10 / 12
(10) お客様の為に
しおりを挟む
「見つかったのね。伊吹君」
店長は、新作のスカートを片手に言った。
壮太さんは、呆れ顔で答える。
「ええ、困りますよね。この歳で迷子って。ほら、伊吹、謝りなさい」
「すみませんでした。店長」
俺は、深々と頭を下げた。
「ふふふ、良いじゃない。それも伊吹君の可愛いところだもん!」
店長は、微笑みながら言った。
店長は、本当にいい人。
恋のライバルでなければ、と残念で仕方ない。
店長は、手持ちのスカートを俺に渡して言った。
「ねぇ、伊吹君。提案なのだけど、女装って興味ない?」
「は? 女装ですか?」
急な申し出。
まったく興味ないのだが、ちらっと壮太さんを見ると、小さく頷いて合図を送ってくる。
「えっと……そうですね。少しは」
「ほんと! じゃあ、これ、ちょっと当ててみて!」
は、恥ずかしい。
店長は、どう見ても男にしか見えない俺に、スカートやらガウンやら女性物の服を体に当ててくるのだ。
そして、
「いいわね。どうかしら?」
とか、
「どっちが好み?」
とか、感想を求めてくる。
店内の目が俺に集まる。
恥ずかしくて今にも顔から火が出そう。
嫌な汗が湧き出し、喉はカラカラ。
ただでさえ、壮太さんのオーラで周りの目を惹きつけているのに、それに加えて、なぜか男子に女性の服を見立てている奇妙な光景。
注目を浴びないほうがおかしい。
店長は、すっかり俺の服選びに夢中だし、壮太さんに至っては、
「こっちもいいですね」
とか、
「オレだったらこっちかな」
と、店長に意見していたりする。
店長もノリに乗って、「そうね」とか、「さすが、壮太君」とか、盛り上がりを見せてなかなか決まりそうもない。
その間、俺はかかしのように棒立ち。
まさに、着換え人形状態。
俺は、店長が服に注意が行っている隙をみて、壮太さんに助けを求めた。
「壮太さん、早く終わりにしてください……俺、耐えれません」
壮太さんは小声で返す。
「なぁ、伊吹。お前、自分の顔を見てみろよ」
「えっ? 俺の顔をですか?」
俺は近くの鏡で自分の顔を見た。
頬を真っ赤に染めて、いまにも泣き出しそうな顔。
そもそも泣いたせいもあって、目が充血し涙でうるうると潤んでいるのだ。
見方にもよるが、いくの我慢しているトロトロ顔にも見ないこともない。
「な? エロい顔しているだろ?」
「み、見ないでください。こんなの羞恥プレイです!」
俺はすぐに両手で顔を隠した。
壮太さんは、耳元で囁く。
「なぁ、伊吹。オレ勃起しているんだぞ。今のお前の姿に」
「え!?」
壮太さんが勃起。
今の俺の姿に萌えている、って言う事?
うそ?
そんな事って……。
壮太さんの勃起したペニスがポンっと頭に浮かんだ。
そして、俺のアナルをこじ開けてきて、中に挿ってくる。
今、この時、そんな風に壮太さんが強引に俺を犯したらどうだろうか?
店内の注目を一手に引き受け、ドエロいAVのような公開セックス。
ああ、すごい。
最高に興奮する。
はぁ、はぁ……。
俺は、脚をぷるぷるさせながら耐えようとする。
妄想だけで、いきそうなのだ。
「ねぇ、伊吹君。やっぱり、スカートにしましょうか?」
店長の声に俺は必死に答えた。
「はい。それで……」
「うんうん。じゃあ、これはあたしからのプレゼントにするね」
「あ、ありがとうございます。店長」
店長がキャッシャーに向かって歩き出すと、壮太さんは、俺の耳元で囁いた。
「伊吹、頑張ったな。ほらご褒美だ」
そして、俺のお尻をムギュと揉んだ。
ビクン……。
体に電撃が走る。
い、いくっ……。
俺はそのまま、頭の中が真っ白になった。
崩れ落ちるのを誰かが支えてくれた。それだけは分かった。
目的のお店に入った。
俺達が通されたテーブルは中央の壁際。
店内を見渡せる、いわば華席である。
「それにしてもびっくりしたわ。伊吹君が貧血持ちだったなんて」
「すみません……ちょっと慣れないところだと。あっ、でもバイトでは大丈夫です」
「でも、良かったわ。大事に至らないで」
「はい。ご迷惑をおかけしました。それに、服をプレゼントしていただきまして」
俺は、丁寧に頭を下げた。
それにしても、お尻を触られただけでいってしまうなんて、俺はどれだけ淫乱なんだ、と思って反省する。
でも、原因の一端は壮太さんにもある。
俺は、壮太さんを睨む。
壮太さんは、俺の睨みなどどこ吹く風で店長に質問した。
「美帆さん。伊吹に女性の服をプレゼントしたのって、例のお店の視察ですか?」
「ふふふ。さすが壮太君ね。そう、女子会の特別メニューがすごいって噂なのよ。ほら、うちのお店、女性はあたししかいないでしょ?」
「そうですね。伊吹を連れていくといいと思います。こいつも勉強になると思いますし」
店長と壮太さんの視線が俺に集まる。
女子会とか、勉強になるとか、何かに巻き込まれてしまったのは理解しているが、どうして俺が? とも思わないでもない。
よくよく考えてみれば店長だって男性なのだ。
男性二人で女子会するのも妙なことである。
とはいえ、店長に期待されているのは確か。
それ以上に、壮太さんに少し持ち上げられて、とても気分がいい。
だから、俺は何も考えずに答えていた。
「はい! よろしくお願いします!」
「で、どう思う? 壮太君」
「そうですね。さすが一つ星といったところでしょうか。店内の動線もしっかりしているし、お客様への配慮もきめ細やか、もちろん料理も申し分なしですね」
「うんうん。このデザートだって、一見凡庸だけど、一口口に入れればもう忘れられない味」
「はい。きっと、特別なレシピがあるのでしょう」
壮太さんと店長は、食後のコーヒーを飲みながらお店の感想を述べあっている。
そうなのだ。
俺は、色恋沙汰で大騒ぎしていたが、そもそも今日の目的はこれ。
ライバル店の視察。
内装といい、店の雰囲気といい、うちの店とはだいぶ様相が異なる。
高級志向というのだろうか。
俺は、今の店以外はあまり知らないが、圧倒される何かがあることは認めざるを得ない。
壮太さんも店長も、俺と同様にそう思っているようだ。
仕事に関しては妥協がないのは、この二人の共通点。
だから、お店のチェックは真剣そのもの。
「壮太君、勉強になりそうな所ある? うちのお店に取り入れたい所とか?」
「そうですね……」
壮太さんは腕組みをした。
店長は、その姿を見て俺の方を向いた。
「あっ、そうだ。伊吹君の意見も聞きたいな!」
「えっ?」
俺は、驚きのあまり、危なくコーヒーをこぼすところだった。
やばい。何も考えていない。
何か思いつけ! 何でもいい! 何か……。
今日だって、俺は、壮太さんに推されて参加することになったのだ。
だから、俺の回答によっては、壮太さんの顔に泥を塗ることになる。
そんな事はできない。
でも、俺に気の利いた事なんて答えられる訳がない。
ふと、壮太さんと目が合った。
大丈夫、思った事をいってみろ。そんな目をしている。
それで、俺は吹っ切れた。
背伸びなんてする必要はない。
自分の思った事を、ありのままを話せばいいんだ。
俺は、ふーっと深呼吸をした。
そして、話し始める。
「えっと、俺が思ったのは……」
「うん、思ったのは?」
店長の目がキラキラしている。
俺は構わずに続けた。
「お客様達があまりくつろいでいないように見えました」
「えっ? お客様」
店長は、驚いて回りを見回す。
壮太さんは、冷静な声で言った。
「伊吹、続けて」
「はい」
俺は座り直して姿勢を正す。
「レストランというのは、お客様の日常の疲れを癒し、幸せなひと時を過ごしてもらうための空間だと思っています」
店長も壮太さんも黙って聞いてくれている。
俺はつづける。
「だから、くつろげないというのは、レストランとして何か足りていないのだと思います。俺は、思うのです。この店の人は、うちの店に視察に来てもらい、本当のくつろぎとはどういうものか、是非勉強してもらいたいって」
俺がそこまで言い切ると、店長は目を輝かせた。
「伊吹君! すごい! 確かにそう。あたしも、すごいとは思ったんだけど、何故か負けた気はしてなかった。なるほど、そうね。確かにあたしは内装やお料理にばっかり目が行っていたけど、大事なのはお客様。そう、伊吹君の言う通りだわ!」
店長に絶賛され、俺は恥ずかしくなって頭を掻いた。
壮太さんは頷きながら俺を見る。
お前を連れてきてよかった。
そんな風に思ってくれたのなら、俺は満足です、壮太さん。
「さすが、壮太君が推すだけのことはあるわ。よし、今度の女子会も頑張っていきましょう!」
「は、はい……」
俺は、店長に手を握られ、壮太さんに助けを求めた。
壮太さんは、嬉しそうにウインクした。
もう! 壮太さんだって女装してついてきてくださいよ!
そう思って口を膨らませたけど、壮太さんの女装姿を想像して、それはちょっと怖いな、と思ってすぐに吹き出して笑った。
店長は、新作のスカートを片手に言った。
壮太さんは、呆れ顔で答える。
「ええ、困りますよね。この歳で迷子って。ほら、伊吹、謝りなさい」
「すみませんでした。店長」
俺は、深々と頭を下げた。
「ふふふ、良いじゃない。それも伊吹君の可愛いところだもん!」
店長は、微笑みながら言った。
店長は、本当にいい人。
恋のライバルでなければ、と残念で仕方ない。
店長は、手持ちのスカートを俺に渡して言った。
「ねぇ、伊吹君。提案なのだけど、女装って興味ない?」
「は? 女装ですか?」
急な申し出。
まったく興味ないのだが、ちらっと壮太さんを見ると、小さく頷いて合図を送ってくる。
「えっと……そうですね。少しは」
「ほんと! じゃあ、これ、ちょっと当ててみて!」
は、恥ずかしい。
店長は、どう見ても男にしか見えない俺に、スカートやらガウンやら女性物の服を体に当ててくるのだ。
そして、
「いいわね。どうかしら?」
とか、
「どっちが好み?」
とか、感想を求めてくる。
店内の目が俺に集まる。
恥ずかしくて今にも顔から火が出そう。
嫌な汗が湧き出し、喉はカラカラ。
ただでさえ、壮太さんのオーラで周りの目を惹きつけているのに、それに加えて、なぜか男子に女性の服を見立てている奇妙な光景。
注目を浴びないほうがおかしい。
店長は、すっかり俺の服選びに夢中だし、壮太さんに至っては、
「こっちもいいですね」
とか、
「オレだったらこっちかな」
と、店長に意見していたりする。
店長もノリに乗って、「そうね」とか、「さすが、壮太君」とか、盛り上がりを見せてなかなか決まりそうもない。
その間、俺はかかしのように棒立ち。
まさに、着換え人形状態。
俺は、店長が服に注意が行っている隙をみて、壮太さんに助けを求めた。
「壮太さん、早く終わりにしてください……俺、耐えれません」
壮太さんは小声で返す。
「なぁ、伊吹。お前、自分の顔を見てみろよ」
「えっ? 俺の顔をですか?」
俺は近くの鏡で自分の顔を見た。
頬を真っ赤に染めて、いまにも泣き出しそうな顔。
そもそも泣いたせいもあって、目が充血し涙でうるうると潤んでいるのだ。
見方にもよるが、いくの我慢しているトロトロ顔にも見ないこともない。
「な? エロい顔しているだろ?」
「み、見ないでください。こんなの羞恥プレイです!」
俺はすぐに両手で顔を隠した。
壮太さんは、耳元で囁く。
「なぁ、伊吹。オレ勃起しているんだぞ。今のお前の姿に」
「え!?」
壮太さんが勃起。
今の俺の姿に萌えている、って言う事?
うそ?
そんな事って……。
壮太さんの勃起したペニスがポンっと頭に浮かんだ。
そして、俺のアナルをこじ開けてきて、中に挿ってくる。
今、この時、そんな風に壮太さんが強引に俺を犯したらどうだろうか?
店内の注目を一手に引き受け、ドエロいAVのような公開セックス。
ああ、すごい。
最高に興奮する。
はぁ、はぁ……。
俺は、脚をぷるぷるさせながら耐えようとする。
妄想だけで、いきそうなのだ。
「ねぇ、伊吹君。やっぱり、スカートにしましょうか?」
店長の声に俺は必死に答えた。
「はい。それで……」
「うんうん。じゃあ、これはあたしからのプレゼントにするね」
「あ、ありがとうございます。店長」
店長がキャッシャーに向かって歩き出すと、壮太さんは、俺の耳元で囁いた。
「伊吹、頑張ったな。ほらご褒美だ」
そして、俺のお尻をムギュと揉んだ。
ビクン……。
体に電撃が走る。
い、いくっ……。
俺はそのまま、頭の中が真っ白になった。
崩れ落ちるのを誰かが支えてくれた。それだけは分かった。
目的のお店に入った。
俺達が通されたテーブルは中央の壁際。
店内を見渡せる、いわば華席である。
「それにしてもびっくりしたわ。伊吹君が貧血持ちだったなんて」
「すみません……ちょっと慣れないところだと。あっ、でもバイトでは大丈夫です」
「でも、良かったわ。大事に至らないで」
「はい。ご迷惑をおかけしました。それに、服をプレゼントしていただきまして」
俺は、丁寧に頭を下げた。
それにしても、お尻を触られただけでいってしまうなんて、俺はどれだけ淫乱なんだ、と思って反省する。
でも、原因の一端は壮太さんにもある。
俺は、壮太さんを睨む。
壮太さんは、俺の睨みなどどこ吹く風で店長に質問した。
「美帆さん。伊吹に女性の服をプレゼントしたのって、例のお店の視察ですか?」
