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第48話 父の動画
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「レンジ、元気か?
ハルミ……母さんやリサは元気か?
じいちゃんとばあちゃんも元気か?
父さんは、ちょっと魔王になっちゃったから、こんな見てくれだが、まぁそこそこ元気だ。
ある日突然いなくなって、本当に申し訳なかったと思っている。
レンジにも母さんにもリサにもさびしい思いをさせたな。特にリサには……
ずっと会いたかった。
1日でも早く帰りたいと思っていた。
でも100年経っても、父さんはまだこの世界にいる。
父さんにはこの世界でやるべきことがまだたくさんあってな……
レンジまで巻き込んでしまって、本当にすまない。
できれば一緒に帰りたいが、たぶん無理だろうな。
だから、レンジが帰るときが来たら、父さんのこのスマホを持って帰って、母さんやリサにもこの動画を見せてあげてくほしい。
母さん用とリサ用、それからじいちゃんとばあちゃん用の動画もある。
恥ずかしいからレンジは観たらだめだぞ。絶対に観るなよ。
レンジは父さんの夢をよく見てくれていたと思うが、父さんもお前の夢を見ていた。
最後にお前の夢を見たのは、お前が10歳くらいのころだったが、父さんに似たのかな、友達を作るのが苦手みたいだな。
生きるのは難しいか?
父さんもそうだった。
世界を変えることは難しい。
100年かけても父さんはまだこの世界をあるべき形に戻せないくらいだ。
だが、世界自体を変えることは難しくても、お前の見方や捉え方次第で世界は簡単に変えられる。
だから、この世界で見方や捉え方を学んでほしい。
いずれ別れるときが来てしまっても、世界をまたいでも心はいつも繋がってる、そんな友達を見つけてほしい。
恋をしてもいいが、あんまりおすすめはしない。
世界をまたいだ恋なんてつらいだけだからな。
だから、レンジ、この世界にお前が本気で好きになる女の子がいて、その子もレンジのことを同じくらい好きになってくれる、そういうことがあったら、絶対にその子につらい思いをさせるな。
そのときは世界を変えろ。
ふたりがテラとリバーステラを繋ぐ架け橋になれ。絶対にその子と幸せになれ。
ちょっと熱くなってしまったな……
かなり話が脱線してしまった。
撮り直したいところだが、父さんにはもうほとんど時間が残されていない。
もうすぐ父さんは父さんじゃなくなるんだ。
きっとお前のことだから、この世界に来てから、ろくにスマホを見てないだろう。
だからスマホを見てくれ。
入れた覚えのないアプリが、インストールされているはずだ。
その「異世界転移アプリ」は、お前のためだけに用意したものだ。
ゲートのそばにあったATMはもう利用したか?
あれは、転移者一万人達成の記念として、お前のためだけに用意したものだ。
城下町にレオナルドという魔装具鍛冶がいる。
父さんの大切な友達だ。
そこにいる国王と同じくらいにな。
お前がちゃんと貯金をしていたなら、全部おろして、レオナルドに会いに行け。
たぶん、お前のそばにいる巫女が、店の場所を知ってるはずだ。
レオナルドは、お前のために最高の魔装具を用意してくれているはずだ。
頼んだのは100年近くも前だし、レオナルドは父さんのためにそれを作ったと思っているだろう。
だが、父さんは最初から、レンジのためにそれを作ってもらうよう頼んでいた。
レオナルドにも、よろしく伝えておいてくれ。
あ、ちなみにレオナルド用の動画はないぞ。
異世界転移アプリは、電源を切らない限りは常時起動し続け、常にログインした状態にあり、自動的に毎日ログインボーナスがある。
ログインボーナスは基本、深夜零時にもらえるようになっているが、零時には手に入らないこともある。
ゲームじゃないからな、これは。現実だからだ。
だから、特にお前の仲間になってくれる者は、その者にもこの世界での生活があるから、夜中に出会うことは難しいだろう。
零時になったら必ずもらえたり、出会えるわけじゃない。そのことはちゃんと覚えておいてくれ。
転移初日のログインボーナスは、ウルトラレア級の巫女がふたり。
もうレンジのそばにいてくれるだろうが、ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルだ。
ステラ、ピノア、君たちとぼくは面識がないけど、ブライからふたりともとても優秀で、ブライ以上の才能を持つ巫女だと聞いている。あいつが嫉妬するくらいだから、相当だと思う。
だから俺は、国王にレンジに巫女をふたりつけてくれるよう頼み、ブライには君たちを選ばせた。
レンジのことを頼む。
いや、お願いします。
そいつは今はまだ弱い。君たちから見たら弱すぎるくらいだと思う。
親バカと思うかもしれないけど、そいつは俺を超える来訪者に必ずなってくれる。
だから、お願いします。そいつの力になってやってください。
2日目のログインボーナスは、ダークマターの浄化方法。
これはレオナルドがくれる。
レオナルドもきっとレンジたちの仲間になってくれるはずだ。
ダークマターについては、ステラやピノア、それからレオナルドから聞いてくれ。
あと、レオナルドがくれるその浄化方法でも、父さんが父さんでなくなってしまったら、もう父さんは元には戻れない。
だから、父さんのことは諦めてくれな。
3日目のログインボーナスは、ウルトラレア級の竜騎士とドラゴンだ。
その竜騎士とドラゴンに出会ったら、伝えてほしいことがある。
まずは、ドラゴンにこう伝えてくれ。
そのドラゴンは、ドラゴンの長い歴史上最強と言われているエキドナを超える力を持っている。
エキドナはドラゴンの姿と人の姿を持っていた。
まだ本人に自覚はないかもしれないが、そのドラゴンも人の姿を持っていると。
そして、竜騎士にはこう伝えてくれ。
竜騎士は、火の精霊フェネクスに等しく愛されるランスの民でなければならず、人の姿のときのエキドナが、人との間に遺した子の血を引く者だけが、ドラゴンに知恵を示すことでなれる。
エキドナにも竜騎士はいた。
エキドナは、その竜騎士との間に子を遺した。
その竜騎士こそが竜騎士の歴史のはじまりで、最強の竜騎士だ。
エキドナ以上の力を持つドラゴンに選ばれたその竜騎士は、はじまりの竜騎士以上の力を持っている。
そして、おそらく、その竜騎士とドラゴンといっしょに、ペインという国の王族の末裔がいるはずだ。
いなかったらすまん。エウロペの占星術師の占いがはずれただけで、父さんのせいじゃないからな。
もしいたら、その者はペインの王族の末裔であると同時に、その竜騎士と同様、火の精霊に愛されるランスの民であり、エキドナの血を引いている。つまりは竜騎士になれる素養がある。
ペインは、ステラやピノアに聞けばわかると思うが、ネクロマンサーのイメージが強いと思う。
だが、本来はヴァルキリーと呼ばれる戦乙女の国だった。
ヴァルキリーと竜騎士の血がその者には流れている。
その者が男なら竜騎士になるしかないが、女なら竜騎士にもヴァルキリーになれる。
あとは、そうだな……
3日目には魔法剣機能が解放される。
父さんが考案したものの、身体がこんな風になってしまったから、一度も実現できなかった技だ。
だが、レンジなら必ずできるはずだ。
4日目以降のログインボーナスはお楽しみに、ってところかな。
最後になるが、巫女と共に国王に謁見し、この動画を観たら、武器や防具を整えて、城下町から歩いて半日くらいのところにある村に向かってくれ。
村につくまでに、カオスと呼ばれる存在と戦うことになると思う。
カオスを倒したらどうなるのかを見てくれ。
それがこの世界の現状だ。
そして村についたら、チュートリアルは終了だ。
チュートリアルが終われば、ふたりの巫女とレオナルド、竜騎士にドラゴン、戦乙女か竜騎士になれる者に加えて、さらにもうひとり……
ごめんな、レンジ。
父さんはもうタイムオーバーみたいだ……
あとは、まかせていいか?
……本当にごめんな、レンジ。愛しているよ」
ハルミ……母さんやリサは元気か?
じいちゃんとばあちゃんも元気か?
父さんは、ちょっと魔王になっちゃったから、こんな見てくれだが、まぁそこそこ元気だ。
ある日突然いなくなって、本当に申し訳なかったと思っている。
レンジにも母さんにもリサにもさびしい思いをさせたな。特にリサには……
ずっと会いたかった。
1日でも早く帰りたいと思っていた。
でも100年経っても、父さんはまだこの世界にいる。
父さんにはこの世界でやるべきことがまだたくさんあってな……
レンジまで巻き込んでしまって、本当にすまない。
できれば一緒に帰りたいが、たぶん無理だろうな。
だから、レンジが帰るときが来たら、父さんのこのスマホを持って帰って、母さんやリサにもこの動画を見せてあげてくほしい。
母さん用とリサ用、それからじいちゃんとばあちゃん用の動画もある。
恥ずかしいからレンジは観たらだめだぞ。絶対に観るなよ。
レンジは父さんの夢をよく見てくれていたと思うが、父さんもお前の夢を見ていた。
最後にお前の夢を見たのは、お前が10歳くらいのころだったが、父さんに似たのかな、友達を作るのが苦手みたいだな。
生きるのは難しいか?
父さんもそうだった。
世界を変えることは難しい。
100年かけても父さんはまだこの世界をあるべき形に戻せないくらいだ。
だが、世界自体を変えることは難しくても、お前の見方や捉え方次第で世界は簡単に変えられる。
だから、この世界で見方や捉え方を学んでほしい。
いずれ別れるときが来てしまっても、世界をまたいでも心はいつも繋がってる、そんな友達を見つけてほしい。
恋をしてもいいが、あんまりおすすめはしない。
世界をまたいだ恋なんてつらいだけだからな。
だから、レンジ、この世界にお前が本気で好きになる女の子がいて、その子もレンジのことを同じくらい好きになってくれる、そういうことがあったら、絶対にその子につらい思いをさせるな。
そのときは世界を変えろ。
ふたりがテラとリバーステラを繋ぐ架け橋になれ。絶対にその子と幸せになれ。
ちょっと熱くなってしまったな……
かなり話が脱線してしまった。
撮り直したいところだが、父さんにはもうほとんど時間が残されていない。
もうすぐ父さんは父さんじゃなくなるんだ。
きっとお前のことだから、この世界に来てから、ろくにスマホを見てないだろう。
だからスマホを見てくれ。
入れた覚えのないアプリが、インストールされているはずだ。
その「異世界転移アプリ」は、お前のためだけに用意したものだ。
ゲートのそばにあったATMはもう利用したか?
あれは、転移者一万人達成の記念として、お前のためだけに用意したものだ。
城下町にレオナルドという魔装具鍛冶がいる。
父さんの大切な友達だ。
そこにいる国王と同じくらいにな。
お前がちゃんと貯金をしていたなら、全部おろして、レオナルドに会いに行け。
たぶん、お前のそばにいる巫女が、店の場所を知ってるはずだ。
レオナルドは、お前のために最高の魔装具を用意してくれているはずだ。
頼んだのは100年近くも前だし、レオナルドは父さんのためにそれを作ったと思っているだろう。
だが、父さんは最初から、レンジのためにそれを作ってもらうよう頼んでいた。
レオナルドにも、よろしく伝えておいてくれ。
あ、ちなみにレオナルド用の動画はないぞ。
異世界転移アプリは、電源を切らない限りは常時起動し続け、常にログインした状態にあり、自動的に毎日ログインボーナスがある。
ログインボーナスは基本、深夜零時にもらえるようになっているが、零時には手に入らないこともある。
ゲームじゃないからな、これは。現実だからだ。
だから、特にお前の仲間になってくれる者は、その者にもこの世界での生活があるから、夜中に出会うことは難しいだろう。
零時になったら必ずもらえたり、出会えるわけじゃない。そのことはちゃんと覚えておいてくれ。
転移初日のログインボーナスは、ウルトラレア級の巫女がふたり。
もうレンジのそばにいてくれるだろうが、ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルだ。
ステラ、ピノア、君たちとぼくは面識がないけど、ブライからふたりともとても優秀で、ブライ以上の才能を持つ巫女だと聞いている。あいつが嫉妬するくらいだから、相当だと思う。
だから俺は、国王にレンジに巫女をふたりつけてくれるよう頼み、ブライには君たちを選ばせた。
レンジのことを頼む。
いや、お願いします。
そいつは今はまだ弱い。君たちから見たら弱すぎるくらいだと思う。
親バカと思うかもしれないけど、そいつは俺を超える来訪者に必ずなってくれる。
だから、お願いします。そいつの力になってやってください。
2日目のログインボーナスは、ダークマターの浄化方法。
これはレオナルドがくれる。
レオナルドもきっとレンジたちの仲間になってくれるはずだ。
ダークマターについては、ステラやピノア、それからレオナルドから聞いてくれ。
あと、レオナルドがくれるその浄化方法でも、父さんが父さんでなくなってしまったら、もう父さんは元には戻れない。
だから、父さんのことは諦めてくれな。
3日目のログインボーナスは、ウルトラレア級の竜騎士とドラゴンだ。
その竜騎士とドラゴンに出会ったら、伝えてほしいことがある。
まずは、ドラゴンにこう伝えてくれ。
そのドラゴンは、ドラゴンの長い歴史上最強と言われているエキドナを超える力を持っている。
エキドナはドラゴンの姿と人の姿を持っていた。
まだ本人に自覚はないかもしれないが、そのドラゴンも人の姿を持っていると。
そして、竜騎士にはこう伝えてくれ。
竜騎士は、火の精霊フェネクスに等しく愛されるランスの民でなければならず、人の姿のときのエキドナが、人との間に遺した子の血を引く者だけが、ドラゴンに知恵を示すことでなれる。
エキドナにも竜騎士はいた。
エキドナは、その竜騎士との間に子を遺した。
その竜騎士こそが竜騎士の歴史のはじまりで、最強の竜騎士だ。
エキドナ以上の力を持つドラゴンに選ばれたその竜騎士は、はじまりの竜騎士以上の力を持っている。
そして、おそらく、その竜騎士とドラゴンといっしょに、ペインという国の王族の末裔がいるはずだ。
いなかったらすまん。エウロペの占星術師の占いがはずれただけで、父さんのせいじゃないからな。
もしいたら、その者はペインの王族の末裔であると同時に、その竜騎士と同様、火の精霊に愛されるランスの民であり、エキドナの血を引いている。つまりは竜騎士になれる素養がある。
ペインは、ステラやピノアに聞けばわかると思うが、ネクロマンサーのイメージが強いと思う。
だが、本来はヴァルキリーと呼ばれる戦乙女の国だった。
ヴァルキリーと竜騎士の血がその者には流れている。
その者が男なら竜騎士になるしかないが、女なら竜騎士にもヴァルキリーになれる。
あとは、そうだな……
3日目には魔法剣機能が解放される。
父さんが考案したものの、身体がこんな風になってしまったから、一度も実現できなかった技だ。
だが、レンジなら必ずできるはずだ。
4日目以降のログインボーナスはお楽しみに、ってところかな。
最後になるが、巫女と共に国王に謁見し、この動画を観たら、武器や防具を整えて、城下町から歩いて半日くらいのところにある村に向かってくれ。
村につくまでに、カオスと呼ばれる存在と戦うことになると思う。
カオスを倒したらどうなるのかを見てくれ。
それがこの世界の現状だ。
そして村についたら、チュートリアルは終了だ。
チュートリアルが終われば、ふたりの巫女とレオナルド、竜騎士にドラゴン、戦乙女か竜騎士になれる者に加えて、さらにもうひとり……
ごめんな、レンジ。
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……本当にごめんな、レンジ。愛しているよ」
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