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13章
記憶の罠
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第13章: 記憶の罠
リビングの静寂が重苦しい空気を漂わせていた。葉羽は、再び犠牲者が出たことに動揺しながらも、冷静に全員の行動を確認するための準備を整えていた。伊達卓巳の突然の死──そして、まだ未解決の鳴海の殺人事件。この二つの事件が繋がっていることは明らかだが、その繋がりがどこにあるのか、葉羽は手掛かりを探していた。
「伊達君が殺された理由は何なのか……?」
葉羽は考えながら、再びリビングの全員を見渡した。芦原美鈴が犯人であることは間違いないが、伊達の死には別の意図が感じられる。なぜ伊達が標的になったのか、その動機を突き止めなければならない。
「まずは、全員の行動をもう一度確認しよう」
葉羽は静かに提案した。彼の落ち着いた口調が、少しでも皆の混乱を抑えるように感じられた。全員がそれぞれの椅子に座り直し、葉羽に注目する。
---
「まず、伊達君が倒れた瞬間ですが……皆さんはどこで何をしていたか、もう一度教えてください」
葉羽がそう問いかけると、まず最初に渡辺聡が口を開いた。
「俺は、あの時はリビングで静かに座っていた。伊達君が外に出たことには気付いていたけど、特に彼が何をしているのかまでは見ていない」
渡辺の証言は簡潔で、特に疑わしい点はないように見える。次に、赤城玲司が苛立ちを隠せない様子で話し始めた。
「俺もだ。あの時は芦原さんとのやり取りに集中していた。鳴海の件でまだ解決していなかったし、まさか伊達がやられるなんて思ってもみなかった」
「では、芦原さん、あなたは?」
葉羽は芦原美鈴に視線を向けた。彼女は一瞬黙ったが、冷静に答えた。
「私は葉羽君の推理を聞いていたわ。鳴海さんの件について、ようやく話が進み始めたと思っていたのに……その時に伊達君が殺されるなんて、驚いたわ」
彼女の態度には、相変わらず冷静さが見える。しかし、その背後には何かを隠している気配も感じられる。葉羽はその表情をじっと観察した。
次に、藤田茉莉が不安げに話し始めた。
「私も……リビングにいたわ。でも、伊達君がいなくなったのには気付かなかったの。急に悲鳴が聞こえたから、驚いて……」
藤田もまた、特に怪しい様子は見せていない。だが、彼女が怯えているのは明らかだった。
---
葉羽は一通りの証言を聞き終えた後、再び思考を巡らせた。誰もがリビングにいたと証言しているが、実際に伊達が殺された瞬間を目撃した者はいない。これはつまり、皆の証言が「何か」に操作されている可能性があるということだ。
「この事件の背後には……『記憶』に関する罠があるのかもしれない」
葉羽はそう考えながら、これまでの出来事を振り返った。時計のズレ、参加者たちの証言の食い違い、そして何よりも、この屋敷の中で感じる微妙な違和感。それらが一つに繋がる仮説が浮かび上がった。
「皆さん……もしかすると、私たち全員が同じ時間を生きているとは限らないのかもしれません」
その言葉に、全員が驚いた表情を浮かべた。
「どういうことだ?」と、赤城が苛立ち混じりに尋ねる。
「この屋敷には、意図的に時計がズレて設置されています。それによって、私たちが『正しい時間』だと思っているものが、実はズレている可能性があるんです。私たちがそれぞれに見ている時計は少しずつ異なり、その結果、証言の時間や行動がずれている」
葉羽は全員の表情を見渡しながら説明を続けた。
「例えば、ある人が20時だと思って行動していても、実際にはその人の時計は10分進んでいたとします。そうすると、その人の証言と他の人の証言が食い違い、結果としてアリバイが成立しないことになるんです」
「つまり、私たちの記憶が操作されている……ってこと?」と、藤田が驚いた声で尋ねた。
「そうです。この屋敷にある時計のズレは、私たち全員の記憶を曖昧にさせています。そして、そのズレを利用して犯人はアリバイを操作し、犯行を行ったんです」
葉羽の推理が進むにつれ、全員の顔にはさらに緊張が走る。
「そして、これこそが芦原さんの仕組んだトリックです。鳴海さんの殺害、そして伊達君の殺害も、この『記憶の罠』を利用した犯行です」
---
「私が記憶を操作した? 本気でそんなことを言っているの?」
芦原美鈴は冷静さを装っているが、その声にはわずかに焦りが混じっていた。葉羽はその変化を見逃さなかった。
「あなたは、この屋敷の時計のズレを知っていたはずです。だからこそ、そのズレを利用して、自分のアリバイを成立させた。そして、私たちの記憶を曖昧にさせることで、自分が犯人であることを隠そうとした」
「証拠は? そんなこと、証明できるの?」
芦原はさらに葉羽を挑発するように問いかけた。だが、葉羽は自信を持って答えた。
「証拠は、鳴海さんが残したメモです。あのメモには、時計のズレを示すヒントが隠されていました。彼はそのことに気付き、何とかして私たちにそれを伝えようとしていたんです」
葉羽は再びメモを取り出し、全員に見せた。
---
**「S25: C13. A1」**
---
「このメモは、実は座標を示しているのではなく、時計のズレを指し示していたんです。『S25』は、時間のズレを25分進めることを意味し、『C13』は13分遅らせる。そして『A1』は、1分だけ進めるということ」
「つまり、鳴海さんは、この屋敷にある全ての時計が意図的にズレていることに気付き、そのことを私たちに伝えようとしたんです。そして、そのズレを利用して犯行を行ったのが芦原さん、あなたです」
---
「もう終わりです、芦原さん」
葉羽はそう断言し、全員の視線を芦原に向けさせた。彼女はしばらくの間、無言で葉羽を見つめていたが、やがてその口元に冷たい笑みを浮かべた。
「……なるほどね、さすが神藤葉羽と言ったところかしら」
芦原はゆっくりと立ち上がり、軽くため息をついた。
「そう、あなたの言う通りよ。私は鳴海さんを殺した。時計のズレを利用してね。でも、残念だったわね……もう、私はあなたに捕まるつもりはないの」
その言葉に、葉羽は一瞬身構えた。だが、次の瞬間、芦原はリビングの窓へと駆け寄り、勢いよく開け放った。
「待て! 芦原さん
!」
葉羽が追いかけようとしたその瞬間、彼女は窓から姿を消した。葉羽が窓際に駆け寄ると、そこには芦原の姿はなく、外の闇が広がっていた。
---
「……逃げられた」
葉羽は悔しさを噛みしめながら、窓の外を見つめた。だが、事件の真相は明らかになった。芦原美鈴は鳴海を殺し、時計のズレを利用して自分のアリバイを作り出した。しかし、彼女の計画は葉羽の推理によって暴かれ、追い詰められた結果、彼女は逃亡を選んだ。
「芦原さんが逃げても、もう真実は隠せない……」
葉羽は静かにそうつぶやき、決意を新たにした。
リビングの静寂が重苦しい空気を漂わせていた。葉羽は、再び犠牲者が出たことに動揺しながらも、冷静に全員の行動を確認するための準備を整えていた。伊達卓巳の突然の死──そして、まだ未解決の鳴海の殺人事件。この二つの事件が繋がっていることは明らかだが、その繋がりがどこにあるのか、葉羽は手掛かりを探していた。
「伊達君が殺された理由は何なのか……?」
葉羽は考えながら、再びリビングの全員を見渡した。芦原美鈴が犯人であることは間違いないが、伊達の死には別の意図が感じられる。なぜ伊達が標的になったのか、その動機を突き止めなければならない。
「まずは、全員の行動をもう一度確認しよう」
葉羽は静かに提案した。彼の落ち着いた口調が、少しでも皆の混乱を抑えるように感じられた。全員がそれぞれの椅子に座り直し、葉羽に注目する。
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「まず、伊達君が倒れた瞬間ですが……皆さんはどこで何をしていたか、もう一度教えてください」
葉羽がそう問いかけると、まず最初に渡辺聡が口を開いた。
「俺は、あの時はリビングで静かに座っていた。伊達君が外に出たことには気付いていたけど、特に彼が何をしているのかまでは見ていない」
渡辺の証言は簡潔で、特に疑わしい点はないように見える。次に、赤城玲司が苛立ちを隠せない様子で話し始めた。
「俺もだ。あの時は芦原さんとのやり取りに集中していた。鳴海の件でまだ解決していなかったし、まさか伊達がやられるなんて思ってもみなかった」
「では、芦原さん、あなたは?」
葉羽は芦原美鈴に視線を向けた。彼女は一瞬黙ったが、冷静に答えた。
「私は葉羽君の推理を聞いていたわ。鳴海さんの件について、ようやく話が進み始めたと思っていたのに……その時に伊達君が殺されるなんて、驚いたわ」
彼女の態度には、相変わらず冷静さが見える。しかし、その背後には何かを隠している気配も感じられる。葉羽はその表情をじっと観察した。
次に、藤田茉莉が不安げに話し始めた。
「私も……リビングにいたわ。でも、伊達君がいなくなったのには気付かなかったの。急に悲鳴が聞こえたから、驚いて……」
藤田もまた、特に怪しい様子は見せていない。だが、彼女が怯えているのは明らかだった。
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葉羽は一通りの証言を聞き終えた後、再び思考を巡らせた。誰もがリビングにいたと証言しているが、実際に伊達が殺された瞬間を目撃した者はいない。これはつまり、皆の証言が「何か」に操作されている可能性があるということだ。