「ふふふ。さすが壮太君ね。そう、女子会の特別メニューがすごいって噂なのよ。ほら、うちのお店、女性はあたししかいないでしょ?」
「そうですね。伊吹を連れていくといいと思います。こいつも勉強になると思いますし」
店長と壮太さんの視線が俺に集まる。
女子会とか、勉強になるとか、何かに巻き込まれてしまったのは理解しているが、どうして俺が? とも思わないでもない。
よくよく考えてみれば店長だって男性なのだ。
男性二人で女子会するのも妙なことである。
とはいえ、店長に期待されているのは確か。
それ以上に、壮太さんに少し持ち上げられて、とても気分がいい。
だから、俺は何も考えずに答えていた。
「はい! よろしくお願いします!」
「で、どう思う? 壮太君」
「そうですね。さすが一つ星といったところでしょうか。店内の動線もしっかりしているし、お客様への配慮もきめ細やか、もちろん料理も申し分なしですね」
「うんうん。このデザートだって、一見凡庸だけど、一口口に入れればもう忘れられない味」
「はい。きっと、特別なレシピがあるのでしょう」
壮太さんと店長は、食後のコーヒーを飲みながらお店の感想を述べあっている。
そうなのだ。
俺は、色恋沙汰で大騒ぎしていたが、そもそも今日の目的はこれ。
ライバル店の視察。
内装といい、店の雰囲気といい、うちの店とはだいぶ様相が異なる。
高級志向というのだろうか。
俺は、今の店以外はあまり知らないが、圧倒される何かがあることは認めざるを得ない。
壮太さんも店長も、俺と同様にそう思っているようだ。
仕事に関しては妥協がないのは、この二人の共通点。
だから、お店のチェックは真剣そのもの。
「壮太君、勉強になりそうな所ある? うちのお店に取り入れたい所とか?」
「そうですね……」
壮太さんは腕組みをした。
店長は、その姿を見て俺の方を向いた。
「あっ、そうだ。伊吹君の意見も聞きたいな!」
「えっ?」
俺は、驚きのあまり、危なくコーヒーをこぼすところだった。
やばい。何も考えていない。
何か思いつけ! 何でもいい! 何か……。
今日だって、俺は、壮太さんに推されて参加することになったのだ。
だから、俺の回答によっては、壮太さんの顔に泥を塗ることになる。
そんな事はできない。
でも、俺に気の利いた事なんて答えられる訳がない。
ふと、壮太さんと目が合った。
大丈夫、思った事をいってみろ。そんな目をしている。
それで、俺は吹っ切れた。
背伸びなんてする必要はない。
自分の思った事を、ありのままを話せばいいんだ。
俺は、ふーっと深呼吸をした。
そして、話し始める。
「えっと、俺が思ったのは……」
「うん、思ったのは?」
店長の目がキラキラしている。
俺は構わずに続けた。
「お客様達があまりくつろいでいないように見えました」
「えっ? お客様」
店長は、驚いて回りを見回す。
壮太さんは、冷静な声で言った。
「伊吹、続けて」
「はい」
俺は座り直して姿勢を正す。
「レストランというのは、お客様の日常の疲れを癒し、幸せなひと時を過ごしてもらうための空間だと思っています」
店長も壮太さんも黙って聞いてくれている。
俺はつづける。
「だから、くつろげないというのは、レストランとして何か足りていないのだと思います。俺は、思うのです。この店の人は、うちの店に視察に来てもらい、本当のくつろぎとはどういうものか、是非勉強してもらいたいって」
俺がそこまで言い切ると、店長は目を輝かせた。
「伊吹君! すごい! 確かにそう。あたしも、すごいとは思ったんだけど、何故か負けた気はしてなかった。なるほど、そうね。確かにあたしは内装やお料理にばっかり目が行っていたけど、大事なのはお客様。そう、伊吹君の言う通りだわ!」
店長に絶賛され、俺は恥ずかしくなって頭を掻いた。
壮太さんは頷きながら俺を見る。
お前を連れてきてよかった。
そんな風に思ってくれたのなら、俺は満足です、壮太さん。
「さすが、壮太君が推すだけのことはあるわ。よし、今度の女子会も頑張っていきましょう!」
「は、はい……」
俺は、店長に手を握られ、壮太さんに助けを求めた。
壮太さんは、嬉しそうにウインクした。
もう! 壮太さんだって女装してついてきてくださいよ!
そう思って口を膨らませたけど、壮太さんの女装姿を想像して、それはちょっと怖いな、と思ってすぐに吹き出して笑った。
1
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる