31 / 45
3章:魔王選抜トーナメント
31話:魔王選抜トーナメント
しおりを挟む
「うーん。どこからどう見てもサクラのツノは、魔族のツノね。このツノ出たとき何か魔法使った?魔族系列か、もしくは黒魔法なんだけど…。」
「ワープ魔法を使った!ママと一緒のやつ!」
「あら!まぁ~、じゃあ闇魔法を使ったのね。凄いわ。これでサクラも立派な魔族よ。」
ん?立派な魔族って?
というか魔法なら、シトリンが怪我していた時に使った魔法があるけど。まぁそれ以来使うタイミングなくて全く使ってませんが…。
「お母様、その闇魔法って?」
「そっか!サクラは知らないのよね?魔法には、大きく分けて四つに分かれるの。」
「種類ってこと?」
「そうよ。一つ目がパパの得意とする白魔法。」
「うーん。ちょっと違うな。勇者のみが使える光魔法っていうのがあるんだよ。白魔法の進化版みたいなもんだな。」
「へぇ。光魔法…。」
「パパはまた別格だもの!」
「白魔法以外はどんな魔法なの?」
「黒魔法、自然魔法、闇魔法があるわよ。この闇魔法っていうのは魔族のみが使える魔法なの。だから闇魔法が使えると魔族であるツノや尻尾などが現れるんだけど、サクラも目覚めちゃったみたいね。てっきりパパの魔法で相殺されちゃったのかと思ったけど。不思議よね。」
え、じゃあ私のツノって、闇魔法が使えたから生えたって事?
それじゃあこのままずっとツノ生えたままってこと?あ、でもお母様は人に変化?してるよね。
なら私もツノを消せば大丈夫ってことか!
あれ?でも。
「クロはワープ使えないよ?」
「それはクロちゃんは魔族じゃなくて、魔物だもの。自然魔法しか使えなわよ?」
「魔族と魔物って違うの?」
「えぇ。どう説明していいのか難しいけど、闇魔法が使えるのが魔族。自然魔法を使うのが魔物ね。まぁ人間も自然魔法は使えるけどね。」
「そうなんだ。」
ということはお母様は魔族で、その血がちゃんと私にも受け継がれていたってことか。
人を治療する魔法は光魔法で、パパの魔法。つまりは勇者だけが使える魔法ってことか。
二人の力が使えるなんてチートじゃん!!
「ところでママ、魔王選抜トーナメントってなんだ?」
「あら!パパ知らなかったっけ?」
「あぁ。だからママに何かあったかと思って心配しちゃったよ。大丈夫そうで安心したよー!」
「そうだったのね。心配させてしまってごめんなさい。」
「いや!いいんだ!ママが無事ならそれで!!」
「パパ…!」
あ、ダメだ。ラブラブモードに入っちゃった。
「旦那様、サクラ様。お茶をお持ちしました。」
「お!シトリン、サンキュ。」
「ありがとうね!それで、お母様魔王選抜トーナメントというのは?」
シトリン、ナイスタイミング!
軌道修正出来たよ!
「魔王選抜トーナメントっていうのはね。その名の通り、魔王を決める大会なのよ。私が引退しちゃって、魔王の席がずっと空いたままになっちゃっててね。」
「それとお母様に何の関係があるの?お母様引退したんだよね?」
「そうだったんだけどね。魔王選抜って所謂バトルトーナメントだから審判が必要なのよ。その審判は簡単に死んじゃうような雑魚じゃだめでね?私にその白羽の矢が当たっちゃったってわけなの。」
「ワープ魔法を使った!ママと一緒のやつ!」
「あら!まぁ~、じゃあ闇魔法を使ったのね。凄いわ。これでサクラも立派な魔族よ。」
ん?立派な魔族って?
というか魔法なら、シトリンが怪我していた時に使った魔法があるけど。まぁそれ以来使うタイミングなくて全く使ってませんが…。
「お母様、その闇魔法って?」
「そっか!サクラは知らないのよね?魔法には、大きく分けて四つに分かれるの。」
「種類ってこと?」
「そうよ。一つ目がパパの得意とする白魔法。」
「うーん。ちょっと違うな。勇者のみが使える光魔法っていうのがあるんだよ。白魔法の進化版みたいなもんだな。」
「へぇ。光魔法…。」
「パパはまた別格だもの!」
「白魔法以外はどんな魔法なの?」
「黒魔法、自然魔法、闇魔法があるわよ。この闇魔法っていうのは魔族のみが使える魔法なの。だから闇魔法が使えると魔族であるツノや尻尾などが現れるんだけど、サクラも目覚めちゃったみたいね。てっきりパパの魔法で相殺されちゃったのかと思ったけど。不思議よね。」
え、じゃあ私のツノって、闇魔法が使えたから生えたって事?
それじゃあこのままずっとツノ生えたままってこと?あ、でもお母様は人に変化?してるよね。
なら私もツノを消せば大丈夫ってことか!
あれ?でも。
「クロはワープ使えないよ?」
「それはクロちゃんは魔族じゃなくて、魔物だもの。自然魔法しか使えなわよ?」
「魔族と魔物って違うの?」
「えぇ。どう説明していいのか難しいけど、闇魔法が使えるのが魔族。自然魔法を使うのが魔物ね。まぁ人間も自然魔法は使えるけどね。」
「そうなんだ。」
ということはお母様は魔族で、その血がちゃんと私にも受け継がれていたってことか。
人を治療する魔法は光魔法で、パパの魔法。つまりは勇者だけが使える魔法ってことか。
二人の力が使えるなんてチートじゃん!!
「ところでママ、魔王選抜トーナメントってなんだ?」
「あら!パパ知らなかったっけ?」
「あぁ。だからママに何かあったかと思って心配しちゃったよ。大丈夫そうで安心したよー!」
「そうだったのね。心配させてしまってごめんなさい。」
「いや!いいんだ!ママが無事ならそれで!!」
「パパ…!」
あ、ダメだ。ラブラブモードに入っちゃった。
「旦那様、サクラ様。お茶をお持ちしました。」
「お!シトリン、サンキュ。」
「ありがとうね!それで、お母様魔王選抜トーナメントというのは?」
シトリン、ナイスタイミング!
軌道修正出来たよ!
「魔王選抜トーナメントっていうのはね。その名の通り、魔王を決める大会なのよ。私が引退しちゃって、魔王の席がずっと空いたままになっちゃっててね。」
「それとお母様に何の関係があるの?お母様引退したんだよね?」
「そうだったんだけどね。魔王選抜って所謂バトルトーナメントだから審判が必要なのよ。その審判は簡単に死んじゃうような雑魚じゃだめでね?私にその白羽の矢が当たっちゃったってわけなの。」
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈

転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

聖女の娘に転生したのに、色々とハードな人生です。
みちこ
ファンタジー
乙女ゲームのヒロインの娘に転生した主人公、ヒロインの娘なら幸せな暮らしが待ってると思ったけど、実際は親から放置されて孤独な生活が待っていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる