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射手の統領170 ズッキーシの大牧場と北の民の豪族
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射手の統領
Zu-Y
№170 ズッキーシの大牧場と北の民の豪族
朝餉の後、タジャーの町を出発し、北斗号は東へと進むと、じきに山の麓に着いた。今日はこの山を越える。
つづら折りの坂道を北東に進みながら、山道を登って行くのだが、うちの曳馬たちは、登り坂に強いから、北斗号をグイグイ引いて山道をスイスイと登って行くのだ。
連なる連峰の稜線越えする際、この道は一旦南東に向きを変えた。弓手側に、池が見えて、この池を回り込むように道は北へ転じた。
池のあった場所はちょうど尾根の一帯で、北に進路を変えると、山道は下りになった。そのままくねくねと蛇行する山道を下ると、山道は小さな川に掛かる橋を越えて丁字路に突き当たった。その丁字路を右に曲がって、馬手側の谷底に小さな川を見つつ東へ進んだ。
「アタル兄、11時の方向500mの森の中にクマが1頭おるで。そこそこ大きいさかい、大熊かもしれんなぁ。」サキョウからの第一報だ。
獣が気を吸収して巨大化すると大獣、大獣がさらに気を吸収して狂暴化すると猛獣、猛獣がさらに来い妖気を吸収して妖化すると妖獣である。妖獣は魔獣とも言い、必殺技を使う様になる。
俺は伝声管で御者席に指示を出した。
「11時の方向500mの森の中にクマ1頭。大獣かもしれないから、用心して進んで。」
「はあぃ。」このゆるふわな口調はタヅナだ。山道は平地の道よりも難易度が高いから、今日はタヅナがずっと御者をしてくれている。
「こっちに気付いたな。向かって来よる。」
俺は再び伝声管に指示を出した。
「停止。こっちに向かって来るぞ。ホサキ、盾を展開して鉄壁の防御。」
ホサキが北斗号の前に出て、自在の盾を展開し、盾技の鉄壁の防御を発動。ウキョウが各種バフの術を掛けた。
シノブが横の樹に飛び移り、木伝いにピョンピョンと跳んで、20m先の樹の上に潜んだ。
大熊はこちらに向かって突進して来たが、機先を制してサキョウがデバフの術を掛け、突進速度が落ちたところで、サジ姉が麻痺の術を放った。
医薬士のサジ姉は典医の薬嚢に入れている薬を、医薬の杖から術として放出することができる。
大熊は脚が麻痺したために、もつれて転び、そこへ木の上に潜んだシノブが苦無を投擲した。
さらに、サヤ姉が瞬時に距離を詰め、二刀流剣舞で屠った。俺、まったく出番なし。まあこの後の解体作業では出番が来るけどな。苦笑
俺が熊を解体している間、嫁たちは昼餉の準備を始め、ここで昼餉休憩を取った。昼餉はいつもの鍋料理である。
昼餉を終えて出発すると、道の向きは東から東南東になった。そして再び東向きになると、山道から抜けてズッキーシの町に出た。
ズッキーシまで来たら、リモーカはもうすぐだが、今日は山越えをして来たこともあり、ズッキーシの町で宿を取ることにした。
山髙屋ズッキーシ支店に北斗号を預け、近くの宿屋を取った。
ズッキーシには非常に大きな牧場があり、牛乳と乳製品が特産品である。
宿屋の食堂にはこれらの乳製品を生かしたメニューがあり、特にピザ釜で焼くピザがお勧めだと言うので、今宵は宿の食堂で夕餉を取ることにした。
この宿の食堂の看板メニューがピザだと言うこともあり、ピザの種類も20種類と豊富だった。
店員さんがやって来て、
「ご注文は?」と言うので、
「20種類全部、Lサイズで1枚ずつ。生地は全部クリスピーで。」とオーダーすると、
「は?」と言う。
「いや、だから全種類Lサイズで1枚ずつお願い。」
「え、でも…。」
「大丈夫。食べられるから。」
うちのパーティの食欲舐めんなよ。最終兵器、キョウちゃんズの大食いの陰に隠れているが、他の嫁たちもガッツリ食うからな。
「あとさ、ピザは切ってくれるのかな?」
「はい。」
「それなら全部9等分にして来てよ。」
「承知しました。」
で、出てくるそばから、全員がひと切れずつ取って、扇形のピザのひと切れをを端からクルクル丸めてひと口でパクリ。
全種類平らげた後、トッピングを選べるオーダーピザも注文した。やはり地元の大牧場のチーズが絶品で、クワトロチーズに、チーズ追加のオーダーピザを、Lサイズで追加したのだった。
ピザを堪能した後、今宵の輪番はサヤ姉とサジ姉。チーズで膨れた分の腹ごなしに、3人でたっぷりと頑張ったのだった。
それにしても流石、サヤサジ流ドラゴン調教術の考案者ふたりである。とことんマイドラゴンを弄んでくれたのだった。マイドラゴンが歓喜の咆哮とともに、ホワイトブレスを吐き尽くしたのは、言うまでもなかろう。笑
翌日、北斗号でズッキーシの町外れの大牧場に寄って、チーズやバターの乳製品をたっぷりと仕入れた。
ズッキーシを出ると間もなくリモーカだ。
タジャーからの山越えの後、進行方向に沿ってほぼずっと馬手側を流れて来た川は、支流を合わせて大きくなって、ズッキーシの河になって、今も馬手側を、俺たちと同じくリモーカに向かって東に流れている。
ズッキーシの河は、ズッキーシとリモーカの間で、一旦ダム湖になっており、このダム湖を越えると間もなく、ズッキーシの河は、リモーカを北から南に流れているキャタキャミの河に合流する。この合流点は、もうリモーカの端である。
キャタキャミの河は、この後、東北和北部を南に向かって縦断し、賀府の手前で進路を東に変え、大海原へ注いでいる。町の形成には水が必須であるから、この河に沿って、東北和の町がたくさん形成されているのだ。リモーカの町もそのひとつである。
ところでこの、ズッキーシの河とキャタキャミの河の合流点は、古の和の国で、朝廷に反旗を翻したこの辺りの豪族の、最後の砦があった場所である。
古の和の国には、東都はまだなく、西都がすべての中心だった。帝家も朝廷も、西都にあったのだ。
さらに東北和の北半分や北の島=二の島には、和の民とは異なる文化を持つ北の民が住んでいた。和の国の歴史では、北の民は和の民に従う形で、徐々に同化されて行ったのだ。
当然、同化して行く中では反発することもある。古の和の国で、朝廷に反旗を翻したこの辺りの豪族は北の民であった。
最初は朝廷から派遣されて来た和の民の役人と上手くやって、幾ばくかの貢物で朝廷と誼を通じていたが、役人から要求される貢物が年々増えて行くに従って、ついには貢物を停止した。
朝廷はこれを反乱と見做してこの反乱豪族の討伐を試みるが、最初の討伐軍は、この反乱豪族に返り討ちに遭ってしまう。
朝廷軍のこの敗戦で、この反乱豪族は勢い付き、さらに南へと領土を広げることになってしまった。
朝廷は、ついには有力な武家の棟梁を追討軍の大将としたが、この反乱豪族は、敵わないと見ると、有力武家の統領にあっさり従った。しかし有力武家の棟梁が、東北和から西都に帰還すると再び反旗を翻したのである。
結局、この反乱豪族は9年に亘って朝廷に抵抗し続け、何度も朝廷軍を追い払った。
再討伐に再び東北和に赴いた有力武家の棟梁は、散々手こずる中、それまで中立を保っていた、別の北の民の豪族を味方に付け、ようやくこの反乱豪族を滅ぼす。そしてこの反乱豪族が滅ぼされた場所が、豪族の最後の砦であった、リモーカの端の砦である。
ちなみにこの有力武家の棟梁は、この後の時代に、和の国を二分して争う、白の軍と紅の軍の戦いにおける、白の軍の統領の先祖である。
さて、話を戻す。
反乱豪族も、朝廷に味方した豪族も、どちらとも北の民だったが、北の民同士の勢力争いもあって、北の民は一枚岩ではなかったのだ。そこを和の民の朝廷軍が上手く突いて、辛うじて勝ちを修めたと言うのが実情である。
このように古の和の国では、和の民と北の民が対立したり協力したりしつつ、徐々に北の民は和の民に同化して行ったのだ。
さて、朝廷に味方した北の民の豪族は、反乱豪族の領地を褒美に与えられるが、豪族内の跡目争いで衰退してしまう。皮肉なことに、反乱豪族からこの豪族に亡命して来て保護されていた反乱豪族の傍流が、その後の実権を握る。
この傍流は、朝廷に味方した豪族が衰退するとそれにとって代わり、その後の時代に続く大豪族になって行く。
その子孫は、白の軍と紅の軍の戦において、白の軍の統領の弟で、天才的な軍才を見せた武将を、保護したりもしている。当時の和の国では、白の軍と紅の軍に続く第三の勢力にまでなっていたのだ。
このように和の国の歴史は実に面白い。
古の和の国に思いを馳せている間に、北斗号はそろそろリモーカに着く。いよいよわんこそばチャレンジだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
毎週月曜22時に投稿します。
以下の2作品も合わせてよろしくお願いします。
「精霊の加護」https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/836586739
「母娘丼W」https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/265755073
カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
Zu-Y
№170 ズッキーシの大牧場と北の民の豪族
朝餉の後、タジャーの町を出発し、北斗号は東へと進むと、じきに山の麓に着いた。今日はこの山を越える。
つづら折りの坂道を北東に進みながら、山道を登って行くのだが、うちの曳馬たちは、登り坂に強いから、北斗号をグイグイ引いて山道をスイスイと登って行くのだ。
連なる連峰の稜線越えする際、この道は一旦南東に向きを変えた。弓手側に、池が見えて、この池を回り込むように道は北へ転じた。
池のあった場所はちょうど尾根の一帯で、北に進路を変えると、山道は下りになった。そのままくねくねと蛇行する山道を下ると、山道は小さな川に掛かる橋を越えて丁字路に突き当たった。その丁字路を右に曲がって、馬手側の谷底に小さな川を見つつ東へ進んだ。
「アタル兄、11時の方向500mの森の中にクマが1頭おるで。そこそこ大きいさかい、大熊かもしれんなぁ。」サキョウからの第一報だ。
獣が気を吸収して巨大化すると大獣、大獣がさらに気を吸収して狂暴化すると猛獣、猛獣がさらに来い妖気を吸収して妖化すると妖獣である。妖獣は魔獣とも言い、必殺技を使う様になる。
俺は伝声管で御者席に指示を出した。
「11時の方向500mの森の中にクマ1頭。大獣かもしれないから、用心して進んで。」
「はあぃ。」このゆるふわな口調はタヅナだ。山道は平地の道よりも難易度が高いから、今日はタヅナがずっと御者をしてくれている。
「こっちに気付いたな。向かって来よる。」
俺は再び伝声管に指示を出した。
「停止。こっちに向かって来るぞ。ホサキ、盾を展開して鉄壁の防御。」
ホサキが北斗号の前に出て、自在の盾を展開し、盾技の鉄壁の防御を発動。ウキョウが各種バフの術を掛けた。
シノブが横の樹に飛び移り、木伝いにピョンピョンと跳んで、20m先の樹の上に潜んだ。
大熊はこちらに向かって突進して来たが、機先を制してサキョウがデバフの術を掛け、突進速度が落ちたところで、サジ姉が麻痺の術を放った。
医薬士のサジ姉は典医の薬嚢に入れている薬を、医薬の杖から術として放出することができる。
大熊は脚が麻痺したために、もつれて転び、そこへ木の上に潜んだシノブが苦無を投擲した。
さらに、サヤ姉が瞬時に距離を詰め、二刀流剣舞で屠った。俺、まったく出番なし。まあこの後の解体作業では出番が来るけどな。苦笑
俺が熊を解体している間、嫁たちは昼餉の準備を始め、ここで昼餉休憩を取った。昼餉はいつもの鍋料理である。
昼餉を終えて出発すると、道の向きは東から東南東になった。そして再び東向きになると、山道から抜けてズッキーシの町に出た。
ズッキーシまで来たら、リモーカはもうすぐだが、今日は山越えをして来たこともあり、ズッキーシの町で宿を取ることにした。
山髙屋ズッキーシ支店に北斗号を預け、近くの宿屋を取った。
ズッキーシには非常に大きな牧場があり、牛乳と乳製品が特産品である。
宿屋の食堂にはこれらの乳製品を生かしたメニューがあり、特にピザ釜で焼くピザがお勧めだと言うので、今宵は宿の食堂で夕餉を取ることにした。
この宿の食堂の看板メニューがピザだと言うこともあり、ピザの種類も20種類と豊富だった。
店員さんがやって来て、
「ご注文は?」と言うので、
「20種類全部、Lサイズで1枚ずつ。生地は全部クリスピーで。」とオーダーすると、
「は?」と言う。
「いや、だから全種類Lサイズで1枚ずつお願い。」
「え、でも…。」
「大丈夫。食べられるから。」
うちのパーティの食欲舐めんなよ。最終兵器、キョウちゃんズの大食いの陰に隠れているが、他の嫁たちもガッツリ食うからな。
「あとさ、ピザは切ってくれるのかな?」
「はい。」
「それなら全部9等分にして来てよ。」
「承知しました。」
で、出てくるそばから、全員がひと切れずつ取って、扇形のピザのひと切れをを端からクルクル丸めてひと口でパクリ。
全種類平らげた後、トッピングを選べるオーダーピザも注文した。やはり地元の大牧場のチーズが絶品で、クワトロチーズに、チーズ追加のオーダーピザを、Lサイズで追加したのだった。
ピザを堪能した後、今宵の輪番はサヤ姉とサジ姉。チーズで膨れた分の腹ごなしに、3人でたっぷりと頑張ったのだった。
それにしても流石、サヤサジ流ドラゴン調教術の考案者ふたりである。とことんマイドラゴンを弄んでくれたのだった。マイドラゴンが歓喜の咆哮とともに、ホワイトブレスを吐き尽くしたのは、言うまでもなかろう。笑
翌日、北斗号でズッキーシの町外れの大牧場に寄って、チーズやバターの乳製品をたっぷりと仕入れた。
ズッキーシを出ると間もなくリモーカだ。
タジャーからの山越えの後、進行方向に沿ってほぼずっと馬手側を流れて来た川は、支流を合わせて大きくなって、ズッキーシの河になって、今も馬手側を、俺たちと同じくリモーカに向かって東に流れている。
ズッキーシの河は、ズッキーシとリモーカの間で、一旦ダム湖になっており、このダム湖を越えると間もなく、ズッキーシの河は、リモーカを北から南に流れているキャタキャミの河に合流する。この合流点は、もうリモーカの端である。
キャタキャミの河は、この後、東北和北部を南に向かって縦断し、賀府の手前で進路を東に変え、大海原へ注いでいる。町の形成には水が必須であるから、この河に沿って、東北和の町がたくさん形成されているのだ。リモーカの町もそのひとつである。
ところでこの、ズッキーシの河とキャタキャミの河の合流点は、古の和の国で、朝廷に反旗を翻したこの辺りの豪族の、最後の砦があった場所である。
古の和の国には、東都はまだなく、西都がすべての中心だった。帝家も朝廷も、西都にあったのだ。
さらに東北和の北半分や北の島=二の島には、和の民とは異なる文化を持つ北の民が住んでいた。和の国の歴史では、北の民は和の民に従う形で、徐々に同化されて行ったのだ。
当然、同化して行く中では反発することもある。古の和の国で、朝廷に反旗を翻したこの辺りの豪族は北の民であった。
最初は朝廷から派遣されて来た和の民の役人と上手くやって、幾ばくかの貢物で朝廷と誼を通じていたが、役人から要求される貢物が年々増えて行くに従って、ついには貢物を停止した。
朝廷はこれを反乱と見做してこの反乱豪族の討伐を試みるが、最初の討伐軍は、この反乱豪族に返り討ちに遭ってしまう。
朝廷軍のこの敗戦で、この反乱豪族は勢い付き、さらに南へと領土を広げることになってしまった。
朝廷は、ついには有力な武家の棟梁を追討軍の大将としたが、この反乱豪族は、敵わないと見ると、有力武家の統領にあっさり従った。しかし有力武家の棟梁が、東北和から西都に帰還すると再び反旗を翻したのである。
結局、この反乱豪族は9年に亘って朝廷に抵抗し続け、何度も朝廷軍を追い払った。
再討伐に再び東北和に赴いた有力武家の棟梁は、散々手こずる中、それまで中立を保っていた、別の北の民の豪族を味方に付け、ようやくこの反乱豪族を滅ぼす。そしてこの反乱豪族が滅ぼされた場所が、豪族の最後の砦であった、リモーカの端の砦である。
ちなみにこの有力武家の棟梁は、この後の時代に、和の国を二分して争う、白の軍と紅の軍の戦いにおける、白の軍の統領の先祖である。
さて、話を戻す。
反乱豪族も、朝廷に味方した豪族も、どちらとも北の民だったが、北の民同士の勢力争いもあって、北の民は一枚岩ではなかったのだ。そこを和の民の朝廷軍が上手く突いて、辛うじて勝ちを修めたと言うのが実情である。
このように古の和の国では、和の民と北の民が対立したり協力したりしつつ、徐々に北の民は和の民に同化して行ったのだ。
さて、朝廷に味方した北の民の豪族は、反乱豪族の領地を褒美に与えられるが、豪族内の跡目争いで衰退してしまう。皮肉なことに、反乱豪族からこの豪族に亡命して来て保護されていた反乱豪族の傍流が、その後の実権を握る。
この傍流は、朝廷に味方した豪族が衰退するとそれにとって代わり、その後の時代に続く大豪族になって行く。
その子孫は、白の軍と紅の軍の戦において、白の軍の統領の弟で、天才的な軍才を見せた武将を、保護したりもしている。当時の和の国では、白の軍と紅の軍に続く第三の勢力にまでなっていたのだ。
このように和の国の歴史は実に面白い。
古の和の国に思いを馳せている間に、北斗号はそろそろリモーカに着く。いよいよわんこそばチャレンジだ。
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毎週月曜22時に投稿します。
以下の2作品も合わせてよろしくお願いします。
「精霊の加護」https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/836586739
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