精霊の加護

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精霊の加護064 帝国の動向と教国の動向

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精霊の加護
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№64 帝国の動向と教国の動向

 翌日、お世話になったバース伯爵邸を出て、午前中は、湯の町バース名物のテルマエに行った。伯爵様、御正室様、御側室様、セバスさん以下、大々的な御見送りだった。なお義兄上はすでに朝イチで北府にお立ちになったとか。
 やはりロリ巨乳の奥方が恋しいのであろうか?笑

 テルマエは町の公衆浴場で、豊富な湧出量を誇るバースの温泉を利用した施設だ。湯の町ならではの施設である。
 町の公衆浴場で観光客も多く、混浴のため裸は禁止で、浴室着を着たまま湯に浸かるシステムだ。

 脱衣所はもちろん男女別。
 精霊たちは俺について来る。もちろん男親が女の子を連れて来ることはあるのだが、なんせ7人だから人目を大いに引く。
 さらに、浴室着を着るのにぶーぶー文句を言うのだから始末に負えない。それでも宥めすかして全員に浴室着を着せた。もうこれだけでどっと疲れる。
 第三形態になったら、流石にここは無理かもなー。お姉様方と一緒に女性用の脱衣所を利用してくれないだろうか。

 神殿風の建物に囲まれた半露天の大浴場は、このテルマエの名物である。
 さて、前屈みになった男たちは、と…いたいた。そいつらの視線の先に…と、いたいた。お姉様方。濡れた浴室着はぴたりと体に張り付き、お姉様方のボディラインはくっきりと分かる。いつ見てもボンキュッボンが半端ねぇ。
 男の凝視など歯牙にも掛けぬお姉様方は、5人10個の浴室着越しメロンボールで完全に辺りを圧倒しつつ、俺の所にまっすぐやって来た。

「ゲオっちー、遅かったじゃーん。」
「精霊たちが浴室着を嫌がってさ。」
「あー、分かる分かる。僕もない方がいいもん。」
 ごにょごにょ。ツリが俺に耳打ちして来た。
「え?ツリは僕のことなんか言ってたの?」
「ああ『ビーチェは話が分かってる。』だってさ。」
「えへへー。」

 テルマエデビューのビーチェさんと、フィア、チル、ワラ、ウィン、メタのテンションが高かった。前回このテルマエに来たのは、フィアを仲間にしに行く直前だったからな。

 正午に北府行定期馬車に乗って湯の町バースを出発。3日掛けて北府に着いたので、いつもの定宿を取った。何たってここは厩がしっかりしてるから、スノウとナイトがゆったりできる。
 すぐさま王都行の定期馬車に乗り換えず、北府に宿を取ったのは、ベスさんの義兄上であるアンドリュー様に、
「北府に来たら、バース伯爵家の北府屋敷に寄れ。」と言われていたからだ。
 取り敢えずベスさんとともにバース伯爵家の北府屋敷を訪れた。もちろん精霊たちも一緒だ。

 義兄上はすぐに会ってくれて、しかも奥方様を伴っていた。
「おおゲオルクどの、早速のお運び、痛み入る。これが奥のジェニファーだー。」
「奥方様、お初にお目に掛かります。」
「ジェニファー・バースです。ジェニーとお呼び下さい。ベス姉様もご機嫌麗しゅう。」
「ジェニーどのも元気そうでなによりだ。義兄上をお支え頂いて痛み入る。」
 ジェニー様は、伯爵家の出で、5歳のときに25歳の義兄上と婚約した。そのときベスさんは15歳。3人はちょうど10歳ずつ違う。
 そんな訳で、ジェニー様はベスさんの義理の姉ではあるのだが、ベスさんが10歳上で、さらに、義兄上とジェニー様の婚約以来、10年の付き合いと言うこともあり、ベスさんの方がお姉様口調なのだ。ジェニー様もベスさんをベス姉様と呼んでいる。

 それからいろいろな話をして、親戚となるための親交を深めた。夕餉をご馳走になり、伯爵屋敷から宿に帰る際にも義兄上とジェニー様が見送ってくれた。
 帰り際に義兄上が耳打ちして来た。
「ゲオルクどの、どうだ?奥は童顔で小柄な割にはボンキュッボンであろう?」
「はい。ギャップに驚きました。」
「奥は着やせするタイプでな、閨で脱がすともっと凄いのだ。しかしな、いくら義弟でも、そこまでは見せてはやらぬぞ。」
 義兄上は茶目っ気たっぷりに笑っている。苦笑

 宿屋に戻ると、王都で食事をして来た4人と合流して、女子部屋で部屋呑みとなった。いつものことだ。笑

 翌日の昼過ぎに王都行定期馬車に乗り、数日掛けて俺たちは王都に着いた。

 王都では宿屋を取った。一応、王太子殿下に経過報告をしなければならないし、三の姫殿下にもご機嫌伺いに行かねばならないからな。

 宿屋から、明朝、出仕する旨の伝言を王宮に出して、俺たちは王宮御用達の仕立屋に向かった。
 北府に発つ前に採寸したウエディングドレスは、仮縫いが終わっており、お姉様方が試着して微調整を念入りに行った。この後、本縫いだそうだ。

 その後、王都の洒落た居酒屋で夕餉を摂り、宿屋へ戻って寝た。俺は精霊たちと一緒の部屋で、お姉様方は女子部屋。その夜は、女子部屋にお呼ばれして呑み会となった。
 王都ではやはり、ジュヌさんの実家のシャンパワインが流行していた。夕餉を摂った居酒屋でもそうだったし、宿屋のルームサービスでもイチ押しになっていた。

 翌日、午前中から俺は王宮に出向いた。
 お姉様方は、ベスさんを除いて、王宮は息苦しいからパスだそうで、ベスさんは皆と一緒がいいからパスなのだそうだ。結局俺ひとりが、精霊たちを連れて王宮に来ている。お姉様方は王都巡りでも楽しむ気だろう。
 俺はすぐに王太子殿下の執務室に通された。そこには、侍従たちの他、4人の公爵様と宰相様がいらしたので驚いた。

「殿下、王都に戻りましたので、行動報告に参りました。」
「おお、ゲオルクよく戻った。」
「今回は行動報告と言いましても大したことはございません。北府経由で湯の町バースに行き、バース伯爵様に、俺が結婚することをご報告して来ただけでございます。」
「うむ。報告大儀。ところで今日はゲオルクが参ると聞いてな、諸公と宰相を呼んだのだ。」
「はぁ。」

「そなたが献策した帝国と教国への強硬策だがな、面白いものよ。帝国と教国は正反対の反応を示しおった。では宰相、状況を説明せよ。」
「はい。では説明致します。
 こちらから送った詰問使に対し、帝国は事実無根と激怒。よって、わが国から帝国に派遣していた大使を全員引き上げさせ、帝国からの大使も全員追放。そして通商路を陸路海路とも完全に封鎖。
 すると、慌てて弁明の使節を海路から送り込んで来ましたが、南部湾に入れず、外洋で追い返しました。その後、鳩便で、使節を追い返したことに対しての抗議をして来ましたが、当方は、一切無視。
 最新の鳩便では、とにかく話をさせて欲しい、使節を受け入れて欲しいとの懇願して来ています。
 一方、教国は詰問使に対して、神に誓って教国としては関わっていないが、国内に不届きの輩がいなかったか調査する時間が欲しいと返答。
 1ヶ月後に返答すると言ったまま返答が来ないので、1ヶ月後に、わが国から教国に派遣していた大使を全員引き上げさせ、教国からの大使も全員追放。そして通商路を陸路海路とも完全に封鎖。
 鳩便で、報告が遅れたことを詫び、調査報告の使者を受け入れて欲しいと言って来ています。
 そして、王国内の武器商人と武器商人ギルドを一斉に査察。特に工作員の護衛が所属していた組織は、連日のように査察を入れて、役員を全員逮捕。徹底的に締め上げております。
 武器商人ギルドは、当初抗議をして来ましたが、当該組織が工作員へ協力した罪と、武器商人ギルドの加盟組織に対する監督不行届きで、武器商人ギルドに莫大な制裁金、およびギルド幹部の逮捕と、徹底的に締め上げています。」

「制裁金はいか程なのだ?南部が受けた被害を補填して、さらに民たちに見舞金を出せる額なのであろうな。」と、南部公爵様が聞いた。
「白金貨5枚を請求しました。」
「たわけ!それでは全然足りんわ。」と、南部公爵様がお怒りになった。まぁ当然そうだよな。
「しかし、それ以上は流石に…。」と渋る宰相様。

「宰相様、発言してもよろしいでしょうか?」
「ゲオルクか?何だ?」
「南部公爵様が仰せの通り、南部の民には被害を補填してさらに見舞金を出さねばなりません。この原資は大白金貨で50枚もあればよろしいかと。」
「おお、その額なら民に手厚く保証をしてやれる。」と南部公爵様はすぐに俺に賛成したが、
「馬鹿な、そんな額を出せる訳ないではないか!」と宰相様。

「いえ、帝国と教国と武器商人ギルドに出させればいいのですよ。武器ギルドはそのうちの2割で大白金貨10枚。しかしこれも払えますまい。されば、武器商人ギルドを王国で差し押さえ、王国の傘下にすればいいのです。」
「そんな無茶な。」
「宰相、何を言う。名案ではないか。」と、北部公爵様が口を挟んだ。
「え?」

「武器商人ギルドを王国の傘下に収めてしまえば、武器の流通を掌握することができる。武器商人ギルドは、王国、帝国、教国と、大陸の3国を股に掛けておるから、帝国や教国の武器発注も掌握できる。」と、西部公爵様。西部公爵様も俺の提案に賛成のようだ。
「しかしそんなことをしたら武器商人ギルド自体が王国から手を引いてしまうかもしれません。」
「宰相、手を引いてどこへ行くのだ?帝国か?教国か?いずれも三国同盟と言う名目で、王国の傘下に入るのだぞ。その辺の見込みを十分にちらつかせてな、大白金貨10枚支払うか、あるいは王国の傘下に入るかを、武器商人ギルドに選ばせればよい。」と、東部公爵様が締め括った。もはや宰相様に反論の余地はない。

「ではゲオルクの案で行こうか。宰相、この案を陛下に進言して、ご裁可を頂いて参れ。」王太子殿下が最終決定を下した。
「ははっ。」宰相様が執務室から出て行かれた。早速国王陛下の所に行ったんだな。

「ところでゲオルクよ、この後は西部へ行くのだったかな?」
「はい殿下。西府の近くの村にお住いの、カルメンさんのご両親に挨拶に行きます。」
「うむ。ではそのついでに西部の西端にある帝国との国境の町バレンシーへ出向き、帝国領内に向けて派手に精霊魔法をぶっ放して来て欲しい。
 砦のひとつやふたつは壊滅させて構わん。ただし、民や民間の建物に対しての攻撃はいかんぞ。あくまでも威嚇だ。帝国領内へ入ることなく、存分に精霊魔法の力を見せ付けて来い。」
「承知しました。」

 ここで殿下の執務室を辞し、一旦控室に戻る。そして次は三の姫殿下への御機嫌伺いだ。しばらく待っていると、応接室で会うとのことで、俺は侍従に案内されて応接室に来た。

 そこへ三の姫殿下が侍女数名を従えてやって来た。俺は片膝をついて、
「三の姫殿下、ご機嫌麗しゅうございます。ゲオルク・スピリタスでございます。」と言うと、三の姫殿下は鷹揚に座って、
「大儀。今日はおひとり?側室たちはいないのかしら?」と言った。お姉様方を気にしているのか?苦笑
「はい。召し連れたのは精霊たちだけでございます。」

 すると精霊たちがふわふわと漂いながら、三の姫殿下を取り囲む。侍女たちは、三の姫殿下を守るように精霊たちの前に立ちはだかったが、三の姫殿下が、
「大丈夫よ。」と言って、侍女たちを下がらせた。
 精霊たちは三の姫殿下のまわりをふわふわと漂いながら、三の姫殿下に語り掛ける。
『マリー、お久しー。』『マリー、元気?』『マリー、遊ぼー。』『マリー、ゲオルク、気に入った?』『マリー、ゲオルク、好き?』『マリー、ゲオルク、優しいよ。』『エッチだけど。』
「こら!最後に言った奴、誰だ!」
『『『『『『『キャハハ。』』』』』』』
 その後も、精霊たちが三の姫殿下に気軽に話し掛け、侍女たちは心配そうだ。俺はそれをにこやかに眺めていた。

