射手の統領

Zu-Y

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射手の統領114 紅蓮龍攻略

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射手の統領
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№114 紅蓮龍攻略

 アゾの活火山で、火口の中に紅蓮龍の棲家を見付けて、流邏矢を登録した。その後、流邏石で宿屋に戻って来た。
 まだ昼だし、午後にでも攻略してしまおう。
 宿屋の主人に事情を話して、攻略前の必勝祈願の水垢離に大浴場を貸して欲しいと頼むと、連泊客は俺たちしかいないので、どうぞと言うことだった。

 全員で水垢離用の浴衣に着替えると、薄手の白い浴衣なので、微妙に透けている。湯に浸かるとさらに透けるのだ。むふふ…じゃなかった、いかんいかん。神聖な必勝祈願に俺はなんということを。
 攻略の度に出発する前に、西都のギルマスルームでサンキに油断を戒められたではないか。

 水垢離は、湧水で行うので、温泉でも構わない。浴衣のまま、頭から水~今回は温泉なので湯~を被って、俺が先導して湯船に入り、腰まで浸かって戦勝を祈願する。嫁たちも俺の後に並んで同じように祈願する。
 よしこれで終了。
 振り向くと、並んだ嫁たちの浴衣は、濡れてぴったりと肌に張り付いており、双丘の頂がツンとなっている。いかんいかんと思いつつも、眼が行ってしまう俺だった。まあ、仕方ないではないか。
「ちょっとアタル、どこ見てんのよ。ね、サジ。」
 こくり。「不謹慎…。」
「あ、すまん。つい。」
「もぅ、ダメですよぉ。」
 後ろ髪を引かれる思いで、そそくさと嫁たちの前から退散したのだった。苦笑

 それから作戦会議では攻略の手順を確認した。
 まず流邏矢の第一陣で、サヤ姉、サジ姉、ホサキを運ぶ。ホサキが自在の盾を展開して紅蓮龍に備え、サジ姉は回復の臨戦態勢を敷く。サヤ姉は火口内の紅蓮龍を偵察。
 紅蓮龍が火口の棲家で眠っていればいいが、棲家にいなければ、辺りを確認し、見付かったら各々が流邏石でタッテーノの宿屋に緊急避難。
 第二陣はキョウちゃんズ。ホサキの盾の影に隠れて、陰の術を掛ける準備。そして最後の第三陣はアキナとタヅナ。作戦会議の最後に俺は念を押した。
「いいか、くれぐれも無理は禁物。ひとりでも怪我したらセプトの敗北だと思え。危なくなったら流邏石で撤退な。全員が撤退するまで俺は撤退しないから、緊急時に撤退しないということは、俺を危険な目に晒すことだと心得て欲しい。」
 全員が頷いた。よし、これで変なフラグなどすべてへし折った。
 作戦会議が終わると、通常装備の上に、耐熱機能に特化した濃紺のマントを皆で羽織る。いざ、出陣!

 まず、第一陣のサヤ姉、サジ姉、ホサキをハーネスで固定し、左右および背中から抱き付いてもらって、流邏矢で運ぶ。
 ホサキはその場所で自在の盾を展開して拠点を確保。サヤ姉が警戒に火口縁に進んで火口内の棲家にいる紅蓮龍の様子を偵察しに行った。俺は第二陣を連れに、流邏石でタッテーノの宿屋に戻った。
 第二陣ではキョウちゃんズを運ぶ。
 偵察に行っていたサヤ姉が帰って来ていて、
「眠ってるわ。」と、紅蓮龍の状況を報告した。
 最後に第三陣のアキナとタヅナを運び、全員が火口外縁に集合する。

 その場でウキョウが、皆に各種バフの術を掛け、そのまま火口縁まで皆で移動すると、火口内の紅蓮龍はやはり棲家で寝ていた。俺が午前中に見付けたときからずっと寝ているのであろうか?油断し切っているな。
 すると、紅蓮龍は頭をもたげてこちらを見た。頭以外の胴体は相変わらず、とぐろを巻いたままでお休みモードだ。
「またか。最近人間どもがよう来おる。」
 そのまま大きく口を開いたかと思うと、火炎のブレスを吐き掛けて来た。すぐさまホサキが自在の盾を展開した。
 ホサキの自在の盾と、ウキョウのバフによるブレス耐性上昇と、耐熱に特化した濃紺のマントのおかげで、火炎のブレスを余裕でやり過ごすことができた。
 火炎ブレスで俺たちを無力化できると思い込み、すっかり油断していた紅蓮龍に、カウンターでサキョウが紅蓮龍に各種デバフの術を見舞う。
「ウズ、レイ、5倍。連射する。」
『承知。』

 サキョウのデバフの術を受けて、
「グオオオオ。何ごとかー?」
と、叫んでのた打ち回る紅蓮龍に、5倍の水氷撃矢を雨あられと降らす。紅蓮龍はとっさに翼を広げて飛び立とうとしたのだが、油断してとぐろを巻いていた胴体では、速やかな対応はできない。
 水属性と氷属性を5倍ずつ纏った矢が紅蓮龍を襲うと、属性発動した水と冷気のコラボで、冷気が水を凍らせ、巨大な氷柱が紅蓮龍の下半身から2/3を閉じ込めた。
「うぬぬぬ。蒼碧龍と藍凍龍の仕業かー?何ゆえじゃー。」

 軽装のサヤ姉とタヅナがそのまま軽快なステップで突撃し、ホサキが自在の盾を展開して作った拠点からサジ姉が薬師の黒杖で麻痺の術を連射している。アキナは遠矢で近接部隊の援護だ。
 紅蓮龍は火炎のブレスを吐くが、サキョウのデバフの術を食らい、俺の属性攻撃で半ば氷漬けにされ、サジ姉の麻痺の術で追い打ちを掛けられたため、火炎のブレスの威力は、先程のものより数段に落ちていた。
 サヤ姉は軽快なステップで火炎のブレスを躱し、二刀流剣舞を見舞った。雷神の太刀と風神の脇差は弾かれたものの、その追加属性攻撃を与えている。タヅナの偃月の薙刀による旋回切りは、強固な装甲を持つ紅蓮龍にダメージこそ与えられないが、十分注意を逸らしてくれた。
 その間に俺は金剛鏑を装着した封龍矢を操龍弓に番えて、心を鎮めて俺はそのときを待つ。

 さして待たずのそのときは訪れた。
「おのれ、小煩いハエどもめ。こうしてくれるわ!」紅蓮龍が気を溜め始めた。気を高めて一気に放出する起死回生の大技だ。待ってました!
 俺は操龍弓を高く突き上げ、金剛鏑を装着させて操龍弓に番えていた封龍矢を引き絞る。操龍弓が紅蓮龍の高まる気に呼応し、封龍矢の纏う気がぐんぐん高まって行く。封龍矢が物凄い気の高まりで輝きを放ち出した。
「なんだと!それは…。」紅蓮龍が絶句する。
 次の瞬間、俺が放った封龍矢は、紅蓮龍の急所の眉間を捉えた。眉間にめり込んだ封龍矢の金剛鏑から、凄まじい量の気が四方八方に散らばったかと思ったら、散らばった気が反転してそのまま紅蓮龍に収束する。紅蓮龍はそのまま収束する気に包まれた後、真っ赤に発光した。

「グオオオオオ!」凄まじい咆哮とともに、紅蓮龍の全身は無数の赤い粒子になったかと思うと、紅蓮龍閉じ込めていた氷柱を吹き飛ばし、その粒子は渦を巻きながら金剛鏑に吸い込まれて行く。
 凄ぇなぁ。ほんと、いつ見ても凄ぇよ。

