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3章:命を救う真っ赤な苺ゼリー
26話:レシピ通りにクッキング!
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天狐様に言われた通りレシピを開く。
「まずはどうするんじゃ?」
エプロンをつけた天狐様が腕まくりをしながら聞いてくる。
「えっと、まずはゼラチンを水でふやかす」
「おぉ! この粉をか」
「みたいですね」
僕は天狐様の手を借りながら分量を量り、水の中にゼラチンの粉を入れる。
「ほんで次はどうするんじゃ?」
「苺のヘタをとって、一口サイズに切る」
「これが真っ赤になるのか?」
「うんだから大量に入れるんだ!本当はすりつぶしたり、食紅を入れたりした方が真っ赤になるらしいんだけど今の僕にできそうになくて…。 一番簡単そうでその中でも真っ赤なのを選んでみたんですよ」
「なるほどのぉ~」
すりつぶしたりする場合はいちごジャムみたいな感じにするらしい。
よく分かんなかったし、今日すぐ作るのには僕の知識じゃ無理だと判断した。
「水とグラニュー糖を鍋にいれ中火にかける」
「そんなにいれるんじゃな! やっぱりすいーつは砂糖を沢山使うんじゃな! お、まぜながら火にかけるのか!」
「小さくぶくぶくしてきたら火から下ろすらしいです」
「なら布を水で濡らして冷やしておくか。 ほれぶくぶくしてきたぞ。 のせてみろ」
「はい!」
じゅわっと音をたてながら鍋を布巾の上に乗せる。
僕は計っておいたレモン汁とふやかしておいたゼラチンを鍋の中に加える。
「鍋の下に氷水をはり冷やしながら混ぜる。 とろみがでてきたら、氷水から外して苺と液をカップに注ぎ冷蔵庫で冷やす。 うーんと苺をいれて真っ赤に見せましょう!」
「反射して綺麗な赤じゃなぁ。 これがプルンプルンになるのか! 楽しみじゃのぉ! どれくらい冷やすんじゃ?」
「大体二時間くらい。 今きても、その時間までこの二つのゼリーで凌ぐつもりです」
「なるほど。 考えたな!」
天狐様がそういいながら僕を犬みたいに撫でながら褒める。
少し照れ臭い。
母さんがいたらこんな感じだったのかな?
そう思っているとピンポーンと音が鳴る。
牡丹ちゃんだったら庭から入ってくる。 しかもタヌキの状態で。
だからこのチャイム音は牡丹ちゃんじゃない。
とすると…。
「まずはどうするんじゃ?」
エプロンをつけた天狐様が腕まくりをしながら聞いてくる。
「えっと、まずはゼラチンを水でふやかす」
「おぉ! この粉をか」
「みたいですね」
僕は天狐様の手を借りながら分量を量り、水の中にゼラチンの粉を入れる。
「ほんで次はどうするんじゃ?」
「苺のヘタをとって、一口サイズに切る」
「これが真っ赤になるのか?」
「うんだから大量に入れるんだ!本当はすりつぶしたり、食紅を入れたりした方が真っ赤になるらしいんだけど今の僕にできそうになくて…。 一番簡単そうでその中でも真っ赤なのを選んでみたんですよ」
「なるほどのぉ~」
すりつぶしたりする場合はいちごジャムみたいな感じにするらしい。
よく分かんなかったし、今日すぐ作るのには僕の知識じゃ無理だと判断した。
「水とグラニュー糖を鍋にいれ中火にかける」
「そんなにいれるんじゃな! やっぱりすいーつは砂糖を沢山使うんじゃな! お、まぜながら火にかけるのか!」
「小さくぶくぶくしてきたら火から下ろすらしいです」
「なら布を水で濡らして冷やしておくか。 ほれぶくぶくしてきたぞ。 のせてみろ」
「はい!」
じゅわっと音をたてながら鍋を布巾の上に乗せる。
僕は計っておいたレモン汁とふやかしておいたゼラチンを鍋の中に加える。
「鍋の下に氷水をはり冷やしながら混ぜる。 とろみがでてきたら、氷水から外して苺と液をカップに注ぎ冷蔵庫で冷やす。 うーんと苺をいれて真っ赤に見せましょう!」
「反射して綺麗な赤じゃなぁ。 これがプルンプルンになるのか! 楽しみじゃのぉ! どれくらい冷やすんじゃ?」
「大体二時間くらい。 今きても、その時間までこの二つのゼリーで凌ぐつもりです」
「なるほど。 考えたな!」
天狐様がそういいながら僕を犬みたいに撫でながら褒める。
少し照れ臭い。
母さんがいたらこんな感じだったのかな?
そう思っているとピンポーンと音が鳴る。
牡丹ちゃんだったら庭から入ってくる。 しかもタヌキの状態で。
だからこのチャイム音は牡丹ちゃんじゃない。
とすると…。
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