6 / 8
Fランクの依頼
しおりを挟む
コケコッコッー!!!!
勢いよく発せられた鶏の声らしき音で俺は目を覚ました。
昨日ベットにダイブして、ちょっと考え事をしていたところまでは覚えているんだが、おそらくそのまま寝てしまったのだろう・・・
あっ、夕食食い忘れてるやん!! 勿体無いことしたわ・・・
寝起きにすぐ飯のことが頭によぎるほど、お腹の空いていた俺はとりあえず食堂へと向かった。
「あら、いらっしゃい! 昨日夕飯を食べなかったから、朝食は大盛りにしといたわ。とれたてニワトコの卵かけご飯よ。今朝たくさん産んでくれてほんとラッキーだったわ~」
どうやら俺の安眠を妨げたあの鳴き声はニワトコって名前らしい。
そんなことを考えつつも朝食を取り終えたので、とりあえず今日は冒険者ギルドへ向かうこととする。
だってさ、いくら騎士さんからもらったお金があると言っても無限じゃないからね。 自分で稼がないとだめだもの
そんな謎な言い訳?をしつつ、歩いているとあっという間に冒険者ギルドへとついた。
全く冒険者ギルドについての説明を受けていない俺は、とりあえず冒険者たちが集まっているところへと向かいその様子をしばらく観察していた。
そこにはいくつかの大きなボードがあり、たくさんの紙が貼り出されていた。そしてその紙には依頼内容が書かれており冒険者たちはその紙をしばらく吟味すると、一枚選び受付へと持っていっていた。
なるほど、依頼書を選んで受付へと持っていったらいいのか。 俺はFランクと書かれているボードの中から一枚選ぶとしよう。
薬草10個・・・銀貨1枚
ゴブリン討伐5匹・・・銅貨5枚
愛犬コタローを探す・・・銅貨8枚
etc
いくつか依頼が並んでいたが、今日が初めてということなので討伐依頼は避けようと思う。
そして、街の立地に詳しくもないため犬探しなどもないと思う。
なので消去法的に薬草探しでもしよう。 俺は薬草探しの依頼を取ると受付へと向かった。
「次の方、どうぞ~!」
「この依頼を受けたいのですが・・・」
「あっ、新人さんなんですね♪ これ常設依頼なので持ってくる必要はありませんよ。」
「そうなんですね・・・ わかりました。 実はこの依頼するの初めてなので、できれば場所と薬草を見せていただけませんか?」
「薬草は王都から見て西にある精霊樹の大森林で入手することが出来ますよ♪ あとこれが薬草です。」
俺に生息地の情報と薬草の書かれた絵を渡すと、受付嬢は列に並んでる次の冒険者をさばき始めた。
やはり受付嬢たちかなりやり手である。多くの冒険者で賑わいを見せていたギルドの中からもうほとんどの冒険者は姿を消していた。おそらくもう依頼に出てしまったのだろう。
俺も早く依頼を終わらせてこようと思い、すぐに街を出て精霊樹の大森林に向かった。
勢いよく発せられた鶏の声らしき音で俺は目を覚ました。
昨日ベットにダイブして、ちょっと考え事をしていたところまでは覚えているんだが、おそらくそのまま寝てしまったのだろう・・・
あっ、夕食食い忘れてるやん!! 勿体無いことしたわ・・・
寝起きにすぐ飯のことが頭によぎるほど、お腹の空いていた俺はとりあえず食堂へと向かった。
「あら、いらっしゃい! 昨日夕飯を食べなかったから、朝食は大盛りにしといたわ。とれたてニワトコの卵かけご飯よ。今朝たくさん産んでくれてほんとラッキーだったわ~」
どうやら俺の安眠を妨げたあの鳴き声はニワトコって名前らしい。
そんなことを考えつつも朝食を取り終えたので、とりあえず今日は冒険者ギルドへ向かうこととする。
だってさ、いくら騎士さんからもらったお金があると言っても無限じゃないからね。 自分で稼がないとだめだもの
そんな謎な言い訳?をしつつ、歩いているとあっという間に冒険者ギルドへとついた。
全く冒険者ギルドについての説明を受けていない俺は、とりあえず冒険者たちが集まっているところへと向かいその様子をしばらく観察していた。
そこにはいくつかの大きなボードがあり、たくさんの紙が貼り出されていた。そしてその紙には依頼内容が書かれており冒険者たちはその紙をしばらく吟味すると、一枚選び受付へと持っていっていた。
なるほど、依頼書を選んで受付へと持っていったらいいのか。 俺はFランクと書かれているボードの中から一枚選ぶとしよう。
薬草10個・・・銀貨1枚
ゴブリン討伐5匹・・・銅貨5枚
愛犬コタローを探す・・・銅貨8枚
etc
いくつか依頼が並んでいたが、今日が初めてということなので討伐依頼は避けようと思う。
そして、街の立地に詳しくもないため犬探しなどもないと思う。
なので消去法的に薬草探しでもしよう。 俺は薬草探しの依頼を取ると受付へと向かった。
「次の方、どうぞ~!」
「この依頼を受けたいのですが・・・」
「あっ、新人さんなんですね♪ これ常設依頼なので持ってくる必要はありませんよ。」
「そうなんですね・・・ わかりました。 実はこの依頼するの初めてなので、できれば場所と薬草を見せていただけませんか?」
「薬草は王都から見て西にある精霊樹の大森林で入手することが出来ますよ♪ あとこれが薬草です。」
俺に生息地の情報と薬草の書かれた絵を渡すと、受付嬢は列に並んでる次の冒険者をさばき始めた。
やはり受付嬢たちかなりやり手である。多くの冒険者で賑わいを見せていたギルドの中からもうほとんどの冒険者は姿を消していた。おそらくもう依頼に出てしまったのだろう。
俺も早く依頼を終わらせてこようと思い、すぐに街を出て精霊樹の大森林に向かった。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
【オンボロ剣】も全て【神剣】に変える最強術者
月風レイ
ファンタジー
神の手違いにより死んでしまった佐藤聡太は神の計らいで異世界転移を果たすことになった。
そして、その際に神には特別に特典を与えられることになった。
そして聡太が望んだ力は『どんなものでも俺が装備すると最強になってしまう能力』というものであった。
聡太はその能力は服であれば最高の服へと変わり、防具であれば伝説級の防具の能力を持つようになり、剣に至っては神剣のような力を持つ。
そんな能力を持って、聡太は剣と魔法のファンタジー世界を謳歌していく。
ストレスフリーファンタジー。
スキルが全ての世界で無能力者と蔑まれた俺が、《殺奪》のスキルを駆使して世界最強になるまで 〜堕天使の美少女と共に十の塔を巡る冒険譚〜
石八
ファンタジー
スキルが全ての世界で、主人公──レイは、スキルを持たない無能力者であった。
そのせいでレイは周りから蔑まされ、挙句の果てにはパーティーメンバーに見限られ、パーティーを追放させられる。
そんなレイの元にある依頼が届き、その依頼を達成するべくレイは世界に十本ある塔の一本である始まりの塔に挑む。
そこで待っていた魔物に危うく殺されかけるレイだが、なんとかその魔物の討伐に成功する。
そして、そこでレイの中に眠っていた《殺奪》という『スキルを持つ者を殺すとそのスキルを自分のものにできる』という最強のスキルが開花し、レイは始まりの塔で数多のスキルを手にしていく。
この物語は、そんな《殺奪》のスキルによって最強へと駆け上がるレイと、始まりの塔の最上階で出会った謎の堕天使の美少女が力を合わせて十本の塔を巡る冒険譚である。
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる