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第76話 奇人変人の類
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ステラによれば、魔王と大賢者はどうやらゲルマーニの領土内に入ったばかりのようだった。
エウロペとゲルマーニの国境を越えた先にある森だろうと。
ゲルマーニは国境の手前には必ず森が存在し、その森を抜けた先に、大きく開けた草原があるという。
その先には森と呼べるものはないらしい。
また、生えている植物が違うからわかるのだとも言った。
ふたりは徒歩で歩いており、大賢者は苦虫を噛み潰したような顔を、なぜか魔王に向けていた。
忌々しいといった顔で魔王を睨み付けていた。
ピノアとアンフィスは、おそらくはピノアがレオナルドを抱え、背中に羽根を生やして空を飛び、ゲルマーニの城や学術都市へ向かったはずだ。
レオナルド・カタルシスが発動しているということは、行きは魔王や大賢者に見つからなかったということだろう。
だが、帰りは見つかるかもしれない。
大賢者ひとりなら、ピノアたちならばレオナルド・カタルシスを使うことによって間違いなく倒せる。
だが、魔王は?
魔王の力は未知数だ。
大賢者はおそらく、ダークマターの魔法を使うことにより、放射性物質と思われる魔素に体を蝕まれる激痛から逃れるため、そして、より効果的にダークマターを扱うために、自らの体をアンデッドと化した。
だが、魔王はそのような真似はしてはいないだろう。
ダークマターに蝕まれる痛みや苦しみにずっと耐えてきたはずだった。
動画の中の父は、混沌化をし続ける身体の痛みを必死にこらえながら、レンジに最期のメッセージを遺そうとしていた。
父はあのとき、まぎれもなくその身体は生きていた。
身体だけでなく心までも完全に魔王と化した今の魔王は、もはや痛みなど感じることなどなく、大賢者よりはるかにダークマターの魔法の扱いに長けているだろう。
もはやレオナルド・カタルシスが効くかどうかもわからない。
レンジは大賢者が使った「業火連弾」が、ステラとピノアの放った「初めての共同作業・業火六連」よりもさらに強大な威力を持っていたことを思い出した。
あれ以上の力を魔王が持っていたとしたら、それを封じる術(すべ)がないのだとしたら、もはや今のピアノたちには、無論レンジやステラたちにもどうしようもない。
「ケツァルコアトルをすぐ呼んでくる。ステラはそれを見てて」
レンジは部屋を飛び出し、ニーズヘッグとアルマの部屋に向かった。
そこにはケツァルコアトルが人の姿でいて、すでに起きていた。
「おお、レンジか。聞いてくれ。
我ははじめて『首を寝違えた』ぞ」
レンジの顔を見ると、嬉しそうにそう言った。
「いや、そんな、前髪を切り過ぎたみたいな感じで、首を寝違えた報告とか、いちいちいらないから」
ドラゴンの姿のときの、長い首の方が寝違えやすいような気もしたが、枕が合わないと寝違えやすいと聞いたことがあった。
だから、ドラゴンのときには枕を使ったり、寝違えるような寝方をしたことがなかったのだろう。
だが、それはもはや首を寝違えるというレベルではなく、完全に首がねじ曲がり、顔が背中を向いていた。
「治るの? それ」
「簡単だ」
ケツァルコアトルは顔を両手で押さえ、バキボキと音を鳴らしながら首を元に戻した。
「うん、荒療治にもほどがある」
そして、
「ゆうべはお楽しみだったようだが、一体朝から何の用だ?」
と言った。
「ラダトームの宿屋の主人か」
思わずツッコんでいた。
何故彼が、昨夜の自分とステラの秘め事を知っているのかの方が大事なような気もしたが、どうせ「我は、汝ら人よりも耳が良い」だとかそんな返事が来るのだろうなとわかってしまった。
それに、人の姿を手に入れてからというもの、彼は段々、ドラゴンらしさよりも人らしい言動をするようになり人らしい心を持ちはじめていた。
だが、どちらかといえば、人らしいというよりかは奇人変人の類いではあったため、その話題に触れるのは危険な気がした。
「ラダトーム? 知らぬ土地の名だ」
「知ってたら逆にびっくりするけどね。
堀井雄二さんがドラクエ作る前にこの世界に来てて、しかも無事に帰ってたかもっていう可能が出て来るから」
そんな世界ビックリ人間ショーや漫談をしてる場合ではなかったことをレンジは思い出した。
「外を見てないの?」
レンジにそう問われ、
「おそらくはピノアとアンフィスの仕業だろうな」
ケツァルコアトルは窓に近づくこともなく、その場から窓の外、はるか向こうを見て言った。その言い方はすでに知っているようだった。
それよりも、彼は今、自分が生まれてはじめて首を寝違えたことの方が優先順位が高かったのだ。
やはり、奇人変人の類だ、とレンジは思った。ドラゴンだけど。
「ぼくの部屋に来て欲しい。見て欲しいものがあるんだ」
レンジの父が遺した大剣に映る景色を見たケツァルコアトルもまた、ステラと同意見だった。
その景色をエウロペとゲルマーニの国境を越えた先にある森だと断言した。
「しかし、なぜ大賢者は魔王をこんな顔で睨み付けている?」
「まさかとは思うけど、魔王を睨み付けていると見せかけて、実はレンジを睨み付けているなんてことはないわよね?」
ステラの言葉にレンジはゾッとした。
仮に大賢者が睨み付けている相手が、魔王ではなく、魔王の向こうにいるであろうレンジだというのなら。
それは、その身体だけでなく心までも魔王になってしまう前の父が、愛剣にこのような仕掛けを施し、それをエウロペの国王を殺す際に魔王が使うよう仕向け、レンジの手に渡るように事前に用意周到に準備していたことがばれているということだった。
「大賢者が貞子みたいにこの剣から出てきそうでこわいな……」
レンジは思ったことを思わず口にしてしまった。
「貞子? リバーステラのあなたのお友達?」
ステラはなんだかやきもちをやいているように見えた。
やきもちをやいてくれているのは嬉しかったが、貞子が友達というのは勘弁だった。
「リバーステラの創作物に出て来る幽霊だよ。
ステラは父さんがぼくに遺してくれた動画をいっしょに観たろ?
ぼくや父さん、それにステラやピノアも持っているスマートフォンってやつを何倍も大きくしたテレビやパソコンといったものがリバーステラにあるんだけど、その幽霊は、父さんが遺してくれたような動画から、画面の外に実体を伴って出て来る超こわい人」
レンジは説明をしながら、異世界に住む人に貞子の怖さを説明するのは難しいなと思った。
「ピノアならやって見せちゃいそうだけれど、大賢者にはそこまでは無理ね。
とりあえず、大賢者にはまだ、この大剣のことは知られていないと仮定して話を進めましょう」
ステラは、昨晩とは異なり冷静さを取り戻していた。
きっと口ではそう言いながらも、彼女はその可能性がある場合の対処法も考え始めていた。
「問題は、このあとピノアやアンフィス、それにレオナルドが、魔王や大賢者と鉢合わせるかもしれないということ」
「それだけではないぞ。
ニーズヘッグとアルマもまた、ゲルマーニに張られた結界を見ているだろう。
ふたりはおそらく飛空艇で我らを拾いにこの町に戻ってくるとは思うが、万が一ということもある」
ケツァルコアトルは窓に足をかけた。
「ドラゴンの姿で下で先に待っている。
急いで準備をして出て来てくれ。
まずは、ニーズヘッグとアルマと合流する。
ニーズヘッグの居場所ならわかるからな」
ケツァルコアトルは窓から飛び降りると、その姿をドラゴンへと変えた。
エウロペとゲルマーニの国境を越えた先にある森だろうと。
ゲルマーニは国境の手前には必ず森が存在し、その森を抜けた先に、大きく開けた草原があるという。
その先には森と呼べるものはないらしい。
また、生えている植物が違うからわかるのだとも言った。
ふたりは徒歩で歩いており、大賢者は苦虫を噛み潰したような顔を、なぜか魔王に向けていた。
忌々しいといった顔で魔王を睨み付けていた。
ピノアとアンフィスは、おそらくはピノアがレオナルドを抱え、背中に羽根を生やして空を飛び、ゲルマーニの城や学術都市へ向かったはずだ。
レオナルド・カタルシスが発動しているということは、行きは魔王や大賢者に見つからなかったということだろう。
だが、帰りは見つかるかもしれない。
大賢者ひとりなら、ピノアたちならばレオナルド・カタルシスを使うことによって間違いなく倒せる。
だが、魔王は?
魔王の力は未知数だ。
大賢者はおそらく、ダークマターの魔法を使うことにより、放射性物質と思われる魔素に体を蝕まれる激痛から逃れるため、そして、より効果的にダークマターを扱うために、自らの体をアンデッドと化した。
だが、魔王はそのような真似はしてはいないだろう。
ダークマターに蝕まれる痛みや苦しみにずっと耐えてきたはずだった。
動画の中の父は、混沌化をし続ける身体の痛みを必死にこらえながら、レンジに最期のメッセージを遺そうとしていた。
父はあのとき、まぎれもなくその身体は生きていた。
身体だけでなく心までも完全に魔王と化した今の魔王は、もはや痛みなど感じることなどなく、大賢者よりはるかにダークマターの魔法の扱いに長けているだろう。
もはやレオナルド・カタルシスが効くかどうかもわからない。
レンジは大賢者が使った「業火連弾」が、ステラとピノアの放った「初めての共同作業・業火六連」よりもさらに強大な威力を持っていたことを思い出した。
あれ以上の力を魔王が持っていたとしたら、それを封じる術(すべ)がないのだとしたら、もはや今のピアノたちには、無論レンジやステラたちにもどうしようもない。
「ケツァルコアトルをすぐ呼んでくる。ステラはそれを見てて」
レンジは部屋を飛び出し、ニーズヘッグとアルマの部屋に向かった。
そこにはケツァルコアトルが人の姿でいて、すでに起きていた。
「おお、レンジか。聞いてくれ。
我ははじめて『首を寝違えた』ぞ」
レンジの顔を見ると、嬉しそうにそう言った。
「いや、そんな、前髪を切り過ぎたみたいな感じで、首を寝違えた報告とか、いちいちいらないから」
ドラゴンの姿のときの、長い首の方が寝違えやすいような気もしたが、枕が合わないと寝違えやすいと聞いたことがあった。
だから、ドラゴンのときには枕を使ったり、寝違えるような寝方をしたことがなかったのだろう。
だが、それはもはや首を寝違えるというレベルではなく、完全に首がねじ曲がり、顔が背中を向いていた。
「治るの? それ」
「簡単だ」
ケツァルコアトルは顔を両手で押さえ、バキボキと音を鳴らしながら首を元に戻した。
「うん、荒療治にもほどがある」
そして、
「ゆうべはお楽しみだったようだが、一体朝から何の用だ?」
と言った。
「ラダトームの宿屋の主人か」
思わずツッコんでいた。
何故彼が、昨夜の自分とステラの秘め事を知っているのかの方が大事なような気もしたが、どうせ「我は、汝ら人よりも耳が良い」だとかそんな返事が来るのだろうなとわかってしまった。
それに、人の姿を手に入れてからというもの、彼は段々、ドラゴンらしさよりも人らしい言動をするようになり人らしい心を持ちはじめていた。
だが、どちらかといえば、人らしいというよりかは奇人変人の類いではあったため、その話題に触れるのは危険な気がした。
「ラダトーム? 知らぬ土地の名だ」
「知ってたら逆にびっくりするけどね。
堀井雄二さんがドラクエ作る前にこの世界に来てて、しかも無事に帰ってたかもっていう可能が出て来るから」
そんな世界ビックリ人間ショーや漫談をしてる場合ではなかったことをレンジは思い出した。
「外を見てないの?」
レンジにそう問われ、
「おそらくはピノアとアンフィスの仕業だろうな」
ケツァルコアトルは窓に近づくこともなく、その場から窓の外、はるか向こうを見て言った。その言い方はすでに知っているようだった。
それよりも、彼は今、自分が生まれてはじめて首を寝違えたことの方が優先順位が高かったのだ。
やはり、奇人変人の類だ、とレンジは思った。ドラゴンだけど。
「ぼくの部屋に来て欲しい。見て欲しいものがあるんだ」
レンジの父が遺した大剣に映る景色を見たケツァルコアトルもまた、ステラと同意見だった。
その景色をエウロペとゲルマーニの国境を越えた先にある森だと断言した。
「しかし、なぜ大賢者は魔王をこんな顔で睨み付けている?」
「まさかとは思うけど、魔王を睨み付けていると見せかけて、実はレンジを睨み付けているなんてことはないわよね?」
ステラの言葉にレンジはゾッとした。
仮に大賢者が睨み付けている相手が、魔王ではなく、魔王の向こうにいるであろうレンジだというのなら。
それは、その身体だけでなく心までも魔王になってしまう前の父が、愛剣にこのような仕掛けを施し、それをエウロペの国王を殺す際に魔王が使うよう仕向け、レンジの手に渡るように事前に用意周到に準備していたことがばれているということだった。
「大賢者が貞子みたいにこの剣から出てきそうでこわいな……」
レンジは思ったことを思わず口にしてしまった。
「貞子? リバーステラのあなたのお友達?」
ステラはなんだかやきもちをやいているように見えた。
やきもちをやいてくれているのは嬉しかったが、貞子が友達というのは勘弁だった。
「リバーステラの創作物に出て来る幽霊だよ。
ステラは父さんがぼくに遺してくれた動画をいっしょに観たろ?
ぼくや父さん、それにステラやピノアも持っているスマートフォンってやつを何倍も大きくしたテレビやパソコンといったものがリバーステラにあるんだけど、その幽霊は、父さんが遺してくれたような動画から、画面の外に実体を伴って出て来る超こわい人」
レンジは説明をしながら、異世界に住む人に貞子の怖さを説明するのは難しいなと思った。
「ピノアならやって見せちゃいそうだけれど、大賢者にはそこまでは無理ね。
とりあえず、大賢者にはまだ、この大剣のことは知られていないと仮定して話を進めましょう」
ステラは、昨晩とは異なり冷静さを取り戻していた。
きっと口ではそう言いながらも、彼女はその可能性がある場合の対処法も考え始めていた。
「問題は、このあとピノアやアンフィス、それにレオナルドが、魔王や大賢者と鉢合わせるかもしれないということ」
「それだけではないぞ。
ニーズヘッグとアルマもまた、ゲルマーニに張られた結界を見ているだろう。
ふたりはおそらく飛空艇で我らを拾いにこの町に戻ってくるとは思うが、万が一ということもある」
ケツァルコアトルは窓に足をかけた。
「ドラゴンの姿で下で先に待っている。
急いで準備をして出て来てくれ。
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