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turning point
ショーティのラ・カンパネラ
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………バイオリンの、一音が滑らかに奏でられ、辺りに響く。
アーネストは、本来この瞬間が好きだった。
静寂を、まるで更なる静けさに導くような、バイオリンの一音。
しかし、ラ・カンパネラは少し…いやだいぶん違う。冒頭の鐘の音の部分はピアノであればピアニッシモで表現されるが、この曲を弾くためになぜかいつも今から鐘を鳴らすという気概が必要と感じてしまうほど、始めから力んでしまう。
いや、講師にも、『もう少しピアニッシモで…!肩の力を抜いてください』と注意はされていた。しかしそんな感慨にふける間もなく、音符の連続となる。
以前よく弾いていた曲。二度目のバイオリンの講師に教わったともいえる曲であった。技術を習得するには最適といわれ、ただ弾きこなすことに集中していた曲。
…それが、今は…何かが違った。
以前はミスをするたびにそこで止まっていた手が…曲を途中でやめられないように弾き続けてゆく。まるで勢いを止めることができないように。楽しい、とすら思えた一瞬だった。
自分のラ・カンパネラ
その鐘の音はどういう音色だろうか?猜疑だろうか?それとも悲哀…?……それとも………?
気付くと、曲は終わっていた。あれ?とすら思う。もう少し長い曲だと思っていたのだ。けれど終わった途端の身体の脱力は否定できないもので、集中していたのだと実感させられる。昔とは違う意味で。
「すっごい、アーネスト。これ難しい曲だって言ったのに」
かなんとのスキンシップの後。
食後に紅茶を淹れて落ち着いたところで、アーネストはバイオリンを弾いたのだった。
ショーティに所望されたラ・カンパネラだ。
「……だから、何箇所も間違えたよ?」
「そうなの? でも僕には誰の弾いたのよりアーネストが一番だよ」
ショーティの感想に、アーネストはくすりと笑う。そこまでリップサービスはいらないだろうにと。
けれども、とも同時に思う。
多分、僕の中でもきっと最高だったよ。
そう思えた一曲だった。
変わったことなど、一つしかありはしない。
君が僕を変えたんだ。
そう思うとアーネストはショーティを優しい笑みで見つめた。
『……アーネストのカッコいいとこも、カッコ悪いところも淋しがりな所も意外と頑固なところも全部知りたいよ。つまりさ、アーネスト。自由にやっていいんだよ。アーネストがアーネストらしくあってくれることが僕の一番の望みだし……』
本当に、僕でいいのかい?
今はアメリカ国籍になったから、離婚してもアーネストの国籍は変わらない。まあそれをすると、世間の言う通り偽装結婚であったと、真実はどうであれ…まるで告白するようなものであるのだが。
ただ…以前に思っていたことが、時々アーネストの思考に浮上する。
まるで真面目しか取り柄がないような自分が、ペンのみを武器にして真実を暴いたり物事を芸術の域に昇華したりしているショーティの傍にいることが…いいのだろうかと思ってしまう。自分に芸術への造詣がないとは思わないが、それは躾の一環で形成されたもので。だから芸術への視点も、自由な発想のショーティとは違って、ありきたりなものだった。
けれども。
「だってさ、僕の、ラ・カンパネラなんでしょ?」
ショーティはにっこりと微笑んだ。その機嫌の良さが手に取るようにわかる。
「アーネスト」
優しく名を呼ばれる。
「ありがとう」
バイオリンを置いた僕に、ショーティが肩越しに抱きしめてくる。
その声が慈しみに溢れていると感じるのは、僕の思い過ごしかな?僕の自惚れだろうか?
以前の自分なら、その点に怯えていただろう。でも今は、ショーティ自身の温かさを感じられる。そして安心する。
「ショーティ、満足したかい?」
「うん」
「失敗したのに?」
「いいんだ。そのままのアーネストの傍にいられることが、僕の幸せだから。それにさ、何を持って失敗と言うか、だよね。僕がお願いしたらアーネストが叶えてくれた。ここが一番大事なことじゃない?」
ねーかなん、といつにない笑顔で告げるショーティに、
「ワン!」とつられたようにかなんが吠えた。
多分…自分が面白くなくても失敗しても、ショーティは僕の傍にいてくれる。自分の失敗も、笑って許してくれる。僕の存在を全肯定してくれる。
たぶん————。僕が全てを失っても、ショーティは傍にいてくれる。
そう信じられる存在。
そんな僕でいいと、全身で応える存在。
僕がどれだけ内密に何かをしでかしても、暴くと言った存在。
ショーティ、どんどん僕を暴いてね?
さて、ショーティの許可ももらったし…、僕側は丸く収まったところで………。
「ところでショーティ?」
「ん?」
「————火星から帰ってくる時に、誰に連れてきてもらったんだい?」
「………え………………?なに?…いきなり、どうしたの?」
「うん、ちょっと思い出したんだ。1ヶ月も早く戻ったことにレオンも少し驚いていたし、きちんと聞いておこうかと思ってね」
「あ——。えっと……そ……れは……」
「それは?」
まるで逃がさないというように、僕はショーティの腰をホールドした。
「…知り合い、だよ?そう!タイミングよくいたからさ」
「…知り合い?都合がよすぎるね。それとも………もしかしてかつて君を火星に連れて行った人物か何かかい?」
少し目を左右にやるショーティに振り向かせたくて、額に数回キスを落とす。
「……何?…これ、尋問?」
少しショーティの視線が、厳しくなる。
僕の好きな眸。
だから目元にもキスを落とした。
「まさか。ショーティと一緒で、この5カ月何があったか聞きたいだけだよ」
「———火星に行って、仕事のインタビューとって、ほどよくカナンを構って、帰ってきた」
「ショーティ?」
そんなことじゃないのはわかっているはずだ、と言わんばかりに名前を呼ぶと、
「火星の出来事話す?…そんなに面白いことは起きなかったけど…」
今度はそんな事実を告げる。
「火星のことは発表されるだろう?そんな公式のものはいいよ。僕もね、君の裏側が知りたいんだ」
まっすぐにみつめてくるその瞳を至近距離で捉えると、居たたまれないのかショーティは少しだけ身動ぎをする。もちろん、それを離すわけはなく。
「アーネスト…。わざと?」
「何が?君が知りたいように、僕も知りたいだけだよ?」
「それは!いいじゃないか、伝手を頼っても。スイは梃子でも動かなさそうだったからカナンも動かないし。どうしても帰りたかったんだよ」
「うん、ありがとう。で?誰?」
にっこりとアーネストは、ショーティに視線を合わせる。
この反応に、ただの関係ではないなと思う。仕方ない……。一度ルシードに調べてもらおうか。過去、何があったにせよ。
過去に何があっても別にいいとアーネストは考えていた。ただそれが現在も続いているとなると、僕としては面白くないなと思ってしまう。
自分でも呆れるけれど…。ショーティ、本当に僕でいいのかい?
こんな狭量な自分でいいのかい?
「それは…前に火星に行った時に…火星の情報を回してもらった人で。今回たまたま地球に帰還するクルーにいたから頼んだだけだよ」
それだけで火星―地球航路の人数が、安易に増やせる回答にはならない。宇宙をそこまで甘く見る人間はいないだろう。
ショーティはそう言って、じっと僕を見つめてきた。
今はここまでかなと思う。
「かなん」
リビングのソファの近くで寝ていたかなんが、ぴくりと起きる。
「ホーム」
そう告げると、かなんは大人しく部屋へと戻っていく。
「え、何、今の。僕と違いすぎじゃ………」
「さあ、ショーティ。これで二人きりだよ?続きはベッドで聞こうかな」
「え!?何!?今僕言ったよね!?」
「うん……。もう少しだけ詳しく聞きたいかな」
そして、僕はゆっくりとショーティの唇に深くキスを落とす…………。
「んっ…。待って、待ってアーネスト。本当にそれだけだよ」
アーネストを振り切るようにそう告げるが、
「………うん、だから続きはベッドで」
「アーネスト!」
「こんな僕でも…ショーティは許してくれるんだろう?」
「————っ!!ゆ…許すけどさ!時と場合によるよ!」
そうして僕らは、再び深く…深く口づけていった。
この街で、ニューヨークで、今は二人で過ごしていこうと思う。
今まで独りで過ごしてきたけれど、これから二人が始まる——————。
turning point エピローグ END ~
~・~・~・~・~
本当に本当に読んで頂きありがとうございました!一度仕上げたものを、途中でちょっと違うかな、と変更してみたり、大変ではあったけど楽しかったです。。書き上げられたのも、読んでくださる皆さまがいたおかげです。
と、12月はさも終わりのように書きましたが、続きを書きたくて、書きたくて書きます。書かせてください!お付き合い頂けると嬉しいです。
アーネストは、本来この瞬間が好きだった。
静寂を、まるで更なる静けさに導くような、バイオリンの一音。
しかし、ラ・カンパネラは少し…いやだいぶん違う。冒頭の鐘の音の部分はピアノであればピアニッシモで表現されるが、この曲を弾くためになぜかいつも今から鐘を鳴らすという気概が必要と感じてしまうほど、始めから力んでしまう。
いや、講師にも、『もう少しピアニッシモで…!肩の力を抜いてください』と注意はされていた。しかしそんな感慨にふける間もなく、音符の連続となる。
以前よく弾いていた曲。二度目のバイオリンの講師に教わったともいえる曲であった。技術を習得するには最適といわれ、ただ弾きこなすことに集中していた曲。
…それが、今は…何かが違った。
以前はミスをするたびにそこで止まっていた手が…曲を途中でやめられないように弾き続けてゆく。まるで勢いを止めることができないように。楽しい、とすら思えた一瞬だった。
自分のラ・カンパネラ
その鐘の音はどういう音色だろうか?猜疑だろうか?それとも悲哀…?……それとも………?
気付くと、曲は終わっていた。あれ?とすら思う。もう少し長い曲だと思っていたのだ。けれど終わった途端の身体の脱力は否定できないもので、集中していたのだと実感させられる。昔とは違う意味で。
「すっごい、アーネスト。これ難しい曲だって言ったのに」
かなんとのスキンシップの後。
食後に紅茶を淹れて落ち着いたところで、アーネストはバイオリンを弾いたのだった。
ショーティに所望されたラ・カンパネラだ。
「……だから、何箇所も間違えたよ?」
「そうなの? でも僕には誰の弾いたのよりアーネストが一番だよ」
ショーティの感想に、アーネストはくすりと笑う。そこまでリップサービスはいらないだろうにと。
けれども、とも同時に思う。
多分、僕の中でもきっと最高だったよ。
そう思えた一曲だった。
変わったことなど、一つしかありはしない。
君が僕を変えたんだ。
そう思うとアーネストはショーティを優しい笑みで見つめた。
『……アーネストのカッコいいとこも、カッコ悪いところも淋しがりな所も意外と頑固なところも全部知りたいよ。つまりさ、アーネスト。自由にやっていいんだよ。アーネストがアーネストらしくあってくれることが僕の一番の望みだし……』
本当に、僕でいいのかい?
今はアメリカ国籍になったから、離婚してもアーネストの国籍は変わらない。まあそれをすると、世間の言う通り偽装結婚であったと、真実はどうであれ…まるで告白するようなものであるのだが。
ただ…以前に思っていたことが、時々アーネストの思考に浮上する。
まるで真面目しか取り柄がないような自分が、ペンのみを武器にして真実を暴いたり物事を芸術の域に昇華したりしているショーティの傍にいることが…いいのだろうかと思ってしまう。自分に芸術への造詣がないとは思わないが、それは躾の一環で形成されたもので。だから芸術への視点も、自由な発想のショーティとは違って、ありきたりなものだった。
けれども。
「だってさ、僕の、ラ・カンパネラなんでしょ?」
ショーティはにっこりと微笑んだ。その機嫌の良さが手に取るようにわかる。
「アーネスト」
優しく名を呼ばれる。
「ありがとう」
バイオリンを置いた僕に、ショーティが肩越しに抱きしめてくる。
その声が慈しみに溢れていると感じるのは、僕の思い過ごしかな?僕の自惚れだろうか?
以前の自分なら、その点に怯えていただろう。でも今は、ショーティ自身の温かさを感じられる。そして安心する。
「ショーティ、満足したかい?」
「うん」
「失敗したのに?」
「いいんだ。そのままのアーネストの傍にいられることが、僕の幸せだから。それにさ、何を持って失敗と言うか、だよね。僕がお願いしたらアーネストが叶えてくれた。ここが一番大事なことじゃない?」
ねーかなん、といつにない笑顔で告げるショーティに、
「ワン!」とつられたようにかなんが吠えた。
多分…自分が面白くなくても失敗しても、ショーティは僕の傍にいてくれる。自分の失敗も、笑って許してくれる。僕の存在を全肯定してくれる。
たぶん————。僕が全てを失っても、ショーティは傍にいてくれる。
そう信じられる存在。
そんな僕でいいと、全身で応える存在。
僕がどれだけ内密に何かをしでかしても、暴くと言った存在。
ショーティ、どんどん僕を暴いてね?
さて、ショーティの許可ももらったし…、僕側は丸く収まったところで………。
「ところでショーティ?」
「ん?」
「————火星から帰ってくる時に、誰に連れてきてもらったんだい?」
「………え………………?なに?…いきなり、どうしたの?」
「うん、ちょっと思い出したんだ。1ヶ月も早く戻ったことにレオンも少し驚いていたし、きちんと聞いておこうかと思ってね」
「あ——。えっと……そ……れは……」
「それは?」
まるで逃がさないというように、僕はショーティの腰をホールドした。
「…知り合い、だよ?そう!タイミングよくいたからさ」
「…知り合い?都合がよすぎるね。それとも………もしかしてかつて君を火星に連れて行った人物か何かかい?」
少し目を左右にやるショーティに振り向かせたくて、額に数回キスを落とす。
「……何?…これ、尋問?」
少しショーティの視線が、厳しくなる。
僕の好きな眸。
だから目元にもキスを落とした。
「まさか。ショーティと一緒で、この5カ月何があったか聞きたいだけだよ」
「———火星に行って、仕事のインタビューとって、ほどよくカナンを構って、帰ってきた」
「ショーティ?」
そんなことじゃないのはわかっているはずだ、と言わんばかりに名前を呼ぶと、
「火星の出来事話す?…そんなに面白いことは起きなかったけど…」
今度はそんな事実を告げる。
「火星のことは発表されるだろう?そんな公式のものはいいよ。僕もね、君の裏側が知りたいんだ」
まっすぐにみつめてくるその瞳を至近距離で捉えると、居たたまれないのかショーティは少しだけ身動ぎをする。もちろん、それを離すわけはなく。
「アーネスト…。わざと?」
「何が?君が知りたいように、僕も知りたいだけだよ?」
「それは!いいじゃないか、伝手を頼っても。スイは梃子でも動かなさそうだったからカナンも動かないし。どうしても帰りたかったんだよ」
「うん、ありがとう。で?誰?」
にっこりとアーネストは、ショーティに視線を合わせる。
この反応に、ただの関係ではないなと思う。仕方ない……。一度ルシードに調べてもらおうか。過去、何があったにせよ。
過去に何があっても別にいいとアーネストは考えていた。ただそれが現在も続いているとなると、僕としては面白くないなと思ってしまう。
自分でも呆れるけれど…。ショーティ、本当に僕でいいのかい?
こんな狭量な自分でいいのかい?
「それは…前に火星に行った時に…火星の情報を回してもらった人で。今回たまたま地球に帰還するクルーにいたから頼んだだけだよ」
それだけで火星―地球航路の人数が、安易に増やせる回答にはならない。宇宙をそこまで甘く見る人間はいないだろう。
ショーティはそう言って、じっと僕を見つめてきた。
今はここまでかなと思う。
「かなん」
リビングのソファの近くで寝ていたかなんが、ぴくりと起きる。
「ホーム」
そう告げると、かなんは大人しく部屋へと戻っていく。
「え、何、今の。僕と違いすぎじゃ………」
「さあ、ショーティ。これで二人きりだよ?続きはベッドで聞こうかな」
「え!?何!?今僕言ったよね!?」
「うん……。もう少しだけ詳しく聞きたいかな」
そして、僕はゆっくりとショーティの唇に深くキスを落とす…………。
「んっ…。待って、待ってアーネスト。本当にそれだけだよ」
アーネストを振り切るようにそう告げるが、
「………うん、だから続きはベッドで」
「アーネスト!」
「こんな僕でも…ショーティは許してくれるんだろう?」
「————っ!!ゆ…許すけどさ!時と場合によるよ!」
そうして僕らは、再び深く…深く口づけていった。
この街で、ニューヨークで、今は二人で過ごしていこうと思う。
今まで独りで過ごしてきたけれど、これから二人が始まる——————。
turning point エピローグ END ~
~・~・~・~・~
本当に本当に読んで頂きありがとうございました!一度仕上げたものを、途中でちょっと違うかな、と変更してみたり、大変ではあったけど楽しかったです。。書き上げられたのも、読んでくださる皆さまがいたおかげです。
と、12月はさも終わりのように書きましたが、続きを書きたくて、書きたくて書きます。書かせてください!お付き合い頂けると嬉しいです。
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