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2章:王国でのパーティー
15話:初めての王都
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朝シトリンとお父様に見送られ王都に向けて出発した。
その出発の仕方も可笑しく…まぁお母様にとっては当たり前なんだろうけども!紫色のワープゾーンみたいなの通っていくとは誰も思はないよ!!!
出口は王都近くの森の中。
こっからは歩くらしいけど…。
音から察するに結構近い所に繋げたね。お母様流石よ。
「ほら、見える?あれが村から一番近い王都よ。」
初めて見る人の多さにちょっと感動。
意外と人間っているのね。
入口に兵がいるが、建物も人も凄い。
本当にファンタジーの大きい都市って感じ!
分かりやすくいうとね?
「とても広いね。お母様。」
「ふふ、そうね。私も最初に連れてきてもらった時は驚いたわ。」
「お父様に?」
「そうよ。あの人、私が一喜一憂してるのをみて隣で笑ってたんだから。酷いでしょう?」
「あ~。」
お父様ならやりかねん。
意外とお母様にはイタズラするもんな~。あとシトリンにも。
私にはしないんだよね。なんかこうデロデロだから。
「お母様、ドレスってどこで買うの?」
「そうね。私がよく行く店にしようと思っててね。そこの亭主は、私の前の職業も知っているから楽なのよね。」
「え!?」
お母様の前の職業を知ってるの!?
お父様はそういうの言う人とは思えないんだけど…!!それぐらい信用してるってこと!?
「しかもサクラと同い年の娘さんもいてね?その子も王国のパーティーに呼ばれているから丁度いいと思って!」
「王国のパーティーに!?」
「そうよ。ほら、見えてきたわ。あそこの大きなお店よ。」
お母様の視線を追うとそこには大きな店があった。
かなり人気なのか人が出たり入ったりしている。
そんな店に入るの!?っと驚きつつもお母様の後を追い入店する。
━カランコロン。
綺麗な音色が入口でなる。その言葉を皮切りにお店の人がこちらを向き各々「いらっしゃいませ。」と声をかけてくる。
本当にここの亭主さんとお母様が仲いいの?
少し不安に思いながらキョロキョロすると、優しそうな貴婦人が「奥様」とお母様に声をかけてきた。
お母様が貴婦人を視界に入れると嬉しそうに「お久しぶりね。ティナ。」と返答した。
「お久しぶりです。奥様。今日はお嬢様のドレスでしょうか?」
「そうよ。こちら、この店の亭主のティナ。この子は私の愛娘のサクラよ。」
「初めまして、サクラと申します。」
「あら、この子が?初めまして、私はティナと申します。この店の亭主をしております。宜しくお願いしますね。」
「こちらこそ宜しくお願い致します。」
「では、奥様、サクラ様こちらへ。」
そう言うと、ティナの後ろをお母様と一緒についていく。
色んなドレスが並ぶ店内を通り過ぎ、奥の一室に入る。
こういう所ってVIPルームっていうんじゃ…。少し恐ろしくなりながらも、粗相のないようにお母様の後ろについていく。
その出発の仕方も可笑しく…まぁお母様にとっては当たり前なんだろうけども!紫色のワープゾーンみたいなの通っていくとは誰も思はないよ!!!
出口は王都近くの森の中。
こっからは歩くらしいけど…。
音から察するに結構近い所に繋げたね。お母様流石よ。
「ほら、見える?あれが村から一番近い王都よ。」
初めて見る人の多さにちょっと感動。
意外と人間っているのね。
入口に兵がいるが、建物も人も凄い。
本当にファンタジーの大きい都市って感じ!
分かりやすくいうとね?
「とても広いね。お母様。」
「ふふ、そうね。私も最初に連れてきてもらった時は驚いたわ。」
「お父様に?」
「そうよ。あの人、私が一喜一憂してるのをみて隣で笑ってたんだから。酷いでしょう?」
「あ~。」
お父様ならやりかねん。
意外とお母様にはイタズラするもんな~。あとシトリンにも。
私にはしないんだよね。なんかこうデロデロだから。
「お母様、ドレスってどこで買うの?」
「そうね。私がよく行く店にしようと思っててね。そこの亭主は、私の前の職業も知っているから楽なのよね。」
「え!?」
お母様の前の職業を知ってるの!?
お父様はそういうの言う人とは思えないんだけど…!!それぐらい信用してるってこと!?
「しかもサクラと同い年の娘さんもいてね?その子も王国のパーティーに呼ばれているから丁度いいと思って!」
「王国のパーティーに!?」
「そうよ。ほら、見えてきたわ。あそこの大きなお店よ。」
お母様の視線を追うとそこには大きな店があった。
かなり人気なのか人が出たり入ったりしている。
そんな店に入るの!?っと驚きつつもお母様の後を追い入店する。
━カランコロン。
綺麗な音色が入口でなる。その言葉を皮切りにお店の人がこちらを向き各々「いらっしゃいませ。」と声をかけてくる。
本当にここの亭主さんとお母様が仲いいの?
少し不安に思いながらキョロキョロすると、優しそうな貴婦人が「奥様」とお母様に声をかけてきた。
お母様が貴婦人を視界に入れると嬉しそうに「お久しぶりね。ティナ。」と返答した。
「お久しぶりです。奥様。今日はお嬢様のドレスでしょうか?」
「そうよ。こちら、この店の亭主のティナ。この子は私の愛娘のサクラよ。」
「初めまして、サクラと申します。」
「あら、この子が?初めまして、私はティナと申します。この店の亭主をしております。宜しくお願いしますね。」
「こちらこそ宜しくお願い致します。」
「では、奥様、サクラ様こちらへ。」
そう言うと、ティナの後ろをお母様と一緒についていく。
色んなドレスが並ぶ店内を通り過ぎ、奥の一室に入る。
こういう所ってVIPルームっていうんじゃ…。少し恐ろしくなりながらも、粗相のないようにお母様の後ろについていく。
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