最強両親による彼氏探し!

立花立花

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2章:王国でのパーティー

22話:王家登場、初めてのご挨拶

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あれからリリィに沢山の男性…じゃなかった、殿方を教えてもらった。その情報量に呆気にとられるのと同時にキャパオーバーになる。
リリィは本当に凄い。それでも私を気にして、ずっと隣にいてくれる。
本当にリリィがいなかったら私パーティーで浮いてたんだろうな…。


━♬
あれ?なんか音楽が変わった?
「リリィ、なんか音楽が変わったんだけど…これって?」
「王族が登場するんだよ。いいからお辞儀しろ。」
「え、えぇ。」


なるほど!
王族が入られるって合図なのね!確かに、王族が入ってきたのに誰も気づかないのは不敬よね。
その為の音楽の切り替えか…。
これ考えた人頭いいな。

いつの間にかお父様は私の隣にいる。
にしてもお父様のキッチリした姿、本当にかっこいいな。お母様も見惚れてたし、やっぱりイケオジだなぁ。


「サクラ、王様が玉座に座ったら挨拶に行くぞ。」
お父様がこっそり耳打ちしてきた。

その内容は私が一番緊張する内容。
大丈夫!あんなにレッスンしたんだ。きっと粗相はしない。大丈夫だよ。
そう思っている間に王様と王妃様が座られた。
そして、王様が手をあげ、周りの人たちと一緒に顔を上げる。


「今宵は、私の息子ルイスの為に集まっていただき感謝する。盛大に楽しんでくれ。」

そう王様が告げたと同時に、周りの人たちは先ほどと同様に各々楽しみだす。
そんな中、私とお父様は王様の近くに向かう。
同じ行動をしている人がいるが、お父様の顔を見ると全員譲り横で待機する。

なんか、権力のあり様を見てしまったような、そんな気分だ…。

そしてお父様と一緒に玉座の階段前にくると、お父様から小さく合図される。


「ユウヤ・V・グローリアス、王家にご挨拶を申し上げます。」
「ユウヤ殿。久しぶりだな。」
「王様お久しゅうございます。」
「いつも通り堅苦しい挨拶は抜きでいい。」
「そうはいきません。本日は娘も参加しており、恥を晒すわけには参りません。」


お父様の言葉を聞いて、少し前でる。


「お初にお目にかかります。グローリアス家長女のサクラ・V・グローリアスと申します。この度はお招きいただき誠にありがとうございます。」
そういいドレスを掴みお辞儀する。

「おぉ。この子がユウヤ殿の言っていた一人娘か。」
「えぇ。そうです。聡明な娘で、いつも助けられております。」

主に夫婦喧嘩の際にね。

「そうか。それは良き娘をもったな。」
「お互いにでしょう。」
「はは、そうだな。丁度いい、ルイスの初めてのダンスを貰ってはくれぬか?」

え!?
私が王子とダンス!?
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