 ひとしきり精霊たちと戯れた三の姫殿下は、
「ゲオルクどの、今日は精霊たちと会わせてくれてありがとうございます。」
「いえいえ、精霊たちも喜んでおりますよ。」
「本当ですか?」
「はい。」
「ゲオルクどのは、この間、何をされてましたの?」
「北部の湯の町バースに行って来ました。これ、お土産です。」
「まぁ、ありがとう。何の御用でバースへ行かれたのかしら?」
「精霊たちは温泉が好きなのです。」ベスさんと結婚することになったとご報告すると、三の姫殿下が拗ねそうなので、そう答えておいた。

「わたくしも行ってみたいです。」
「そうですね。国王陛下の許可が下りましたら、俺たちがお供しますよ。」
「俺たち?」
「はい。俺と精霊たちと、仲間たちです。」
「うう。」三の姫殿下は、明らかにがっかりした。側室が嫌なのかな?

「三の姫殿下、側室たちはお嫌いですか?」
「いえ、あの者たちもゲオルクどのを支えているので嫌いではありません。でも…。」
「でも?」
「あの者たちは皆、女性としてとても魅力的です。それに引き換え私は…。」
 ふーん、そう言うことか。女の子だねぇ。笑

「三の姫殿下はまだ8歳ですよね?勝負は10年後ですよ。」
「え?」
「10年後、大人になった三の姫殿下は、きっと魅力的ですよ。」
「そうでしょうか?」
「はい。間違いありません。」服の上からでもはっきり分かるが、三の姫殿下はまな板である。10年後、バインバインになるのかはまったく分からんが、まぁ希望を持たせるのはいいだろう。

「ゲオルクどの、ありがとうございます。」パアっと笑顔になって、御機嫌がよくなった。
 アンドリュー兄上の、ロリ巨乳と言う言葉が頭をよぎる。三の姫殿下がロリ巨乳になったと想像してみるが…、やはり普通の巨乳に育って欲しいものだ。
 それから他愛もない話をして、三の姫殿下への御機嫌伺は終わった。

 俺は王宮を辞し、宿屋に戻った。お姉様方と合流し、今日の顛末を話す。王太子殿下からの、ボドブリ帝国への牽制についての話では、
「西府から、バレンシーまで足を延ばすんだね。」
「カルメンさんの実家に行ってからだけどね。」
「折角ですから、クエストなどもこなしながら参りましょう。」
「そうね。ここのところ無難な旅ばかりだったし、このままだと鈍っちゃうわ。」
「よーし、僕も暴れるぞー!」
「うむ。楽しみだな。」
 皆、乗り気である。

 続いて三の姫殿下の話では、
「三の姫殿下は、左様なことでお心をお痛めであられたのか。」
「ゲオっちが言う通り、あと10年もすれば育つでしょー。」
「それにしても皆みたいに育つのって、何かいい方法があるの?あったら教えてあげてよ。」
「牛乳飲んだかなー。」「あたしも飲んだねぇ。」牛乳か。メモメモ。
「揉まれ出してからよね?」「うむ、確かにそれはある。」俺が出会ったときには元カレたちに散々揉まれまくってた訳ね。ふむ、育ててくれた元カレたちに感謝だな。
 ふふふ。これからは元カレたちの努力の結晶を俺ひとりで堪能するのだ。揉みまくってやる。
「わたくしは母も姉も大きいですわ。」「そうだねぇ。遺伝もあるだろうねぇ。」その点は、王家は大丈夫って王太子殿下が言ってたな。

「要するに、遺伝もある中で、牛乳飲んで、揉まれりゃいいのな。って、誰が揉むんだ?てか、誰が三の姫殿下に、揉まれたらいいって伝えるのさ?」

 横で精霊たちがニヤついているのが、やたらと気に掛かるのだが…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/5/15

更新は火木土の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「射手の統領」も、合わせてよろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/works/16816927859461365664

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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