【完結】婚約破棄しようとした愚かな王子様は、『真実の愛』によって目醒め、婚約者と幸せに暮らしましたとさ。
クリスティナ・ダルトン公爵令嬢は、故あって王太子と婚約したものの、冷遇されてきた。
それは王立学院に入学してからより悪化し、王太子はあろうことか子爵令嬢を傍に侍らせるようになり、挙げ句の果てには卒業式後の舞踏会でクリスティナに婚約破棄を突きつけようとする。
「疵物のお前はもうまともな結婚など望めまい。最後の情けだ、この私がお前に相応しい相手と結ばせてやろう。
──"離宮の怪異"の供物としてな!」
"離宮の怪異"とは、数世代前から使われなくなった離宮にいつの間にか棲み着いたモノの呼び名だ。
その正体は、どこぞの高貴な者の庶子とも、ただの浮浪者とも、そもそも人ではなくて幽鬼や悪霊の類だとも言われる。
「承知いたしました」
そう凛と答えたクリスティナを蔑む王太子は、知らない。
自らが抱えた秘密を──自分の影が、暗く、怖ろしいことなど。
※いつものようにふんわり設定です。
※本編完結済みで1日1話ずつ投稿していきます。
※あらすじが若干ホラー調ですが、ホラーではありません。
それは王立学院に入学してからより悪化し、王太子はあろうことか子爵令嬢を傍に侍らせるようになり、挙げ句の果てには卒業式後の舞踏会でクリスティナに婚約破棄を突きつけようとする。
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感想ありがとうございます!
見る目もなければ謙虚さもなかったようです…
それらがあればまた違った結末もあったかもしれませんね。
感想ありがとうございます!
エリオットはそれこそクリスティナのためだけにあれこれ磨ききりました。
愚か者と歯向かう者には容赦しないけど、弱き人々にとってはよい国王になってくれそうです。
国王は⋯それだけ恨まれていたのだと病の床で思い知ったことでしょう。
かなり含みのある"ハッピーエンド"でした!
感想ありがとうございます!
立派な国主として国を発展させていったはずです。
クリスティナの片割れは、母親と一緒に出生時に亡くなってます⋯。
3話の元祖エトムントの台詞にチラッとだけ出てきただけなので、見落とされていても仕方がないかなと思われます。
感想ありがとうございます!
すべては二人の思惑⋯と言いつつ、カロリナを嵌めたこととか本当に黒い話は、エリオットはクリスティナに話していないと思われます。
エリオットが一人で、もしくはダルトン公爵と二人で画策していそうです。
治世が落ち着いたら、クリスティナだけでも双子だったことを公開とかして地位向上を目指したらよさそうですね。
感想ありがとうございます!
ファンだなんて畏れ多いです⋯でもうれしいです!
最近のトレンドと違うことは感じていましたが、多くの方に読んでいただいてありがたかったです。
新作は長めのお話になる予定です!
お気遣い痛み入ります⋯!ぼちぼち書いていきます。
完結お疲れ様でした。
婚約破棄物でこんな深い展開になるなんて、短いのに読み応えがあって、素晴らしい話でした。
また何回も読み直すと思います。
ありがとうございました*ˊᵕˋ)੭
感想ありがとうございます!
そんなにお褒めいただくなんて、恐縮です。
思っていたよりたくさんの方に読んでいただき、作者としても思い出深い話になりました。
ありがとうございました!
うむ。(*-ω-)
ハッピーエンドですね(^ω^)
善き哉、善き哉♪
感想ありがとうございます!
ハッピーエンドです。やりきりました!
ご指摘ありがとうございます!
変装でもいいのですが、正確には魔法で相手の認識をいじくっていたようです。(カロリナが何も思い出せなくなったのはその後遺症です)
魅了魔法含め、精神に干渉する禁術をエリオットは習得していたので。
という設定はあったのですが、読み返してさすがに説明不足過ぎると感じたので、少し書き足しておきます。
ありがとうございました!
ご質問ありがとうございます!
エリオットがあちこち暗躍していたのの一つです。
感想ありがとうございます!
オチは王様のことでしょうか?
エリオットはやりきる男です。
感想ありがとうございます!
確かにカロリナは利用されたって言葉が一番しっくりきますね⋯。
本当の悪玉は⋯誰でしょう?
感想ありがとうございます!
なるほど、名前を変えちゃう手がありましたね。
この後に現国王のその後もちらっと出てくる予定です。
感想ありがとうございます!
まさしく、その映画のもとになった史実(伝説?)から思いついた話です。
感想ありがとうございます!
性格が悪いせいか、一点の曇りもない正義の人より、こういう闇を抱えた人の方が好きなのです⋯。
善も悪も、ある一方から見た見方でしかないんだなと思うもので。
地位も権威も捨てるというのは、あの王子と令嬢では間違いなく選べなかった未来でしょうね⋯。
感想ありがとうございます!
土壇場でこそ本心が現れると言いますからね。
子爵令嬢の身分で公爵令嬢を蹴落とそうとしたというのは、少なくとも不敬に当たりますし。
感想ありがとうございます!
身の丈に合わせることって大切ですよね。
感想ありがとうございます!
いちおう王族の直系になるので、他国への出荷は控え、自国で何とかしようとしたようです⋯。
子供云々についての事情はまた本編で出てくる予定です。
感想ありがとうございます!
その辺りの賛否がわかれることは覚悟していました。
カロリナへの罰がちょっと重過ぎると思われる方はいらっしゃるだろうと思うので。
ただ、この物語で切り取られているのはあくまで一部なので、学院生活すべてを通したら、クリスティナや周りはどんな仕打ちを受けてきて、彼女にどんな思いをもったのだろうとも思います。
感想ありがとうございます!
自分に甘いところは父子で似ているようです⋯。
今回は父親に譲ったようですが、生殺与奪の権利はガッツリ握っているので、将来的には煮るなり焼くなり好きにできます。と、こっそり言っておきます。
感想ありがとうございます!
やってしまったのなら、やり返されても文句は言えませんよね⋯。
感想ありがとうございます!
何だかたいへん恐縮です⋯。
作者判断の幸せになるべき人たちは、タグのハッピーエンドへ向かいます!
感想ありがとうございます!
記憶なんて曖昧なものですし、「自分わかってますよ」感を出す人はやっぱりどこにでもいますよね⋯。
カロリナにいらぬ知識をつけさせたのは誰か、そのうちチラッと出てくる予定です!
感想ありがとうございます!
剣と魔法の世界では証明しようがないでしょうね。
最も接する機会の多かった人たちが何も言わなければ、上手いこと誤魔化せてしまうと思われます。
感想ありがとうございます!
カロリナの処遇については賛否あるだろうなと覚悟はしておりました⋯。彼女は嵌められた感が強いので。
ですが今回は、理不尽に抗するために理不尽な手段を取ることを選びました。
感想ありがとうございます!
すごい勢いで外堀を埋められているので、脱出は不可能っぽいですね⋯。
何が起きたか、本物はどこまで理解できているかもけっこう怪しそうです。
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