精霊の加護

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精霊の加護122 帝国紀行の報告

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精霊の加精霊の加護
Zu-Y

№122 帝国紀行の報告

 翌日、西府を発って、王都への帰還の途に就いた。
 反王国派幹部の4人を護送している檻の馬車は、西部公爵様の軍勢が護衛している。そう、西部公爵様もご一緒なのだ。

 イゴールどのの皇帝即位宣言を見届けてから帰還することにしたことを、鳩便で王太子殿下に知らせたのだが、それによって、出迎えの使者として西部公爵様が西府まで遣わされたとのことだ。
 なんとも畏れ多いと恐縮すると、帝国での武勇伝を真っ先に聞けて役得だったと仰って下さった。お心の広いお方だな。と思わずにはいられなかった。
 東部公爵様もそうだったが、4人の公爵様方は、どなたもとてもよくしてくださる。やはり国王様に次ぐ地位の方々ゆえ、人物もできているのだな。

 西部公爵様の軍勢に手出しなどできる盗賊はいないし、魔獣も寄り付かない。非常に順調に進んで、5日後には王都に到着した。

 王太子殿下の執務室に、一連のご報告のために出仕しようと、ご都合伺いを立てると、今は手を離せぬゆえ、後刻に参れとのお返事だった。
 そこで俺は、わが妻たちを連れて、王宮御用達の仕立屋に向かった。例のスピリタス調ドレスの店だ。

「これはこれはゲオルク様。」
「店長、久しいな。今日はスピリタス調ドレスを誂えに来た。」
「おお、新たな奥方様が加わっていますね。」
「そうだ。虎の獣人でな、しかもロリ巨乳だ。素材としては申し分なかろう?」
「小柄ではありますが、実に見事なプロポーションですね。しかも獣人様ですから、尻尾の取り扱いをいかにするかです。スカートの中にしまうか外に出すかで印象が変わりますね。オーソドックスなのは、スカートの中にしまうデザインです。」

「いや、俺としては尻尾のもふもふをいつでも堪能したいから、外に出すデザインで頼む。」
「それは斬新な。スピリタス調のドレスですよ。そこまで攻める必要がありましょうや?」
「想像力を働かせよ!いいか、ロリ巨乳のギャップをスピリタス調のV字切れ込みが強調するんだぞ。前面の迫力はギャップで倍増だ。バランスを取るには背面が奇抜でなくてはな。見よ、このトーラの尻尾のもふもふさを!」そう言って俺が尻尾の根元から先へ愛撫すると、尻尾の先でトーラは、
「ひゃんっ。」と艶めかしい声を上げて真っ赤になった。
「おお、トーラ、すまぬ。つい、な。」
「お頭様、トーラは、そこ、とても、感じる。無暗に、ダメ。」トーラがくねくねしながら抗議して来るのだが、か・わ・い・い!
「ゲオルク様…。」あ、店長からジト目が…。
「あ、すまん。」

 しかし、元来はシックでエレガントなスピリタス調に、ロリ巨乳ギャップと尻尾のアクセントを入れたスピリタス調の獣人バージョンは、コケティッシュな魅力を大いに引き出すと、世間で無茶苦茶評判になった。
 そのため、スピリタス調ドレスに、アクセサリーの尻尾を付けるブームを引き起こして、スピリタス調の幅を大いに広げて行くことになるのだが、それは後日譚。笑

 それから入念な採寸が始まった。
「ゲオルク様、お急ぎですか?」
「ああ、急ぎも急ぎ、大急ぎだ。先日のように大至急で頼む。明日には仮縫いを完了して欲しい。」
「で・す・よ・ね・ー。」店長の眼が虚空を彷徨った。俺のこのひと言で、今夜から完成までは、スタッフ一同、完徹が続くのだろう。すまぬ。
「明日の午後にはできそうか?」
「ナントカシマス。」おい、返事がカタカナになってるぞ!笑

「生地見本も見せてくれ。色は橙系の琥珀にするつもりだ。」
 店長が持って来たのは、どれも素晴らしい生地だったが、トーラとわが妻たちが一緒に選んだのは、最高級の絹反物だった。
 トーラが反物を体に当ててうっとりしている。やっぱり女だなぁ。と、しみじみ思ったのだった。

 仕立屋で楽しいひとときを過ごし、王宮に戻ると、侍従に怒られた。
「スピリタス卿、どちらに行かれていたのです?」
「いや、しばらく待てと言われたから城下にな。」
「殿下をお待たせするなど、もっての外ですぞ。」
「そいつは済まなかったな。」俺はそそくさと王太子殿下の執務室へ向かった。
 わが妻たちは控室に残り、精霊たちはついて来た。精霊たちは、ひとときも俺の元を離れない。
 殿下の執務室には、いつものメンバーの、殿下、4人の公爵様、宰相様の6人がいらした。

「殿下、ゲオルク・スピリタス、参上仕りました。」
「どこで油を売っておった?」殿下から不機嫌な声が飛んで来た。
「はい。仕立屋で、新たに迎えた妻、トーラのドレスを注文して参ったとこです。」
「誰だ?ゲオルクに昇進のことを漏らしたのは?」王太子殿下が真っ先に西部公爵様を睨んだ。まあ、最初に疑われるのは、俺を迎えに来た西部公爵様だな。
 って…え?昇進?何それ?

「殿下、余は漏らしてなどおりません。」
「あのー、殿下。俺は昇進しますので?」
「なんだ、知ってて新たな側室のドレスを仕立に行ったのではないのか?」
「いえ、何も存じませんでした。トーラだけ、スピリタス調のドレスを持っていないゆえ、仕立屋に行って参りました。ところで、あのー、俺は昇進するんですか?」
「まあ、そう言うことだ。此度の手柄で侯爵に任じる予定だ。
 これからゆるりと報告は聞くが、王帝同盟をこちらの条件のままにまとめて来たこと。帝国の反乱鎮圧に大いに貢献したこと。南部領への悪意ある工作の主犯である4人の身分ある者どもを捕らえて帰還したこと。いずれも真に天晴な働きであった。褒めて取らす。」
「ははっ。」

 そう言う訳で、俺は帝国でのことを報告した。
 入国の際に国境警備隊とひと悶着あって、強引に推し通ったこと。
 帝都入り目前で、帝国のエカチェリーナ姫と従者のトーラに奇襲を掛けられて返り討ちにしたこと。

 ここで殿下が俺の話の腰を折った。
「ふむ、エカチェリーナ姫は、本人の希望で王都近衛隊の養成課程に編入させてやったのだ。
 まだ12歳だと言うのに、帝国では相当、剣の訓練を積んで来たと見えてな、なかなかの使い手と言うことだぞ。」
「三の姫殿下のマリー様や、教国から留学に来ているアイチャとは年も近いゆえ、話が合うのではないかと思います。」
「そのことよ。入国早々、そなたに紹介されたと言ってな、マリーとアイチャを訪ねて親交を結んでおる。」エカチェリーナめ、なかなか積極的じゃないか。
「そうですか。」
「うむ。あの3人は、将来それぞれの国で重要人物になろうでな、今のうちから友情を育んでおくのはよいことぞ。
 ゲオルク、続けてくれ。」

 俺は再び話を続けた。
 帝都に着いた晩に、交渉前の威嚇として帝都宮殿の一部を倒壊させたこと。
 初回の交渉は決裂したが、その夜、帝太子イゴールどのが、従者ふたりのみを連れて直接下交渉に来て、こちらの条件を飲んで密約を交わして行ったこと。
 その晩も、威嚇の続きで帝都宮殿の一部を倒壊させたこと。
 翌日、王帝同盟を結んだこと。
 王帝同盟に反対していた反王国一派の、帝都郊外に駐留していた軍勢を、精霊魔法で敗走させ、軍勢を率いていた反王国派3貴族の当主たちを捕らえたこと。

 帝国巡りを開始し、最初の帝国中部のスクミンの町の郊外で、闇の精霊のダクを仲間にしたこと。
 次に帝国西部のエウーキの町に行って、エウーキ伯爵とホワイトタイガー族との対立を収め、和解させたこと。
 反王国思想から、王国と同盟を結んだ帝国に謀反を起こして軍を派遣した帝国南部の3貴族の本拠地を、味方に付けてエウーキ勢とともに、接収したこと。
 帝都攻略の陽動で襲われたスクミンの救援に向かった帝太子イゴールどのの軍勢と、帝都南部で合流し、反乱軍に落とされた帝都に向けて進軍したこと。
 精霊魔法を駆使して帝都を奪還し、反乱軍を壊滅せしめたこと。
 帝太子イゴールどのの新皇帝即位を見届け、反王国派で、南部への悪意ある工作の首謀者として、第二帝子ニコライ、元クツークルイ公爵、元ジオウラトスク子爵、元ハリサンジーユ子爵の4名を、王国に連行して来たこと。

 ひと通り話を終えたあと、殿下から核心を付く質問が飛び出した。
「ゲオルク、そなた、新皇帝のイゴールどのの人物をどう見た?」
「大物だと思います。供ふたりだけを引き連れ、たった3人で俺たちの所に乗り込んで来た胆力、人心掌握術、戦略・戦術に明るいこと。これらもすべて素晴らしい資質ですが、いち早く、王国との共存を選んだ先見性と柔軟な考え方は注目すべきかと。殿下ともお話が合うと思いますよ。」
「なるほどな。」
「そうそう、南部公爵様。鳩便でもご報告いたしましたが、イゴール帝は、帝国南部の港町のクツークルイ、ジオウラトスク、ハリサンジーユと、南府との海上航路の再開と貿易の復活をお望みです。」
「その3港町は反王国一派の根城ではないか?」南部公爵様がもっともな疑問を口にされた。
「3貴族家とも、今回の騒動で改易されて御家断絶です。今は、クツークルイがエウーキ侯爵領、ジオウラトスクがスンクマムル侯爵領、ハリサンジーユがイゴール帝の直轄領です。」
「それならば余に異存はない。
 殿下、よろしいですか?」南部公爵様が殿下に確認した。
「帝国はすでに同盟国ゆえ、もちろん構わぬ。王国の産物をどんどん送り込んでやれ。」

「殿下、それとですね。改易になった3貴族家ですが、各家の筆頭重臣はそれぞれ処刑されました。元当主たちは、第二帝子のニコライとともに王国に引き渡されましたし、その当主の一族は、妻妾がそれぞれの実家の貴族家へ戻されて終生蟄居、入婿を取っていた2子爵家の娘たちと、謀反人どもの子供たちは死罪で刑の執行待ちです。」
「子供たちは不憫ではあるが、これだけの謀反ゆえ、致し方あるまいな。」
「まあそうなんですけどね、イゴール帝は子供たちの助命をお考えなのですよ。戴冠の際に、特赦で死一等を減じて、帝国から追放、教国で出家させられないかと言うことなんです。」
「それは慈悲深いことだ。」

「実は俺は、イゴール帝から教国への仲介を頼まれたんですが、新教皇に取り次いでも、王国としては構いませんか?」
「構わん。ゲオルク、お前と新皇帝の間では話ができているのであろう?それを反故にさせる訳にはいかんし、お前は新教皇とも誼を通じておる。ちょうどよいではないか。」
「実質は俺が仲立ちをしますが、殿下に表に出て頂きたいので。」
 この俺のひと言に、宰相様がすかさず反応した。
「なるほどな。これは妙手。ゲオルク卿が仲介すれば、教国と帝国の直接的な交渉となるが、殿下がそこに入れば王国による仲介事案となる。」

「余は構わんが、ゲオルクはそれでいいのか?」
「構いませんよ。王国が仲介することになれば、殿下の目指す王国主導の三国同盟に貢献できるじゃないですか。」
「うむ。ゲオルク、その物言い、小気味よし。褒めて取らす。流石わが側近よ。」え?俺、殿下の側近になったの?
「ありがとうございます。」

「ところで5日後には、そなたの侯爵への陞爵の儀を取り行う。公爵位は4公爵家だけにしか認めぬゆえ、それ以外の者としては最高位ぞ。」
「殿下、そんなに俺をポンポン上げちゃっていいんですか?」
「マリーの婿ゆえな。」なるほど、そう言うことか。
「他の貴族家からやっかみとか、出ません?」
「出ような。しかし表立ってそなたに敵対する貴族家が出るとも思えんし、まあ、出たら出たでそなたが何とかせよ。」
「殿下!それはいくらなんでも。」また俺に丸投げかよ!

「で、加増だがな…。」
「待ってください。ラスプ村の経営が軌道に乗ってからにしてくださいよ。」
「左様か?そなたは欲がないのう。
 では先々のこととするが、加増するのは、西部大草原の一画、南部群島リシッチャ島の隣の無人島、北部氷山エリアのハイラン高地を考えておる。税収は、所領を提供する西部公爵、南部公爵、北部公爵と、それぞれ折半となるゆえ、ラスプ村のように、気の利いた開発計画を出すのだぞ。」また丸投げかよっ!
 俺、お口パクパク酸欠金魚。

「新たな精霊の精霊魔法も見たいが、今日はこの後も予定があるゆえ、また次の機会にな。王宮内に部屋を用意させるゆえ、王都にいる間は泊まってゆくがいい。」
「えー、また痴女どのたちに覗かれるんですか?」痴女とは馴染みの侍女たちだ。殿下の命令で俺たちの監視もしている。役目柄、夜の秘め事も監視しているので、覗きの痴女と揶揄っているのだ。
「おい、その呼び方はやめろと言ったであろう。ふたりとも随分気にしておるのだ。」
「覗くんならまた今夜も派手にやりますよ。」
「もう監視はさせぬわ。まったくお前と言う奴は…。」
「前回もそう言って油断させておいて、結局覗かせてましたよね?」
「それは違うぞ。あれはそなたの側室たちの悲鳴を聞き付けた侍女が、心配して急遽様子を窺ったに過ぎぬ。しかもそれが、悲鳴ではなく実は嬌声だと言うのだからな。まったく迷惑な話だ。」
 ああ、あれか。お代官様プレイのことな。苦笑

 結局、王宮に泊まることになって、いつもの部屋に通された。馴染みの侍女ふたりがいろいろセッティングをしてくれているところだった。
 侍女ふたりを見付けた精霊たちが、早速、衣類を脱ぎ散らかして、俺に悪戯を仕掛けて来る。まあいつものことだけどな。苦笑
 精霊たちが俺に悪戯を仕掛けて来ると、侍女たちが俺をロリコン認定してジト目を向けて来るのだが、精霊たちはそれが面白くて仕方ないらしい。
『ゲオルクー、お腹すいたー。』「はいはい。」べろちゅー9連発。
『ゲオルクー、もみもみー。』「はいはい。」胸揉み9連発。
『ゲオルクー、ちゅばちゅばー。』「はいはい。」頂しゃぶり9連発。
『ゲオルクー、ぺろぺろー。』「はいはい。」縦筋をそーっと開いて舌先で9連発。
 待てよ、ソルとダクは第三形態だが、他の7人は第四形態だからロリコン認定はないんじゃね?

 やはり侍女ふたりはジト目を向けて来ない。
『あれー?』『ジト目、来なーい!』『ロリコン認定はー?』やっぱりな。
『ゲオルクー、痴女さんたち、どうしたのかなー。』今、痴女って言ったか?笑
「さあ、どうしたんだろーねー?」
 ぎろりと痴女たち…じゃなかった侍女たちが睨んで来る。あらら、精霊たちが痴女って煽ったの、聞こえちまったか。さっき殿下に、痴女と呼ぶのはやめろと言われたばっかなのになー。あ!もしや、精霊たちはそれでわざと…?
『『『『『『『『『にひひー。』』』』』』』』』確信犯か…。苦笑

「風呂行くか?」
『『『『『『『『『行くー。』』』』』』』』』精霊たちはパッとその場で服を脱いだ。服、嫌いだもんな。
 精霊たちは、風呂場でいつになく嬌声を上げているが、絶対に痴女たち=侍女たちを煽ってるな。
 よーし。俺も調子に乗って、精霊たちをくすぐったり、揉んだりして楽しんでやる。
 しかし、これが油断だった。

 ぱくり。へ?
 浴槽の縁に腰掛けて、両腕でソルとダクを抱えてくすぐっているとき、わが妻たちを探して鎌首をもたげていたマイドラゴンが、チルに捕食された。
 れろれろちゅばちゅば。あああー、チルの舌遣いが堪らない。
 西府からの馬車旅で禁欲生活をしていたマイドラゴンは、ほとんど抵抗できずにホワイトブレスを搾り取られてしまった。

 ホワイトブレスを口いっぱいに受け取ったチルは、頬をパンパンにしてふわふわと浮遊して行き、そこへ他の精霊たちが集まって行った。
 チルが全員に口移しでホワイトブレスを分け与えると、全員揃って、せーのっ、ゴクリとやって、緑、橙、赤、藍、青、紫、黄、白、黒の9色に輝いた。
 俺はやるせない気持ちになる。ううう、娘たちに吸い取られるなんて。背徳感と後悔が…。切ない。
 と、前回までは思っていたのだが、なんかこれ、癖になりそう。ああ、慣れとは怖い。ぶっちゃけ上手いんだよな。
 男遍歴の豊富なわが妻たちに迫る舌遣い。のっけからこれなので、ある種の素質を感じるね。いっそのこと、日替わりで練習させてみるか?などと、バカなことを考える俺なのであった。

 夕餉を摂って、夜はベッドでわが妻たちと至福のひととき。
 チルに吸い出されたが、道中禁欲して来たのだ。わが妻たちと愛を深めるのだ。メロンボールに埋まるところから始まり、わが妻たちの蜜壺を攻略したのだった。
 で、カンストしてないふたりの魔力上限を100ずつ上げた。
 途中、へばったマイドラゴンを、ジュヌの回復魔法とカルメンのデバフで叩き起こしたがな。笑

 痴女さんたち、覗いてるのかな?笑

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/10/2

更新は火木土の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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