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精霊の加護171 南の島のバカンス
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精霊の加護
Zu-Y
№171 南の島のバカンス
『『『『『『『『『キャハハー!』』』』』』』』』
ウィンの第五形態への進化を終え、精霊たちを連れてプライベートビーチへ行き、わが妻たちやリチャード夫妻、ラモ夫妻と合流すると、水浴びが大好きな精霊たちは、プライベートビーチの海へ、歓声を上げながら次々とダイブを敢行したのであった。
精霊の衣を着たままのダイブだが、ゆるふわの精霊の衣が水の中でゆらゆらして実にいい塩梅にマッチしている。精霊の衣は、水着としても行けるんじゃね?と思った。これは王都に帰ったら、仕立屋の店長に話してみよう。
わが妻たちは、プライベートビーチにビーチパラソルを立て、その日陰でビーチチェアのリクライニングを目一杯倒して、ワルキューレスタイルの水着で優雅に寝そべりつつ、南国風のトロピカルなカクテルを片手に、皆でガールズトークに花を咲かせている。
これだよこれ。この光景が見たかったのだよ♪
そのワルキューレスタイルの水着も長い髪も濡れている。ひと泳ぎして寛いでいるところのようだ。
「泳いだの?」
「軽くね。後はビーチでのんびりよ。」
「ほんとにいい休暇ですわ。」
「うむ。たまにはこういうのもいいな。騎士団の頃では考えられん。」
「あたしもだねぇ。受付嬢の頃は忙しくってさ。」
「そうよねぇ。」「ですわねぇ。」
「騎士団もギルドもブラックな職場だねぇ。」
「僕は、夏になるとリシッチャ亭の前の海でたまに泳いでたよ。」
「男どもが群がりそうだな。」
「えー、分かるぅ?実はさー、ランチタイムの後の休憩時間に泳いでたからさー、群がった男どもをディナータイムに客として引っ張ってたんだよねー。」
「ちゃっかりしてるなぁ。」
「わらわは龍人に変身しての海水浴は初めてなのじゃ。実に楽しいぞえ。齢1000年を越えて生きておっても、まだ体験してない面白いこともあるものよの。」
「トーラも、海水浴は、初めて。泉での、水浴びは、あったけど、こんな感じじゃ、なかった。」
「そりゃよかった。
ところでリチャード夫妻やラモ夫妻は?」
「ん…。あそこと、あそこ。それぞれ、ふたりっ切りで、楽しんでる。」
「流石に護衛の眼があるゆえ、乳繰り合うまでは行っておらん様じゃがな。」ドーラよ、乳繰り合うって…。
「メインビーチには出店もあるけど、何か買いに行く?」
「「「「「「「行く!」」」」」」」妻たち即決。
そしてメインビーチの出店に買い物に来てみた。すれ違う男どもは「おお。」と感嘆の声を漏らしたかと思うと前屈みになり、女たちは「素敵。」と呟いた。
そう、わが妻たちのワルキューレスタイルの水着にである。わが妻たちは視線など一切意に介さず、辺りを睥睨しつつ闊歩していた。うん、男前♪
ふわふわ飛んで付いて来る精霊たちに反応した連中もいるにはいたが、精霊たちに興味を示したのは主に子供たちであった。
もちろん精霊たちは、精霊を見る力がない者とは、たとえ子供であっても関りを持ちたがらないので、スーッと浮いて逃げたけれども。苦笑
出店は、小腹を満たす、焼きトウモロコシに焼きソーセージ、氷菓としてかき氷にジェラート、ガッツリ系ではピザとパスタがあった。飲み物は、各種ジュースの他、エールなどもある。酔って海に入るのは頂けないが…。苦笑
「これ、12本頂戴。」
「精霊様をお連れってことは、もしやご領主様で?」
「ご領主様?まあそう言うことになるのかな。」
「お代は頂けませんや。」
「ダメだよ。きちんと代金は払うよ。」
「でも、3年間も無税にして頂いてやすし。」
「それは率先してこの島に来てくれたお礼だよ。その金は島の発展に使ってよ。」
「すんません。じゃあ、ありがたく頂戴しやす。」いや、それは代金だし。
結局全部の出店で買ってしまった…。まあ、領内発展のためだ。
「ダーリン、これ、全部食べ切れるの?食べ物を粗末にしちゃだめだぞっ。」流石ビーチェ。リシッチャ亭の看板娘だっただけのことはある。
「大丈夫だよ。護衛の人たちにも差し入れするからさ。」
「あっ、そうか。それならいいや。」
リチャード夫妻やラモ夫妻が食べる以上、護衛連中が毒見させろとか言うかもしれないからちょうどいいだろ。もっとも、毒が入ってたとしてもソルもいるし、ジュヌもいるけどな。食べる前にポイズンクリアを掛ければ、一切問題ないのである。
プライベートビーチに戻ると、リチャード夫妻とラモ夫妻がいた。
「おう、ゲオルク。奥方たちと精霊たちを連れてどこに行ってたんだ。」
「出店に買い物にな。食い物を買って来たぜ。皆の分もあるよ。」
「ゲオルク卿、少々お待ちを。申し訳ありませんが、ご嫡男様と、姫様のお食事としては適さないかと。」
「毒見とかってこと?大丈夫だよ。
ソル。頼む。」
『はーい。』
ソルがエリアポイズンクリアを掛け、すべての食品が解毒された…と言っても分解する毒はなかったが。
『ゲオルク、毒、なかったよー。』
「だろうね。」
「これは出過ぎたことを申しました。」
「気にしてないよ。でも、お役目とは言え、大変だね。護衛の皆さんの分もあるから、よかったら食べてね。」
「ありがとうございます。」
ラスプ・デルスゥデ島の北の白浜のプライベートビーチで、ゆるり海水浴を楽しんだ俺たちは、夕刻には帰途へ着いたのだった。
領主公邸に着いたら、お待ちかね、お風呂である。お・風・呂♪
領主公邸の浴室は、大浴場はふたつある。普通は男湯と女湯として使うのだが、リチャードとラモは新婚ほやほやである。
「一の湯はリチャード夫妻、二の湯はラモ夫妻でどうぞ。明日は交換で。」俺は男湯・女湯と言う言葉を敢えて使わず、一の湯・二の湯と呼んだ。この後、領主公邸ではこの呼び方が定着する。
ふた組の新婚カップルは、それはもう、キャッキャうふふな混浴タイムを味わったのだった。俺、グッジョブ。
その後は、当然俺もキャッキャうふふな混浴タイムである。わが妻たち7人と、精霊たち6人の巨乳による生ぱふぱふ13連発と、第四形態の精霊たち3人の並乳もみもみを堪能したのであった。
皆での夕餉の席はこれまた楽しく、大いに盛り上がったのだった。精霊たちが俺から口移しで酒を呑んで陽気に飛び回ったのは、俺たちにしてみればいつもの光景なのだが、リチャード、ラモ、ナディア様、ペリーヌ様は一様に驚いていた。
「ゲオルク、今日は妙に嬉しそうだな。」
「あ、リチャードもそう思う?実は僕もさ、ゲオルクがずっとご機嫌だなーって思ってたんだよ。」
「いやあ。2年越しの念願がようやく叶ったからね。」
「2年越しの念願?」
「そうなんだよ。2年前さ、南部湾が荒れたじゃない?」
「ああ、ダーリンと僕が出会ったときね。」
「そうそう。ビーチェにスピリタスに加わってもらって、ワラと契約して、ビーチェと王都に向かおうかと思ったとき、ちょうどジュヌとベスが南府に来てさ、折角南府まで来たからせめて1泊って流れになったでしょ。」
「うむ、そうであったな。」
「ですわね。」
「あのときはもう秋だったからリシッチャ亭の前のビーチで皆が寛いでたけどさ、あのとき誓ったんだよ。夏に皆を連れて来て、ハイレグかビキニの水着姿を拝もうと!」
力説する俺に、ナディア様とペリーヌ様の眼がやや白くなった気がするが、そんなの関係ない。
「去年はどうしたのさ?」
「去年は、初めての教国遠征で王都に帰って来たときはもう夏の終わりだったからね。ギリギリで間に合わなかった分、余計に来年こそはと思ったね。」
「その遠征は、わらわが主様の配下になったときのことかの?」
「配下じゃないよ。妻だよ。でもそのときだね。」
「なるほどのう。」
「で、そのときってさ、王教同盟締結祝賀会があったんだけど、わが妻たちはスピリタス調ドレスを着たじゃない?それでスピリタス調のデザインを水着に取り入れようって閃いてさ。それからワルキューレスタイルの水着のデザインに入ったんだよね。」
「やはりな。あのV字の切れ込みはそうではないかと思っていたのだ。」
「あたしもベスと同じくそうだと思ったよ。どうせ生ぱふぱふ用だろ?」
「正解!」
「「生ぱふぱふ?」」ナディア様とペリーヌ様が聞いて来た。
「これはスピリタス家の秘伝の夫婦円満のための奥義ゆえ、護衛の皆様はお人払いを。」俺は勿体ぶって見せた。笑
「しばし外せ。」「呼ぶまで出てて。」リチャードとラモが、それぞれの護衛たちを退出させた。
「じゃあ言い出しっぺのカルメン。見本の相手を頼むよ。」
「はいよ、お前さん。」
リチャード、ラモ、ナディア様、ペリーヌ様が固唾を飲んで見守る中、
「こうして妻の谷間に顔を埋めますと、妻が両横から『ぱふぱふ』と…。」
「「おおお。」」「「…。」」リチャードとラモは感嘆、ナディア様とペリーヌ様は呆れている。
「今のがぱふぱふで、これを素肌でするのが生ぱふぱふ。ぜひ今宵お試しあれ。」と、澄まして言ってやった。
「わはははは。まったくゲオルクと来たら、人払いをしろだの秘伝の奥義などと申すから、どんなものかと思えば…。」
「あはははは。いやあ、ほんとだよ。まじまじと見入った僕らはバカみたいじゃないか。殿下が『ゲオルクは人を食ったところがある。』と言ってたけど、こう言うところなんだな。」
リチャードもラモも大爆笑。釣られてナディア様もペリーヌ様も大笑い。
それから部屋へ引き上げて、輪番のリーゼ、ジュヌ、カルメンの生ぱふぱふをローテションで堪能したのは言うまでもなかろう。
きっとリチャードやラモも、今頃は生ぱふぱふをやりまくってるだろうな。
ぱふぱふの宴の後、3人のお口によって、マイドラゴンはホワイトブレスを吐き尽くしたのだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
毎週土曜22時に投稿します。
以下の2作品も合わせてよろしくお願いします。
「射手の統領」https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/541586735
「母娘丼W」https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/265755073
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
Zu-Y
№171 南の島のバカンス
『『『『『『『『『キャハハー!』』』』』』』』』
ウィンの第五形態への進化を終え、精霊たちを連れてプライベートビーチへ行き、わが妻たちやリチャード夫妻、ラモ夫妻と合流すると、水浴びが大好きな精霊たちは、プライベートビーチの海へ、歓声を上げながら次々とダイブを敢行したのであった。
精霊の衣を着たままのダイブだが、ゆるふわの精霊の衣が水の中でゆらゆらして実にいい塩梅にマッチしている。精霊の衣は、水着としても行けるんじゃね?と思った。これは王都に帰ったら、仕立屋の店長に話してみよう。
わが妻たちは、プライベートビーチにビーチパラソルを立て、その日陰でビーチチェアのリクライニングを目一杯倒して、ワルキューレスタイルの水着で優雅に寝そべりつつ、南国風のトロピカルなカクテルを片手に、皆でガールズトークに花を咲かせている。
これだよこれ。この光景が見たかったのだよ♪
そのワルキューレスタイルの水着も長い髪も濡れている。ひと泳ぎして寛いでいるところのようだ。
「泳いだの?」
「軽くね。後はビーチでのんびりよ。」
「ほんとにいい休暇ですわ。」
「うむ。たまにはこういうのもいいな。騎士団の頃では考えられん。」
「あたしもだねぇ。受付嬢の頃は忙しくってさ。」
「そうよねぇ。」「ですわねぇ。」
「騎士団もギルドもブラックな職場だねぇ。」
「僕は、夏になるとリシッチャ亭の前の海でたまに泳いでたよ。」
「男どもが群がりそうだな。」
「えー、分かるぅ?実はさー、ランチタイムの後の休憩時間に泳いでたからさー、群がった男どもをディナータイムに客として引っ張ってたんだよねー。」
「ちゃっかりしてるなぁ。」
「わらわは龍人に変身しての海水浴は初めてなのじゃ。実に楽しいぞえ。齢1000年を越えて生きておっても、まだ体験してない面白いこともあるものよの。」
「トーラも、海水浴は、初めて。泉での、水浴びは、あったけど、こんな感じじゃ、なかった。」
「そりゃよかった。
ところでリチャード夫妻やラモ夫妻は?」
「ん…。あそこと、あそこ。それぞれ、ふたりっ切りで、楽しんでる。」
「流石に護衛の眼があるゆえ、乳繰り合うまでは行っておらん様じゃがな。」ドーラよ、乳繰り合うって…。
「メインビーチには出店もあるけど、何か買いに行く?」
「「「「「「「行く!」」」」」」」妻たち即決。
そしてメインビーチの出店に買い物に来てみた。すれ違う男どもは「おお。」と感嘆の声を漏らしたかと思うと前屈みになり、女たちは「素敵。」と呟いた。
そう、わが妻たちのワルキューレスタイルの水着にである。わが妻たちは視線など一切意に介さず、辺りを睥睨しつつ闊歩していた。うん、男前♪
ふわふわ飛んで付いて来る精霊たちに反応した連中もいるにはいたが、精霊たちに興味を示したのは主に子供たちであった。
もちろん精霊たちは、精霊を見る力がない者とは、たとえ子供であっても関りを持ちたがらないので、スーッと浮いて逃げたけれども。苦笑
出店は、小腹を満たす、焼きトウモロコシに焼きソーセージ、氷菓としてかき氷にジェラート、ガッツリ系ではピザとパスタがあった。飲み物は、各種ジュースの他、エールなどもある。酔って海に入るのは頂けないが…。苦笑
「これ、12本頂戴。」
「精霊様をお連れってことは、もしやご領主様で?」
「ご領主様?まあそう言うことになるのかな。」
「お代は頂けませんや。」
「ダメだよ。きちんと代金は払うよ。」
「でも、3年間も無税にして頂いてやすし。」
「それは率先してこの島に来てくれたお礼だよ。その金は島の発展に使ってよ。」
「すんません。じゃあ、ありがたく頂戴しやす。」いや、それは代金だし。
結局全部の出店で買ってしまった…。まあ、領内発展のためだ。
「ダーリン、これ、全部食べ切れるの?食べ物を粗末にしちゃだめだぞっ。」流石ビーチェ。リシッチャ亭の看板娘だっただけのことはある。
「大丈夫だよ。護衛の人たちにも差し入れするからさ。」
「あっ、そうか。それならいいや。」
リチャード夫妻やラモ夫妻が食べる以上、護衛連中が毒見させろとか言うかもしれないからちょうどいいだろ。もっとも、毒が入ってたとしてもソルもいるし、ジュヌもいるけどな。食べる前にポイズンクリアを掛ければ、一切問題ないのである。
プライベートビーチに戻ると、リチャード夫妻とラモ夫妻がいた。
「おう、ゲオルク。奥方たちと精霊たちを連れてどこに行ってたんだ。」
「出店に買い物にな。食い物を買って来たぜ。皆の分もあるよ。」
「ゲオルク卿、少々お待ちを。申し訳ありませんが、ご嫡男様と、姫様のお食事としては適さないかと。」
「毒見とかってこと?大丈夫だよ。
ソル。頼む。」
『はーい。』
ソルがエリアポイズンクリアを掛け、すべての食品が解毒された…と言っても分解する毒はなかったが。
『ゲオルク、毒、なかったよー。』
「だろうね。」
「これは出過ぎたことを申しました。」
「気にしてないよ。でも、お役目とは言え、大変だね。護衛の皆さんの分もあるから、よかったら食べてね。」
「ありがとうございます。」
ラスプ・デルスゥデ島の北の白浜のプライベートビーチで、ゆるり海水浴を楽しんだ俺たちは、夕刻には帰途へ着いたのだった。
領主公邸に着いたら、お待ちかね、お風呂である。お・風・呂♪
領主公邸の浴室は、大浴場はふたつある。普通は男湯と女湯として使うのだが、リチャードとラモは新婚ほやほやである。
「一の湯はリチャード夫妻、二の湯はラモ夫妻でどうぞ。明日は交換で。」俺は男湯・女湯と言う言葉を敢えて使わず、一の湯・二の湯と呼んだ。この後、領主公邸ではこの呼び方が定着する。
ふた組の新婚カップルは、それはもう、キャッキャうふふな混浴タイムを味わったのだった。俺、グッジョブ。
その後は、当然俺もキャッキャうふふな混浴タイムである。わが妻たち7人と、精霊たち6人の巨乳による生ぱふぱふ13連発と、第四形態の精霊たち3人の並乳もみもみを堪能したのであった。
皆での夕餉の席はこれまた楽しく、大いに盛り上がったのだった。精霊たちが俺から口移しで酒を呑んで陽気に飛び回ったのは、俺たちにしてみればいつもの光景なのだが、リチャード、ラモ、ナディア様、ペリーヌ様は一様に驚いていた。
「ゲオルク、今日は妙に嬉しそうだな。」
「あ、リチャードもそう思う?実は僕もさ、ゲオルクがずっとご機嫌だなーって思ってたんだよ。」
「いやあ。2年越しの念願がようやく叶ったからね。」
「2年越しの念願?」
「そうなんだよ。2年前さ、南部湾が荒れたじゃない?」
「ああ、ダーリンと僕が出会ったときね。」
「そうそう。ビーチェにスピリタスに加わってもらって、ワラと契約して、ビーチェと王都に向かおうかと思ったとき、ちょうどジュヌとベスが南府に来てさ、折角南府まで来たからせめて1泊って流れになったでしょ。」
「うむ、そうであったな。」
「ですわね。」
「あのときはもう秋だったからリシッチャ亭の前のビーチで皆が寛いでたけどさ、あのとき誓ったんだよ。夏に皆を連れて来て、ハイレグかビキニの水着姿を拝もうと!」
力説する俺に、ナディア様とペリーヌ様の眼がやや白くなった気がするが、そんなの関係ない。
「去年はどうしたのさ?」
「去年は、初めての教国遠征で王都に帰って来たときはもう夏の終わりだったからね。ギリギリで間に合わなかった分、余計に来年こそはと思ったね。」
「その遠征は、わらわが主様の配下になったときのことかの?」
「配下じゃないよ。妻だよ。でもそのときだね。」
「なるほどのう。」
「で、そのときってさ、王教同盟締結祝賀会があったんだけど、わが妻たちはスピリタス調ドレスを着たじゃない?それでスピリタス調のデザインを水着に取り入れようって閃いてさ。それからワルキューレスタイルの水着のデザインに入ったんだよね。」
「やはりな。あのV字の切れ込みはそうではないかと思っていたのだ。」
「あたしもベスと同じくそうだと思ったよ。どうせ生ぱふぱふ用だろ?」
「正解!」
「「生ぱふぱふ?」」ナディア様とペリーヌ様が聞いて来た。
「これはスピリタス家の秘伝の夫婦円満のための奥義ゆえ、護衛の皆様はお人払いを。」俺は勿体ぶって見せた。笑
「しばし外せ。」「呼ぶまで出てて。」リチャードとラモが、それぞれの護衛たちを退出させた。
「じゃあ言い出しっぺのカルメン。見本の相手を頼むよ。」
「はいよ、お前さん。」
リチャード、ラモ、ナディア様、ペリーヌ様が固唾を飲んで見守る中、
「こうして妻の谷間に顔を埋めますと、妻が両横から『ぱふぱふ』と…。」
「「おおお。」」「「…。」」リチャードとラモは感嘆、ナディア様とペリーヌ様は呆れている。
「今のがぱふぱふで、これを素肌でするのが生ぱふぱふ。ぜひ今宵お試しあれ。」と、澄まして言ってやった。
「わはははは。まったくゲオルクと来たら、人払いをしろだの秘伝の奥義などと申すから、どんなものかと思えば…。」
「あはははは。いやあ、ほんとだよ。まじまじと見入った僕らはバカみたいじゃないか。殿下が『ゲオルクは人を食ったところがある。』と言ってたけど、こう言うところなんだな。」
リチャードもラモも大爆笑。釣られてナディア様もペリーヌ様も大笑い。
それから部屋へ引き上げて、輪番のリーゼ、ジュヌ、カルメンの生ぱふぱふをローテションで堪能したのは言うまでもなかろう。
きっとリチャードやラモも、今頃は生ぱふぱふをやりまくってるだろうな。
ぱふぱふの宴の後、3人のお口によって、マイドラゴンはホワイトブレスを吐き尽くしたのだった。
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毎週土曜22時に投稿します。
以下の2作品も合わせてよろしくお願いします。
「射手の統領」https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/541586735
「母娘丼W」https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/265755073
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