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第0話
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始まりは突然のことだった。
「もう…いいや…」
家にいたって冷たい目で両親は見るし学校に来たらいじめられる。
そんな毎日に疲れていた。
こっそりと学校の屋上に入り飛び降りようとしたその瞬間、目の前に翼の生えた天使が現れた。
そして話し始めた。
「ねえ、あんた、名前なんていうの?」
「安藤…翼…」
つい、答えてしまった。
死ぬ前だからって変な夢を見てるのかもしれない。
そんなこちらの気持ちは無視して天使は続ける。
「翼に女神様の候補になって欲しいんだ!願いをひとつ叶えるかわりにね?」
願いを?叶えたい願いなら確かにある。
だけどこんな願い叶うわけ…ない。
「女神様になればその願いは本物になる。願いが本物になれば、翼はこんな思いしなくて済むよ?いい機会だと思わない?」
そう言って天使はニコッと笑った。
これは夢だ。きっとそう。
でも夢なら願っていいんじゃない?
「わかった。女神様候補とやらになるよ。自分の願い、それは…」
この運命的な出逢いがすべての始まり
女神様のたまご誕生の瞬間だった。
「もう…いいや…」
家にいたって冷たい目で両親は見るし学校に来たらいじめられる。
そんな毎日に疲れていた。
こっそりと学校の屋上に入り飛び降りようとしたその瞬間、目の前に翼の生えた天使が現れた。
そして話し始めた。
「ねえ、あんた、名前なんていうの?」
「安藤…翼…」
つい、答えてしまった。
死ぬ前だからって変な夢を見てるのかもしれない。
そんなこちらの気持ちは無視して天使は続ける。
「翼に女神様の候補になって欲しいんだ!願いをひとつ叶えるかわりにね?」
願いを?叶えたい願いなら確かにある。
だけどこんな願い叶うわけ…ない。
「女神様になればその願いは本物になる。願いが本物になれば、翼はこんな思いしなくて済むよ?いい機会だと思わない?」
そう言って天使はニコッと笑った。
これは夢だ。きっとそう。
でも夢なら願っていいんじゃない?
「わかった。女神様候補とやらになるよ。自分の願い、それは…」
この運命的な出逢いがすべての始まり
女神様のたまご誕生の瞬間だった。
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