精霊の加護

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精霊の加護133 侯爵昇進祝いの宴と一番寄子

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精霊の加護
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№133 侯爵昇進祝いの宴と一番寄子

 翌朝俺は、朝餉を摂ってすぐ、わが妻たちと精霊たちを伴って、村の教会に神父さんを訪ねることにした。教会の後は、キノコ畑などを視察に行くので、アクアビット号で出掛けた。

 教会への寄進は大金貨1枚。冒険者になってから、いつもこの額だ。
「帰省の度に、このような多額の寄進をしてもろうて、すまんのう。」
「いえいえ、神父さんにはお世話になっていますから。」
 それから今回の帝国紀行の話をした。

 ひと通り、帝国での話を済ますと、神父さんが切り出した。
「ゲオルクよ、ひとつ頼みがあるのじゃが。」
「なんです?」
「昨日、代官や村の衆が言うとった歓迎の宴じゃがの、此度は村の衆の希望を叶えてやってくれんか?」
「どう言うことです?」
「確かに費えもあるのじゃがの、このところずっと不景気じゃったので、村の祭りもろくにしておらんのじゃ。
 ゲオルクのおかげでようやく景気が上向いて来たでの、今は祭りの時期じゃないし、ゲオルクの凱旋祝いと言う体にして、村の衆は騒ぎたいのじゃよ。これまでの不景気の憂さ晴らしじゃな。」
「しかし俺の帰還に対する歓迎の宴にしたら、それこそ帰還する度に宴になりますよね?だったら俺の侯爵昇進祝いってことにしませんか?」
「おう、それは名案じゃな。」

「実は昨日、父さんに、『村人たちが景気の回復をパーッと祝いたい気持ちを汲むのも領主の仕事だ。』と言われましてね。侯爵昇進祝いと言うのも父さんの発案です。」
「そうか、カールがそんなことをのう。」
「父さんも村人たちと同じ気持ちなんでしょうね。
 ところで、俺はこの後、東府からの役人ふたりと村役場前で合流して、キノコ畑とキノコ工場の視察に行くので、神父さんから代官に、俺の侯爵昇進祝いの宴ならやってもいいって、伝えてもらえませんか?」
「お安い御用じゃ。」

 それから神父さんも一緒に村役場に行って、東府から派遣されて来ている役人ふたりと、キノコ畑の視察に行った。役人ふたりもアクアビット号に乗せて。
 普段よく使う安価なキノコ~シイキノコ、エノキノコ、マイキコノ、シメジノコ、ナメコノコ、エリンギノコ、マシュルムコ~などのキノコ畑は、村のすぐ近くだ。キノコ栽培会社職員の村人たちが、手入れをしている。

「あ、ご領主様。」職員たちが深々と頭を下げた。よく知ってる奴も何人かいる。子供の頃、クラスメイトだった奴らだ。
「いいからいいから。作業続けて。」
 キノコを生やす原木がずらっと並んでいる。原木は、生きた木のものもあれば、伐採して適度な長さに切って並べたものもある。
 それぞれにびっしりキノコが付いていた。
「生産が追い付かないんですよ。」役人が嬉しい悲鳴を零した。
「じゃあ、キノコ畑を増やす?」
「ぜひお願いします。」
 キノコ畑に隣接する森林を、精霊たちの力を借りてキノコ畑に変えた。
 キノコ畑と言っても、キノコ栽培用の樹木畑である。余分な木を間引き、ツリに原木となる木を生やしてもらうだけだけどな。
 そしてツリに、何サイクルかキノコを育ててもらえば、安定したキノコ畑となる。
 精霊たちに魔力補給をしながら、
「こんなもんでいいか?」
 役人ふたりとキノコ会社の職員たちは、唖然としていた。

 それから森の中の高級キノコ畑に行った。高級キノコは、トリュフダケやパインダケで、特定の樹木の傍にしか生えない。しかも土中の肥料が豊富だとダメなのだ。
 一見矛盾しているようだが、土中の肥料が少ないと、樹木が高級キノコの力を借りて、少ない肥料をなんとか吸収しようとするため、樹木から高級キノコに養分が行って、高級キノコが良く育つ。土中の肥料が豊富だと、樹木が土から肥料を直接吸収するので、高級キノコの力を借りなくていい。このため、樹木片高級キノコにあまり養分が行かず、高級キノコの育ちが悪くなるのだ。
 このため、高級キノコ畑は、もともと自然によく生えていた場所をキノコ畑にしている。それでラスプ村の傍ではなくて、森の中なのだ。
 ここも、主にツリの力を借りて、キノコ畑を増設した。ツリは大活躍である。当たり前か。森林と植物はツリの領分だものな。キノコは植物とはちょっと違うけれども、ツリの精霊魔法の対象範囲内である。

 ひと仕事終えたツリに魔力補給をしたら、ツリが『森の温泉に行こう。』と言い出した。この後、キノコ工場の視察があるんだけどな。でも活躍したツリのリクエストだから聞かない訳には行かない。
「俺たちさ、この先の自噴している温泉場に寄ってくから先に帰っててよ。キノコ工場は午後から行くよ。」
 役人ふたりを先に帰して、森の天然温泉にやって来た。自噴しているので、いわゆる野天風呂である。精霊魔術師になる前、森で狩人をしてた頃、狩りの後に俺はよくここに来ていた。

 精霊たちは、さっと衣服を脱ぎ捨てて温泉に飛び込んだ。笑
 俺たちだけなので、わが妻たちもさっと脱いで温泉に浸かった。
 森の温泉はぬる湯の炭酸泉で、浸かっていると気泡がぷつぷつと体に付いて来る。これが心地よい。
 14個のメロンボールを鑑賞できるのもいい。精霊たちも第五形態になれば、メロンボールになるだろう。すると+18個で、都合32個である。実に楽しみだ。そのためにも先行投資をせねばな。
 精霊たちを呼んで、先行投資を始めた。

 まずツリを、左腿の上に、背中を俺に向けさせて跨らせ、そのまま俺にもたれ掛からせた。するとツリの頭が俺の左肩の辺りに来る。両腕をツリの脇の下から前に回して胸揉み&頂攻め。『もっとおっきくなあれ。』と念じながら。ツリは無邪気にキャッキャと喜んでいる。そのまま左肩の辺りにあるツリの顔を、右を向かせてべろちゅー。
 これを1サイクルとして、次にクレを呼び、右腿に跨らせて、胸揉み&頂攻めからのべろちゅー。その後、左右交互に、フィア、チル、ワラ、ウィン、メタ、ソル、ダクと先行投資を続けた。
 なお、湯の中ではマイドラゴンが出番を主張していたが、完全にスルーしてやった。笑

「ずるいわ。」ぼそっとリーゼが呟くので、そちらを見ると、リーゼがもじもじしている。
 おっと、精霊たちへの先行投資を垣間見て、スイッチが入ったっぽい。他のわが妻たちも同様だ。
 精霊たちのあと、リーゼ、ジュヌ、カルメン、ベス、ビーチェ、ドーラ、トーラの順で先行投資、いや、わが妻たちには元カレが先行投資済みなので、投資によってたわわに実った資産の回収だな。
 やはりたわわに実った果実は触り心地が違う。
『『『『『『『『『ぶー。』』』』』』』』』あ、精霊たちに心を読まれた。苦笑

 ちなみに明日が満月のため、今日から3日間発情期のドーラが、
「主様、わらわは今日から発情期ゆえ、このまま子種を所望なのじゃ。」と言って来たが、流石に野外で無防備過ぎるから、
「夜まで我慢しろ!」と言っておいた。ちょっと勿体なかったけれども。苦笑

 森の温泉を堪能した後、キノコ工場に行って製品化行程を確認していたときのこと。代官の使いの小僧さんが真っ青になって駆け込んで来た。
「ご領主様、一大事です。軍勢が迫って来ています。」
「はあ?何言ってんの?」
「とにかくお代官様から『至急、村役場へお戻り下さい。』とのことです。」

 村役場に駆け付けると、代官と見覚えのある男が、揉めている?のかな。

「だから、私は、スピリタス卿の侯爵様御就任祝いに、わが主人が手勢を引き連れて馳せ参じると言う先触れなのだ。」
「いや、先程からも申しておる通り、就任祝いならなぜ軍勢を引き連れて来る必要があるのだ?」
「だから、わが主人は、スピリタス卿の一番寄子として臣従するために、手勢を率いて来ていると申しているではないか。」
「いや、臣従するのに軍勢を引き連れて参るのはおかしかろう?」
「だから、軍勢ではなく手勢だ。」
「いや、100も連れて来ると言うではないか。手勢ならせいぜい10人かそこらのはず。100もいれば十分に軍勢ではないか。」
「だから、領主が直に来るのだから、100程度の手勢を連れて来るのは当然だと言っておる。」
「いや、100人もの軍勢を連れて来られては、この村はひとたまりもないのだ。」
「だから、こちらにラスプ村を侵略する意図などないし、仮にそのような意図があるのであれば、私が前触れに来る訳はなかろう?」
 話が全然噛みあっていない。苦笑

「おい、軍勢が迫って来てるって何なの?」
「あ、ご領主様。」「あ、ゲオルクどの!」
「おお、ヴォルじゃないか。久し振りだな。てことは、軍勢はハイジか?」
「はい。軍勢ではありません。わが母が、ゲオルクどのの一番寄子になりに、手勢を連れて馳せ参じているところです。」なんか話し方も丁寧になってやがる。
「いつ着くの?」
「今夕には。」
「ちょうどよかった。今宵は村の連中が、俺の侯爵就任祝いの宴をしてくれるんだよ。ヴォルやハイジや手勢の連中も参加してってよ。手勢は何名?」
「100人程です。」

「だってさ、代官。あと100名、俺の客が宴に参加するからその準備もよろしくな?」
「え?」
「え?じゃないよ。今夜の宴だよ。神父さんから聞いてるだろ?」
「でもご領主様が乗り気ではないので、あんまり派手にしない方がいいかと…。」
「俺の帰還祝いはいらないって言ったんだよ。帰還する度に宴なんか開いてられないだろ?でも、侯爵就任祝いなら、これっきりだから派手にやってくれよ。」
 代官の顔がぱあっと明るくなった。
「承知しました。村の連中を総動員して準備します。」喜び勇んで、配下の者たちに指示を与え出す代官。笑

「ゲオルク卿、よろしいので?」東府からの役人が聞いて来た。
「仕方ないだろ。村人たちにしてみりゃ、長かった不景気の憂さ晴らしもあるんだってさ。『領主なら村人の気持ちを汲んでやるのも仕事だろ。』って、父さんにも言われたよ。」
「申し訳ありません。私どもは村の不景気な時期を知りませんでしたので。」
「普通は君らの言う通りだよ。俺も最初はそのつもりだったし。名目を俺の侯爵就任祝いに変えたから、これっきりだしな。
 あと、ハイジとその側近は村役場兼領主公邸に泊まってもらうからそのつもりで準備してな。俺たちも、ハイジたちがいる間は公邸に泊まるからよろしく。」領主公邸とは、元の村長公邸で、村役場に併設されている。
「承知しました。」
「ヴォル、先触れご苦労さん。本隊が着くまで公邸でゆっくりしてってよ。」
「はっ。」

「ところでご領主様、ハイジ様と仰る方はどちら様で?」代官が聞いて来た。
「アーデルハイド・ミュンヒェー辺境伯だよ。」代官が卒倒しそうになった。笑
「ミュンヒェー辺境伯と言えば、女だてらに教国の前教皇を焚刑に処して、その罪をご領主様に着せたならず者ではありませんか!」
「貴様、わが母を愚弄するか!」
「待て、ヴォル。すまんが、しばし堪えてくれ。」
「しかし…。」
「代官、ハイジは親の仇を討ったに過ぎぬ。しかも相手は前教皇ではあるが、教国の民に罷免された悪人だ。そのハイジがなぜならず者なのだ?」
「しかしその焚刑を、ご領主様のご指図と申して、ご領主様のせいにしたではありませぬか。」
「いや、実際、俺の指図なんだが。」
「え?」キョトンとする代官。

 詳しく聞いたところ、小心者のゲオルクに、そんな大それた指図ができる訳がない。と言うのが、ラスプ村での共通認識だったらしい。
 もっとも俺の両親と神父さんは、「小心者のゲオルクに」のところが「優しいゲオルクに」だったそうだがな。
 ま、俺も殺す気はなかったし。あの焚刑は大芝居だからな。村人たちの見解は、ある意味当たってるのかもな。

 代官はヴォルに失言を詫び、ヴォルも矛を収めた。昔のヴォルだったら矛を収めなどしなかったろう。着実に成長しているではないか。

 夕方、ミュンヒェー辺境伯一行が、ラスプ村を訪れ、村役場兼公邸でハイジを出迎えた。こちらはわが妻たち、精霊たち、代官、相談役の神父さん、東府からの役人ふたり、村役場の幹部職員数名が列席している。
 ハイジ側は、ハイジと情夫3人、それに重臣数名とヴォルだ。ジークとクララはいない。情夫3人を連れて来るところがいかにもハイジらしい。笑

「ハイジ、久しいな。」
「ゲオルク様、この度は侯爵へのご昇進おめでとうござりまする。お約束通り、わらわは一番寄子になりに馳せ参じましてござりまする。これはささやかではござりまするが、ご就任のお祝いに。」
「うむ。大儀。祝いの品も礼を申す。ジークとクララは?」
「わらわが留守のミュンヒェーを任せておりまする。」
「そうか。優秀なあのふたりなら卒なくこなそうな。
 ところで今宵は、わが村人たちが俺の侯爵就任を祝ってくれる宴だ。ハイジも、家来衆も皆、ともに宴に参加して行ってくれ。」
「これはありがたき仰せ。」

 その夜、村役場兼公邸前の広場で、村人たちは大いに呑み食い、踊って歌って盛り上がった。正しく盆と正月と祭りがまとめて来たような大騒ぎだ。ハイジの手勢の者どもも、一緒に大いに楽しんでいる。
 ここ数年の不景気を吹っ飛ばし、好景気の到来を祝っているのだ。父さんのアドバイスに従って、宴の開催を許可して正解だったな。

 俺とハイジは、それぞれの主だった者とともに、祭りのひな壇に座って、村の祭りを眺めつつ、ハイジに請われるまま、帝国紀行を語ったのだった。
 アルはひな壇にじっとしてられず、父さんに連れられて踊りの輪に加わっていた。母さんは身重だから、ずっとひな壇だ。祭りは夜遅くまで続いた。

 その夜、ハイジと情夫3人、ハイジの重臣たちに、公邸の客間をそれぞれあてがった。ヴォルは遠慮して、村のまわりの手勢のキャンプに泊まった。
 俺たちも初めて公邸の領主の間に泊まった。

 ハイジと情夫3人にあてがった部屋から、ハイジの嬌声が聞こえて来る。何と奔放で大胆なことよ。負けてられない。
 俺も今日から発情期のドーラと本番、その後、わが妻たちのもとを順々に渡り歩いた。ハイジに刺激されたのか、あるいは対抗したのか、わが妻たちのよがり声は、いつもより大きかった。笑

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/10/23

更新は火木土の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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