次期社長と訳アリ偽装恋愛

松本ユミ

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愛を伝える

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指先で秘裂を割り開き、指を蜜壺の中に沈ませてきた。

「んっ、」

異物感に思わずソコに力が入ってしまい、彼の指をキュウと締め付けた。

「痛い?」
「い、痛くはないですけど……」
「痛くないならよかった。中を解すけど、痛かったら言って」

私の秘部から溢れている蜜を指に纏って挿入を再開する。
立花さんは私の反応を見ながら解していく。

「あぁ、あんっ……」

慣らすように指の抜き差しを繰り返しながら彼の指は奥へと進み、くちゅくちゅと掻き回す。
身体の奥からなにかがせり上がってくるような感覚に襲われた。
それは未知の感覚で、これが続けば私はどうなってしまうんだろうと怖くなった。

「やっ、なんか、へん……」
「大丈夫だよ。それは変なことじゃないから。梨音ちゃんは快感に身を任せて」

立花さんは優しく囁く。
あれ、もしかして名前を初めて呼んでくれた?
そんなことを考えたのもつかの間、立花さんは私の身体に快感を覚えさすように愛撫を繰り返す。
押し寄せる快感の波がだんだん大きくなり、淫らに喘ぐことしかできない。

「ああっ、んっ……はぁ、っ」

立花さんの指は的確に私のいいところを突いてくる。

「一度、イっておこうね」

速度を上げて抜き差しを繰り返し、敏感な花芽を弄られて限界まで膨らんだ快感が爆ぜた。

「あ、あああっ……」

はぁはぁと荒い息を吐き、頭が真っ白になり脱力していた。
今のがイクっていう感覚なんだ……。

快楽の余韻に浸っていたら、立花さんが着ていた服を脱いでいるのが視界に入った。
適度に筋肉がつき引き締まっていて、いつも見ていたスーツの下はこんなに色気を纏った綺麗な身体をしていたんだと見惚れてしまった。
穿いていたボクサーパンツを脱ぐと、立花さんのソレは猛々しく反り返っていた。

お父さんや兄がいたので、子供の頃は何度か見たことがあった。
だけど、大人になって男性の裸なんて見る機会がなかったので、そんな太くて長いものなのかと思わずガン見してしまった。
避妊具のパッケージを破って自身のそれに手際よく被せていくと、私の視線に気づいたのか立花さんはクスリと笑った。

「見過ぎ。今度は二人で気持ちよくなろうか」

覆いかぶさってきて、唇にキスを落とす。
啄むようなキスをしていたら、立花さんの指が私の秘部を撫でてくる。
その指を蜜口に挿入してグチュグチュとかき混ぜながら、立花さんはとんでもないことを口にした。

「本当はここを舐めてあげたかったけど、初めてじゃ刺激が強いと思うから次の機会にね」

え、そこを舐める?
立花さんが?
想像しただけで身体の奥から蜜が溢れてくる。

「もしかして舐められる想像でもした?」

羞恥を煽るようなことを言って妖艶に笑う。
エッチの時の立花さんは少し意地悪なのかもしれない。

「意地悪です」
「ごめん。つい梨音ちゃんが可愛くて」

立花さんはクスクスと笑って額にキスをし、私に窺うように聞いてきた。

「そろそろ挿れてもいい?」

色香を孕む声が鼓膜に響き、私はコクコクと頷いた。

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