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二人の関係を変えた夜
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何か頭が重たいな……。
薄っすらと目を開けて見えた天井をしばらく眺めていてアレ?と思った。
ここはどこだろう。
私の部屋じゃない……よね?
それに、この頭の痛さは二日酔いだ。
痛む頭を押えつつ、どうしてこんなことになったのか考える。
昨日はテツと一緒にバーに行った。
その時に昔のことを謝罪してもらい、スッキリした気持ちでお酒をたくさん飲んだ。
お酒代のことも考えて、テツの部屋で飲み直そうとか言った気がするけど……それからどうしたんだっけ?
思い出そうとして寝返りを打った時に信じられないモノが視界に飛び込んできた。
寝息を立てているテツの無防備な寝顔がそこにあった。
えっ?
驚いて身体を起こした時、布団がずり落ちて気づく。
私、何も着てないんだけど!
どうして裸なの?
さっきから肌に直接感じるシーツの感触に違和感を覚えていたんだ。
次から次へとあり得ない状況を目の当たりにして頭が真っ白になる。
私、テツとそういう関係になったの?
いやいや、そんなバカな……という信じられない気持ちと同時に、下腹部に鈍い痛みが残っている。
これは初めて経験する感覚だけど、紛れもなくテツとそういうことをしてしまったんだと思わざるを得ない。
ふと、周りを見回すとベッドの下に私が着ていた服や下着が落ちているのが視界に入った。
(ギャー!)
脱ぎ散らかした感じにいろいろと恥ずかしくなり、顔を覆いたくなる。
取り合えず、服を着なきゃ。
テツを起こさないようにそっと手を伸ばして下着を拾って身に付ける。
カットソーを拾うためにべッドから降りようとした時、低く掠れた声が耳に届いた。
「起きたのか?」
「ヒッ!」
身体がビクリと跳ね、思わず変な声が出た。
テツがゆっくりと起き上がると、裸の上半身が目に入る。
細身だけどしっかりと筋肉はついていて、バランスのとれた身体つきに思わずガン見する。
あれ?左腕に引っかき傷のような赤い筋がある。
怪我でもしたんだろうか。
「あぁ、これか」
私の視線に気付いたテツは左腕の引っかき傷を擦る。
「痛みはないから気にするなよ」
気にするなってどういうこと?
テツの言い方からして、私が引っかいたんだろうか。
ホントに何があったんだ、昨日の私!
現状からして答えはひとつのような気がする。
「あの、もしかして私たち……」
「もしかしてって、まさか覚えていないのか?」
テツは呆れたというか、困惑したような表情になる。
「えっ、いや、その……」
答えにつまり視線をさ迷わせる。
この状況で覚えていないとは言いづらい。
かといって、思い出そうとしても思い出せない。
「覚えてないなら身体に聞いてみる?」
「か、身体って……」
アワアワと動揺している私を見て意地悪な笑みを浮かべると、腕を掴まれ引き寄せられた。
テツの顔が間近に迫ってきたと思ったら、私の唇に柔らかな感触があった。
触れたのは一瞬だけだったけど、今の私には効果は絶大だ。
「どう、少しは思い出した?昨日はもっと濃厚なやつをしたけど」
ニヤリと口角を上げる。
もっと濃厚なやつって……!!!
どうしてこんなことになったんだろう。
まだ酔ってるのかな?
もしかして、これは夢……?
そうだ、もう一度寝たら自分のベッドの上で目覚めるかもしれない。
薄っすらと目を開けて見えた天井をしばらく眺めていてアレ?と思った。
ここはどこだろう。
私の部屋じゃない……よね?
それに、この頭の痛さは二日酔いだ。
痛む頭を押えつつ、どうしてこんなことになったのか考える。
昨日はテツと一緒にバーに行った。
その時に昔のことを謝罪してもらい、スッキリした気持ちでお酒をたくさん飲んだ。
お酒代のことも考えて、テツの部屋で飲み直そうとか言った気がするけど……それからどうしたんだっけ?
思い出そうとして寝返りを打った時に信じられないモノが視界に飛び込んできた。
寝息を立てているテツの無防備な寝顔がそこにあった。
えっ?
驚いて身体を起こした時、布団がずり落ちて気づく。
私、何も着てないんだけど!
どうして裸なの?
さっきから肌に直接感じるシーツの感触に違和感を覚えていたんだ。
次から次へとあり得ない状況を目の当たりにして頭が真っ白になる。
私、テツとそういう関係になったの?
いやいや、そんなバカな……という信じられない気持ちと同時に、下腹部に鈍い痛みが残っている。
これは初めて経験する感覚だけど、紛れもなくテツとそういうことをしてしまったんだと思わざるを得ない。
ふと、周りを見回すとベッドの下に私が着ていた服や下着が落ちているのが視界に入った。
(ギャー!)
脱ぎ散らかした感じにいろいろと恥ずかしくなり、顔を覆いたくなる。
取り合えず、服を着なきゃ。
テツを起こさないようにそっと手を伸ばして下着を拾って身に付ける。
カットソーを拾うためにべッドから降りようとした時、低く掠れた声が耳に届いた。
「起きたのか?」
「ヒッ!」
身体がビクリと跳ね、思わず変な声が出た。
テツがゆっくりと起き上がると、裸の上半身が目に入る。
細身だけどしっかりと筋肉はついていて、バランスのとれた身体つきに思わずガン見する。
あれ?左腕に引っかき傷のような赤い筋がある。
怪我でもしたんだろうか。
「あぁ、これか」
私の視線に気付いたテツは左腕の引っかき傷を擦る。
「痛みはないから気にするなよ」
気にするなってどういうこと?
テツの言い方からして、私が引っかいたんだろうか。
ホントに何があったんだ、昨日の私!
現状からして答えはひとつのような気がする。
「あの、もしかして私たち……」
「もしかしてって、まさか覚えていないのか?」
テツは呆れたというか、困惑したような表情になる。
「えっ、いや、その……」
答えにつまり視線をさ迷わせる。
この状況で覚えていないとは言いづらい。
かといって、思い出そうとしても思い出せない。
「覚えてないなら身体に聞いてみる?」
「か、身体って……」
アワアワと動揺している私を見て意地悪な笑みを浮かべると、腕を掴まれ引き寄せられた。
テツの顔が間近に迫ってきたと思ったら、私の唇に柔らかな感触があった。
触れたのは一瞬だけだったけど、今の私には効果は絶大だ。
「どう、少しは思い出した?昨日はもっと濃厚なやつをしたけど」
ニヤリと口角を上げる。
もっと濃厚なやつって……!!!
どうしてこんなことになったんだろう。
まだ酔ってるのかな?
もしかして、これは夢……?
そうだ、もう一度寝たら自分のベッドの上で目覚めるかもしれない。
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