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NO.1
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ここは伝統の魔法学校の1つ、フェリアス学院だ。
大きな時計塔が有名な、魔導師のみ教育している由緒正しき学校で、俺はそこでは…
「こらー!リック!また宿題出してないな!ちゃんとやらなきゃダメじゃないか。」
問題児だ。
だって俺が知りたいのは復讐の仕方のみ。
それ以外の魔法なんて興味ないし実技ならまだしも語句とか歴史とかの筆記なんてまっぴらだ。
俺はそんなことよりこの学校のどこかに眠っていると言われている全てを断ち切る光の聖剣、それさえ見つかればこんな学校なんてどうでもいいんだから。
「リックには罰としてあの時計塔の掃除をしてもらう。いいな?」
「わっかりましたー」
俺はニヤリとした。
ついにあの時計塔に入れるなんて。
今まで俺は学校のいたる所を調べてきた。
そう、時計塔以外は。
俺はニヤニヤを抑えながらも授業をほぼ適当に流して放課後を待った。
「リック、最悪だな。時計塔の掃除だなんて。あそこ幽霊出るらしいぞー」
友達の一人、ジレットが楽しそうに声をかけた。
「幽霊がででも魔法で退治するさ。俺、問題児でも実技試験は悪くないんだからな」
「知ってるよ、なぜか実技試験だけは1位なんだよな。お前は…」
ジレットはさっきと変わってちょっと悔しそうだった。
俺は得意げに続ける
「ふふん、実技だけは真面目だからなー」
「えばることか?それ。まあ頑張れよ、時計塔の掃除」
ジレットは俺の肩をたたいた。
「じゃ、俺、頑張ってくるわ」
そう言って俺は時計塔に向かった。
大きな時計塔が有名な、魔導師のみ教育している由緒正しき学校で、俺はそこでは…
「こらー!リック!また宿題出してないな!ちゃんとやらなきゃダメじゃないか。」
問題児だ。
だって俺が知りたいのは復讐の仕方のみ。
それ以外の魔法なんて興味ないし実技ならまだしも語句とか歴史とかの筆記なんてまっぴらだ。
俺はそんなことよりこの学校のどこかに眠っていると言われている全てを断ち切る光の聖剣、それさえ見つかればこんな学校なんてどうでもいいんだから。
「リックには罰としてあの時計塔の掃除をしてもらう。いいな?」
「わっかりましたー」
俺はニヤリとした。
ついにあの時計塔に入れるなんて。
今まで俺は学校のいたる所を調べてきた。
そう、時計塔以外は。
俺はニヤニヤを抑えながらも授業をほぼ適当に流して放課後を待った。
「リック、最悪だな。時計塔の掃除だなんて。あそこ幽霊出るらしいぞー」
友達の一人、ジレットが楽しそうに声をかけた。
「幽霊がででも魔法で退治するさ。俺、問題児でも実技試験は悪くないんだからな」
「知ってるよ、なぜか実技試験だけは1位なんだよな。お前は…」
ジレットはさっきと変わってちょっと悔しそうだった。
俺は得意げに続ける
「ふふん、実技だけは真面目だからなー」
「えばることか?それ。まあ頑張れよ、時計塔の掃除」
ジレットは俺の肩をたたいた。
「じゃ、俺、頑張ってくるわ」
そう言って俺は時計塔に向かった。
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