7 / 12
第零章 建国まで
第六話 王都到着そして契約成立
しおりを挟む なけなしのお金をはたいてクリーニング(新品みたい夢加工)をした。俺のスーツの半分の値段に泣きそうだった。
どうしよう。夢加工した風早のスーツが俺のロッカーに2日間眠っている。
仕事は秒で終わるから毎日暇なのに。風早に会いに行けない。犯されそうで怖くて行けない。
ロッカーの中の風早のスーツを見つめ、ため息をつくとパタンと扉を閉めた。
「たーなか君。今日も早ぅいねぇ」
「ぎゃーー。」
俺ぇ? オールっしょ。
聞いてもない事を言いながら手を内側に入れパリピポーズをする風早。
「な、ななな」
「ななな? たなーか君。今日、遊び行こう?」
「いいい、いや」
「うっし。じゃぁ、6時にむーかえにくーるね」
何でどうしていやだいやだ……朝の風早の無体で仕事は散々だった。それでも昼前には終わったけど。毎日する事を見つけるのも大変なんだ。今日は現実逃避したくて特に仕事に飢えていた。先輩の仕事も頼み込んでさせて貰った。透けさんから大変喜ばれたからよしとしよう。
大丈夫だ。風早はパリピα。6時の約束なんて忘れてるはずだ。ちなみに俺は山田だ。
「ーーたーなかくーん。あーそびま、しょー」
オーマイガッ。
就業時間修了ピッタリに席を立った俺。ダッシュでフロアを出る。しかし、パリピのくせに時間前行動の風早が現れ捕まった哀れな俺は馴れ馴れしく肩を組まれ夜の町に連れ去られてしまった。
くたびれた大きめのスーツに身を包んだモサい俺と、パリピαの人気者風早は目立った。
「ウェーイ。かぜはやー。昨日も来たのに元気だねー。それ何?」
トン、トン、トントトン、バチ、バチ。
「ウェーイ。友達っしょ」
肘や腕を交差しながらパリピ挨拶をする風早とパリピダチ。
大変だ。いつの間にか友達になっている。パリピは人類みな兄弟なのか。
「ウケるー。お兄さん背ぇ高いねー」
何がウケるのか。俺は全くウケていない。
俺は背筋を丸めて甘いだけの酒をチビチビと流し込んだ。勝手に出されてきたがこれはいくらなんだろうか。給料日前とクリーニング代で懐が厳しいんだ。おい、止めろまだ飲んでる途中で次を出して来るんじゃない。
風早は俺を無理矢理連れてきて遊ぼうと言った癖に、パリピ仲間に囲まれて俺には見向きもしない。
「お兄さん。楽しんでる? 風早、人気者だから寂しいね?」
「い、いえ、お構いなく」
近い。パリピは何故こんなに近いのか。
ピタリと隣につかれて俺が体ごとそっぽを向けばガシッと肩を組まれて無理矢理男の方を向かされる。
「でも、今日ラッキーだよ。姫が来るから」
姫? 姫と言えば皇族の……いやまさかあの方がこんな片田舎に。もしそうなら子供の頃に遊んだ以来か。
ムワッ。
俺が男にベタベタと触られながら思案していると嗅いだ事のある甘ったるい匂いが店中に充満した。
ドクンッ。
「うっ」
「うっへぇ。姫、最初から飛ばしてるぅ。風早ロックオンじゃん」
男が見ている方を見れば姫と思わしき女性が頬を赤らめ風早の方へゆっくりと歩んでいた。
はっはっ、フワフワと雲の上を歩くように進む姫からはΩのヒート特有の匂いが放たれている。
ドクンッ。ドクンッ……
あんな匂いを垂れ流して危険すぎる。
好きなαを自分の物にするための捨て身の誘惑。αが鋼の精神で拒否すればΩである彼女は店中の人間の慰め物になる未来が待っている。
――おかしい。息があがる。体が熱い。顔をあげられない。
「ひゅうっ、風早も年貢の納め時ってやつかぁ」
朦朧となりながら顔を机に縫い付けられる中、女からの熱烈なキスを受ける風早が見えた。
「――はぁ、はぁ、はぁ……」
気が付けば風早の背中があった。背負られた体が熱くてヒートを起こしたのだと知る。
「い、いや、だ。下ろし、て」
「んー? 山田君のお家行こーね。近くて最高だねぇ。」
いやだ。どうして俺の幽霊アパートを知ってるんだ。お家行って何をする気だ。俺のお尻に入れるのか。αはΩのヒートには抗えない。まてよ。姫はどうした。俺の知ってるおひい様とは程遠かったが。あの姫もヒートを起こしていただろう。風早はそんなに俺のお尻に入れたいのか。まさか、運命の番ってやつなのか。男と運命の番なんて御愁傷様だな。
「カギカギっとぉ」
「んんっ」
バカ。ポケットなんかに鍵を入れるか。股間が破裂する。
「うはっ。随分古風な鍵だねぇ。俺、好き」
風早はニコニコと鍵を鍵穴に入れグルグルと回すと家主の前で不法侵入をはかる暴挙に出た。
「うはっ。紐でつける電気初めて見た」
不法侵入者である風早はカチカチと紐を引っ張り電気をつけた。
「……何て顔してぇんの」
「はぁ、はぁ、はぁ……」
何ってヒートだし、と恨みがましく風早を睨むと頬を挟まれた。熱を含んだ垂れ目が俺の目の前に迫ってくる。やばい。俺のヒートにあてられた風早に犯される。
「や、やだ。お尻に突っ込まないでっ」
俺の言葉をうけ、迫っていた風早の顔が止まった。
俺はヒートの熱と犯される恐怖に泣き出していた。
「……はぁ。入れないよ。俺、言ったよね?」
風早は怒ったように俺に言うと、コツンと額をくっつけた。
こ、この格好は。
「けど、このままじゃ辛いでしょ?」
風早はカチャカチャと俺のベルトを外すとギンギンの俺のそれを取り出した。
「や、やめて」
俺は力の入らない体で風早の体を押したがびくともしない。クチャネチャと俺の大事な所を扱う風早。
「あっ、あっ、んんっ……い、いやっ、だ。かぜ、はやっ、入れないでっ」
必死に首をふりヒート中の快楽に抗う俺の首の裏を掴んだ風早は自身に引き寄せるとお互いがお互いの肩に顎を乗せるほど密着した。
「入れないって。……けど、一緒に気持ちよく、なろ?」
耳元で囁きながら風早は俺の耳に噛みつくと耳穴に舌を入れた。
「ああっ、だ、だめっ……」
いつの間にか取り出した風早のと俺のが一緒に擦り合わされ、足は上に下にと絡み合った。
気持ちいい。こんなのΩのヒートにあてられた時以来だ。あの時はボディガードがΩと無理矢理離してくれたから大事にはいたらなかった。
けど、ここにはボディガードはいない。俺はヒート中のΩ。
「んあっ、ああっ、んんっ……」
耳になめ回されながら下半身はなぶられ、あまつさえ僅かに突き上げられている。風早の腰の動きが卑猥だ。俺は性交でこんな動きしたことがない。
「イく? イきそう? イく時教えて、ね」
綺麗な顔がイく顔見たいから。
「――イ、くっ」
体に力が入り足先が伸び顎を上げた。目を閉じて過ぎた快感に脳天が突き抜けた。
真っ白な世界の中、薄目を開けると風早の恋する乙女のような惚けた顔に絶望した。
だめだ。掘られる。
いや、結果は掘られなかったけどな。風早は思ったより自制心のきくパリピαらしい。
どうしよう。夢加工した風早のスーツが俺のロッカーに2日間眠っている。
仕事は秒で終わるから毎日暇なのに。風早に会いに行けない。犯されそうで怖くて行けない。
ロッカーの中の風早のスーツを見つめ、ため息をつくとパタンと扉を閉めた。
「たーなか君。今日も早ぅいねぇ」
「ぎゃーー。」
俺ぇ? オールっしょ。
聞いてもない事を言いながら手を内側に入れパリピポーズをする風早。
「な、ななな」
「ななな? たなーか君。今日、遊び行こう?」
「いいい、いや」
「うっし。じゃぁ、6時にむーかえにくーるね」
何でどうしていやだいやだ……朝の風早の無体で仕事は散々だった。それでも昼前には終わったけど。毎日する事を見つけるのも大変なんだ。今日は現実逃避したくて特に仕事に飢えていた。先輩の仕事も頼み込んでさせて貰った。透けさんから大変喜ばれたからよしとしよう。
大丈夫だ。風早はパリピα。6時の約束なんて忘れてるはずだ。ちなみに俺は山田だ。
「ーーたーなかくーん。あーそびま、しょー」
オーマイガッ。
就業時間修了ピッタリに席を立った俺。ダッシュでフロアを出る。しかし、パリピのくせに時間前行動の風早が現れ捕まった哀れな俺は馴れ馴れしく肩を組まれ夜の町に連れ去られてしまった。
くたびれた大きめのスーツに身を包んだモサい俺と、パリピαの人気者風早は目立った。
「ウェーイ。かぜはやー。昨日も来たのに元気だねー。それ何?」
トン、トン、トントトン、バチ、バチ。
「ウェーイ。友達っしょ」
肘や腕を交差しながらパリピ挨拶をする風早とパリピダチ。
大変だ。いつの間にか友達になっている。パリピは人類みな兄弟なのか。
「ウケるー。お兄さん背ぇ高いねー」
何がウケるのか。俺は全くウケていない。
俺は背筋を丸めて甘いだけの酒をチビチビと流し込んだ。勝手に出されてきたがこれはいくらなんだろうか。給料日前とクリーニング代で懐が厳しいんだ。おい、止めろまだ飲んでる途中で次を出して来るんじゃない。
風早は俺を無理矢理連れてきて遊ぼうと言った癖に、パリピ仲間に囲まれて俺には見向きもしない。
「お兄さん。楽しんでる? 風早、人気者だから寂しいね?」
「い、いえ、お構いなく」
近い。パリピは何故こんなに近いのか。
ピタリと隣につかれて俺が体ごとそっぽを向けばガシッと肩を組まれて無理矢理男の方を向かされる。
「でも、今日ラッキーだよ。姫が来るから」
姫? 姫と言えば皇族の……いやまさかあの方がこんな片田舎に。もしそうなら子供の頃に遊んだ以来か。
ムワッ。
俺が男にベタベタと触られながら思案していると嗅いだ事のある甘ったるい匂いが店中に充満した。
ドクンッ。
「うっ」
「うっへぇ。姫、最初から飛ばしてるぅ。風早ロックオンじゃん」
男が見ている方を見れば姫と思わしき女性が頬を赤らめ風早の方へゆっくりと歩んでいた。
はっはっ、フワフワと雲の上を歩くように進む姫からはΩのヒート特有の匂いが放たれている。
ドクンッ。ドクンッ……
あんな匂いを垂れ流して危険すぎる。
好きなαを自分の物にするための捨て身の誘惑。αが鋼の精神で拒否すればΩである彼女は店中の人間の慰め物になる未来が待っている。
――おかしい。息があがる。体が熱い。顔をあげられない。
「ひゅうっ、風早も年貢の納め時ってやつかぁ」
朦朧となりながら顔を机に縫い付けられる中、女からの熱烈なキスを受ける風早が見えた。
「――はぁ、はぁ、はぁ……」
気が付けば風早の背中があった。背負られた体が熱くてヒートを起こしたのだと知る。
「い、いや、だ。下ろし、て」
「んー? 山田君のお家行こーね。近くて最高だねぇ。」
いやだ。どうして俺の幽霊アパートを知ってるんだ。お家行って何をする気だ。俺のお尻に入れるのか。αはΩのヒートには抗えない。まてよ。姫はどうした。俺の知ってるおひい様とは程遠かったが。あの姫もヒートを起こしていただろう。風早はそんなに俺のお尻に入れたいのか。まさか、運命の番ってやつなのか。男と運命の番なんて御愁傷様だな。
「カギカギっとぉ」
「んんっ」
バカ。ポケットなんかに鍵を入れるか。股間が破裂する。
「うはっ。随分古風な鍵だねぇ。俺、好き」
風早はニコニコと鍵を鍵穴に入れグルグルと回すと家主の前で不法侵入をはかる暴挙に出た。
「うはっ。紐でつける電気初めて見た」
不法侵入者である風早はカチカチと紐を引っ張り電気をつけた。
「……何て顔してぇんの」
「はぁ、はぁ、はぁ……」
何ってヒートだし、と恨みがましく風早を睨むと頬を挟まれた。熱を含んだ垂れ目が俺の目の前に迫ってくる。やばい。俺のヒートにあてられた風早に犯される。
「や、やだ。お尻に突っ込まないでっ」
俺の言葉をうけ、迫っていた風早の顔が止まった。
俺はヒートの熱と犯される恐怖に泣き出していた。
「……はぁ。入れないよ。俺、言ったよね?」
風早は怒ったように俺に言うと、コツンと額をくっつけた。
こ、この格好は。
「けど、このままじゃ辛いでしょ?」
風早はカチャカチャと俺のベルトを外すとギンギンの俺のそれを取り出した。
「や、やめて」
俺は力の入らない体で風早の体を押したがびくともしない。クチャネチャと俺の大事な所を扱う風早。
「あっ、あっ、んんっ……い、いやっ、だ。かぜ、はやっ、入れないでっ」
必死に首をふりヒート中の快楽に抗う俺の首の裏を掴んだ風早は自身に引き寄せるとお互いがお互いの肩に顎を乗せるほど密着した。
「入れないって。……けど、一緒に気持ちよく、なろ?」
耳元で囁きながら風早は俺の耳に噛みつくと耳穴に舌を入れた。
「ああっ、だ、だめっ……」
いつの間にか取り出した風早のと俺のが一緒に擦り合わされ、足は上に下にと絡み合った。
気持ちいい。こんなのΩのヒートにあてられた時以来だ。あの時はボディガードがΩと無理矢理離してくれたから大事にはいたらなかった。
けど、ここにはボディガードはいない。俺はヒート中のΩ。
「んあっ、ああっ、んんっ……」
耳になめ回されながら下半身はなぶられ、あまつさえ僅かに突き上げられている。風早の腰の動きが卑猥だ。俺は性交でこんな動きしたことがない。
「イく? イきそう? イく時教えて、ね」
綺麗な顔がイく顔見たいから。
「――イ、くっ」
体に力が入り足先が伸び顎を上げた。目を閉じて過ぎた快感に脳天が突き抜けた。
真っ白な世界の中、薄目を開けると風早の恋する乙女のような惚けた顔に絶望した。
だめだ。掘られる。
いや、結果は掘られなかったけどな。風早は思ったより自制心のきくパリピαらしい。
10
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
異世界列島
黒酢
ファンタジー
【速報】日本列島、異世界へ!資源・食糧・法律etc……何もかもが足りない非常事態に、現代文明崩壊のタイムリミットは約1年!?そんな詰んじゃった状態の列島に差した一筋の光明―――新大陸の発見。だが……異世界の大陸には厄介な生物。有り難くない〝宗教〟に〝覇権主義国〟と、問題の火種がハーレム状態。手足を縛られた(憲法の話)日本は、この覇権主義の世界に平和と安寧をもたらすことができるのか!?今ここに……日本国民及び在留外国人―――総勢1億3000万人―――を乗せた列島の奮闘が始まる…… 始まってしまった!!
■【毎日投稿】2019.2.27~3.1
毎日投稿ができず申し訳ありません。今日から三日間、大量投稿を致します。
今後の予定(3日間で計14話投稿予定)
2.27 20時、21時、22時、23時
2.28 7時、8時、12時、16時、21時、23時
3.1 7時、12時、16時、21時
■なろう版とサブタイトルが異なる話もありますが、その内容は同じです。なお、一部修正をしております。また、改稿が前後しており、修正ができていない話も含まれております。ご了承ください。

SSランクの聖剣エクスカリバーを手に入れた少年…聖剣少女と旅に出る
八雲 全一
ファンタジー
シオン。
荒廃した神なき大地…ジャパンの国の新宿と言われていた町に住む天涯孤独の独り者だ。
毎日目的もなくガラクタを漁って生きていたが、ひょんな事から神話のSSランクの聖剣エクスカリバー…喋って光って燃える変な剣を手に入れた。その姿は金髪碧眼の絶世の美少女で…
ガルバニア帝国…2000年に及ぶ圧倒的な支配で新世界を築き上げた偉大な帝国。
その帝国の反逆者の象徴だったらしく俺はガルバニア帝国に追われる事になった。
伝説の預言者の漆黒の騎士の予言…どうみても安もんアーマーの俺でも漆黒の騎士らしい。
そこに聖道教会の邪神狩の執行者と呼ばれる魔人まで加わり危機が続く。
俺は安住の地を求めて北にさすらう。
聖剣少女と俺の物語は始まった。
冒険の記録で会おう!

スキル【アイテムコピー】を駆使して金貨のお風呂に入りたい
兎屋亀吉
ファンタジー
異世界転生にあたって、神様から提示されたスキルは4つ。1.【剣術】2.【火魔法】3.【アイテムボックス】4.【アイテムコピー】。これらのスキルの中から、選ぶことのできるスキルは一つだけ。さて、僕は何を選ぶべきか。タイトルで答え出てた。


異世界に転移す万国旗
あずき
ファンタジー
202X年、震度3ほどの地震と共に海底ケーブルが寸断された。
日本政府はアメリカ政府と協力し、情報収集を開始した。
ワシントンD.Cから出港した米艦隊が日本海に現れたことで、
アメリカ大陸が日本の西に移動していることが判明。
さらに横須賀から出発した護衛艦隊がグレートブリテン島を発見。
このことから、世界中の国々が位置や向きを変え、
違う惑星、もしくは世界に転移していることが判明した。

せっかく異世界に転生できたんだから、急いで生きる必要なんてないよね?ー明日も俺はスローなライフを謳歌したいー
ジミー凌我
ファンタジー
日夜仕事に追われ続ける日常を毎日毎日繰り返していた。
仕事仕事の毎日、明日も明後日も仕事を積みたくないと生き急いでいた。
そんな俺はいつしか過労で倒れてしまった。
そのまま死んだ俺は、異世界に転生していた。
忙しすぎてうわさでしか聞いたことがないが、これが異世界転生というものなのだろう。
生き急いで死んでしまったんだ。俺はこの世界ではゆっくりと生きていきたいと思った。
ただ、この世界にはモンスターも魔王もいるみたい。
この世界で最初に出会ったクレハという女の子は、細かいことは気にしない自由奔放な可愛らしい子で、俺を助けてくれた。
冒険者としてゆったり生計を立てていこうと思ったら、以外と儲かる仕事だったからこれは楽な人生が始まると思った矢先。
なぜか2日目にして魔王軍の侵略に遭遇し…。

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる