72 / 107
愛を伝える
4
しおりを挟む
立花さんは避妊具を被せた屹立を蜜で濡れそぼった割れ目に擦りつけてくる。
それだけで私の秘部が切なく疼く。
というか、あんな大きいモノが私の中に入るんだろうか。
期待と不安が入り混じった気持ちで立花さんを見上げたら、熱を孕んだ瞳で私を見つめていた。
「痛かったら俺の身体を引っかいたりしていいから」
愛液を纏った屹立を蜜口に押し当てると慣らすように擦りつける。
それを何度か繰り返し、硬い先端をゆっくりと挿入してきた瞬間、引き裂かれる様な痛みが走る。
「いっ……」
指とは比べ物にならないぐらいの質量に身体に力が入る。
「キツ……」
立花さんは何かに耐えるように眉根を寄せ、額には汗が滲んでいる。
「梨音ちゃん、ゆっくりと息をして」
言われた通り、息を吐く。
「そう、いい子だね」
そう言うと、立花さんは額、頬、鼻と顔にキスをしていく。
最後に唇に貪るような口づけをしてきて、口内に舌が入り込んで私のそれと絡ませ合う。
キスに夢中になっている隙に立花さんの熱くて硬さを増したモノが隘路をこじ開けるように進んでくる。
乳房も揉まれ、弄られた乳首が甘く疼いて身体が快感を拾い始めると、立花さんの屹立が一気に奥に差し込まれた。
「あ、あ、ぁあっ……」
悲鳴のような声を上げ、何かに縋りたくなって立花さんの腕に爪を立ててしまった。
私の中に立花さんの熱くて硬いものが隙間なく埋め込まれ、ドクドクと脈を打っているのを感じる。
大好きな人と一つになれた喜びをかみしめていたら、立花さんが私の身体をギュッと抱きしめてきた。
お互いに汗ばんだ肌が密着し、心地よさを感じる。
立花さんは少し身体を起こし、気遣うように聞いてきた。
「痛い?」
「少し……でも大丈夫、です」
最初は皮膚が引き裂かれる様な痛みや圧迫感があったけど、丁寧に解してくれたおかげなのか、あまり苦痛を伴うこともなく彼を受け入れていた。
私の中に立花さん自身が入っていると思っただけで胸がキュンとした。
ふと、立花さんを見上げると苦しそうな表情をしていた。
そして目を閉じて何かを堪えるように息を吐く。
「あの、大丈夫ですか?」
思わず聞いてしまった。
私が初めてだから窮屈なのかもしれない。
「大丈夫だよ。梨音ちゃんの中が気持ちよすぎて動くのを我慢しているだけだから」
その言葉通り、立花さんは動くことなくじっとしている。
好きな人と繋がっている喜びに胸がいっぱいになり、私は立花さんの背中に腕を回した。
「……っ、そろそろ動いてもいい?」
「はい……」
立花さんはゆっくりと抽送を始めた。
彼の熱い昂ぶりがギリギリまで引き抜かれたかと思えば、ぐっと最奥を突かれる。
一定のリズムで腰を打ち付け、そのたびに身体が反応して嬌声を上げる。
「あっ、あん、……んあっ、」
抜き差しはだんだんと激しさを増し、淫らな水音と同時に肌同士のぶつかり合う音が耳につく。
「梨音ちゃんの中、気持ち良すぎる」
私の頬を撫でた後、唇を塞がれて舌と舌を絡め合わせる。
唾液を交換するようなキスをしながらも立花さんは律動を続けていく。
繋がった部分が熱くて疼いている。
私の中は余すところなく立花さんでいっぱいだ。
そんなことを考えたらどうしようもない気持ちになった。
「好き……」
思わず自分の気持ちを口にしたら、立花さんの昂ぶりが私の中で大きくなった気がした。
「これ以上、煽らないで」
そう言うと、さらに激しく腰を打ち付けてきた。
好きだという気持ちを伝えただけで煽ったつもりはないのに。
「いやっ、あん、あっ、ああぁっ、」
私の腰をしっかり掴んで激しく抽送されると身体が前後に揺れる。
与えられる快楽に翻弄され、堪らず立花さんにしがみつく。
身体を密着させたまま気持ちのいいところを抉られる。
「あんっ、激しっ、やぁ……んっ、ぁ……」
「……っ、ごめん、もぅ……」
立花さんの切迫したような声が聞こえ、最奥を一際強く突き上げれた瞬間、何かが弾けるような感覚に襲われて身体がビクビクと震えた。
「あっ……んあっ……ああぁーーー」
下腹部が収縮して彼自身をきつく締め付ける。
「クッ……」
立花さんは短く呻いて何度か腰を打ち付けた後、避妊具越しに欲を放った。
そして、熱い吐息を吐きながら覆いかぶさってきた。
その重みが愛おしくてたまらない。
「梨音ちゃん、好きだよ」
唇に口づけた後、耳元で囁かれて「私も」と返事を返した気がしたけど、私の意識は途切れていた。
それだけで私の秘部が切なく疼く。
というか、あんな大きいモノが私の中に入るんだろうか。
期待と不安が入り混じった気持ちで立花さんを見上げたら、熱を孕んだ瞳で私を見つめていた。
「痛かったら俺の身体を引っかいたりしていいから」
愛液を纏った屹立を蜜口に押し当てると慣らすように擦りつける。
それを何度か繰り返し、硬い先端をゆっくりと挿入してきた瞬間、引き裂かれる様な痛みが走る。
「いっ……」
指とは比べ物にならないぐらいの質量に身体に力が入る。
「キツ……」
立花さんは何かに耐えるように眉根を寄せ、額には汗が滲んでいる。
「梨音ちゃん、ゆっくりと息をして」
言われた通り、息を吐く。
「そう、いい子だね」
そう言うと、立花さんは額、頬、鼻と顔にキスをしていく。
最後に唇に貪るような口づけをしてきて、口内に舌が入り込んで私のそれと絡ませ合う。
キスに夢中になっている隙に立花さんの熱くて硬さを増したモノが隘路をこじ開けるように進んでくる。
乳房も揉まれ、弄られた乳首が甘く疼いて身体が快感を拾い始めると、立花さんの屹立が一気に奥に差し込まれた。
「あ、あ、ぁあっ……」
悲鳴のような声を上げ、何かに縋りたくなって立花さんの腕に爪を立ててしまった。
私の中に立花さんの熱くて硬いものが隙間なく埋め込まれ、ドクドクと脈を打っているのを感じる。
大好きな人と一つになれた喜びをかみしめていたら、立花さんが私の身体をギュッと抱きしめてきた。
お互いに汗ばんだ肌が密着し、心地よさを感じる。
立花さんは少し身体を起こし、気遣うように聞いてきた。
「痛い?」
「少し……でも大丈夫、です」
最初は皮膚が引き裂かれる様な痛みや圧迫感があったけど、丁寧に解してくれたおかげなのか、あまり苦痛を伴うこともなく彼を受け入れていた。
私の中に立花さん自身が入っていると思っただけで胸がキュンとした。
ふと、立花さんを見上げると苦しそうな表情をしていた。
そして目を閉じて何かを堪えるように息を吐く。
「あの、大丈夫ですか?」
思わず聞いてしまった。
私が初めてだから窮屈なのかもしれない。
「大丈夫だよ。梨音ちゃんの中が気持ちよすぎて動くのを我慢しているだけだから」
その言葉通り、立花さんは動くことなくじっとしている。
好きな人と繋がっている喜びに胸がいっぱいになり、私は立花さんの背中に腕を回した。
「……っ、そろそろ動いてもいい?」
「はい……」
立花さんはゆっくりと抽送を始めた。
彼の熱い昂ぶりがギリギリまで引き抜かれたかと思えば、ぐっと最奥を突かれる。
一定のリズムで腰を打ち付け、そのたびに身体が反応して嬌声を上げる。
「あっ、あん、……んあっ、」
抜き差しはだんだんと激しさを増し、淫らな水音と同時に肌同士のぶつかり合う音が耳につく。
「梨音ちゃんの中、気持ち良すぎる」
私の頬を撫でた後、唇を塞がれて舌と舌を絡め合わせる。
唾液を交換するようなキスをしながらも立花さんは律動を続けていく。
繋がった部分が熱くて疼いている。
私の中は余すところなく立花さんでいっぱいだ。
そんなことを考えたらどうしようもない気持ちになった。
「好き……」
思わず自分の気持ちを口にしたら、立花さんの昂ぶりが私の中で大きくなった気がした。
「これ以上、煽らないで」
そう言うと、さらに激しく腰を打ち付けてきた。
好きだという気持ちを伝えただけで煽ったつもりはないのに。
「いやっ、あん、あっ、ああぁっ、」
私の腰をしっかり掴んで激しく抽送されると身体が前後に揺れる。
与えられる快楽に翻弄され、堪らず立花さんにしがみつく。
身体を密着させたまま気持ちのいいところを抉られる。
「あんっ、激しっ、やぁ……んっ、ぁ……」
「……っ、ごめん、もぅ……」
立花さんの切迫したような声が聞こえ、最奥を一際強く突き上げれた瞬間、何かが弾けるような感覚に襲われて身体がビクビクと震えた。
「あっ……んあっ……ああぁーーー」
下腹部が収縮して彼自身をきつく締め付ける。
「クッ……」
立花さんは短く呻いて何度か腰を打ち付けた後、避妊具越しに欲を放った。
そして、熱い吐息を吐きながら覆いかぶさってきた。
その重みが愛おしくてたまらない。
「梨音ちゃん、好きだよ」
唇に口づけた後、耳元で囁かれて「私も」と返事を返した気がしたけど、私の意識は途切れていた。
28
お気に入りに追加
70
あなたにおすすめの小説

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
甘過ぎるオフィスで塩過ぎる彼と・・・
希花 紀歩
恋愛
24時間二人きりで甘~い💕お仕事!?
『膝の上に座って。』『悪いけど仕事の為だから。』
小さな翻訳会社でアシスタント兼翻訳チェッカーとして働く風永 唯仁子(かざなが ゆにこ)(26)は頼まれると断れない性格。
ある日社長から、急ぎの翻訳案件の為に翻訳者と同じ家に缶詰になり作業を進めるように命令される。気が進まないものの、この案件を無事仕上げることが出来れば憧れていた翻訳コーディネーターになれると言われ、頑張ろうと心を決める。
しかし翻訳者・若泉 透葵(わかいずみ とき)(28)は美青年で優秀な翻訳者であるが何を考えているのかわからない。
彼のベッドが置かれた部屋で二人きりで甘い恋愛シミュレーションゲームの翻訳を進めるが、透葵は翻訳の参考にする為と言って、唯仁子にあれやこれやのスキンシップをしてきて・・・!?
過去の恋愛のトラウマから仕事関係の人と恋愛関係になりたくない唯仁子と、恋愛はくだらないものだと思っている透葵だったが・・・。
*導入部分は説明部分が多く退屈かもしれませんが、この物語に必要な部分なので、こらえて読み進めて頂けると有り難いです。
<表紙イラスト>
男女:わかめサロンパス様
背景:アート宇都宮様
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
隣人はクールな同期でした。
氷萌
恋愛
それなりに有名な出版会社に入社して早6年。
30歳を前にして
未婚で恋人もいないけれど。
マンションの隣に住む同期の男と
酒を酌み交わす日々。
心許すアイツとは
”同期以上、恋人未満―――”
1度は愛した元カレと再会し心を搔き乱され
恋敵の幼馴染には刃を向けられる。
広報部所属
●七星 セツナ●-Setuna Nanase-(29歳)
編集部所属 副編集長
●煌月 ジン●-Jin Kouduki-(29歳)
本当に好きな人は…誰?
己の気持ちに向き合う最後の恋。
“ただの恋愛物語”ってだけじゃない
命と、人との
向き合うという事。
現実に、なさそうな
だけどちょっとあり得るかもしれない
複雑に絡み合う人間模様を描いた
等身大のラブストーリー。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
じれったい夜の残像
ペコかな
恋愛
キャリアウーマンの美咲は、日々の忙しさに追われながらも、
ふとした瞬間に孤独を感じることが増えていた。
そんな彼女の前に、昔の恋人であり今は経営者として成功している涼介が突然現れる。
再会した涼介は、冷たく離れていったかつての面影とは違い、成熟しながらも情熱的な姿勢で美咲に接する。
再燃する恋心と、互いに抱える過去の傷が交錯する中で、
美咲は「じれったい」感情に翻弄される。

ワケあり上司とヒミツの共有
咲良緋芽
恋愛
部署も違う、顔見知りでもない。
でも、社内で有名な津田部長。
ハンサム&クールな出で立ちが、
女子社員のハートを鷲掴みにしている。
接点なんて、何もない。
社内の廊下で、2、3度すれ違った位。
だから、
私が津田部長のヒミツを知ったのは、
偶然。
社内の誰も気が付いていないヒミツを
私は知ってしまった。
「どどど、どうしよう……!!」
私、美園江奈は、このヒミツを守れるの…?
如月さんは なびかない。~クラスで一番の美少女に、何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる