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第6章 一週間編
一日目~三日目
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三日目。
帝城のとある一室。北の塔とは違って客人用の部屋として扱われているこの部屋に今、二人の外国人が泊まり込んでいる。ローグとミーラだ。アゼルの事件から一日目で、二人はすぐに重要参考人として帝国の兵士たちから取り調べを受けている身になったが、今は客人扱いになっていた。先日の取り調べの応対が功を奏したからだ。
一日目の取り調べの中で、ミーラは緊張のあまりうまく話せなかったため、ほとんどローグが話した。王国出身のことや祖国で反逆まがいの騒動を起こして追われる身になったことも素直にしゃべった。帝国側が掴んでいた情報と一致していたおかげで全て事実であると判明した。
更に、追手から逃れるために無断で無許可で帝国に入ったこともバレてしまったが、リオルに協力しアゼルを救って問題解決に大きく貢献したこともあって、そこは目をつむってもらった。取り調べをした兵士とリオルはジト目になったのは余談だ。
取り調べは二日目で終わったが、帝国側は二人をどのように扱うか迷うことになった。敵国出身とはいえ、その国を裏切って帝国に逃亡。その後で帝国の内乱の解決に貢献。雑な使いをするわけにいかないが、監視しないわけにもいかない。だからと言って牢屋に入れるわけにもいかないし、そのまま宿に戻ってもらうわけにもいかない。
そこで第二皇女サーラの意見で、帝城の客室で監視をつけたうえでの客人として扱うことになった。ローグとミーラもそれで納得したが、意外なことにリオルが不服そうな顔をした。
「……お姉さま、何が不服なのですか?」
「いや、その、一緒に命懸けで戦ってくれたのだぞ。それを監視するなどと失礼ではないのか? あれだけ貢献してくれたのだから、そんなことをしなくてもいいではないか」
「それは違いますよ。信頼してるからこそ、監視をつけるのです。監視ということは、彼らに問題が無ければ我々が彼らを守ることになるのです」
「そ、そうなのか?」
「護衛も兼ねてると思ってください。それにクロズクの残党がいないとも限りませんから警戒しすぎる分には問題ないでしょう」
「そ、そうか。そうだな」
「あの場にいなかった兵士たちも城の内と外にいるのです。流石にないとは思いますが、彼らともめるようなことを防止することにもなります。兵士でない国民との接触も極力なくせるのですからね。監視は必要でしょう」
「サーラはやはり頭がいいな。流石は私の自慢の妹だ」
「ありがとうございます。お姉さまに分かってもらえて私も嬉しいです」
リオルはサーラに丁寧に説明されて納得して引き下がった。リオルがアゼルのもとに向かったのは、この後すぐのことだった。この時、アゼルとの話し合いでもリオルが引き下がってしまうとは彼女自身も思ってもいなかった。
帝城のとある一室。北の塔とは違って客人用の部屋として扱われているこの部屋に今、二人の外国人が泊まり込んでいる。ローグとミーラだ。アゼルの事件から一日目で、二人はすぐに重要参考人として帝国の兵士たちから取り調べを受けている身になったが、今は客人扱いになっていた。先日の取り調べの応対が功を奏したからだ。
一日目の取り調べの中で、ミーラは緊張のあまりうまく話せなかったため、ほとんどローグが話した。王国出身のことや祖国で反逆まがいの騒動を起こして追われる身になったことも素直にしゃべった。帝国側が掴んでいた情報と一致していたおかげで全て事実であると判明した。
更に、追手から逃れるために無断で無許可で帝国に入ったこともバレてしまったが、リオルに協力しアゼルを救って問題解決に大きく貢献したこともあって、そこは目をつむってもらった。取り調べをした兵士とリオルはジト目になったのは余談だ。
取り調べは二日目で終わったが、帝国側は二人をどのように扱うか迷うことになった。敵国出身とはいえ、その国を裏切って帝国に逃亡。その後で帝国の内乱の解決に貢献。雑な使いをするわけにいかないが、監視しないわけにもいかない。だからと言って牢屋に入れるわけにもいかないし、そのまま宿に戻ってもらうわけにもいかない。
そこで第二皇女サーラの意見で、帝城の客室で監視をつけたうえでの客人として扱うことになった。ローグとミーラもそれで納得したが、意外なことにリオルが不服そうな顔をした。
「……お姉さま、何が不服なのですか?」
「いや、その、一緒に命懸けで戦ってくれたのだぞ。それを監視するなどと失礼ではないのか? あれだけ貢献してくれたのだから、そんなことをしなくてもいいではないか」
「それは違いますよ。信頼してるからこそ、監視をつけるのです。監視ということは、彼らに問題が無ければ我々が彼らを守ることになるのです」
「そ、そうなのか?」
「護衛も兼ねてると思ってください。それにクロズクの残党がいないとも限りませんから警戒しすぎる分には問題ないでしょう」
「そ、そうか。そうだな」
「あの場にいなかった兵士たちも城の内と外にいるのです。流石にないとは思いますが、彼らともめるようなことを防止することにもなります。兵士でない国民との接触も極力なくせるのですからね。監視は必要でしょう」
「サーラはやはり頭がいいな。流石は私の自慢の妹だ」
「ありがとうございます。お姉さまに分かってもらえて私も嬉しいです」
リオルはサーラに丁寧に説明されて納得して引き下がった。リオルがアゼルのもとに向かったのは、この後すぐのことだった。この時、アゼルとの話し合いでもリオルが引き下がってしまうとは彼女自身も思ってもいなかった。
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