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ロンスヴォの戦い
ランカストの帰還2
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「ちょっと、何してんの??オルフェさんも、他のベルヘイム騎士も必死で戦った!!文句を言いたきゃ、今回の事を仕組んだガヌロンに言いなよ!!」
ゼークは、その小さな手に精一杯の力を込めて、オルフェの襟元を掴んでるシェルクードの手を無理矢理離す。
「ちっ!!貴様も同罪だろ!!援軍に行って、ランカスト将軍を助けられないなんて、何しに行ったんだよ!!」
シェルクードの言葉を聞いた瞬間、ゼークの手から力が抜ける。
「そんなの…………私が力不足だった事なんて、分かってるよ…………」
「おい、大人が女の子を追い詰めてんじゃねーよ!!で、オルフェさん、ガヌロンの仕業ってのは??」
ゼークに怒鳴るシェルクードを殴りつけようと思うぐらいイラついた航太だったが、ランカストの目の前では出来なかった。
自分の事を指揮官になれる器だって言ってくれていたランカストに、そんな姿は見せれないと航太は思う。
だから、冷静になろうと…………
「オルフェさん…………辛いとは思うけど、オレも知りたい。どうして、こんな事になったのかを…………」
一真に促され、オルフェは頷く。
そしてオルフェは、その場にいる人を全て集め、一部始終を話し出した。
智美とゼークも補足をするように、要所要所で口を挟む。
「あんのクソジジィ!!裁判だかでランカストさんに厳しかったのは、娘さんを失った逆恨みなの??で、しまいには殺すって…………キ○ガイかよ!!」
「みーちゃんの怒りは、もっともでしゅ~!!あのシワクチャじじィは、ロクでもないでしゅな!!でも、放送禁止用語を叫んじゃダメなんでしゅよ~。なぜならば、でしゅねー…………」
再び意味不明な事を口走ろうとするガーゴのクチバシを航太は摘み、そのまま振り回してから空へ投げる。
ガヌロンに対する憤りと怒りを、ガーゴにぶつけるように…………
シェルクードも、航太と同じ気持ちなのだろう。
尊敬し目標とするする存在を失い、茫然自失となっていた。
「それでガヌロンは、これからどうなるの??」
言いたい事を言って少し落ち着いた絵美が、皆の代弁者となりオルフェに聞いた。
「軍事裁判にかけられる事になるだろうな……………明日には、ベルヘイム本国に出発するだろう」
「そっか…………ベルヘイム本国で裁かれるんだね。じゃあ、ガヌロンは牢屋みたいな所に入ってるの??」
オルフェの話を聞いていた智美が、首を傾げる。
「って、智美さーん。私達は、遠征軍だよ。牢屋を担いで持って来れる訳ないでしょー。見張りをつけて、その辺に転がしてるんじゃない??」
智美の言葉に、ゼークが呆れた顔をした。
「智美の阿呆発言は置いといて…………飲み行く前に寄った慰霊碑…………あれって、ガヌロンの娘さんに会いに行ってたんだな。ガヌロンにメチャクチャ言われた後だったのに…………」
「智美さんが阿呆なのは、捕虜になっても変わらなかったって事で」
文句を言いたそうな智美に絵美は冗談ポイ笑い顔を浮かべた後、真面目な顔に戻る。
「そうだねー……………私も、ランカスト将軍って凄いと思う。だってオルフェさんの話だと、ユトムンダスと戦った時って、ベルヘイム騎士は傍観してたんでしょ??ガヌロンだって、その場にいたのに…………そんな中で、テューネちゃんを守る為に恋人を失った。それでも、その恋人との約束を守る為に、必死に戦ってた。そんな騎士を、その恋人の父親のガヌロンは…………あー、ダメだ!!腹立ってきた!!」
とりあえず絵美は、横にいた航太の頭を殴る。
「痛ぇ!!絵美、何してくれてんだ!!」
「ん??ストレス解消用玩具を空に飛ばしたの、航ちゃんでょ??代わりの役はヨロシク(o^-')bグッ」
親指を立てる絵美を見て、航太は頭を抱えた。
「慰霊碑かぁ……………もし、ガヌロンとランカスト将軍とソフィーアの関係を知っている人物がロキの側にいたら…………そこで手引き出来たかもね。ガヌロンも行ってる筈だし…………」
「そうか!!確かに、怪しまれずに話が出来るかも!!レンヴァル村はヨトゥン領だから、ロキの軍勢の誰かがいても不自然じゃない!!」
ゼークの言葉に、一真が反応する。
「まぁ…………ひょっとしたら、慰霊碑の周辺にロキが関与した手掛かりがあるかもしれないが…………」
先程までとは違い、静かにオルフェの話を聞いてたシェルクードの目が怪しく輝いたのを気付いた者はいない。
そしてシェルクードは、静かにその場を後にする。
「に……………しても、ガヌロンは、何故このタイミングで裏切ったんだろう??」
シェルクードが医療用のテントに入ったのを確認してから、一真は疑問を口にした。
「だから、ロキに唆されたんだろ??いいように利用されただけっポイけどな…………」
航太の言葉に、智美が頬を膨らませる。
「いやいや、捕まってたから分かるケド、ロキさんもビューレイストさんも、悪い人じゃないんだよ。なんだか、ロキさんがガヌロンを唆した事で決定!!的な空気だけど、捕虜の私にも良くしてくれたし、ガヌロンが交渉に来た時も、裏切るとかランカストさんを嵌めるなんて話は、一切出てこなかったんだよ!!」
「捕まってから、智美はロキ派だもんねぇ………捕まってる間に、変な薬でも飲まされて騙されてんじゃないの??」
ボソッと言ったつもりだったゼークだが、怖い顔で睨む智美に気付き、慌てて口に手を当てた。
「ロキは、ガヌロンを我々に返した。仮にロキとガヌロンが繋がっていれば、戦場で殺すか、身柄を確保しようとする筈だ。どうであれ、ガヌロンの話を精査してみる他ないな…………」
オルフェの言葉に、皆が頷く。
(けど、結局テューネの皇の目は発動し、テューネはデュランダルに導かれた…………)
皇の目を覚醒させるメリットって何だ??
ロキのメリットが分からない。
レンヴァル村に眠る物を掘り起こす為だけに、ここまで手を込んだ事をするのたろうか??
それにーーーー
「ガヌロン程の知力があったら、裏切ればどうなるか分かった気がする…………そして、ランカストさんを救う為に、全てのベルヘイム兵達が死力を尽くす事も…………」
一真は、呟くように声を出した。
「そうだな。その辺りの事も、ガヌロンを問い詰めれば分かる事もあるだろう…………」
そう言うと、オルフェはランカストと最後に話した事を思い出す。
「お前は…………敵軍の中に残った時、何を考えていた??本当は、お前を守る為にオレが………俺達が犠牲にならなければいけなかったのにな…………」
「ランカスト将軍…………オルフェさんやテューネ、そして智美を連れて帰る為に、必死に戦ってくれたんだね…………そうだ、約束してたね…………」
絵美が思いを噛み締めるように、ランカストに感謝を込めながら呟き…………そして、その冷たくなった唇に自分の唇を重ねた。
「私……………色々な人に守ってもらってる……………迷惑ばっかりかけてる…………ロキさんに捕まっている時は、皆が私を救う為に頑張ってくれてるって、思いもしなかった。だから、言葉が軽くなっちゃうんだ…………ゴメンなさい…………」
智美の瞳に、涙が溜まってくる。
その智美の肩に、ゼークがそっと手を添える。
「私達は、智美や皆が大好きなの。ベルヘイムやアルスターの人間じゃないのに、私達の国の為に戦ってくれている。だから、私達も命を賭けて皆を守るんだよ!!それに、私達は仲間なんだから…………ねっ☆」
その言葉を聞いて、智美は涙を堪えられなくなった。
大粒の涙が、頬を伝い…………そして智美はゼークに抱き着く。
その様子を見ていた一真は、唇を強く噛んだ。
(俺はどうして…………皆が苦しんでるのに…………これ以上何かあったら、俺は…………いや、揺らいじゃいけないんだ…………これ以上の悲しみを作らない為に…………)
一真は、視線を空に向ける。
既に暗くなった空には、幾億の星が輝いていた。
ゼークは、その小さな手に精一杯の力を込めて、オルフェの襟元を掴んでるシェルクードの手を無理矢理離す。
「ちっ!!貴様も同罪だろ!!援軍に行って、ランカスト将軍を助けられないなんて、何しに行ったんだよ!!」
シェルクードの言葉を聞いた瞬間、ゼークの手から力が抜ける。
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ゼークに怒鳴るシェルクードを殴りつけようと思うぐらいイラついた航太だったが、ランカストの目の前では出来なかった。
自分の事を指揮官になれる器だって言ってくれていたランカストに、そんな姿は見せれないと航太は思う。
だから、冷静になろうと…………
「オルフェさん…………辛いとは思うけど、オレも知りたい。どうして、こんな事になったのかを…………」
一真に促され、オルフェは頷く。
そしてオルフェは、その場にいる人を全て集め、一部始終を話し出した。
智美とゼークも補足をするように、要所要所で口を挟む。
「あんのクソジジィ!!裁判だかでランカストさんに厳しかったのは、娘さんを失った逆恨みなの??で、しまいには殺すって…………キ○ガイかよ!!」
「みーちゃんの怒りは、もっともでしゅ~!!あのシワクチャじじィは、ロクでもないでしゅな!!でも、放送禁止用語を叫んじゃダメなんでしゅよ~。なぜならば、でしゅねー…………」
再び意味不明な事を口走ろうとするガーゴのクチバシを航太は摘み、そのまま振り回してから空へ投げる。
ガヌロンに対する憤りと怒りを、ガーゴにぶつけるように…………
シェルクードも、航太と同じ気持ちなのだろう。
尊敬し目標とするする存在を失い、茫然自失となっていた。
「それでガヌロンは、これからどうなるの??」
言いたい事を言って少し落ち着いた絵美が、皆の代弁者となりオルフェに聞いた。
「軍事裁判にかけられる事になるだろうな……………明日には、ベルヘイム本国に出発するだろう」
「そっか…………ベルヘイム本国で裁かれるんだね。じゃあ、ガヌロンは牢屋みたいな所に入ってるの??」
オルフェの話を聞いていた智美が、首を傾げる。
「って、智美さーん。私達は、遠征軍だよ。牢屋を担いで持って来れる訳ないでしょー。見張りをつけて、その辺に転がしてるんじゃない??」
智美の言葉に、ゼークが呆れた顔をした。
「智美の阿呆発言は置いといて…………飲み行く前に寄った慰霊碑…………あれって、ガヌロンの娘さんに会いに行ってたんだな。ガヌロンにメチャクチャ言われた後だったのに…………」
「智美さんが阿呆なのは、捕虜になっても変わらなかったって事で」
文句を言いたそうな智美に絵美は冗談ポイ笑い顔を浮かべた後、真面目な顔に戻る。
「そうだねー……………私も、ランカスト将軍って凄いと思う。だってオルフェさんの話だと、ユトムンダスと戦った時って、ベルヘイム騎士は傍観してたんでしょ??ガヌロンだって、その場にいたのに…………そんな中で、テューネちゃんを守る為に恋人を失った。それでも、その恋人との約束を守る為に、必死に戦ってた。そんな騎士を、その恋人の父親のガヌロンは…………あー、ダメだ!!腹立ってきた!!」
とりあえず絵美は、横にいた航太の頭を殴る。
「痛ぇ!!絵美、何してくれてんだ!!」
「ん??ストレス解消用玩具を空に飛ばしたの、航ちゃんでょ??代わりの役はヨロシク(o^-')bグッ」
親指を立てる絵美を見て、航太は頭を抱えた。
「慰霊碑かぁ……………もし、ガヌロンとランカスト将軍とソフィーアの関係を知っている人物がロキの側にいたら…………そこで手引き出来たかもね。ガヌロンも行ってる筈だし…………」
「そうか!!確かに、怪しまれずに話が出来るかも!!レンヴァル村はヨトゥン領だから、ロキの軍勢の誰かがいても不自然じゃない!!」
ゼークの言葉に、一真が反応する。
「まぁ…………ひょっとしたら、慰霊碑の周辺にロキが関与した手掛かりがあるかもしれないが…………」
先程までとは違い、静かにオルフェの話を聞いてたシェルクードの目が怪しく輝いたのを気付いた者はいない。
そしてシェルクードは、静かにその場を後にする。
「に……………しても、ガヌロンは、何故このタイミングで裏切ったんだろう??」
シェルクードが医療用のテントに入ったのを確認してから、一真は疑問を口にした。
「だから、ロキに唆されたんだろ??いいように利用されただけっポイけどな…………」
航太の言葉に、智美が頬を膨らませる。
「いやいや、捕まってたから分かるケド、ロキさんもビューレイストさんも、悪い人じゃないんだよ。なんだか、ロキさんがガヌロンを唆した事で決定!!的な空気だけど、捕虜の私にも良くしてくれたし、ガヌロンが交渉に来た時も、裏切るとかランカストさんを嵌めるなんて話は、一切出てこなかったんだよ!!」
「捕まってから、智美はロキ派だもんねぇ………捕まってる間に、変な薬でも飲まされて騙されてんじゃないの??」
ボソッと言ったつもりだったゼークだが、怖い顔で睨む智美に気付き、慌てて口に手を当てた。
「ロキは、ガヌロンを我々に返した。仮にロキとガヌロンが繋がっていれば、戦場で殺すか、身柄を確保しようとする筈だ。どうであれ、ガヌロンの話を精査してみる他ないな…………」
オルフェの言葉に、皆が頷く。
(けど、結局テューネの皇の目は発動し、テューネはデュランダルに導かれた…………)
皇の目を覚醒させるメリットって何だ??
ロキのメリットが分からない。
レンヴァル村に眠る物を掘り起こす為だけに、ここまで手を込んだ事をするのたろうか??
それにーーーー
「ガヌロン程の知力があったら、裏切ればどうなるか分かった気がする…………そして、ランカストさんを救う為に、全てのベルヘイム兵達が死力を尽くす事も…………」
一真は、呟くように声を出した。
「そうだな。その辺りの事も、ガヌロンを問い詰めれば分かる事もあるだろう…………」
そう言うと、オルフェはランカストと最後に話した事を思い出す。
「お前は…………敵軍の中に残った時、何を考えていた??本当は、お前を守る為にオレが………俺達が犠牲にならなければいけなかったのにな…………」
「ランカスト将軍…………オルフェさんやテューネ、そして智美を連れて帰る為に、必死に戦ってくれたんだね…………そうだ、約束してたね…………」
絵美が思いを噛み締めるように、ランカストに感謝を込めながら呟き…………そして、その冷たくなった唇に自分の唇を重ねた。
「私……………色々な人に守ってもらってる……………迷惑ばっかりかけてる…………ロキさんに捕まっている時は、皆が私を救う為に頑張ってくれてるって、思いもしなかった。だから、言葉が軽くなっちゃうんだ…………ゴメンなさい…………」
智美の瞳に、涙が溜まってくる。
その智美の肩に、ゼークがそっと手を添える。
「私達は、智美や皆が大好きなの。ベルヘイムやアルスターの人間じゃないのに、私達の国の為に戦ってくれている。だから、私達も命を賭けて皆を守るんだよ!!それに、私達は仲間なんだから…………ねっ☆」
その言葉を聞いて、智美は涙を堪えられなくなった。
大粒の涙が、頬を伝い…………そして智美はゼークに抱き着く。
その様子を見ていた一真は、唇を強く噛んだ。
(俺はどうして…………皆が苦しんでるのに…………これ以上何かあったら、俺は…………いや、揺らいじゃいけないんだ…………これ以上の悲しみを作らない為に…………)
一真は、視線を空に向ける。
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