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二人の関係を変えた夜
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「美桜、もしかして……」
やっぱり分かるのかな。
私は顔を赤くしながら口を開いた。
「うん、初めてだから優しくして」
私はセックスをしたことがない。
今まで彼氏という存在がいなかったからだ。
そもそも、私は性欲が薄いのか自慰もしたことがなかった。
自分の手でアソコを触るなんて怖すぎて加減も分からない。
触るとしたら、お風呂で洗う時ぐらいだ。
指を入れて気持ち良くなるなんて想像も出来なかった。
「マジか……。美桜、好きだ。一生大切にする」
テツはそう言って私の身体を丁寧にほぐし始めた。
再び、テツの指が蜜口へ侵入してきて身体がビクリと震えた。
「痛くないか?」
気遣うように言うテツに私は頷いた。
テツの指先から与えられる刺激は未知の経験だった。
円を描くように動いていた指が一本から二本へ増やされた。
内側を擦られるたびに鼻にかかった甘い声が漏れる。
肉壁を広げるようにバラバラに動いていた指が奥へと進んでいく。
クチュクチュと蜜をかき混ぜる淫靡な音が聞こえ、恥ずかしくて顔を横に向けた私の耳朶をテツが甘く噛んだ。
他人の指が自分の中に入っているなんて信じられない。
変な感覚に陥り、足を閉じたくなるけどそれは叶わない。
いきなり花芽をキュッと摘ままれ、あまりの強い刺激に腰が浮いた。
「感じているみたいだな。もっと気持ちよくさせてやる」
テツが満足そうに耳元で囁き、私の太ももを掴んだ。
えっ、と思った時には私の足の間にテツが顔を埋めてきた。
とっさに、テツの頭を押さえて離れさそうとしたけど手遅れだった。
「なに、する……やぁ、バ、カ……」
テツはあろうことか、私の秘部を舐めてきた。
敏感な部分を上下に舐めたり舌先で花芽をつつかれ、どんどん身体に熱が帯びる。
「や、あっ、汚い……から、やめっ……」
自分でも触ったことのない部分を人に触られ、しかも舐められるなんて聞いてない!
「汚くなんてないよ。こんなに蜜を溢れさせて美桜のここは喜んでるよ」
そう言って顔を上げたテツの唇は私の愛液で濡れていた。
私の顔をじっと見つめながら、その唇を見せつけるかのようにペロリと舐めた。
そのイヤラシイ表情に心臓がドクンと跳ねていたら、再び顔を埋めてきた。
もう恥ずかしくていたたまれない。
嫌だと首を振っても、テツはお構いなしにザラリとした舌で舐め、同時に指を蜜口へ沈めてきた。
「ああ、あっ、んんっ・・・・・」
もう訳が分からない。
秘部を舌と指で執拗に弄られ、どろどろに溶かされて快感が身体中を支配していく。
「あ、あっ……んん、……あぁぁ……」
私は気持ちよさにただ喘ぐしかなく、だんだん意識が霞み快感の波が押し寄せて一気に弾けた。
全身から力が抜け、ベッドに身体が沈む。
一瞬、自分の身に何が起こっているのか理解できなかった。
荒い息を吐き、ぼんやりとテツを見つめていたら唇にチュッとキスを落としてきた。
それからの私の記憶はだんだん曖昧なものになっていた。
「ごめん、美桜。もう挿れていい?」
テツがそう言った気がする。
手を引き抜き、屹立に避妊具をつけて蜜口に押し当て、ゆっくりと挿入してきた。
初めての痛みにテツの腕に爪を立てて身体にしがみつき、快楽に溺れていった。
やっぱり分かるのかな。
私は顔を赤くしながら口を開いた。
「うん、初めてだから優しくして」
私はセックスをしたことがない。
今まで彼氏という存在がいなかったからだ。
そもそも、私は性欲が薄いのか自慰もしたことがなかった。
自分の手でアソコを触るなんて怖すぎて加減も分からない。
触るとしたら、お風呂で洗う時ぐらいだ。
指を入れて気持ち良くなるなんて想像も出来なかった。
「マジか……。美桜、好きだ。一生大切にする」
テツはそう言って私の身体を丁寧にほぐし始めた。
再び、テツの指が蜜口へ侵入してきて身体がビクリと震えた。
「痛くないか?」
気遣うように言うテツに私は頷いた。
テツの指先から与えられる刺激は未知の経験だった。
円を描くように動いていた指が一本から二本へ増やされた。
内側を擦られるたびに鼻にかかった甘い声が漏れる。
肉壁を広げるようにバラバラに動いていた指が奥へと進んでいく。
クチュクチュと蜜をかき混ぜる淫靡な音が聞こえ、恥ずかしくて顔を横に向けた私の耳朶をテツが甘く噛んだ。
他人の指が自分の中に入っているなんて信じられない。
変な感覚に陥り、足を閉じたくなるけどそれは叶わない。
いきなり花芽をキュッと摘ままれ、あまりの強い刺激に腰が浮いた。
「感じているみたいだな。もっと気持ちよくさせてやる」
テツが満足そうに耳元で囁き、私の太ももを掴んだ。
えっ、と思った時には私の足の間にテツが顔を埋めてきた。
とっさに、テツの頭を押さえて離れさそうとしたけど手遅れだった。
「なに、する……やぁ、バ、カ……」
テツはあろうことか、私の秘部を舐めてきた。
敏感な部分を上下に舐めたり舌先で花芽をつつかれ、どんどん身体に熱が帯びる。
「や、あっ、汚い……から、やめっ……」
自分でも触ったことのない部分を人に触られ、しかも舐められるなんて聞いてない!
「汚くなんてないよ。こんなに蜜を溢れさせて美桜のここは喜んでるよ」
そう言って顔を上げたテツの唇は私の愛液で濡れていた。
私の顔をじっと見つめながら、その唇を見せつけるかのようにペロリと舐めた。
そのイヤラシイ表情に心臓がドクンと跳ねていたら、再び顔を埋めてきた。
もう恥ずかしくていたたまれない。
嫌だと首を振っても、テツはお構いなしにザラリとした舌で舐め、同時に指を蜜口へ沈めてきた。
「ああ、あっ、んんっ・・・・・」
もう訳が分からない。
秘部を舌と指で執拗に弄られ、どろどろに溶かされて快感が身体中を支配していく。
「あ、あっ……んん、……あぁぁ……」
私は気持ちよさにただ喘ぐしかなく、だんだん意識が霞み快感の波が押し寄せて一気に弾けた。
全身から力が抜け、ベッドに身体が沈む。
一瞬、自分の身に何が起こっているのか理解できなかった。
荒い息を吐き、ぼんやりとテツを見つめていたら唇にチュッとキスを落としてきた。
それからの私の記憶はだんだん曖昧なものになっていた。
「ごめん、美桜。もう挿れていい?」
テツがそう言った気がする。
手を引き抜き、屹立に避妊具をつけて蜜口に押し当て、ゆっくりと挿入してきた。
初めての痛みにテツの腕に爪を立てて身体にしがみつき、快楽に溺れていった。
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