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(11) 愛を確かめて

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「どうでしょう? 似合っていますか?」

ここは、壮太さんの家。
今日の視察の帰り際、買ってもらった服を着てみたらどうか? となったのだ。

スカートにブラウス、そしてカーディガンの定番コーデ。
姿見鏡を覗き込むと、微妙な感は否めない。

それはそうだろう。
いくら顔つきは女顔だからといっても、背はそれなりにあるし、体の骨格だって男なのだ。
女として見れないことはないが、街中を歩くにはギリギリの線といったところか。

俺はもじもじしながら、壮太さんの前に立っているのだが、壮太さんは、顎に手を当てたまま、なかなか答えてくれない。
ようやく待って出てきた答えは、

「……不細工だな」

だった。
俺は、恥ずかしくて、カーッとなった。

「だから言ったじゃないですか! 俺に女装とか無理だって!」

壮太さんは、「あははは」と豪快に笑った。

「俺は店長みたいに可愛くはなれないんです。もう着替えます!」

そう言って、服を脱ごうとすると、壮太さんに手首をつかまれてしまった。

「伊吹。今日は、そのまま来いよ」
「えっ? いやですよ。恥ずかしい……んっ、んんん」

俺の答えの途中で口を塞がれてしまった。




俺と壮太さんは、対面座位で繋がった。

この体位は、俺の好きな体位の一つ。
壮太さんのペニスがアナルの奥まで入り、体の芯で壮太さんを感じる事ができるのだ。

いつもに増して激しい壮太さんの腰の振り。
そして、突き上げ。
固くておっきいものがアナルを圧迫する。

やばい……。
いつもより気持ちいい。

俺は思わず喘ぐ。

「あっ、あん、ダメ! 壮太さん」
「はぁ、はぁ……今日の伊吹は、締め付けすごいな……」

「だって、壮太さんのペニス。今日は特別に固いから……あっ、気持ちいい……うっ」

スカートに隠れて接合部は見えない。
でも、見えない方がかえっていやらしい。

一見、互いに局部をさらすのが恥ずかしい純粋無垢なカップル。
燃え上がる性欲をスカートで覆い隠し、互いを貪り合う。

しかし、その実は……。
男のアナルには男の男根がミシミシとめり込み、貞操帯にがんじがらめにされたペニスがプランプランと揺れる。
欲望に溺れた男同士の交尾。


壮太さんの腰の振りに合わせ、スカートの裾がふわっと揺らぐ。
そして、はだけたブラウスは肩まで垂れ下がり、胸が露わになっていく。

俺は振り落とされないように、必死に壮太さんの体にしがみ付いた。
それにしても、今日の壮太さんのペニスは固くて逞しい。

俺は、いく寸前で何度も気を失いかける。
壮太さんが言った。

「なぁ、伊吹。オレのペニスがどうして固いか分かるか?」

俺は、何故か分からず聞き返す。

「どうして、ですか?」
「お前の喘ぎ声が、女声になっているからだよ。声が高くて可愛い」

壮太さんの答えに俺は目を見開く。

「え? 嘘!? やめてくださいよ、壮太さん!」
「お前、女装して本当の女にでもなった気になっているんじゃないのか? ほら、今だって、女のような話し方だぞ」

「や……やめてください」

俺は意識して低い声で言った。
確かに、なんだか違和感がある。

壮太さんは、俺のはだけたブラウスの前を大きく広げると、顔を近づけ乳首に吸い付いた。
俺は、すぐに喘ぎ声をあげる。

「あぁん、ああっ、ダメ、壮太さん」

壮太さんは、俺の固くなった乳首を咥えながら言った。

「ほら? 可愛い声を上げちゃって……ふふふ。オトコの娘かショタってとこか?」 
「や……やめて……」

俺は猛烈に恥ずかしくなって、首をぶんぶんと振る。
壮太さんは、ぴちゃぴちゃと乳首の先を舌で転がしながら言った。

「いいよ。このままメスいきしなさい。たまにはこんなのもいいだろ?」
「あっ……ああん、で、でも、でも……」

「さぁ、いくぞ」

壮太さんは、俺の腰をギュッと掴んだ。

ここからはクライマックス。
壮太さんのペニスがググっとさらにおっきくなった感じがする。
アナルが、さらにメリメリと広がる感覚。
これは絶対に気持ちがいいやつだ……。

「あっ、ああん……壮太さん。あたし……」

俺は、女声になっているのを自覚した。
でもどうにも止まらない。

壮太さんは、言った。

「ほら、突き上げるぞ!」
「あっ、だめ、壮太さん、ダメ、ダメ……あたし、いっちゃうっ!」

「そら!」

ものすごい突き上げ。
下半身に溜まったものが一機に爆発するように全身へと広がる。

「……いくーっううっ!」

そして、意識は薄れていく。
俺は、その幸せな感覚のまま意識を失った。



俺は寝ころぶ壮太さんの上に覆いかぶさる。
そして、互いに舌を出してちょろろちょろ絡ませ吸い付く。
果てた後の甘い余韻。

俺は、壮太さんに問いかける。

「ねぇ、壮太さん。もし俺が女でも抱いてくれましたか?」

壮太さんは俺のスカートを捲りあげ、両手でお尻を撫で回す。

「そうだな。こんな風にエッチな体だったら抱いていたかもな」

壮太さんの指先はそのままアナルへ。
そして、ペニスが抜かれたばかりの緩くなった穴にちょんちょんと触った。

「あっ……壮太さん。ダメですって」

今のアナルの中は、壮太さんの精液でぐちょぐちょのぬるぬる状態。
壮太さんは、俺の言葉を無視して、そのまま指を挿し込む。

「あぁぁあっ、ダメ、挿れちゃダメ!」
「少しだけだ。ふふふ」

壮太さんは、いやらしくかき回す。
いった直後だから、まだ敏感な状態。
ビクッ、ビクッと体が痙攣して、体をよじらせる。

「伊吹の体はエッチだな。このド淫乱め」
「もう! こんなエッチな体にしたのは、壮太さんじゃないですか!」

「ふふふ。そうだったかな?」
「意地悪! ふふ、でも、俺でもあたしでも壮太さんに抱いてもらえるなら幸せです。俺……」

俺がそう言うと、壮太さんは、突然、俺の頭を抱き寄せた。
壮太さんの固い胸が頬に当たる。

壮太さんの心臓の音。
トクン、トクンいっている……。

その音色はとても心地よく、俺の心臓の鼓動とリンクする。

壮太さんと一緒。
まだ壮太さんと繋がっているみたい。
ああ、なんて気持ちいいんだろう……。

壮太さんは、俺の頭を抱きながら言った。

「今日は抱き足りない……伊吹、もう一発やらせろ。いいな?」

俺は、その低い声にゾクゾクした快感を覚えて、条件反射で返事をした。

「は……はい」



壮太さんは、俺の髪の毛を撫でながら言った。

「なぁ、伊吹。『俺』禁止な。『あたし』だけで……」

俺が、なぜそんな? と理由を尋ねると、

「お前、女声だしているって自覚してから、本当にいい表情している。恥じらいと欲望がせめぎ合ったメスの顔だな」

と、壮太さんは嬉しそうに答えた。

こんな可愛くもない女装で、すっかり身も心も乙女気分でエッチしていたってことなのだ。
そりゃ、自覚すれば恥ずかしくないわけがない。
しかも、それを壮太さんにしっかりと鑑賞されていたわけだ。

あぁあー! 全く持って穴が有ったら入りたい! 俺一番の黒歴史!

俺は、恥ずかしさの行き場に困り、壮太さんの胸板に指をツンツンしながら言った。

「もう! だから、そんな時の俺の顔は見ないでください!」
「いや、見るさ」

壮太さんは即答する。
俺は、不満げに聞き返す。

「どうしてです?」
「可愛いからさ」

壮太さんはそう言うと、俺の両頬を押さえ唇を重ねた。
唇を離すと、俺は叫ぶ。

「もう! 壮太さん……誤魔化さないでください!」

でも、俺の行動はうらはら。
もっとキスしてほしいと壮太さんに飛びついた。
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