57 / 134
第57話 気にしないようにしていた
しおりを挟む
「ティナちゃんは回復魔法使う時どんなことを思っているの?」
「えっとー。痛いのなくなるように」
「そうね。他には?」
「ママのこと……」
少し声のトーンが下がりティナは答える。
「ママに回復魔法を習ったのかな?」
「うん。教えてくれた」
俺は近くで二人の会話を聞いているが、やはり、ママの話になるとティナは悲しそうな表情を見せる。
「クロエさん」
「なに?」
「ちょっとこっちに」
俺はクロエさんを小声で呼ぶ。
どこか不思議そうにクロエさんはついてくる。
「ティナのママは亡くなってしまったんだ」
「そうだったのね、泣きそうな顔してたから心配だったのだけれど。病気だったの?」
「詳しいことは知らない。だから今調べてもらっている」
「調べる?」
「うん。あまり言ってほしくないけど、ティナは殺されそうになったんだ。だから母親の死も疑問に思ってね」
「えっ?」
クロエさんは驚きの声を上げるが、すぐさま口を押えて黙り込む。
クロエさんにはティナのことをすべて話しておくつもりだ。
回復魔法を教えてもらう時に、どうしてもティナのお母さんの話になることは避けられない。
それに、ティナには家のことについてあまり口止めはしていない。
家の名前は言わないようにはしてもらっているが、あまりきつく注意すると、ママとの思い出さえ言えないようになってしまう。
今は俺やテトモコシロがいるが、ティナにとって親という存在は必要だ。
悲しいことに俺はティナの親にはなれない。
小さい時から一緒にいたママの代わりになることができない……。
俺はティナの中でママという存在を消したくない。
だからこそ、ママとの思い出の回復魔法を学ばさせてやりたい。
俺には今のところこれしかできないから。
そばで支えてあげることしかできないから。
ママの代わりにはなれないから。
だから、クロエさんにはティナのすべてを教える。
家の名前を伏せ、それ以外は俺の知る限りのことを話した。俺が嘘の兄弟であることも。俺がティナに回復魔法を学ばせる理由も。
「そうなのね。ソラは立派にお兄ちゃんできてるわよ」
クロエさんは目に涙を受けべながらも、俺を抱きしめてくる。
ふわりとクロエさんの甘くどこか落ち着く香りが俺の心を満たしていく。
大人の女性に抱きしめられるのはいつぶりだろうか。
人ってやっぱり温かいな。
女性特有の柔らかさもあり、余計に暖かく感じる。
母親と比べると失礼にあたるが、母親を思い出させる抱擁だった。
父さん、母さん元気に生活しているかな?
俺がいない地球ではどんな生活をしているのだろう。
新しい子供と生活しているのかな?
今でも趣味のゴルフを二人で続けているのかな。
金曜日に毎週やるおうち映画館はしているのかな?
俺は途中でいなくなったけど、あの映画のシリーズはもう見終わったのかな?
母さんの肉じゃがまた食べたいな……
父さんとまたキャッチボールしたかったな……
家族三人でこたつに座って、みかんを綺麗に剥く選手権……
また、したかったな……
二年以上忘れるように、意識しないようにしていた家族の思い出が頭の中で浮かんでくる。
今は思い出したくないのに、次々とくだらない思い出が、家族との大切な思い出が頭の中にいっぱいになる。
思い出さないように顔に手をやると、頬にあてた右手に冷たさを感じた。
俺は泣いているのか?
