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異世界に召喚されました
迷子の子猫は、迷子をやめない
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朝、僕が目を覚ますと、見えたのは知らない天井でした……て始まる異世界漫画のようだね。
ちゃんと昨日の記憶はあるよ? 昨日はワイバーンの足に捕らわれた空の強制散歩中に見つけた高い山の麓にある小さな集落の役場……という名前の普通の民家に泊らせてもらった、凛です。みなさん、おはようございます。
ワイバーンに捕まっていた先輩のネコミミくんと二人でお空の旅を経験して、危機一髪! ワイバーンから逃げ出して駆け込んだこの集落で夜を過ごせました。
あー、生きてるって素晴らしい!
素泊まりのはずが家主のおばあさんのご厚意で、温かい食事とお水をもらえました。体を拭くお湯とタオルも用意してもらって、お布団もふかふかで、こんな状況なのに快眠でした。てへっ。
ううーんと伸びをして、隣に寝てるはずのネコミミくんを見ると……。見ると……、あれれ?
「あれ? いない?」
昨日は体調が悪そうだったけど、もう起きているのかな? 窓の外を見るとまだ日が昇りきってない、早朝だと思うんだけど……?
僕は慌てて起きて昨日脱いだ服に着替えて身支度を済ませて部屋を出る。
廊下をうろうろと歩いて、家主のおばあさんを見つけることができた。
「おはようございます。昨日はお世話になりました……」
「あら、おはよう。早いんだね? もう一人の具合はどうだい?」
「それが……、いない……ですけど……」
僕がもごもごと口の中でネコミミくんの不在を漏らすと、おばあさんもネコミミくんがいないことを知らなかった!
もしかして知らない場所で目を覚まして驚いて出て行ったとか?
そう思ったら、なんか心配になって焦ってきちゃった!
「す、すみません! 僕、お暇します! あの子を探さなくちゃ!!」
おばあさんはわたわたと挙動不審になった僕に、ニコッと笑っいかけて、二人分のお弁当を渡してくれた。
裏の井戸で水を汲んで持って行くようにも勧めてくれたんだ。
こんな知らない世界で出会ったおばあさんが優しい人で良かった。
僕は何度も何度も頭を下げながら家を出て、とりあえず門まで走っていく。
途中、井戸で水筒に水を入れて、周りを見てネコミミくんを探してみるけど……やっぱりいない。ガクッ。
集落の門まで辿り着くと、昨日と同じ門番の人だった。
僕が話しかけるよりも前に、僕を見て慌てて声をかけてきた。
「おいおい、さっき、昨夜の坊主が慌てて出て行ったぞ。走ってラボール山脈の方へ行ったが……いいのか?」
「ええーっ! て……ラボール山脈ってどこですか?」
「あの、高い岩山のことだ。あんな山を登る奴もいない。山の反対側は樹海が続いて海に出るだけだし……。しかも、あの岩山にはワイバーンの巣があるんだぞ?」
「なんで、そんなところに……」
せっかく、決死のダイビングでワイバーンから逃げてきたのに、自らワイバーンの巣へ向かっていくなんて……。
ちょっと付き合いきれないけど……放っておくのもなー。彼、怪我してたし、昨日は熱も出てたし……心配だしなぁ。
「ありがとう。追いかけてみます」
ペコリと門番さんに頭を下げて、タタッと走り出す。
でも昨日のような全力疾走じゃないよ? だって、ネコミミくんの姿が全然見えないんだもん。岩山に辿り着くまでに合流できたらいいな。
目を覚ます。狭いテントの中。いずれ凛と二人で旅をするならもっと広いほうがいいだろう。いや、狭いのもいいか。
暫し、悩む。
あー、それよりも凛を追いかけなきゃ。寝袋をしまい着替えたあと、簡単に食事を済ます。体、特に足の状態を確かめてみるが、問題はなさそうだ。昨日飲んだポーションが役に立ったらしい。
「ポーション、少し買い足しておくか」
凛が怪我したときに必要だ。どうやら俺には「治癒」系の魔法属性はないらしい。
「勇者スキル」には「治癒」能力はありがちだと思うのだが……。
テントから出て、手早く無限収納にしまう。早朝に出発するのが当たり前なのか、冒険者たちのグループも商人たちの馬車も慌ただしく出発していった。
俺は探査魔法で凛の位置を確認。うん、昨夜と同じ場所で止まっている。方向から推察するとシエーロの街かそれに隣接する集落か……そのどちらかに凛がいる。
よし、行くか。しばらくは道のままに進み、人がいなくなったときを見計らって、身体強化で森を爆走すると決める。
……。
そろそろ、森の中に紛れて移動しようかと思った俺の前に、馬車が数台と人が数人集まって上を見て騒いでいた。
「?」
邪魔だな。まず、そう思った。
近づくと、どうやら上に魔獣がいてこちらへ襲ってくるのを警戒しているらしい。護衛の私兵や冒険者たちも剣は構えているが、相手が空高く飛んでいるので手が出せないみたいだ。
最初、俺は無視をしようと思った。俺には関係ないし……。
しかし、その魔獣が二匹のワイバーンだとわかったとき、ピタリと足を止めた。
そういえば、この辺りで凛たちの移動スピードが落ちたと思う。たぶん、ここで捕まっていたワイバーンから何らかの理由で離れたんだろうと思う。あのワイバーンはなんでここにいる?
「……逃がした凛を探しているのか?」
そう思いついたらもうダメだ。おもむろに右手を掲げ、こちらに向かって急降下してきた大きなワイバーンに向けて一言唸る。
「風刃」
ビュオオオと俺の体を中心に風が巻き起こり巨大な鎌のような刃に姿を変え、こちらへ特攻してきたワイバーンの首をスパッと切り落とす。ゴロゴロと首は転がり、巨大な体は飛行していた姿勢そのままに木にぶつかり、ドオオォンと音を立てて地に伏せた。
風刃で首を落とされたワイバーンの切り口から、ブシュウと血が勢いよく溢れ出す。
「もう一匹」
小柄なワイバーンは、仲間が殺られたのがわかるのか、真上を旋回して下に降りてはこない。
周りにいた商人や護衛たちは、黙って成り行きを見守っている。
「……風矢」
パチンと右手の指を鳴らすと、ワイバーンの羽にブスブスブスッと穴が開き飛行不能になり、クルクルと落下してくる。穴があちこちに開いた羽で必死に飛ぼうとするが、方向が定まらずフラフラと左右に揺れて、結局ドォッと地面と激突した。
一歩一歩、ゆっくりと落ちたワイバーンの体に近づいて行く。
いつもはピクリとも仕事のしない表情筋が、今は微かに口角が上がっているのがわかる。
「お前か? 凛を俺から攫ったのは?」
羽が傷つき落ちてきたワイバーンは痛みにもがいている。ジタバタと動く片羽を足で踏みつけ、顔をさらにワイバーンに近づけて、俺は残酷に宣告する。
「死ね」
パチン! 矢の形に変えた風魔法をブスブスブスッとワイバーンの体全体余すところなくを射った。
最後、眉間にブスッと風刃が刺さるとワイバーンは動かなくなった。
やんや、やんやと周りが一斉に騒ぎ出す。この商隊の主らしき、ふくよかな壮年男性が俺の前に出てきて、恭しく頭を下げた。
「ああ、ありがとうございます。ありがとうございます。ワイバーンを見事討たれるなんて、さぞ、ランクの高い冒険者様でしょう。よろしければお礼をさせて頂きたいのですが?」
商人特有の手揉みつきでの申し出に、俺は一瞥することなく無表情で告げる。
「それはいらない。あの大きなワイバーンはくれてやるから、解体でもして持っていけ。俺はコイツを貰っていく」
「よ、よろしいので?」
「いらん、あんなもの」
商人は思う。ワイバーンの素材は高値で売買されるもの。冒険者であれば、懐が潤うだけでなくランクアップにも貢献する魔獣だ。なのに、不要だなんて……。きっとすでに凄い冒険者に違いないっ! 是非とも知己の間柄になりたい! と。
俺の迷惑そうな態度もなんのその! 商人はシエーロの街まで馬車に乗せることと、俺の希望の各種ポーションを譲ることを交渉で勝ち取り、ホクホク顔で俺を乗せて馬車を走らすことになる。
ニマニマ笑いの気持ち悪い中年男と同じ馬車に乗ることを拒否した俺は荷馬車の後ろに腰掛け、貰ったポーションの「鑑定」をしていた。
凛に会ったら、まず疲労回復のため栄養剤と、肌の状態も気になるからこの美容剤も飲まそう。触り心地は大事。それから、いい匂いのする香油ももらったし……。これからの俺たちの関係に香油は大事だ。
周りの異性だけでなく同性からも好意を向けられまくっていた悠真。誰にも応えることなく孤高の存在だった悠真。
まさか、幼馴染の男の健康状態、肌の触り心地、あらぬところに使う香油にまで拘る男だったとは……。
そんなに変態度が高いとわかっていれば、周りの反応も違っただろうに……悠真はこのまま凛と合流できないほうが、凛にとっては幸せなのでは……。
ガタンゴトンと悠真が商人の馬車で移動中、凛はようやくネコミミくんに追いつくことができた。
集落から走り続け凛の体力は削がれまくっていて、息も絶え絶えだったが……。
「やっと見つけたーっ。ネコミミくん勝手にいなくならないでよー」
「誰がっネコミミくんだっ!」
ニャアアアと威嚇されていました。
◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆
いつもご愛読ありがとうございます!
おかげさまで、HOTランキングに入ることができました。
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とても励みになっていますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ちゃんと昨日の記憶はあるよ? 昨日はワイバーンの足に捕らわれた空の強制散歩中に見つけた高い山の麓にある小さな集落の役場……という名前の普通の民家に泊らせてもらった、凛です。みなさん、おはようございます。
ワイバーンに捕まっていた先輩のネコミミくんと二人でお空の旅を経験して、危機一髪! ワイバーンから逃げ出して駆け込んだこの集落で夜を過ごせました。
あー、生きてるって素晴らしい!
素泊まりのはずが家主のおばあさんのご厚意で、温かい食事とお水をもらえました。体を拭くお湯とタオルも用意してもらって、お布団もふかふかで、こんな状況なのに快眠でした。てへっ。
ううーんと伸びをして、隣に寝てるはずのネコミミくんを見ると……。見ると……、あれれ?
「あれ? いない?」
昨日は体調が悪そうだったけど、もう起きているのかな? 窓の外を見るとまだ日が昇りきってない、早朝だと思うんだけど……?
僕は慌てて起きて昨日脱いだ服に着替えて身支度を済ませて部屋を出る。
廊下をうろうろと歩いて、家主のおばあさんを見つけることができた。
「おはようございます。昨日はお世話になりました……」
「あら、おはよう。早いんだね? もう一人の具合はどうだい?」
「それが……、いない……ですけど……」
僕がもごもごと口の中でネコミミくんの不在を漏らすと、おばあさんもネコミミくんがいないことを知らなかった!
もしかして知らない場所で目を覚まして驚いて出て行ったとか?
そう思ったら、なんか心配になって焦ってきちゃった!
「す、すみません! 僕、お暇します! あの子を探さなくちゃ!!」
おばあさんはわたわたと挙動不審になった僕に、ニコッと笑っいかけて、二人分のお弁当を渡してくれた。
裏の井戸で水を汲んで持って行くようにも勧めてくれたんだ。
こんな知らない世界で出会ったおばあさんが優しい人で良かった。
僕は何度も何度も頭を下げながら家を出て、とりあえず門まで走っていく。
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僕が話しかけるよりも前に、僕を見て慌てて声をかけてきた。
「おいおい、さっき、昨夜の坊主が慌てて出て行ったぞ。走ってラボール山脈の方へ行ったが……いいのか?」
「ええーっ! て……ラボール山脈ってどこですか?」
「あの、高い岩山のことだ。あんな山を登る奴もいない。山の反対側は樹海が続いて海に出るだけだし……。しかも、あの岩山にはワイバーンの巣があるんだぞ?」
「なんで、そんなところに……」
せっかく、決死のダイビングでワイバーンから逃げてきたのに、自らワイバーンの巣へ向かっていくなんて……。
ちょっと付き合いきれないけど……放っておくのもなー。彼、怪我してたし、昨日は熱も出てたし……心配だしなぁ。
「ありがとう。追いかけてみます」
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でも昨日のような全力疾走じゃないよ? だって、ネコミミくんの姿が全然見えないんだもん。岩山に辿り着くまでに合流できたらいいな。
目を覚ます。狭いテントの中。いずれ凛と二人で旅をするならもっと広いほうがいいだろう。いや、狭いのもいいか。
暫し、悩む。
あー、それよりも凛を追いかけなきゃ。寝袋をしまい着替えたあと、簡単に食事を済ます。体、特に足の状態を確かめてみるが、問題はなさそうだ。昨日飲んだポーションが役に立ったらしい。
「ポーション、少し買い足しておくか」
凛が怪我したときに必要だ。どうやら俺には「治癒」系の魔法属性はないらしい。
「勇者スキル」には「治癒」能力はありがちだと思うのだが……。
テントから出て、手早く無限収納にしまう。早朝に出発するのが当たり前なのか、冒険者たちのグループも商人たちの馬車も慌ただしく出発していった。
俺は探査魔法で凛の位置を確認。うん、昨夜と同じ場所で止まっている。方向から推察するとシエーロの街かそれに隣接する集落か……そのどちらかに凛がいる。
よし、行くか。しばらくは道のままに進み、人がいなくなったときを見計らって、身体強化で森を爆走すると決める。
……。
そろそろ、森の中に紛れて移動しようかと思った俺の前に、馬車が数台と人が数人集まって上を見て騒いでいた。
「?」
邪魔だな。まず、そう思った。
近づくと、どうやら上に魔獣がいてこちらへ襲ってくるのを警戒しているらしい。護衛の私兵や冒険者たちも剣は構えているが、相手が空高く飛んでいるので手が出せないみたいだ。
最初、俺は無視をしようと思った。俺には関係ないし……。
しかし、その魔獣が二匹のワイバーンだとわかったとき、ピタリと足を止めた。
そういえば、この辺りで凛たちの移動スピードが落ちたと思う。たぶん、ここで捕まっていたワイバーンから何らかの理由で離れたんだろうと思う。あのワイバーンはなんでここにいる?
「……逃がした凛を探しているのか?」
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「風刃」
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「もう一匹」
小柄なワイバーンは、仲間が殺られたのがわかるのか、真上を旋回して下に降りてはこない。
周りにいた商人や護衛たちは、黙って成り行きを見守っている。
「……風矢」
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一歩一歩、ゆっくりと落ちたワイバーンの体に近づいて行く。
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「お前か? 凛を俺から攫ったのは?」
羽が傷つき落ちてきたワイバーンは痛みにもがいている。ジタバタと動く片羽を足で踏みつけ、顔をさらにワイバーンに近づけて、俺は残酷に宣告する。
「死ね」
パチン! 矢の形に変えた風魔法をブスブスブスッとワイバーンの体全体余すところなくを射った。
最後、眉間にブスッと風刃が刺さるとワイバーンは動かなくなった。
やんや、やんやと周りが一斉に騒ぎ出す。この商隊の主らしき、ふくよかな壮年男性が俺の前に出てきて、恭しく頭を下げた。
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商人特有の手揉みつきでの申し出に、俺は一瞥することなく無表情で告げる。
「それはいらない。あの大きなワイバーンはくれてやるから、解体でもして持っていけ。俺はコイツを貰っていく」
「よ、よろしいので?」
「いらん、あんなもの」
商人は思う。ワイバーンの素材は高値で売買されるもの。冒険者であれば、懐が潤うだけでなくランクアップにも貢献する魔獣だ。なのに、不要だなんて……。きっとすでに凄い冒険者に違いないっ! 是非とも知己の間柄になりたい! と。
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ニマニマ笑いの気持ち悪い中年男と同じ馬車に乗ることを拒否した俺は荷馬車の後ろに腰掛け、貰ったポーションの「鑑定」をしていた。
凛に会ったら、まず疲労回復のため栄養剤と、肌の状態も気になるからこの美容剤も飲まそう。触り心地は大事。それから、いい匂いのする香油ももらったし……。これからの俺たちの関係に香油は大事だ。
周りの異性だけでなく同性からも好意を向けられまくっていた悠真。誰にも応えることなく孤高の存在だった悠真。
まさか、幼馴染の男の健康状態、肌の触り心地、あらぬところに使う香油にまで拘る男だったとは……。
そんなに変態度が高いとわかっていれば、周りの反応も違っただろうに……悠真はこのまま凛と合流できないほうが、凛にとっては幸せなのでは……。
ガタンゴトンと悠真が商人の馬車で移動中、凛はようやくネコミミくんに追いつくことができた。
集落から走り続け凛の体力は削がれまくっていて、息も絶え絶えだったが……。
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