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NO.7
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それからというものの俺は水属性、光属性の魔法を特訓した。
メリーは水属性魔法は苦手らしいものの光属性魔法は得意らしく俺に懸命に教えてくれた。
ある時、メリーは俺に質問してきた。
「ねえ、リックは悪魔の子に復讐したら何がしたいの?」
それを聞くメリーの目がとても真剣で俺は目をそらせなかった。
将来の夢については前々から考えていた夢がある。
ただ言ったら笑われそうな気がして言えなかった。
メリーならちゃんと受け止めてくれるだろうか。
俺は話し始めた。
「もう、俺の村みたいな被害が出ないように悪魔を退治する存在になりたい。契約しなくても悪魔に取り憑かれて魂を喰われてしまう人もいるって聞いた。そういう人を無くしたいんだ。」
俺はゆっくりと真剣に言葉をかみしめて話した。
するとメリーはニコッと笑って
「素敵な夢を持ってるのね、リック。エクソシストになりたいだなんて思ってるなんて思わなかった。真剣なのね。応援するわ。その夢。」
そう嬉しそうに言った。
その反応がとても嬉しくて仕方なかった。
俺は両親を亡くしてからというものの、親戚の家に預けられたがそこでは気を使ってうまく笑えなかった。
家の人に迷惑かけたくない気持ちがいっぱいで夢もろくに語れなかった。
友達にも話したら笑われる気がした。
だけど、メリーは違った。
なぜかすんなり話せたんだ。
時計塔に暮らす謎の少女メリー。
それは俺にとって癒やしでもあり大切な人になっていた。
メリーが好きな気持ちも日に日に優しくつもっていく。
俺はずっとメリーと一緒にいたいと思ってた。
だから学年が変わって、相変わらずジレットなどに遊びに誘われて行きたくても断って時計塔に向かう日々が続いていた。
ジレット達には申し訳ないけど俺はどうしてもメリーのもとに行きたかった。
時々メリーが消えてしまいそうな気がして怖かったんだ。
俺はメリーことをよく知らない。
だから会ってたくさん知っていきたかった。
俺はこの時知らなかった。
メリーの呪いの意味も彼女が秘めていた秘密も全て…
メリーは水属性魔法は苦手らしいものの光属性魔法は得意らしく俺に懸命に教えてくれた。
ある時、メリーは俺に質問してきた。
「ねえ、リックは悪魔の子に復讐したら何がしたいの?」
それを聞くメリーの目がとても真剣で俺は目をそらせなかった。
将来の夢については前々から考えていた夢がある。
ただ言ったら笑われそうな気がして言えなかった。
メリーならちゃんと受け止めてくれるだろうか。
俺は話し始めた。
「もう、俺の村みたいな被害が出ないように悪魔を退治する存在になりたい。契約しなくても悪魔に取り憑かれて魂を喰われてしまう人もいるって聞いた。そういう人を無くしたいんだ。」
俺はゆっくりと真剣に言葉をかみしめて話した。
するとメリーはニコッと笑って
「素敵な夢を持ってるのね、リック。エクソシストになりたいだなんて思ってるなんて思わなかった。真剣なのね。応援するわ。その夢。」
そう嬉しそうに言った。
その反応がとても嬉しくて仕方なかった。
俺は両親を亡くしてからというものの、親戚の家に預けられたがそこでは気を使ってうまく笑えなかった。
家の人に迷惑かけたくない気持ちがいっぱいで夢もろくに語れなかった。
友達にも話したら笑われる気がした。
だけど、メリーは違った。
なぜかすんなり話せたんだ。
時計塔に暮らす謎の少女メリー。
それは俺にとって癒やしでもあり大切な人になっていた。
メリーが好きな気持ちも日に日に優しくつもっていく。
俺はずっとメリーと一緒にいたいと思ってた。
だから学年が変わって、相変わらずジレットなどに遊びに誘われて行きたくても断って時計塔に向かう日々が続いていた。
ジレット達には申し訳ないけど俺はどうしてもメリーのもとに行きたかった。
時々メリーが消えてしまいそうな気がして怖かったんだ。
俺はメリーことをよく知らない。
だから会ってたくさん知っていきたかった。
俺はこの時知らなかった。
メリーの呪いの意味も彼女が秘めていた秘密も全て…
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