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甘い?同居生活
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「えっ?鳴海と一緒に暮らしてるの?」
さつきは驚きの声をあげた。
金曜日の夜、さつきと晩御飯を食べに来ていた。
今まで行ったことのないイタリアンバル『リゾミュール』をさつきが予約してくれた。
店内は開放感あふれるテラス席、オープンキッチンの前にはカウンター席があり、テーブル席も多数ある。
私たちは奥のテーブル席へと案内された。
もちろん、周りに見知った顔はいないかチェック済みだ。
前に外食先で斉藤さんに会ったことがあるので、私よりさつきの方が目を光らせていたけど。
コース料理を注文し、運ばれてきたバーニャカウダを食べながらさつきにテツの家で同居していることを話した。
「うん。なりゆきでテツにも斉藤さんのことを話すことになったの。やっぱりテツもストーカーかも知れないって言うんだよ。追い打ちをかけるように、私の最寄駅とかアパートを知られていたらどうするんだとか言われたら怖くなるでしょ。それで、テツが俺のところに来いって言って強引に」
「ふぅん。でもさ、俺のところに来いってまるで嫁に来いとか言ってるみたいね」
「な、なに言ってんのよ」
さつきに言われ、思わず口に入れた野菜が飛び出るところだった。
「だってそうでしょ。好きでもないただの幼なじみにそんなこと言わないでしょ。あっ、そうか!やっと謎が解けた。鳴海は美桜のことが好きなんだ。確か、卒業式の時に美桜と一緒に写真を撮ろうとか言ってクラスの男子が群がってた記憶がある。そのあとに鳴海が美桜に突っかかっていったよね。なるほど、あの暴言はヤキモチからだったのか」
さつきは納得したようにウンウンと頷く。
事細かに状況を覚えているさつきに目を見張る。
「そんなことよく覚えてるね」
「まぁね。それだけ、あの鳴海の暴言が印象的だったからよく覚えてるよ。あ、もう好きだって告白されたの?」
さつきにニヤニヤしながら言われ、私は顔が真っ赤に染まる。
「マジ?それで?美桜はどう返事したの?」
「まだ返事はしてない。だって十数年ぶりに再会したばかりだよ。昔はテツのことが好きだったけど、今は分からないんだよね」
「何それ。じゃあ、美桜は好きでもない男と一緒に住んでるの?」
呆れたように言う。
それを言われると何も返す言葉がない。
「鳴海のこと、嫌いではないんでしょ?」
「うん」
そこは即答できる。
「だよね、嫌いな人となんて一緒に住める訳がないもんね」
あれ?
どこかで似たような会話をしたような気がするんだけど……。
「鳴海はさ、本気で美桜のことが好きなんだね」
さつきが頬杖をつき、私をじっと見つめながらしみじみ言う。
「えっ?」
考え事をしていたせいで、反応が遅れる。
「えっ?鳴海と一緒に暮らしてるの?」
さつきは驚きの声をあげた。
金曜日の夜、さつきと晩御飯を食べに来ていた。
今まで行ったことのないイタリアンバル『リゾミュール』をさつきが予約してくれた。
店内は開放感あふれるテラス席、オープンキッチンの前にはカウンター席があり、テーブル席も多数ある。
私たちは奥のテーブル席へと案内された。
もちろん、周りに見知った顔はいないかチェック済みだ。
前に外食先で斉藤さんに会ったことがあるので、私よりさつきの方が目を光らせていたけど。
コース料理を注文し、運ばれてきたバーニャカウダを食べながらさつきにテツの家で同居していることを話した。
「うん。なりゆきでテツにも斉藤さんのことを話すことになったの。やっぱりテツもストーカーかも知れないって言うんだよ。追い打ちをかけるように、私の最寄駅とかアパートを知られていたらどうするんだとか言われたら怖くなるでしょ。それで、テツが俺のところに来いって言って強引に」
「ふぅん。でもさ、俺のところに来いってまるで嫁に来いとか言ってるみたいね」
「な、なに言ってんのよ」
さつきに言われ、思わず口に入れた野菜が飛び出るところだった。
「だってそうでしょ。好きでもないただの幼なじみにそんなこと言わないでしょ。あっ、そうか!やっと謎が解けた。鳴海は美桜のことが好きなんだ。確か、卒業式の時に美桜と一緒に写真を撮ろうとか言ってクラスの男子が群がってた記憶がある。そのあとに鳴海が美桜に突っかかっていったよね。なるほど、あの暴言はヤキモチからだったのか」
さつきは納得したようにウンウンと頷く。
事細かに状況を覚えているさつきに目を見張る。
「そんなことよく覚えてるね」
「まぁね。それだけ、あの鳴海の暴言が印象的だったからよく覚えてるよ。あ、もう好きだって告白されたの?」
さつきにニヤニヤしながら言われ、私は顔が真っ赤に染まる。
「マジ?それで?美桜はどう返事したの?」
「まだ返事はしてない。だって十数年ぶりに再会したばかりだよ。昔はテツのことが好きだったけど、今は分からないんだよね」
「何それ。じゃあ、美桜は好きでもない男と一緒に住んでるの?」
呆れたように言う。
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「だよね、嫌いな人となんて一緒に住める訳がないもんね」
あれ?
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「鳴海はさ、本気で美桜のことが好きなんだね」
さつきが頬杖をつき、私をじっと見つめながらしみじみ言う。
「えっ?」
考え事をしていたせいで、反応が遅れる。
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