「この事件の背後には……『記憶』に関する罠があるのかもしれない」
葉羽はそう考えながら、これまでの出来事を振り返った。時計のズレ、参加者たちの証言の食い違い、そして何よりも、この屋敷の中で感じる微妙な違和感。それらが一つに繋がる仮説が浮かび上がった。
「皆さん……もしかすると、私たち全員が同じ時間を生きているとは限らないのかもしれません」
その言葉に、全員が驚いた表情を浮かべた。
「どういうことだ?」と、赤城が苛立ち混じりに尋ねる。
「この屋敷には、意図的に時計がズレて設置されています。それによって、私たちが『正しい時間』だと思っているものが、実はズレている可能性があるんです。私たちがそれぞれに見ている時計は少しずつ異なり、その結果、証言の時間や行動がずれている」
葉羽は全員の表情を見渡しながら説明を続けた。
「例えば、ある人が20時だと思って行動していても、実際にはその人の時計は10分進んでいたとします。そうすると、その人の証言と他の人の証言が食い違い、結果としてアリバイが成立しないことになるんです」
「つまり、私たちの記憶が操作されている……ってこと?」と、藤田が驚いた声で尋ねた。
「そうです。この屋敷にある時計のズレは、私たち全員の記憶を曖昧にさせています。そして、そのズレを利用して犯人はアリバイを操作し、犯行を行ったんです」
葉羽の推理が進むにつれ、全員の顔にはさらに緊張が走る。
「そして、これこそが芦原さんの仕組んだトリックです。鳴海さんの殺害、そして伊達君の殺害も、この『記憶の罠』を利用した犯行です」
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「私が記憶を操作した? 本気でそんなことを言っているの?」
芦原美鈴は冷静さを装っているが、その声にはわずかに焦りが混じっていた。葉羽はその変化を見逃さなかった。
「あなたは、この屋敷の時計のズレを知っていたはずです。だからこそ、そのズレを利用して、自分のアリバイを成立させた。そして、私たちの記憶を曖昧にさせることで、自分が犯人であることを隠そうとした」
「証拠は? そんなこと、証明できるの?」
芦原はさらに葉羽を挑発するように問いかけた。だが、葉羽は自信を持って答えた。
「証拠は、鳴海さんが残したメモです。あのメモには、時計のズレを示すヒントが隠されていました。彼はそのことに気付き、何とかして私たちにそれを伝えようとしていたんです」
葉羽は再びメモを取り出し、全員に見せた。
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**「S25: C13. A1」**
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「このメモは、実は座標を示しているのではなく、時計のズレを指し示していたんです。『S25』は、時間のズレを25分進めることを意味し、『C13』は13分遅らせる。そして『A1』は、1分だけ進めるということ」
「つまり、鳴海さんは、この屋敷にある全ての時計が意図的にズレていることに気付き、そのことを私たちに伝えようとしたんです。そして、そのズレを利用して犯行を行ったのが芦原さん、あなたです」
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「もう終わりです、芦原さん」
葉羽はそう断言し、全員の視線を芦原に向けさせた。彼女はしばらくの間、無言で葉羽を見つめていたが、やがてその口元に冷たい笑みを浮かべた。
「……なるほどね、さすが神藤葉羽と言ったところかしら」
芦原はゆっくりと立ち上がり、軽くため息をついた。
「そう、あなたの言う通りよ。私は鳴海さんを殺した。時計のズレを利用してね。でも、残念だったわね……もう、私はあなたに捕まるつもりはないの」
その言葉に、葉羽は一瞬身構えた。だが、次の瞬間、芦原はリビングの窓へと駆け寄り、勢いよく開け放った。
「待て! 芦原さん
!」
葉羽が追いかけようとしたその瞬間、彼女は窓から姿を消した。葉羽が窓際に駆け寄ると、そこには芦原の姿はなく、外の闇が広がっていた。
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「……逃げられた」
葉羽は悔しさを噛みしめながら、窓の外を見つめた。だが、事件の真相は明らかになった。芦原美鈴は鳴海を殺し、時計のズレを利用して自分のアリバイを作り出した。しかし、彼女の計画は葉羽の推理によって暴かれ、追い詰められた結果、彼女は逃亡を選んだ。
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