濡れた右手を見て、水滴に聞いてみる。
突然の死で異世界転移をして、テトモコ、ティナシロにも会え、充実した生活を送っていたと思っている……が。
どこか無理をしていたのかもしれない。
涙が流れているのを意識すると、涙が余計に止まらなくなる。
『この現象に名前をつけてください』
大喜利のようなボケを考えているが、涙は枯れることはない。
つまらないことを考えようとしても、頭に浮かぶのは両親とのつまらない日常のやり取りだけだった。
それがバカらしくもあり、俺の日常だったもの……
「お兄ちゃんはちゃんと頑張っているよ。ティナちゃんたちもこんなに可愛く楽しそうなんだよ?」
涙ぐみながらも俺を励まそうとしているクロエさんの声が聞こえるが。
クロエさんにとってみれば、十歳の少年が見ず知らずの五歳の少女を助け、必死に世話をして、疲れていると見えているのかもしれない。
普通ならそうだが、今の涙の原因はそれだけではない。
でも、異世界転移のことは話すつもりはないし。俺の精神年齢が二十三歳だと教えることはない。
ただ、ルイやフィリアにはいつか言ってもいいのかもしれないな……
周りを見渡すと、先ほどの騎士たちは訓練に戻っており、俺たちの近くにはいなかった。
あやうく、少し前は殺気を飛ばしながら怒っていたのに、今度は泣いているのかと笑われてしまうところだった。
しかも、そんなところを見られると俺がメンヘラみたいじゃないか。
俺はメンヘラではないつもりだ。
ちょっとうちの子たちが絡むと情緒が不安定になるだけだ。
「ごめん。もう大丈夫」
笑顔でクロエさんに返事を返す。
「そう、なんかあったら言いなさいね。一人で抱え込んじゃだめよ」
日本の俺より少し上ぐらいに見えるクロエさんに言われると若干はずかしいものがある。
でも、ティナのことを伝えてよかった。
肩の荷がすこし降りたような気がする。
うちの子たちを見てみると、どうやらじゃれあって遊んでいるみたいだ。
テトモコが先導して遊んでくれたのかな?
ティナに見られていないのはよかった。
泣いている姿なんてあまり見せたくない。
「じゃー、ティナちゃん回復魔法教えるね」
「うんっ」
「まず、体に循環させることはできる?」
「教えてもらった」
はい。と両手を出し、その手をクロエさんがつなぐ。
ティナがむむむと顔を引きしめている。
可愛い。
「にゃっ」
はいはい。邪魔はしませんよーだ。
ティナを見つめているとテトに怒られてしまった。
「うん。ちゃんと循環はできているわね。それに動かし方も繊細で上手よ」
「やったぁー」
「しかも魔力の質がいいわ。心地よくて眠くなっちゃいそうよ」
「ママもいってたー」
「よかったねー」
ティナは魔法循環の仕方が上手いようだ。
基本的に手をつないで魔力循環を確かめるみたいだな。
俺も魔力に気づいたのはモコが流してくれたからだったな。
魔力の質っていうのよくわからないが。そんなものがあるのだろう。
それにしても宮廷魔法士の三席にいるクロエさんにはどれぐらいの金を払えばいいのだろうか。
プロ中のプロの方にこれまで頼んだことないからな。
しかも何日ぐらいかかるかも知らないし。
そういうことを何も決めずに授業が始まってしまった。
これが悪徳商法だと大金が請求される流れなのだが。
俺の心配が伝わることはなく二人の授業は続く。
「どこまで習ったことある?」
「んー。ケガ治すヒールだけ」
「ヒールはできるのね。なら早いわ。一つできたら、意識の違いだけなの」
「ん?」
「大丈夫。今から教えるからね」
クロエさんがかみ砕いて説明してくれるようだ。
まあ、回復魔法のイメージをしろっと言われても俺は困るな。
医者であれば、細胞や臓器の知識があるから、この世界でも回復魔法を正確に使用できるだろう。
残念ながら、俺はそんな人体に詳しくないからな。
それに、ティナもあまり専門的なことを言われてもわからないだろう。
「まずね。毒を取り出すキュアは知っているかしら?」
「うんっ」
「その魔法はね。体の中で悪いことをしている毒をね。外に出すイメージをするの」
「んー。」
ティナは考え中でフリーズしているが、クロエさんは小瓶を取り出し、飲み干した。
あれって、話の内容からすると毒だよね……
さらっと飲み干したけど大丈夫なのか?
「ティナちゃん、魔力を手に集めて、私の体に触って」
「はいっ」
ぴとっと両手でクロエさんのお腹に触る。
「何か悪いもの感じない?体の中で反発するような感触はないかしら?」
「んー。これかな?」
「そう感じるものを取り除く感じで魔法を発動してみて」
「うんっ」
ティナは手に集めていた魔力をクロエさんの体へと移し、ゆっくりと体の外へ出していく。
体の中で少し光ったが。その時に魔法を発動しているんだろうか。
見ていると俺の魔法の知識のなさが浮き彫りになる。
やはり、俺も魔法の勉強したほうがいいな。だれか風魔法を教えてくれないだろうか。
「うん。ティナちゃん天才。体が楽になったわ」
「ティナできた?」
「できていたわよ。キュアという魔法で毒の摘出ができるわ。慣れればこんな感じ」
クロエさんは再度小瓶を取り出して飲み干す。そして、自らの体に手をあて魔法を発動する。
「終わったわ」
「え?もう?」
「そうよー。自分の体だからわかりやすいのだけど、慣れたら他の人でもこれぐらいの速さでできるわ」
「すごーい」
すごい早業だな。ティナはゆっくりと手を動かしていたが、クロエさんはスキャンするみたいに手を一回かざしただけだ。
「今日はこのぐらいにしましょうかね。家に帰って練習するなら、手に魔力を集めて従魔ちゃんたちを撫でてあげて。従魔たちが気持ちよさそうなら上手くいっている証よ」
「うんっ。するー」
「やりすぎには注意してね。魔力枯渇すると吐き気やめまいがするからね」
「はーい」
「にゃん」
「わふ」
「きゅう」
ティナに注意しているはずなのだが、テトモコシロも反応している。
される側も注意するとのことだ。
マッサージ中のとろけた君たちに本当に注意ができるかな?
数日は監視しておこう。
俺たちはクロエさんについて行き、訓練場を出る。
「えっとー。痛いのなくなるように」
「そうね。他には?」
「ママのこと……」
少し声のトーンが下がりティナは答える。
「ママに回復魔法を習ったのかな?」
「うん。教えてくれた」
俺は近くで二人の会話を聞いているが、やはり、ママの話になるとティナは悲しそうな表情を見せる。
「クロエさん」
「なに?」
「ちょっとこっちに」
俺はクロエさんを小声で呼ぶ。
どこか不思議そうにクロエさんはついてくる。
「ティナのママは亡くなってしまったんだ」
「そうだったのね、泣きそうな顔してたから心配だったのだけれど。病気だったの?」
「詳しいことは知らない。だから今調べてもらっている」
「調べる?」
「うん。あまり言ってほしくないけど、ティナは殺されそうになったんだ。だから母親の死も疑問に思ってね」
「えっ?」
クロエさんは驚きの声を上げるが、すぐさま口を押えて黙り込む。
クロエさんにはティナのことをすべて話しておくつもりだ。
回復魔法を教えてもらう時に、どうしてもティナのお母さんの話になることは避けられない。
それに、ティナには家のことについてあまり口止めはしていない。
家の名前は言わないようにはしてもらっているが、あまりきつく注意すると、ママとの思い出さえ言えないようになってしまう。
今は俺やテトモコシロがいるが、ティナにとって親という存在は必要だ。
悲しいことに俺はティナの親にはなれない。
小さい時から一緒にいたママの代わりになることができない……。
俺はティナの中でママという存在を消したくない。
だからこそ、ママとの思い出の回復魔法を学ばさせてやりたい。
俺には今のところこれしかできないから。
そばで支えてあげることしかできないから。
ママの代わりにはなれないから。
だから、クロエさんにはティナのすべてを教える。
家の名前を伏せ、それ以外は俺の知る限りのことを話した。俺が嘘の兄弟であることも。俺がティナに回復魔法を学ばせる理由も。
「そうなのね。ソラは立派にお兄ちゃんできてるわよ」
クロエさんは目に涙を受けべながらも、俺を抱きしめてくる。
ふわりとクロエさんの甘くどこか落ち着く香りが俺の心を満たしていく。
大人の女性に抱きしめられるのはいつぶりだろうか。
人ってやっぱり温かいな。
女性特有の柔らかさもあり、余計に暖かく感じる。
母親と比べると失礼にあたるが、母親を思い出させる抱擁だった。
父さん、母さん元気に生活しているかな?
俺がいない地球ではどんな生活をしているのだろう。
新しい子供と生活しているのかな?
今でも趣味のゴルフを二人で続けているのかな。
金曜日に毎週やるおうち映画館はしているのかな?
俺は途中でいなくなったけど、あの映画のシリーズはもう見終わったのかな?
母さんの肉じゃがまた食べたいな……
父さんとまたキャッチボールしたかったな……
家族三人でこたつに座って、みかんを綺麗に剥く選手権……
また、したかったな……
二年以上忘れるように、意識しないようにしていた家族の思い出が頭の中で浮かんでくる。
今は思い出したくないのに、次々とくだらない思い出が、家族との大切な思い出が頭の中にいっぱいになる。
思い出さないように顔に手をやると、頬にあてた右手に冷たさを感じた。
俺は泣いているのか?
濡れた右手を見て、水滴に聞いてみる。
突然の死で異世界転移をして、テトモコ、ティナシロにも会え、充実した生活を送っていたと思っている……が。
どこか無理をしていたのかもしれない。
涙が流れているのを意識すると、涙が余計に止まらなくなる。
『この現象に名前をつけてください』
大喜利のようなボケを考えているが、涙は枯れることはない。
つまらないことを考えようとしても、頭に浮かぶのは両親とのつまらない日常のやり取りだけだった。
それがバカらしくもあり、俺の日常だったもの……
「お兄ちゃんはちゃんと頑張っているよ。ティナちゃんたちもこんなに可愛く楽しそうなんだよ?」
涙ぐみながらも俺を励まそうとしているクロエさんの声が聞こえるが。
クロエさんにとってみれば、十歳の少年が見ず知らずの五歳の少女を助け、必死に世話をして、疲れていると見えているのかもしれない。
普通ならそうだが、今の涙の原因はそれだけではない。
でも、異世界転移のことは話すつもりはないし。俺の精神年齢が二十三歳だと教えることはない。
ただ、ルイやフィリアにはいつか言ってもいいのかもしれないな……
周りを見渡すと、先ほどの騎士たちは訓練に戻っており、俺たちの近くにはいなかった。
あやうく、少し前は殺気を飛ばしながら怒っていたのに、今度は泣いているのかと笑われてしまうところだった。
しかも、そんなところを見られると俺がメンヘラみたいじゃないか。
俺はメンヘラではないつもりだ。
ちょっとうちの子たちが絡むと情緒が不安定になるだけだ。
「ごめん。もう大丈夫」
笑顔でクロエさんに返事を返す。
「そう、なんかあったら言いなさいね。一人で抱え込んじゃだめよ」
日本の俺より少し上ぐらいに見えるクロエさんに言われると若干はずかしいものがある。
でも、ティナのことを伝えてよかった。
肩の荷がすこし降りたような気がする。
うちの子たちを見てみると、どうやらじゃれあって遊んでいるみたいだ。
テトモコが先導して遊んでくれたのかな?
ティナに見られていないのはよかった。
泣いている姿なんてあまり見せたくない。
「じゃー、ティナちゃん回復魔法教えるね」
「うんっ」
「まず、体に循環させることはできる?」
「教えてもらった」
はい。と両手を出し、その手をクロエさんがつなぐ。
ティナがむむむと顔を引きしめている。
可愛い。
「にゃっ」
はいはい。邪魔はしませんよーだ。
ティナを見つめているとテトに怒られてしまった。
「うん。ちゃんと循環はできているわね。それに動かし方も繊細で上手よ」
「やったぁー」
「しかも魔力の質がいいわ。心地よくて眠くなっちゃいそうよ」
「ママもいってたー」
「よかったねー」
ティナは魔法循環の仕方が上手いようだ。
基本的に手をつないで魔力循環を確かめるみたいだな。
俺も魔力に気づいたのはモコが流してくれたからだったな。
魔力の質っていうのよくわからないが。そんなものがあるのだろう。
それにしても宮廷魔法士の三席にいるクロエさんにはどれぐらいの金を払えばいいのだろうか。
プロ中のプロの方にこれまで頼んだことないからな。
しかも何日ぐらいかかるかも知らないし。
そういうことを何も決めずに授業が始まってしまった。
これが悪徳商法だと大金が請求される流れなのだが。
俺の心配が伝わることはなく二人の授業は続く。
「どこまで習ったことある?」
「んー。ケガ治すヒールだけ」
「ヒールはできるのね。なら早いわ。一つできたら、意識の違いだけなの」
「ん?」
「大丈夫。今から教えるからね」
クロエさんがかみ砕いて説明してくれるようだ。
まあ、回復魔法のイメージをしろっと言われても俺は困るな。
医者であれば、細胞や臓器の知識があるから、この世界でも回復魔法を正確に使用できるだろう。
残念ながら、俺はそんな人体に詳しくないからな。
それに、ティナもあまり専門的なことを言われてもわからないだろう。
「まずね。毒を取り出すキュアは知っているかしら?」
「うんっ」
「その魔法はね。体の中で悪いことをしている毒をね。外に出すイメージをするの」
「んー。」
ティナは考え中でフリーズしているが、クロエさんは小瓶を取り出し、飲み干した。
あれって、話の内容からすると毒だよね……
さらっと飲み干したけど大丈夫なのか?
「ティナちゃん、魔力を手に集めて、私の体に触って」
「はいっ」
ぴとっと両手でクロエさんのお腹に触る。
「何か悪いもの感じない?体の中で反発するような感触はないかしら?」
「んー。これかな?」
「そう感じるものを取り除く感じで魔法を発動してみて」
「うんっ」
ティナは手に集めていた魔力をクロエさんの体へと移し、ゆっくりと体の外へ出していく。
体の中で少し光ったが。その時に魔法を発動しているんだろうか。
見ていると俺の魔法の知識のなさが浮き彫りになる。
やはり、俺も魔法の勉強したほうがいいな。だれか風魔法を教えてくれないだろうか。
「うん。ティナちゃん天才。体が楽になったわ」
「ティナできた?」
「できていたわよ。キュアという魔法で毒の摘出ができるわ。慣れればこんな感じ」
クロエさんは再度小瓶を取り出して飲み干す。そして、自らの体に手をあて魔法を発動する。
「終わったわ」
「え?もう?」
「そうよー。自分の体だからわかりやすいのだけど、慣れたら他の人でもこれぐらいの速さでできるわ」
「すごーい」
すごい早業だな。ティナはゆっくりと手を動かしていたが、クロエさんはスキャンするみたいに手を一回かざしただけだ。
「今日はこのぐらいにしましょうかね。家に帰って練習するなら、手に魔力を集めて従魔ちゃんたちを撫でてあげて。従魔たちが気持ちよさそうなら上手くいっている証よ」
「うんっ。するー」
「やりすぎには注意してね。魔力枯渇すると吐き気やめまいがするからね」
「はーい」
「にゃん」
「わふ」
「きゅう」
ティナに注意しているはずなのだが、テトモコシロも反応している。
される側も注意するとのことだ。
マッサージ中のとろけた君たちに本当に注意ができるかな?
数日は監視しておこう。
俺たちはクロエさんについて行き、訓練場を出る。
0
お気に入りに追加
1,729
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる