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異世界に召喚されました
キスは突然に……
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少し時間は戻って……。
僕が誘拐犯でもあるハーピーという魔族のお姉さん、アデラさんに連れて来られた山の上の真っ白なお城のお部屋で、紅茶とプチケーキを御馳走になっていた頃。
ついつい、楽しいお喋りに気分が高揚して、問われるままにここまでのことを全部キレイにペロッと話してしまいました。
「……やっぱりねぇ。なんかリンくんは違うと思ってたのよ。そうか……違う世界からこっちの世界に渡ってきたのね?」
渡ってきたというか……こちらに呼ばれてきたみたいですけど? まあ、僕の場合は召喚魔法陣の端っこを踏んだせいですけど。
「異世界人って、他にもいるんですか?」
「……どうかしら? わざわざ異世界から召喚しようなんて考えるのは、地位のある人族が多いけど、今はいないんじゃない?」
「そうですか……」
ガクッと肩が落ちる。そうか……今は僕たちしか異世界人はいないのかぁ。
「前にこちらに渡ってきた異世界人が元の世界に戻れたとか知ってます?」
「さあ? こっちで生涯を終えた人はいるみたいだけど……、どうかしらね?」
アデラさんはちょっとプチケーキを摘まむ手を止めて思い出そうとしてくれたけど、興味がなかったのかすぐにもぐもくとケーキを口に運んでしまう。
う……む、僕と悠真が無事に元の世界に戻れるのかどうか、わかる人はいるのだろうか? そもそも、元の世界に戻れる魔法陣とか存在しているの?
悠真たちが呼ばれた場所にいたこの国の王様たちは、イマイチ信用ができない人ばかりだったらしいし……。
「リンくんは元の世界に戻りたいの?」
「ううーん。一人っ子だけど両親は僕に関心はあまりなかったからなぁ。友達とか、ゲームとか……ううん、どうしても戻りたいのかな?」
こちらの生活は不便に思うこともあるけど、僕も魔法が使えるようになればもう少し快適に過ごせると思うし。
残念なことに向こうの世界に残してきたものや人間関係は、僕にとってそんなに重要ではない……かな? 恋人もいなかったしね。
もし、悠真がこっちに来てなかったら……そうしたら、僕は、こんなにも落ち着いて魔族の女性たちとお茶会なんて参加できていたかな?
「うん。とっても大切な人はこっちに来ているし。もし戻れなくっても諦められるかも」
悠真のことを思って気恥ずかしくなった顔を、両手でもった紅茶のカップで隠した。
「そう。それで、これからも人族の縄張りにいるの?」
へ? 人族の縄張りってどこ? ……あ、ああ、そうか。アデラさんたちは魔族だから、人族とは生活圏が違うのかな?
「そうですね。召喚された国にいるのは厄介事に巻き込まれそうなので、違う国へ行こうと思ってます。せっかく来た異世界なので、あちこち旅してもいいかなって」
えへへ。悠真と一緒に卒業旅行ならぬ異世界旅行です。
「気を付けてね。リンくんが人族の縄張りにいてもワイバーンみたいなのが寄ってくるかもしれないから。あいつらは頭が悪いから」
「あら、アデラ様。それは仕方のないことですわ。あいつらは魔獣、魔物の類。わたくしたちは魔族ですもの」
「ねぇーっ」とフリフリフリルのドレス姿の女の子がきゃらきゃらとかわいい声で笑い合う。
んん? なんだかよくわからないことを言われたような?
「ワイバーンが寄ってくるとは?」
僕の困った下がり眉を見て、アデラさんは怪訝な顔をする。
「あら、気付いてなかったの? リンくんがいるところに魔獣や魔物が寄ってくるわよ? 挨拶代わりかしら? 魔族も興味津々よ」
だからこうしてお茶会して親睦を深めているのよ? と小首を傾げたアデラさんに言われても、僕は背中に冷や汗ダラダラなんですけどーっ!
「そんな、魔獣たちって異世界人を狙ってくんの? 僕、おまけでこっちに来たからチート能力なんて持ってないのに?」
ど、どどどと、どうしよう!
アデラさんは動揺してあたふたする僕を不思議そうに見ていたけど、まだまだ異世界人の僕に聞きたいことがあるとばかりに違う話題へと変っていった。
うん、確かに夜明け前にあーれーっと誘拐された被害者が呑気にお茶やお菓子を食べてちゃダメだったよね。
せめて、悠真には無事でいることを伝えておかないと、すっごく心配させちゃうよね。
でも、まさか魔族のお城を壊す勢いで迎えに来るとは思ってなかったんだよーっ。
ガキ猫に止められなかったら、城ごと粉々にぶっ壊して愛しい凛に大怪我をさせるところだった。
しまった。冷静さを失っている。
でも、それも仕方がないと思う。
長い間、凛との間に距離を置き、ようやく高校を卒業して凛解禁! 幸せ新婚生活到来と胸を躍らせていた日に異世界へ召喚されるというふざけた事案に巻き込まれた。
しかも、凛と一緒に異世界へと思っていたら、誰かが凛を魔法陣から弾き飛ばした。俺と凛のラブラブ生活がーっ、と絶望感に塗り潰されたあのとき。
ようやく、異世界で再会してもガキ猫がいて二人っきりにはなれないわ、凛は面倒なトラブルに頭を突っ込んでいるわ、解決した途端に魔族に誘拐されるとか……。
俺はいつまでおあずけを食らえばいいんだ!
そんなモヤモヤも全て込めて叩きつけたのが、魔族の城への魔法攻撃だった。
ガラガラと城の壁が崩れ落ちていくのを無表情に眺めていたら、ここまで乗ってきたワイバーンの制御が効かなくなった。
「わ、わわわっ! 兄ちゃん、落ちるよ」
「俺の攻撃にビビッて恐慌状態になったらしい」
「そんな、冷静に言うなよっ」
ギャーギャーとうるさいガキ猫を小脇に抱え、ワイバーンの背中からピョンと飛び降りる。
「へ? ぎゃーっ!」
「フライ」
かなりの高さから飛び降りたからガキ猫が泣き叫んでいるが、当然、下からの風魔法で落下速度を落として、ふわりと着地してみせる。
「……凛?」
城の中にある凛の気配と、その周りに魔族と思われる強い魔力を持つものたちの気配があった。
わざわざ、あんななにもない田舎村から凛を連れ去ったぐらいだ。凛に何か目的があって、もしかしたら危害が加えられているのでは? と考えると握った拳がプルプルと震えた。
城の半壊した門からは、魔族と思われる男たちが鎧を身につけてわらわらと出てきた。
「兄ちゃん、魔族が来たよ」
ガキ猫は、さっきまで俺の耳元でスカイダイビングの文句を言っていたが、魔族の姿が見えると俺の背中へと素早く身を隠す。
「……殺ってもいいのか?」
俺としては手加減するほうが面倒なので、さっさっと攻撃魔法で倒したいが、こいつらを倒すと凛も何かしらの攻撃をされるとかあるかも。
うむ、凛が人質になっていたら、手も足も出ないな。
しかし、そのとき、俺の視界の端の端にチラッと見えたのは……凛!
「凛!」
その場にガキ猫を置いてけぼりにし、こちららへと走り寄ってくる武器や爪を鋭く伸ばした魔族たちの間も走り抜け、凛へと真っすぐに進む。
「凛!」
俺の呼びかけにも応えない凛に眉が寄る。どこか怯えるようにキョロキョロと辺りを見回しているが……何か凛の身に危険が及ぶものでもあるのだろうか?
それなら、俺が排除するまでなのだが?
城の中へと侵入する俺を止めようと魔族が肩や腕に触れようとするが、鬱陶しいので「覇気」で跳ね飛ばしておく。
勇者スキルの一つで「勇者覇気」は、弱い魔獣や魔物であれば一定以上近寄らせないことができるのだ。
「凛? 大丈夫か?」
凛の周りにいる女たちも腕で振り払い、正面から視線を合わせると、凛は細かく唇を振るえさせ、俺の名前を呼ぶが声にならないようだった。
凛……かわいそうに……怖かったんだね。そんなにプルプルと全身を震わせ、プルンとした唇を戦慄かせて……うっすらと唇が開いて俺の名前を呼ぼうとする……そんな凛が……。
「かわいい」
俺は凛の可憐な存在に心臓を撃ち抜かれて熱に浮かされたように、そっと顔を近づけた。
その、誘っている唇を……塞ぐために。
僕が誘拐犯でもあるハーピーという魔族のお姉さん、アデラさんに連れて来られた山の上の真っ白なお城のお部屋で、紅茶とプチケーキを御馳走になっていた頃。
ついつい、楽しいお喋りに気分が高揚して、問われるままにここまでのことを全部キレイにペロッと話してしまいました。
「……やっぱりねぇ。なんかリンくんは違うと思ってたのよ。そうか……違う世界からこっちの世界に渡ってきたのね?」
渡ってきたというか……こちらに呼ばれてきたみたいですけど? まあ、僕の場合は召喚魔法陣の端っこを踏んだせいですけど。
「異世界人って、他にもいるんですか?」
「……どうかしら? わざわざ異世界から召喚しようなんて考えるのは、地位のある人族が多いけど、今はいないんじゃない?」
「そうですか……」
ガクッと肩が落ちる。そうか……今は僕たちしか異世界人はいないのかぁ。
「前にこちらに渡ってきた異世界人が元の世界に戻れたとか知ってます?」
「さあ? こっちで生涯を終えた人はいるみたいだけど……、どうかしらね?」
アデラさんはちょっとプチケーキを摘まむ手を止めて思い出そうとしてくれたけど、興味がなかったのかすぐにもぐもくとケーキを口に運んでしまう。
う……む、僕と悠真が無事に元の世界に戻れるのかどうか、わかる人はいるのだろうか? そもそも、元の世界に戻れる魔法陣とか存在しているの?
悠真たちが呼ばれた場所にいたこの国の王様たちは、イマイチ信用ができない人ばかりだったらしいし……。
「リンくんは元の世界に戻りたいの?」
「ううーん。一人っ子だけど両親は僕に関心はあまりなかったからなぁ。友達とか、ゲームとか……ううん、どうしても戻りたいのかな?」
こちらの生活は不便に思うこともあるけど、僕も魔法が使えるようになればもう少し快適に過ごせると思うし。
残念なことに向こうの世界に残してきたものや人間関係は、僕にとってそんなに重要ではない……かな? 恋人もいなかったしね。
もし、悠真がこっちに来てなかったら……そうしたら、僕は、こんなにも落ち着いて魔族の女性たちとお茶会なんて参加できていたかな?
「うん。とっても大切な人はこっちに来ているし。もし戻れなくっても諦められるかも」
悠真のことを思って気恥ずかしくなった顔を、両手でもった紅茶のカップで隠した。
「そう。それで、これからも人族の縄張りにいるの?」
へ? 人族の縄張りってどこ? ……あ、ああ、そうか。アデラさんたちは魔族だから、人族とは生活圏が違うのかな?
「そうですね。召喚された国にいるのは厄介事に巻き込まれそうなので、違う国へ行こうと思ってます。せっかく来た異世界なので、あちこち旅してもいいかなって」
えへへ。悠真と一緒に卒業旅行ならぬ異世界旅行です。
「気を付けてね。リンくんが人族の縄張りにいてもワイバーンみたいなのが寄ってくるかもしれないから。あいつらは頭が悪いから」
「あら、アデラ様。それは仕方のないことですわ。あいつらは魔獣、魔物の類。わたくしたちは魔族ですもの」
「ねぇーっ」とフリフリフリルのドレス姿の女の子がきゃらきゃらとかわいい声で笑い合う。
んん? なんだかよくわからないことを言われたような?
「ワイバーンが寄ってくるとは?」
僕の困った下がり眉を見て、アデラさんは怪訝な顔をする。
「あら、気付いてなかったの? リンくんがいるところに魔獣や魔物が寄ってくるわよ? 挨拶代わりかしら? 魔族も興味津々よ」
だからこうしてお茶会して親睦を深めているのよ? と小首を傾げたアデラさんに言われても、僕は背中に冷や汗ダラダラなんですけどーっ!
「そんな、魔獣たちって異世界人を狙ってくんの? 僕、おまけでこっちに来たからチート能力なんて持ってないのに?」
ど、どどどと、どうしよう!
アデラさんは動揺してあたふたする僕を不思議そうに見ていたけど、まだまだ異世界人の僕に聞きたいことがあるとばかりに違う話題へと変っていった。
うん、確かに夜明け前にあーれーっと誘拐された被害者が呑気にお茶やお菓子を食べてちゃダメだったよね。
せめて、悠真には無事でいることを伝えておかないと、すっごく心配させちゃうよね。
でも、まさか魔族のお城を壊す勢いで迎えに来るとは思ってなかったんだよーっ。
ガキ猫に止められなかったら、城ごと粉々にぶっ壊して愛しい凛に大怪我をさせるところだった。
しまった。冷静さを失っている。
でも、それも仕方がないと思う。
長い間、凛との間に距離を置き、ようやく高校を卒業して凛解禁! 幸せ新婚生活到来と胸を躍らせていた日に異世界へ召喚されるというふざけた事案に巻き込まれた。
しかも、凛と一緒に異世界へと思っていたら、誰かが凛を魔法陣から弾き飛ばした。俺と凛のラブラブ生活がーっ、と絶望感に塗り潰されたあのとき。
ようやく、異世界で再会してもガキ猫がいて二人っきりにはなれないわ、凛は面倒なトラブルに頭を突っ込んでいるわ、解決した途端に魔族に誘拐されるとか……。
俺はいつまでおあずけを食らえばいいんだ!
そんなモヤモヤも全て込めて叩きつけたのが、魔族の城への魔法攻撃だった。
ガラガラと城の壁が崩れ落ちていくのを無表情に眺めていたら、ここまで乗ってきたワイバーンの制御が効かなくなった。
「わ、わわわっ! 兄ちゃん、落ちるよ」
「俺の攻撃にビビッて恐慌状態になったらしい」
「そんな、冷静に言うなよっ」
ギャーギャーとうるさいガキ猫を小脇に抱え、ワイバーンの背中からピョンと飛び降りる。
「へ? ぎゃーっ!」
「フライ」
かなりの高さから飛び降りたからガキ猫が泣き叫んでいるが、当然、下からの風魔法で落下速度を落として、ふわりと着地してみせる。
「……凛?」
城の中にある凛の気配と、その周りに魔族と思われる強い魔力を持つものたちの気配があった。
わざわざ、あんななにもない田舎村から凛を連れ去ったぐらいだ。凛に何か目的があって、もしかしたら危害が加えられているのでは? と考えると握った拳がプルプルと震えた。
城の半壊した門からは、魔族と思われる男たちが鎧を身につけてわらわらと出てきた。
「兄ちゃん、魔族が来たよ」
ガキ猫は、さっきまで俺の耳元でスカイダイビングの文句を言っていたが、魔族の姿が見えると俺の背中へと素早く身を隠す。
「……殺ってもいいのか?」
俺としては手加減するほうが面倒なので、さっさっと攻撃魔法で倒したいが、こいつらを倒すと凛も何かしらの攻撃をされるとかあるかも。
うむ、凛が人質になっていたら、手も足も出ないな。
しかし、そのとき、俺の視界の端の端にチラッと見えたのは……凛!
「凛!」
その場にガキ猫を置いてけぼりにし、こちららへと走り寄ってくる武器や爪を鋭く伸ばした魔族たちの間も走り抜け、凛へと真っすぐに進む。
「凛!」
俺の呼びかけにも応えない凛に眉が寄る。どこか怯えるようにキョロキョロと辺りを見回しているが……何か凛の身に危険が及ぶものでもあるのだろうか?
それなら、俺が排除するまでなのだが?
城の中へと侵入する俺を止めようと魔族が肩や腕に触れようとするが、鬱陶しいので「覇気」で跳ね飛ばしておく。
勇者スキルの一つで「勇者覇気」は、弱い魔獣や魔物であれば一定以上近寄らせないことができるのだ。
「凛? 大丈夫か?」
凛の周りにいる女たちも腕で振り払い、正面から視線を合わせると、凛は細かく唇を振るえさせ、俺の名前を呼ぶが声にならないようだった。
凛……かわいそうに……怖かったんだね。そんなにプルプルと全身を震わせ、プルンとした唇を戦慄かせて……うっすらと唇が開いて俺の名前を呼ぼうとする……そんな凛が……。
「かわいい」
俺は凛の可憐な存在に心臓を撃ち抜かれて熱に浮かされたように、そっと顔を近づけた。
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