 間もなく戻りの箙に封龍矢が戻った。金剛鏑は赤く輝いている。その赤く輝く金剛鏑を、封龍矢から取り外して覗き込むと、金剛鏑の中で赤い光の粒子が渦を巻いて、やがて紅蓮龍の形に変化して行った。ライ、ウズ、シン、レイのときに続いて、同じ光景を見た。
 そして、紅蓮龍の形が完成すると念話が飛んで来た。
『そなた、操龍弓の使い手よな。』
「そうだ。」
『生きていたのだな。』
「操龍弓の使い手が死んだという話なら、それは俺の親父どののことで、俺ではない。」

『そうか。それにしても見事な奇襲だった。完敗だ。』
「そうは言っても、寝込みを襲ってこちらが有利だっただけだ。まともに迎え撃たれていたらどうなっていたかは分からん。」
『ここのところ人間が余の縄張りに足を踏み入れて来たのだが、その都度懲らしめてやった。他愛もなかった。しかしそのせいで、不覚にも余は油断していた。人間など取るに足らぬとな。そしてそなたにそこを突かれた。油断したのは余なのだから、言い訳にはならぬ。勝負にたらればなどない。そなたの勝ちだ。誇るがよい。』
「ありがとう。」

『うむ。それでよい。ところでそなた、蒼碧龍と藍凍龍を従えておるな?』
「ああ。その他に黄金龍と橙土龍も俺の眷属だ。そして紅蓮龍よ。お前で5体目だ。」
『余にも従えと?』
「そのために俺はここに来た。」
『ふむ。以前に来た人間は他愛もなかったが、そなたは違った。よかろう。余を負かしたのだ。そなたには余を従える資格がある。ご主人、名を所望する。』
「エンでどうだ?火炎のエンだ。」
『うむ。よき名だ。それでよい。』
「俺のことはアタルと呼んでくれ。」
『承知。』
「エンよ。ライ、ウズ、シン、レイと一緒に俺に力を貸すとともに、俺の良き相談相手となってくれ。これからよろしくな。」
『うむ。相分かった。それから奥方たちもよろしくな。エンだ。』
「「「「よろしく。」」」」「よろ…。」「「エンはん、よろしゅう。」」

「サキョウ。」
 俺はサキョウにエン鏑を渡した。するとサキョウの体が赤く光った。
「うちもふたつ目の適性、ゲットやー。」サキョウがエン鏑を握った左手を真上に突き上げた。
「サキョウ、よかったなぁ。これでうちら、適性がふたつずつやで。」ウキョウがサキョウを称え、一緒に喜んでいる。
「あとは風属性やな。」
「せやね。ふたりとも風属性で3つずつになるしなぁ。」
 サキョウとウキョウがシンクロして俺を見た。じゅるっ×2。怖い怖い怖い!肉食獣だ!
「なぁ、アタル兄。」「そろそろうちらを陰陽士にしたってぇな。」
 ふたりがしなを作ると、幼さと妖艶さと言う、対局の同居に不意を突かれ、不本意ながらも思わずゾクッとなってしまった。汗

 5割というとてつもない陰の術を使うキョウちゃんズは、陽の術の素質も3属性ずつ持っているが、余りの気力量の多さに、陰の術が覚醒したときに、すべての気力放出口を陰の術で使ってしまった。このため、せっかく陽の術の適性があるにも関らず、陽の術を会得することができないでいる。
 ライたちによると、俺がキョウちゃんズの持つ属性と同じ属性を持つ七神龍を眷属とした状態で、俺がキョウちゃんズを抉じ開ければ、キョウちゃんズはその属性の陽の術を使えるようになるそうだ。

 抉じ開けるとは、抱くことなんだが、まだ未成年のキョウちゃんズに手を出すことを俺はためらっている。桁外れの気力の維持に、栄養のほとんどを取られ、成長不良だったために幼児体型だったキョウちゃんズは、ライたちのアドバイスにより、養分摂取量を増やし~つまり大食いとなり~、俺が成長を促すために愛撫をして来たことで、遅れ馳せながら成長モードに入った。
 初潮を迎え、背が伸び出し、まな板は膨らみ出し、頂も色付き出して、体は変貌し出しているのだが、年齢的には未成年。俺は必至で我慢している。
 しかも今のふたりの体型は、巨乳を好まず小振りが好きな俺にとっては、なかなか結構なストライクゾーンなのだ。

「成人してからだ!」
「またそんないけず言うて。」「うちらはもう成長し出してるやないの。」
「まあ確かにそうだが。」
「なぁ、ウキョウ。今度のうちらの輪番のとき、アタル兄を無理やり押さえ付けたろや。」
「せやな、ドラちゃんはうちらに懐いとるしな。アタル兄の自由を奪ったら、うちらのもんやで。」
「いやいやいやいや。そういうことを子供が口にしたらいけません。」
「「誰が子供やっ!」」
 横で大人嫁たちとライたちが、このやり取りを聞いて呆れている。

 俺は無理やりキョウちゃんズとの話を打ち切り、そのまま火口で、炎撃矢の試し撃ちを始めた。
 着弾と同時に発火する炎撃矢は、単独でもかなりの攻撃力だ。さらに炎撃矢と水撃矢のコラボでは、熱湯を作ることができたが、コラボの比率により、着弾と同時に水蒸気爆発を誘発することも分かった。これはかなりの攻撃力になる。

 ひと通り炎撃矢を試した後、俺たちは流邏石でタッテーノの宿屋に戻った。ふう、ひと風呂浴びるか。
 俺は大浴場に行って、源泉掛け流しの湯を独泉で満喫した。
 紅蓮龍を攻略したから、この辺りの猛暑はすでに収まりの兆候を見せている。そしてクマモンの冒険者ギルドで紅蓮龍を攻略したことを報告すれば、一気にその情報は広まり、この宿屋にも客足は戻るだろう。大人の隠れ家と言う小洒落たコンセプトで、ゆったり落ち着けるこの宿屋は、一度訪れた客の多くはリピーターになるはずだ。

 夕餉にて、例の愛想のいい仲居さんに、紅蓮龍を攻略したから明日発つことを告げると、すぐに宿屋の主人が飛んで来た。
「お客さん、お寛ぎのところを、まっこと申し訳なかばってん、ご挨拶さしてもろてもよかと?」
「ああ。いいけど、どうしたんだい?」
「こん仲居から聞くところによっと、お客さんたちが紅蓮龍ば、鎮めちくれたっちゅうは、まこつね?」
「おう、そうだよ。」
「道理で涼しくなって来たったい。まこ、何ち礼ば言うたらよかとやろね。」
「礼なんざいいよ。それが俺たちの仕事だからな。それより紅蓮龍の攻略を終えたから、明日この宿を発つ。世話になったな。」
「いやいや、世話んなったんはこっちの方ったい。ぜひまた寄ってくれんね。」
「おう。ぜひまた寄らせてもらうよ。大人の隠れ家って、いい感じじゃんか。気に入ったぜ。」
「ありがたかー。心ばかりの礼ばさせてもらうとよ。」
 それから宿屋の主人のサービスだとかで、地元でしか手に入らない貴重な焼酎と、凄い料理が次々と出て来た。笑

 その夜は、タッテーノの宿屋の最後の夜だ。嫁たちと一緒に、庵の露天風呂で、夜空と、紅蓮龍を攻略したことで戻って来た心地よい涼しさを堪能したのだった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

設定を更新しました。R4/9/11

更新は月水金の週3日ペースを予定しています。

2作品同時発表です。
「精霊の加護」も、合わせてよろしくお願いします。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/121143041/836586739

カクヨム様、小説家になろう様にも投稿します。
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