスポーツバッグの中の何一つもらうことなどできないのだ。
案内人がいなければ、ルールは自分の経験から学ぶしかない。
だけど彼は妄想にとりつかれてしまっている。
ルールが存在することすら気づいていないのかもしれない。
ぼくは欲しいものを物色するふりをして、ふくろの中をあさり、そして縁取りとモザイクのない首飾りをひとつだけ探し当てた。
「カムイ族のおまもり、か。お目が高い。そいつは特注品だ」
確かに、特注品だ。
ぼくは カムイのおまもりを てにいれた。
「カムイ族の勇者は旅立つとき、村の女がひとつずつ磨いた石を数珠のように繋ぎ合わせたこの首飾りを手渡される。
これはそれに似せて、ぼくの恋人が作ってくれたものなんだ。
ぼくはカムイ族じゃなかったからね」
彼はそれをぼくの首にかけてくれた。
ぼくは カムイのおまもりを そうびした。
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