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18 両親の電話と夏の思い出と駅のトイレと
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『ふふ、楽しみにしてるわ!じゃ、お父さんに変わるね!』
母に代わって、今度は電話口から父親の声が聞こえてきた。すでに酔っぱらっているのか、少し呂律が回っていない。
『暖雪。元気にしてるか』
「はあい、元気だよ」
そういえば水が飲みたかったのだと思い出し、片手にカップを持った。蛇口から水をくみつつ、律儀に先ほどと同じやり取りを繰り返す。
『大海くんもいよいよこれから社会人なんだな。一人で日本に帰ってくるなんて立派になったなあ』
父親はそう感慨深げに言う。だが、やがて電話口の向こうで鼻をすすりはじめてしまった。
『大海くん。あ、あんなに小っちゃかったのに……、ううっ』
「よそんちの子にまでそこまで思い入れるのかよ」
暖雪の父親はいつも若干暑苦しい性格である。やや人情味に溢れすぎているというべきか。
『これが泣かずにいられるか……。いつまでも子供と思ってたけど、大人になっていってるんだなあ……』
「父さん、酔うと泣き上戸になるの、年々頻度高くなってってない……?」
水を飲みながら、しばらく父親のすすり泣きをBGMに待機する。この状態の父親には何を言っても無駄だ。
「ぐすっ……。とはいえ、まだ社会ではヒヨコだ。お前、ちゃんと面倒見てやれよ?』
「うん、そのつもりだけど……。けどやっぱ俺に何か役に立てることがあるとは思えないんだよな。今更だけどさ」
本人を目の前にしておきながら、暖雪はそう父親に愚痴った。当の大海は、なぜか謎のテンションでくすくすと笑っている。
『そんな難しく考えるな。大海くん、昔からまるでお前をお兄ちゃんみたいにして慕ってたからあ。お前のできる範囲で力になってやれ。喜ぶと思うぞ』
「はあ……」
「普通に協力して暮らしていけば大丈夫だ。これを機に、お前もまた一つ成長できるだろ』
(容易く言うなあ……)という喉から出かかった言葉を、暖雪は水と共にごくりと飲みこむ。なんだか、外堀を埋められている気分だ。そもそも、翔子叔母さんといいこの両親といい、みんながみんな人と仲良く楽しくやっていけるはずだという思考なのがすごいと思う。世の中に人との関わりを億劫に感じる人間などいるわけがないと思っているに違いない。つくづくこの親族には筋金入りの陽キャしかいないと思わせられる。
『二人とも明日まで休日なんだろ?離れてた分しっかり交流深めて、週明けから頑張れるようにな。それじゃ、お休み』
「はあい、分かった。お休み」
その言葉を最後に、暖雪は通話を切る。ふうと一息ついてから顔を上げると、にっこり顔の大海と目が合った。
「……何笑ってんだ?」
大海にスマホを返しながら問えば、「……くくくっ」という忍び笑いが返ってきた。怪訝な顔をする暖雪に、大海はいかにもおかしくてたまらないといった口調で、こんなことを言った。
「雪ちゃんがご両親と話すとまるで子供みたいになるの面白かった」
「んなっ……!?」
まさかの言葉に絶句してしまう。これはかなり心外だ。こっちは同居が決まってからというもの、どうすれば年上らしく頼りがいのある印象になれるか頭をフル回転で考えているというのに。
「ち、ちちちが、違う!普通に親と話してただけだろ!子供みたいってなんだ!」
「ふふっ。いやあ、早良家は仲良いね~。ほのぼのしちゃった~」
暖雪の抗議にもまったく動じることなく、大海は目尻を下げてずっと笑っている。どうやらよっぽどツボに入ったらしい。しまいには身体をくの字に曲げて、耐えきれない様子で大笑いしはじめてしまった。
(な、なんか調子狂う……!)
どうにかこの気持ちを言葉にしようとするも、なかなか上手くまとまらない。結局、自棄になったような台詞を吐くことしかできなかった。
「ああ~、そうかおかしいか。笑ってろ笑ってろ!」
自分は今不貞腐れたような顔になっているはずだ。目指している大人っぽい態度とはほど遠い。全く、なかなか上手くいかないものだ。
「……それじゃあな。俺もう寝るから。お休み」
暖雪はとうとう会話を放棄し、自室に向かうことに決めた。最後にちらりと見えた大海の顔は相変わらず満面の笑みだ。
「お休み~」という間延びした声に追いかけられ、僅かな心のくすぐったさを感じながらも「お休み」と返し、後ろ手にドアを閉める。
(なんなんだよ、もう……)
そわそわする。落ち着かない。バタン、という扉の閉まる音と共にようやく静寂の世界を手に入れ、ようやく暖雪はひと心地ついた。
「はあ~……」
今日という怒涛の一日が終わったという思いが込み上げてきて、一人ため息をつく。
そうして、今さらながらに気づいたことが一つあった。
からかわれたという思いでつい頭に血が上ってしまったが、それでも大海と話している最中全く嫌な感じがしなかったのだ。実に不思議な感覚だ。心地の良い何かが湧いてくるような気すらする。胸のあたりがむず痒い。首をひねりつつ、暖雪は部屋の中央まで歩いていきドサリとベッドに腰を下ろす。
(……まあ、何にせよ、あの少しも嫌みもない人間味ってのは才能だよな)
それが実に羨ましい。つい数分前まで激しく思い悩んでいたことを、忘れかけてしまうほどだった。あの笑顔、明るい声。それには本当に人を癒す力がある。他人の内側におかまいなしに入ってくるような言動とは裏腹に、彼は反感を買われない。昔からずっとそうだった。
(子供の時からあいつもあいつの家族も人好きのする性格で、いつも何がおかしいのか分かんないような会話でゲラゲラ笑ってたよなあ)
ベッドに全身を預けると、一日の疲れがどっと押し寄せてくる。目を閉じて、暖雪は大海と一緒に遊んだ懐かしい幼少期の日々を回想した。
昔から大海をはじめとした矢野家の面々は親戚の中でも特別明るく外交的なのだが、それ以外の叔父叔母も、祖父母も朗らかでとても人当りがいい。集まっておしゃべりをするのが大好きで、お盆などで一堂に会した時は、連日パーティーみたいだったのを覚えている。夜中までご馳走を食べてテレビを見てゲームをして……。彼らの中にいると、暖雪のような性格の人間でもとても楽しく過ごせた。年上年下の従兄弟らで交じり合って森へ蛍を見に行ったり、テーブルの大きなたらいにかち割りの氷を放ってもらいそうめんを食べたり、バーベキュー場でパチパチと弾ける炭を眺めてわくわくしながら肉や野菜が焼けるのを待ったり。
どれもこれも、思い返すだけでワイワイというあの大勢の声が耳元に蘇ってくるように感じる。親戚らとのキラキラした夏の優しい思い出の数々は、この胸に抱えきれないほどだ。
そう、彼らは明るいだけではない。皆一様に優しかった。
暖雪のことを腫れ物扱いしたり、意地悪をしたりするような者は一人もいなかった。分け隔てなく、自分たちの一員として迎え入れてくれたのだ。
本当にありがたいなと暖雪は心の底から思っている。
産まれてまもなく地方の駅のトイレに置き去りにされ、早良家に養子として引き取られた暖雪が、こんなに楽しい思い出をたくさん作れて、そのまま大人になることができたのだから。
*
母に代わって、今度は電話口から父親の声が聞こえてきた。すでに酔っぱらっているのか、少し呂律が回っていない。
『暖雪。元気にしてるか』
「はあい、元気だよ」
そういえば水が飲みたかったのだと思い出し、片手にカップを持った。蛇口から水をくみつつ、律儀に先ほどと同じやり取りを繰り返す。
『大海くんもいよいよこれから社会人なんだな。一人で日本に帰ってくるなんて立派になったなあ』
父親はそう感慨深げに言う。だが、やがて電話口の向こうで鼻をすすりはじめてしまった。
『大海くん。あ、あんなに小っちゃかったのに……、ううっ』
「よそんちの子にまでそこまで思い入れるのかよ」
暖雪の父親はいつも若干暑苦しい性格である。やや人情味に溢れすぎているというべきか。
『これが泣かずにいられるか……。いつまでも子供と思ってたけど、大人になっていってるんだなあ……』
「父さん、酔うと泣き上戸になるの、年々頻度高くなってってない……?」
水を飲みながら、しばらく父親のすすり泣きをBGMに待機する。この状態の父親には何を言っても無駄だ。
「ぐすっ……。とはいえ、まだ社会ではヒヨコだ。お前、ちゃんと面倒見てやれよ?』
「うん、そのつもりだけど……。けどやっぱ俺に何か役に立てることがあるとは思えないんだよな。今更だけどさ」
本人を目の前にしておきながら、暖雪はそう父親に愚痴った。当の大海は、なぜか謎のテンションでくすくすと笑っている。
『そんな難しく考えるな。大海くん、昔からまるでお前をお兄ちゃんみたいにして慕ってたからあ。お前のできる範囲で力になってやれ。喜ぶと思うぞ』
「はあ……」
「普通に協力して暮らしていけば大丈夫だ。これを機に、お前もまた一つ成長できるだろ』
(容易く言うなあ……)という喉から出かかった言葉を、暖雪は水と共にごくりと飲みこむ。なんだか、外堀を埋められている気分だ。そもそも、翔子叔母さんといいこの両親といい、みんながみんな人と仲良く楽しくやっていけるはずだという思考なのがすごいと思う。世の中に人との関わりを億劫に感じる人間などいるわけがないと思っているに違いない。つくづくこの親族には筋金入りの陽キャしかいないと思わせられる。
『二人とも明日まで休日なんだろ?離れてた分しっかり交流深めて、週明けから頑張れるようにな。それじゃ、お休み』
「はあい、分かった。お休み」
その言葉を最後に、暖雪は通話を切る。ふうと一息ついてから顔を上げると、にっこり顔の大海と目が合った。
「……何笑ってんだ?」
大海にスマホを返しながら問えば、「……くくくっ」という忍び笑いが返ってきた。怪訝な顔をする暖雪に、大海はいかにもおかしくてたまらないといった口調で、こんなことを言った。
「雪ちゃんがご両親と話すとまるで子供みたいになるの面白かった」
「んなっ……!?」
まさかの言葉に絶句してしまう。これはかなり心外だ。こっちは同居が決まってからというもの、どうすれば年上らしく頼りがいのある印象になれるか頭をフル回転で考えているというのに。
「ち、ちちちが、違う!普通に親と話してただけだろ!子供みたいってなんだ!」
「ふふっ。いやあ、早良家は仲良いね~。ほのぼのしちゃった~」
暖雪の抗議にもまったく動じることなく、大海は目尻を下げてずっと笑っている。どうやらよっぽどツボに入ったらしい。しまいには身体をくの字に曲げて、耐えきれない様子で大笑いしはじめてしまった。
(な、なんか調子狂う……!)
どうにかこの気持ちを言葉にしようとするも、なかなか上手くまとまらない。結局、自棄になったような台詞を吐くことしかできなかった。
「ああ~、そうかおかしいか。笑ってろ笑ってろ!」
自分は今不貞腐れたような顔になっているはずだ。目指している大人っぽい態度とはほど遠い。全く、なかなか上手くいかないものだ。
「……それじゃあな。俺もう寝るから。お休み」
暖雪はとうとう会話を放棄し、自室に向かうことに決めた。最後にちらりと見えた大海の顔は相変わらず満面の笑みだ。
「お休み~」という間延びした声に追いかけられ、僅かな心のくすぐったさを感じながらも「お休み」と返し、後ろ手にドアを閉める。
(なんなんだよ、もう……)
そわそわする。落ち着かない。バタン、という扉の閉まる音と共にようやく静寂の世界を手に入れ、ようやく暖雪はひと心地ついた。
「はあ~……」
今日という怒涛の一日が終わったという思いが込み上げてきて、一人ため息をつく。
そうして、今さらながらに気づいたことが一つあった。
からかわれたという思いでつい頭に血が上ってしまったが、それでも大海と話している最中全く嫌な感じがしなかったのだ。実に不思議な感覚だ。心地の良い何かが湧いてくるような気すらする。胸のあたりがむず痒い。首をひねりつつ、暖雪は部屋の中央まで歩いていきドサリとベッドに腰を下ろす。
(……まあ、何にせよ、あの少しも嫌みもない人間味ってのは才能だよな)
それが実に羨ましい。つい数分前まで激しく思い悩んでいたことを、忘れかけてしまうほどだった。あの笑顔、明るい声。それには本当に人を癒す力がある。他人の内側におかまいなしに入ってくるような言動とは裏腹に、彼は反感を買われない。昔からずっとそうだった。
(子供の時からあいつもあいつの家族も人好きのする性格で、いつも何がおかしいのか分かんないような会話でゲラゲラ笑ってたよなあ)
ベッドに全身を預けると、一日の疲れがどっと押し寄せてくる。目を閉じて、暖雪は大海と一緒に遊んだ懐かしい幼少期の日々を回想した。
昔から大海をはじめとした矢野家の面々は親戚の中でも特別明るく外交的なのだが、それ以外の叔父叔母も、祖父母も朗らかでとても人当りがいい。集まっておしゃべりをするのが大好きで、お盆などで一堂に会した時は、連日パーティーみたいだったのを覚えている。夜中までご馳走を食べてテレビを見てゲームをして……。彼らの中にいると、暖雪のような性格の人間でもとても楽しく過ごせた。年上年下の従兄弟らで交じり合って森へ蛍を見に行ったり、テーブルの大きなたらいにかち割りの氷を放ってもらいそうめんを食べたり、バーベキュー場でパチパチと弾ける炭を眺めてわくわくしながら肉や野菜が焼けるのを待ったり。
どれもこれも、思い返すだけでワイワイというあの大勢の声が耳元に蘇ってくるように感じる。親戚らとのキラキラした夏の優しい思い出の数々は、この胸に抱えきれないほどだ。
そう、彼らは明るいだけではない。皆一様に優しかった。
暖雪のことを腫れ物扱いしたり、意地悪をしたりするような者は一人もいなかった。分け隔てなく、自分たちの一員として迎え入れてくれたのだ。
本当にありがたいなと暖雪は心の底から思っている。
産まれてまもなく地方の駅のトイレに置き去りにされ、早良家に養子として引き取られた暖雪が、こんなに楽しい思い出をたくさん作れて、そのまま大人になることができたのだから。
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