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No.12
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突然のメリーのお願いに俺は戸惑っていた。
メリーが悪魔と契約しているなんて信じられなかった。
「今まで悪魔の倒し方を教えてたのはこのおねがいを聞いて欲しかったからなの。悪魔の契約上、契約者は悪魔に手が出せないから殺してくれる人を探してたの。」
メリーは真剣な目でこっちを見ていた。
「わかったよ。協力する。ただ、聞きたいことがあるんだ。」
「聞きたいこと?」
「メリーはどうして悪魔と契約したんだ?」
その質問にメリーは痛いところをつかれたと言うように顔を歪ませていた。
ただ、メリーは答えた
「復讐したかったから。リックと一緒よ。復讐する為なら悪魔に魂をささげてもいいって思ってた。でも魂をあいつが喰らったら本当に強くなって人間の世界は壊れちゃうかもしれない。」
「そんなに強い悪魔なのか?」
「ええ、私の父すら倒せなかった。」
そんなのと戦うのか…
俺は不安になった。
だけどメリーの真剣なお願いだ。
断ることはできない。
「このお願いを実行するのは中3の春。リックが天使と契約を交した時にするわ。」
メリーはそう言いながら俺に剣をもたせた。
剣は俺を拒絶しなかった。
「悪魔を殺すことは犯罪にはならないわ。だから安心して戦って頂戴。」
そして俺は剣を貰って祭壇を後にした。
それからも時はめまぐるしく過ぎついに俺達は中3になった。
始業式のあと先生が言う。
「皆さんにはこれから学校が作った異空間内で契約をしてもらいます。下手したら戦闘をする可能性もありますので気をつけてくださいね。では1組から出席番号順に契約していきます。」
俺はドキドキしていた。
どんな天使と契約するんだろうか。
戦闘になるんだろうか。
俺がずっとそんなことを考えていると俺の名前が呼ばれた。
俺は先生が書いた異空間行きの魔法陣の上にのる。
俺は呪文を唱えた。
そしたら…
そこにはスタイルのいい女の天使がいた。
ツインテールにしていてその髪には輪っかが付いている。
金髪で瞳は青かった。
「私を呼んだのは貴方ですね。私はエルっていいます。魔道士との契約リストに載せてもらったばかりなんですが早速、お呼びいただき光栄です。」
そう言って彼女は頭を下げた。
俺もつられて頭を下げる。
よかった。これなら簡単に契約できそうだ。と思っていたらエルは口を開いてこう言った。
「貴方はエクソシストになりたいんですか?」
「ああ、俺は悪魔の子に村を燃やされた。だからそんな被害をもう無くすために悪魔を倒せるエクソシストになりたい」
俺は真剣に答えた。
するとエルは涙を流し
「私、感動しました!貴方こそ私の契約者にふさわしいですね!よろしくお願いします、ご主人」
そう言いながらエルはおでこにキスをした。
俺が慌てているとエルは不思議そうな顔をして
「天使が認めた相手のおでこにキスをすると契約は成立するんです。これでご主人は私をよびたくなったら心の中でエルと呼べばいつでも参上しますよ?」
エルはそう言い、ニコッと笑った。
こうして、どうやら俺は天使と契約を交わせたらしい。
俺は天使との契約の対価は、何かこの時知らなかった。
この出来事で何が起こるのかも全く知らなかった。
ただ、わかっていたのはこのエルって天使は曲者だと言うことだけだった。
メリーが悪魔と契約しているなんて信じられなかった。
「今まで悪魔の倒し方を教えてたのはこのおねがいを聞いて欲しかったからなの。悪魔の契約上、契約者は悪魔に手が出せないから殺してくれる人を探してたの。」
メリーは真剣な目でこっちを見ていた。
「わかったよ。協力する。ただ、聞きたいことがあるんだ。」
「聞きたいこと?」
「メリーはどうして悪魔と契約したんだ?」
その質問にメリーは痛いところをつかれたと言うように顔を歪ませていた。
ただ、メリーは答えた
「復讐したかったから。リックと一緒よ。復讐する為なら悪魔に魂をささげてもいいって思ってた。でも魂をあいつが喰らったら本当に強くなって人間の世界は壊れちゃうかもしれない。」
「そんなに強い悪魔なのか?」
「ええ、私の父すら倒せなかった。」
そんなのと戦うのか…
俺は不安になった。
だけどメリーの真剣なお願いだ。
断ることはできない。
「このお願いを実行するのは中3の春。リックが天使と契約を交した時にするわ。」
メリーはそう言いながら俺に剣をもたせた。
剣は俺を拒絶しなかった。
「悪魔を殺すことは犯罪にはならないわ。だから安心して戦って頂戴。」
そして俺は剣を貰って祭壇を後にした。
それからも時はめまぐるしく過ぎついに俺達は中3になった。
始業式のあと先生が言う。
「皆さんにはこれから学校が作った異空間内で契約をしてもらいます。下手したら戦闘をする可能性もありますので気をつけてくださいね。では1組から出席番号順に契約していきます。」
俺はドキドキしていた。
どんな天使と契約するんだろうか。
戦闘になるんだろうか。
俺がずっとそんなことを考えていると俺の名前が呼ばれた。
俺は先生が書いた異空間行きの魔法陣の上にのる。
俺は呪文を唱えた。
そしたら…
そこにはスタイルのいい女の天使がいた。
ツインテールにしていてその髪には輪っかが付いている。
金髪で瞳は青かった。
「私を呼んだのは貴方ですね。私はエルっていいます。魔道士との契約リストに載せてもらったばかりなんですが早速、お呼びいただき光栄です。」
そう言って彼女は頭を下げた。
俺もつられて頭を下げる。
よかった。これなら簡単に契約できそうだ。と思っていたらエルは口を開いてこう言った。
「貴方はエクソシストになりたいんですか?」
「ああ、俺は悪魔の子に村を燃やされた。だからそんな被害をもう無くすために悪魔を倒せるエクソシストになりたい」
俺は真剣に答えた。
するとエルは涙を流し
「私、感動しました!貴方こそ私の契約者にふさわしいですね!よろしくお願いします、ご主人」
そう言いながらエルはおでこにキスをした。
俺が慌てているとエルは不思議そうな顔をして
「天使が認めた相手のおでこにキスをすると契約は成立するんです。これでご主人は私をよびたくなったら心の中でエルと呼べばいつでも参上しますよ?」
エルはそう言い、ニコッと笑った。
こうして、どうやら俺は天使と契約を交わせたらしい。
俺は天使との契約の対価は、何かこの時知らなかった。
この出来事で何が起こるのかも全く知らなかった。
ただ、わかっていたのはこのエルって天使は曲者だと言うことだけだった。
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