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僕と幼馴染ともふもふと
冒険者活動始めましょう
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「悠真、今日からギルドで依頼を受けるんでしょう」
ここ、レウス王国のビルバオの冒険者ギルドで新規登録した新米Fランク冒険者の僕たちは、一ヶ月間、真面目に冒険者として依頼を達成し見事ランクアップを狙います。
ある程度ギルドランクを上げておかないと。またギルドカードの期限が切れて再登録になっちゃうからね。
で、問題は僕です。
スライムすらも討伐できない最弱な僕なのです。
でも冒険者ランクを上げるには、町のお手伝いや薬草採取だけでなく、討伐依頼を達成しなきゃならない。
むぅ、どうしよう。
「大丈夫だ。凛が倒さなくても、コイツが代わりに戦えばいい」
コイツと悠真が指名したのは、昨日拾った魔獣とは思えない黒い子犬のヒョウガだった。
ええー、無理じゃないかな? ヒョウガはこんなに小さくて魔獣と言ってもまだ赤ちゃんなんだから。
そりゃ、ブラックウルフの幼体だけど……狼だけど、黒い子犬にしか見えないもん。
じーっと二人でヒョウガに注目すると、はぐはぐと朝ご飯を食べていたヒョウガが僕たちの視線に気づいて、餌皿に突っ込んでいた頭を上げる。
「ナンダ?」
ヒョウガの声は僕と悠真にしか聞こえないらしい。
従魔が使える「念話」スキルらしいけど……「念話」ならテイマーでヒョウガの主人である僕にしか聞こえないはずなのに、悠真にも聞こえるのが不思議だよね。
ヒョウガ、こんなにかわいいのにスライム退治をさせるのは……やっぱり無体では?
「毛玉。スライムは倒せるよな?」
ヒョウガが悠真からの問いかけに、眉間に皺を寄せて唸って答えた。
「ガルル、スライム、ヨワイ。オレ、ツヨイ!」
「えーっ、本当に大丈夫かな?」
ヒョウガの言葉に、思わず僕は心配になって疑ってしまった。
「リン、マモル! オレ、スライム、タオス! ツヨクナル! シンカスル!」
「お前、もしかして進化するのか? その条件は魔獣を倒すことか?」
悠真がひょいと片眉をあげる。ヒョウガは悠真の言葉にコテンと首を傾げた。
「ワカラナイ。ツヨクナル! シンカスル、ハズ」
僕はかわいいヒョウガの強がりに、かいぐりかいぐりと撫でまわした。
はふぅ、朝からもふもふ。至福のご褒美です。
……悠真がすごくこちらを睨んでいるけど、ヒョウガのこともふりたいの?
毛玉の存在が、魔獣が進化する可能性のある亜種だということを、俺はすっかり忘れていた。
別に毛玉が魔獣だろうが、ただの犬だろうが、何も問題なかったしな。というか、毛玉の存在自体が邪魔だしな。
凛にテイマーのスキルが生えず、正式な従魔契約を結んでなければ、道中凛にわからないように捨てようと思っていたぐらいだ。
しかし……進化する=強くなる、それならば、凛の身を守るのに変な男を雇うよりは毛玉のほうがマシか。
こいつも、オスだけどな……。
じゃあ、とっとと進化させるか。強くする過程でもしも相手に倒されたら……凛が悲しむ前に毛玉は逃げたことにして闇に葬ろう、ま、いつかは俺の手で葬るが。
「毛玉、今日は町の外に出て魔獣討伐する。まず凛を守り、スライムを倒せ」
「ええーっ、今日から魔獣の討伐依頼を受けるの?」
凛が涙目で訴えてくる。いやいや、薬草採取でいいよ、凛は。危ないことはみんな凛の代わりに毛玉がやればいい。毛玉もやる気になっているみたいだしな。
「でもでも、レオナルド隊長たちが、町の近くに強い魔獣が出てくるようになったって。あ、危ないんじゃ……」
「大丈夫。いざとなったら凛は俺が守るから。毛玉は知らん」
「オレ、ツヨイ。ミンナ、タオス!」
ふんすふんすと毛玉は鼻息が荒いけど、口のまわりの食べかすがすごいぞ、所詮獣風情が。
凛がくすくすかわいく笑って毛玉の口をナプキンで拭こうとするので、俺が毛玉の首の後ろを摘まんで奪い取り、力任せに雑巾でグイグイと拭いてやった。
「スライムは門の近くにいるから、森に近づかなければ魔獣も出てこないよ。騎士たちが見回りしているだろうし」
ただ、スライムみたいな最弱魔物は騎士たちもいちいち倒さないから、門の近くだとしても探せばいる。
「そうか、な? レオナルド隊長は町のみんなからも頼りにされてるし。フ、フェルなんとかさんも強いって噂されてたもんね。じゃあ、大丈夫……かな?」
…………そうかもね。あー、凛の口から他の男の話を聞くとムカつくなぁ。
バキッ。
あ、スプーンが折れた。
「……ガゥッ。ユーマ、ヤキモチ、コワイ」
うるさいぞ、毛玉。
俺は、凛にわからないように毛玉の尻を軽く蹴っておいた。
やってきました町の外、いま、僕たちがいるのは町の門の外ですぅ。
うわー、なんか魔獣が出そうな草むらが多いなぁ。
朝ご飯を食べたあとギルドに寄って依頼を確認して、途中屋台でお昼ご飯と飲み物を調達して……門の外に出てしまった僕たちは、これからスライムを探します。
スライムとかホーンラビットとかのFランク対象の魔獣は冒険者ギルドでは常設依頼なので、討伐した魔獣の魔石若しくは討伐指定部位をギルドの買取窓口に出すだけでOKなんだって。
薬草採取依頼もそうだったけど、弱い魔獣の扱いが雑な件……そんな雑魚魔獣でもヒョウガに頼らないとダメな冒険者の僕。ちーん、末期だよねぇ。
「ララギ草の採取もしよう。凛、頼めるかな?」
悠真が労わるように僕の頭を撫でる。自分の弱さに凹んでいたのがバレたかな。でも、悠真に頼られて嬉しい。
「うん。ララギ草ならまかせて!」
僕は薬草採取用のナイフと皮袋をお供に、草むらにしゃがみ込んではララギ草をサクッサクッと採取中。
悠真が、どうしても魔獣を怖がる僕に「防壁」という魔法をかけてくれた。
わかりやすく説明すると「ガード」とか「バリア」みたいな魔法です。
魔獣が僕に攻撃してきても跳ね返してくれるんだ。
「Aランクの魔獣が出ても平気だよ」
悠真がニッコリ笑って、防御の強さを確約してくれた。
……そんなに凄いの、これ? 透明でふよんとした感触の薄い膜なんだけど。
たぶん僕が不審そうな顔をしたからだろう。悠真はおもむろにヒョウガを鷲掴むとぶうんっと全力でこちらに投げてきた。
ヒョウガは悲鳴も上げずに、僕に張られた「防壁」に激しくぶつかって、ボヨンボヨンと跳ねて遠くに飛ばされていく。
「キュゥーン」て悲しそうに泣いてるんですけどー!
そんなこんなで、僕は薬草採取。悠真とヒョウガは魔獣討伐となりました。
適材適所ってヤツですね!
ここ、レウス王国のビルバオの冒険者ギルドで新規登録した新米Fランク冒険者の僕たちは、一ヶ月間、真面目に冒険者として依頼を達成し見事ランクアップを狙います。
ある程度ギルドランクを上げておかないと。またギルドカードの期限が切れて再登録になっちゃうからね。
で、問題は僕です。
スライムすらも討伐できない最弱な僕なのです。
でも冒険者ランクを上げるには、町のお手伝いや薬草採取だけでなく、討伐依頼を達成しなきゃならない。
むぅ、どうしよう。
「大丈夫だ。凛が倒さなくても、コイツが代わりに戦えばいい」
コイツと悠真が指名したのは、昨日拾った魔獣とは思えない黒い子犬のヒョウガだった。
ええー、無理じゃないかな? ヒョウガはこんなに小さくて魔獣と言ってもまだ赤ちゃんなんだから。
そりゃ、ブラックウルフの幼体だけど……狼だけど、黒い子犬にしか見えないもん。
じーっと二人でヒョウガに注目すると、はぐはぐと朝ご飯を食べていたヒョウガが僕たちの視線に気づいて、餌皿に突っ込んでいた頭を上げる。
「ナンダ?」
ヒョウガの声は僕と悠真にしか聞こえないらしい。
従魔が使える「念話」スキルらしいけど……「念話」ならテイマーでヒョウガの主人である僕にしか聞こえないはずなのに、悠真にも聞こえるのが不思議だよね。
ヒョウガ、こんなにかわいいのにスライム退治をさせるのは……やっぱり無体では?
「毛玉。スライムは倒せるよな?」
ヒョウガが悠真からの問いかけに、眉間に皺を寄せて唸って答えた。
「ガルル、スライム、ヨワイ。オレ、ツヨイ!」
「えーっ、本当に大丈夫かな?」
ヒョウガの言葉に、思わず僕は心配になって疑ってしまった。
「リン、マモル! オレ、スライム、タオス! ツヨクナル! シンカスル!」
「お前、もしかして進化するのか? その条件は魔獣を倒すことか?」
悠真がひょいと片眉をあげる。ヒョウガは悠真の言葉にコテンと首を傾げた。
「ワカラナイ。ツヨクナル! シンカスル、ハズ」
僕はかわいいヒョウガの強がりに、かいぐりかいぐりと撫でまわした。
はふぅ、朝からもふもふ。至福のご褒美です。
……悠真がすごくこちらを睨んでいるけど、ヒョウガのこともふりたいの?
毛玉の存在が、魔獣が進化する可能性のある亜種だということを、俺はすっかり忘れていた。
別に毛玉が魔獣だろうが、ただの犬だろうが、何も問題なかったしな。というか、毛玉の存在自体が邪魔だしな。
凛にテイマーのスキルが生えず、正式な従魔契約を結んでなければ、道中凛にわからないように捨てようと思っていたぐらいだ。
しかし……進化する=強くなる、それならば、凛の身を守るのに変な男を雇うよりは毛玉のほうがマシか。
こいつも、オスだけどな……。
じゃあ、とっとと進化させるか。強くする過程でもしも相手に倒されたら……凛が悲しむ前に毛玉は逃げたことにして闇に葬ろう、ま、いつかは俺の手で葬るが。
「毛玉、今日は町の外に出て魔獣討伐する。まず凛を守り、スライムを倒せ」
「ええーっ、今日から魔獣の討伐依頼を受けるの?」
凛が涙目で訴えてくる。いやいや、薬草採取でいいよ、凛は。危ないことはみんな凛の代わりに毛玉がやればいい。毛玉もやる気になっているみたいだしな。
「でもでも、レオナルド隊長たちが、町の近くに強い魔獣が出てくるようになったって。あ、危ないんじゃ……」
「大丈夫。いざとなったら凛は俺が守るから。毛玉は知らん」
「オレ、ツヨイ。ミンナ、タオス!」
ふんすふんすと毛玉は鼻息が荒いけど、口のまわりの食べかすがすごいぞ、所詮獣風情が。
凛がくすくすかわいく笑って毛玉の口をナプキンで拭こうとするので、俺が毛玉の首の後ろを摘まんで奪い取り、力任せに雑巾でグイグイと拭いてやった。
「スライムは門の近くにいるから、森に近づかなければ魔獣も出てこないよ。騎士たちが見回りしているだろうし」
ただ、スライムみたいな最弱魔物は騎士たちもいちいち倒さないから、門の近くだとしても探せばいる。
「そうか、な? レオナルド隊長は町のみんなからも頼りにされてるし。フ、フェルなんとかさんも強いって噂されてたもんね。じゃあ、大丈夫……かな?」
…………そうかもね。あー、凛の口から他の男の話を聞くとムカつくなぁ。
バキッ。
あ、スプーンが折れた。
「……ガゥッ。ユーマ、ヤキモチ、コワイ」
うるさいぞ、毛玉。
俺は、凛にわからないように毛玉の尻を軽く蹴っておいた。
やってきました町の外、いま、僕たちがいるのは町の門の外ですぅ。
うわー、なんか魔獣が出そうな草むらが多いなぁ。
朝ご飯を食べたあとギルドに寄って依頼を確認して、途中屋台でお昼ご飯と飲み物を調達して……門の外に出てしまった僕たちは、これからスライムを探します。
スライムとかホーンラビットとかのFランク対象の魔獣は冒険者ギルドでは常設依頼なので、討伐した魔獣の魔石若しくは討伐指定部位をギルドの買取窓口に出すだけでOKなんだって。
薬草採取依頼もそうだったけど、弱い魔獣の扱いが雑な件……そんな雑魚魔獣でもヒョウガに頼らないとダメな冒険者の僕。ちーん、末期だよねぇ。
「ララギ草の採取もしよう。凛、頼めるかな?」
悠真が労わるように僕の頭を撫でる。自分の弱さに凹んでいたのがバレたかな。でも、悠真に頼られて嬉しい。
「うん。ララギ草ならまかせて!」
僕は薬草採取用のナイフと皮袋をお供に、草むらにしゃがみ込んではララギ草をサクッサクッと採取中。
悠真が、どうしても魔獣を怖がる僕に「防壁」という魔法をかけてくれた。
わかりやすく説明すると「ガード」とか「バリア」みたいな魔法です。
魔獣が僕に攻撃してきても跳ね返してくれるんだ。
「Aランクの魔獣が出ても平気だよ」
悠真がニッコリ笑って、防御の強さを確約してくれた。
……そんなに凄いの、これ? 透明でふよんとした感触の薄い膜なんだけど。
たぶん僕が不審そうな顔をしたからだろう。悠真はおもむろにヒョウガを鷲掴むとぶうんっと全力でこちらに投げてきた。
ヒョウガは悲鳴も上げずに、僕に張られた「防壁」に激しくぶつかって、ボヨンボヨンと跳ねて遠くに飛ばされていく。
「キュゥーン」て悲しそうに泣いてるんですけどー!
そんなこんなで、僕は薬草採取。悠真とヒョウガは魔獣討伐となりました。
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