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ハーレム第1章 ハーレム結成
ハーレムのはじまり
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「ううー!や、やめろ!ダメだってこんなのっ・・・・・・見るな見るな!」
ここまでの羞恥に耐えられるわけがない。こんな小さな子供たちに、こんなに快楽にずぶずぶになった大人の姿を見せるなんて、という罪悪感もすごい。いや、俺をこんな姿にした張本人は他でもないこの子たちではあるのだが。
だって、昨日まで、いやほんの一時間前まではいつもの様に菓子を食べながら七人でテレビとか観てたんだぞ。
俺はアルバイト代わりに自宅でこの子たちのシッターをしている。親同士が知り合いなのだが、この子らの習い事の終わる時間に親たちの都合が付かないことが多く、大学の授業がない日は俺が迎えに行って夜までうちで預かっている
子供の相手は得意な方なので、割がいいと思って引き受けた。六人は個性的ながらどの子も聞きわけが良く、俺のことを好いてくれている。
・・・・・・こんなことするほどに俺のことを好きだとは思ってなかったが。
今日も平凡で楽しい午後のひと時を過ごしていた。おやつの後片付けを終えて戻ってきた俺は、彼らのお気に入りのテレビ番組がそろそろ終わる時間だなと思い、「次何して遊ぶー?」と声をかけた。
すると今まで味わったことのない奇妙な空気が俺の部屋を満たした。可愛い子供たちは全員無言で、何か含みのある顔つきで俺をじっと見つめてくる。
だが俺はのん気にも、「何だ?どうした?何か新しい遊びでも思いついたか?」とにこにこしながら彼らの輪の中に入っていってしまったのだ。少しくらいのイタズラなら付き合ってやろうなんて思って。
自分の部屋がピラニアの水槽と化しているという考えはなかったね。
ラグに座り込む俺の周りに、子供たちがぞろぞろと集まる。なんかみんな距離近くない?と思ったものの、俺の危険察知センサーはまだ反応せず、「ん?何?」とか尋ねてた気がする。
そのまま彼らがお互いに目配せを交わし、赤火と梨黄が俺の両肩を左右から掴み、後ろに引っ張って押し倒される体勢にされても、「えー何?何ごっこ?これ」と俺はへらへらするだけだった。
彼らの目の不穏な動きにも気付かず。
「・・・・・・ようし、やるぞ」
「うん」
そんな掛け声と共に着ていたTシャツを二人によって首元まで捲り上げられた辺りで、ようやく何か起こる、と感づいたのだった。
「ちょ、ちょっと待て。何してんだ?おいちょっと、なんだこれ!?」
俺はもがいた。だが悲しいことに、下手に暴れて彼らのこの華奢な身体を傷つけてしまったらどうしようという思いが動きにブレーキをかけていた。ろくに身体を動かせてもらえずにTシャツを完全に取り払われてしまう。
さらに、赤火と梨黄の相手ばかりしていることもできなかった。
いつの間にか俺の両足は紫音と真白によってガッチリとホールドされており、さらに間に青太が入り込んでいた。青太が迷いのない手つきで俺のズボンのホックの部分を外す。
「ちょっと待ったシャレにならん!おい待て!」
・・・・・・と俺が言い終わると同時にチャックが開けられた。青太の手がパンツごと俺のズボンを脱がしにかかる。
「・・・・・・ん、脱がしにくいな。ひーくん、お尻上げてよ」
「ダメ!お前ら何してんだ!やめろ!なんだこれは!?」
そう叫ぶ俺に、赤火が答える。
「ひかり、いつも俺たちと遊んでくれて、時々ご飯も作ってくれて、俺たちひかりのこと大好きなんだよ」
いつものわんぱくさが含まれる声。手を焼かされることもあるけど可愛いと思っていたのに。なんでお前は今俺の右腕を掴んで二の腕を撫でているんだ。
彼の言葉を、俺の左腕を掴みながら指をなぞるように一本一本揉んでいる梨黄が受けてこう言う。
「そうそう。ひかりにいちゃんのこと大好き!それでね、ひかりにいちゃんの身体、いっぱい触ってみたくない?ってみんなで話してて」
「な、なんで!?どういうことだ!?」
「んー。ほら、大好きなものってさ、いっぱい触って撫でたいって思うじゃん。ウサギとかもさ。そしたらね、大人の人は大好きな人と裸になっていっぱい触りあったりするって本で読んだの思い出して」
そう無邪気に笑いながら話す梨黄。その言葉はまるでどこか遠い国の知らない言語のように俺の耳に響いた。
「梨黄がそう言うからさ、じゃあ俺たちでひかりのこといっぱい触って、気持ちよくさせようって。気持ちよくなってるひかり、見たいよなーってことになったんだよ」
赤火が締めくくる。待て、締めくくるな。説明を終えるな。冗談じゃないぞ。
俺は混乱しながらきょろきょろと辺りを見回す。
梨黄の横、俺の左の腰のところでじっとしている緑葉の姿が目に入った。
この子はすごく優しい子なんだ、自分より他人を優先してしまうほどに。
「りょ、緑葉助けてくれ!みんなを止めて!」
こうなったら頼みの綱はこの子しかいない。しかし彼はある一点に目を奪われたように釘付けになっている。
「緑葉・・・・・・?」
緑葉の物憂げな眼差しが、何かに憑かれたかのようにゆらりと揺れた。
「・・・・・・ひーちゃんのおへそと腰、すごくきれい。触ってみたい・・・・・・」
優しい彼の、優しい心が、好奇心に敗れ去った。
緑葉の手が俺の腹部をさらりと撫でる。
「んはあっ!?」
俺の背中がびくりと跳ねた。
「おお、緑葉、もう一回ひーくんのお腹触って。今ちょっと脱がしやすかった」
青太が淡々とした口調でそう言う。ただし手は相変わらずがっちりと俺のズボンを掴んで離さない。
「えー、じゃあ今度は腰触ってみようかな」
「やめろ!こらー!」
俺の制止を振り切って、緑葉の両手が俺の左右の腰に伸びた。そのままむにむにとリズミカルに両手を動かし始める。
「んんっ・・・・・・!やめっっ、ああ、ああー!!」
俺の力が抜ける瞬間を、青太は待ち構えていたらしい。
するりと俺の臀部からズボンとパンツが取られた。
「やった!紫音、真白、ちゃんと抑えててよ?」
青太の言葉を受けて、俺の両足を固定する二人の細い腕に力が込められたのが分かった。足元から彼らの会話が聞こえてくる。
「おお・・・・・・。ひかりにいちゃんの裸だ。すげー・・・・・・。ちんちんの周り、毛が生えてる・・・・・・」
「えー、紫音、見たことないの?俺こないだお兄ちゃんと一緒にお風呂入ったから。そのとき見たよ~、へへ」
「え、マジかよ真白。い、いいなあ・・・・・・。くそお、俺も今度一緒に入ろ!」
俺が何とか力を加減しつつ、身体を突っ張って青太たちを阻止しようとした時。
赤火と黄太の二人が耳を疑うようなことを言い出したのだ。
「よーし、乳首、触ろうぜ」
「うん。・・・・・・本当かなあ?大人の人は乳首触られて気持ちいいって」
普段たたかいごっことかして大騒ぎしてるくせに、どこでそんな・・・・・・。あ、梨黄が読んだって本か・・・・・・。愕然とする俺をよそに、とにかくものは試しとばかりに二人は同時に俺の乳首に手を伸ばして触りだした。
赤火はぐにぐにと引っ張るように。梨黄はくるくると乳輪をなぞるように。
「はあんっ!?や、やめ・・・・・・やめろっ!」
別に俺は飛びぬけて乳首が弱いわけではない・・・・・・はずだったのだが、このとんでもない状況の中で、多分色々とぶっ飛んでいたのだと思う。分かりやすく喘いでしまった。それが二人の気をよくさせてしまう。
「おー、効いてる効いてる!」
「よーし、いけいけー!やれやれー!」
以前ゲームで、敵のボスを突破する方法を見つけたときと同じ口調で二人は俺の乳首を。つねって摘んで突いて押しつぶして・・・・・・。俺は初めて両方の乳首を同時に弄ばれる感覚に、情けないことに意識が飛びかける。
「ひーちゃん、大丈夫かなあ?ちゃんと気持ちいいの?これ」
俺の腰周りを撫でていた緑葉が俺の顔を伺うように言う。
「んー、多分大丈夫!本に出てきた・・・・・・えーと、せっくす?してる人と似たような顔になってるし。これが気持ちいいってことなんだよ!」
梨黄、お前今度ゲームでボコボコにしてやるからな。覚えてろよ。
「・・・・・・それに、ひかりにいちゃんの声、・・・・・・なんかエロい」
な、なんだと・・・・・・。俺はサアッと青ざめる。
梨黄の言葉に、赤火も同調する。
「あー分かる!ちょっとさ、なんか・・・・・・、可愛いよな」
子供とは思えないような漲るオーラが赤火から出ている。
「う、うん・・・・・・それは確かに・・・・・・。なんか、可愛い」
緑葉!頬を染めるな!。
「って、・・・・・・あっ!?」
俺の喉から悲鳴にも似た声が出る。
上半身への刺激に気を取られているうちに、残る三人が俺の下半身から服を剥ぎ取ってしまったのだ。
もちろん乱暴にしては彼らを蹴飛ばして怪我をさせてしまう、という理由で思うように足を動かせなかったというのが大きいのだが。結果的に、実に彼らのいいように俺は全裸に剥かれてしまったのだ。
まだ太陽が明るい時間帯。
差し込む陽の光の中で、俺は普段面倒を見ている六人の子供たちの視線の下に一糸纏わぬ姿を晒していた。
信じたくないことに、彼らのテンションはこんな状況で上がっていく。
「ふー、やっと脱げた~」
「俺脚、脚触りたい!」
「おい、打ち合わせで言ったことちゃんと守れよ?ちんちんは最後にみんなで触るんだからな?特に真白!一人で勝手に触るなよ」
「は~い、ふふ、楽しみだなあ~」
俺を置き去りにしてどんどん話を進める子供たち。
多分ここが運命の分かれ道だ。穏便に行為を止めさせるならもうここが最後だ。そんな思いで俺は言う。
「おいもう止めてくれ!服返せ!やっちゃダメだこんなこと!」
だが、彼らに付いた炎は俺の思った以上に大きく大きく燃え上がっていたようだった。
「いやだ!ここで止めるなんて!もっとひかりを触りたい!」
吼える赤火。
「はあ、はあ、ひーくんの脚白い・・・・・・。舐めてみたい・・・・・・」
俺の左足を抱える青太。
「ひかりにいちゃん、気持ちいいんだよね?“かんじてる”んだよね?にいちゃんのちんちん、さっきよりも大きくなってる。本に書いてあったのと一緒だ」
俺の顔から足先までじっくりと視線を這わせる梨黄。
「ひーちゃんが気持ちよくなってくれたら、俺もすっごく嬉しい・・・・・・」
うっとりとする癒しのボイスで、俺の鼓膜までもとろけさせる緑葉。
「ここっ!ここ触るとすごいびくびくするよ?くすぐったいの好きなの?気持ちいいの?ひかりにいちゃん。いっぱいくすぐってあげる」
恐らく一番ヤバイ性癖に目覚めている紫音。
「俺まだ何もしてないもん。いっぱい触らせて?お兄ちゃん」
にこにこと天使の微笑みを見せる真白。
普段は聞き分けがいいのに!普段は聞き分けがいいのにー!
あとはもう、多勢に無勢。
どこか一箇所に意識を集中させてなんてもらえなかった。事前にどこまで彼らが打ち合わせをしていたのかは知る由もない。が、彼らは各々の興味と欲望の赴くままに俺を責めたてているように見えて、一方で仲の良さから自然に発揮されるチームプレイで、子供にはありえないほどの大きな快感を俺に与えてくるのだ。
ここまでの羞恥に耐えられるわけがない。こんな小さな子供たちに、こんなに快楽にずぶずぶになった大人の姿を見せるなんて、という罪悪感もすごい。いや、俺をこんな姿にした張本人は他でもないこの子たちではあるのだが。
だって、昨日まで、いやほんの一時間前まではいつもの様に菓子を食べながら七人でテレビとか観てたんだぞ。
俺はアルバイト代わりに自宅でこの子たちのシッターをしている。親同士が知り合いなのだが、この子らの習い事の終わる時間に親たちの都合が付かないことが多く、大学の授業がない日は俺が迎えに行って夜までうちで預かっている
子供の相手は得意な方なので、割がいいと思って引き受けた。六人は個性的ながらどの子も聞きわけが良く、俺のことを好いてくれている。
・・・・・・こんなことするほどに俺のことを好きだとは思ってなかったが。
今日も平凡で楽しい午後のひと時を過ごしていた。おやつの後片付けを終えて戻ってきた俺は、彼らのお気に入りのテレビ番組がそろそろ終わる時間だなと思い、「次何して遊ぶー?」と声をかけた。
すると今まで味わったことのない奇妙な空気が俺の部屋を満たした。可愛い子供たちは全員無言で、何か含みのある顔つきで俺をじっと見つめてくる。
だが俺はのん気にも、「何だ?どうした?何か新しい遊びでも思いついたか?」とにこにこしながら彼らの輪の中に入っていってしまったのだ。少しくらいのイタズラなら付き合ってやろうなんて思って。
自分の部屋がピラニアの水槽と化しているという考えはなかったね。
ラグに座り込む俺の周りに、子供たちがぞろぞろと集まる。なんかみんな距離近くない?と思ったものの、俺の危険察知センサーはまだ反応せず、「ん?何?」とか尋ねてた気がする。
そのまま彼らがお互いに目配せを交わし、赤火と梨黄が俺の両肩を左右から掴み、後ろに引っ張って押し倒される体勢にされても、「えー何?何ごっこ?これ」と俺はへらへらするだけだった。
彼らの目の不穏な動きにも気付かず。
「・・・・・・ようし、やるぞ」
「うん」
そんな掛け声と共に着ていたTシャツを二人によって首元まで捲り上げられた辺りで、ようやく何か起こる、と感づいたのだった。
「ちょ、ちょっと待て。何してんだ?おいちょっと、なんだこれ!?」
俺はもがいた。だが悲しいことに、下手に暴れて彼らのこの華奢な身体を傷つけてしまったらどうしようという思いが動きにブレーキをかけていた。ろくに身体を動かせてもらえずにTシャツを完全に取り払われてしまう。
さらに、赤火と梨黄の相手ばかりしていることもできなかった。
いつの間にか俺の両足は紫音と真白によってガッチリとホールドされており、さらに間に青太が入り込んでいた。青太が迷いのない手つきで俺のズボンのホックの部分を外す。
「ちょっと待ったシャレにならん!おい待て!」
・・・・・・と俺が言い終わると同時にチャックが開けられた。青太の手がパンツごと俺のズボンを脱がしにかかる。
「・・・・・・ん、脱がしにくいな。ひーくん、お尻上げてよ」
「ダメ!お前ら何してんだ!やめろ!なんだこれは!?」
そう叫ぶ俺に、赤火が答える。
「ひかり、いつも俺たちと遊んでくれて、時々ご飯も作ってくれて、俺たちひかりのこと大好きなんだよ」
いつものわんぱくさが含まれる声。手を焼かされることもあるけど可愛いと思っていたのに。なんでお前は今俺の右腕を掴んで二の腕を撫でているんだ。
彼の言葉を、俺の左腕を掴みながら指をなぞるように一本一本揉んでいる梨黄が受けてこう言う。
「そうそう。ひかりにいちゃんのこと大好き!それでね、ひかりにいちゃんの身体、いっぱい触ってみたくない?ってみんなで話してて」
「な、なんで!?どういうことだ!?」
「んー。ほら、大好きなものってさ、いっぱい触って撫でたいって思うじゃん。ウサギとかもさ。そしたらね、大人の人は大好きな人と裸になっていっぱい触りあったりするって本で読んだの思い出して」
そう無邪気に笑いながら話す梨黄。その言葉はまるでどこか遠い国の知らない言語のように俺の耳に響いた。
「梨黄がそう言うからさ、じゃあ俺たちでひかりのこといっぱい触って、気持ちよくさせようって。気持ちよくなってるひかり、見たいよなーってことになったんだよ」
赤火が締めくくる。待て、締めくくるな。説明を終えるな。冗談じゃないぞ。
俺は混乱しながらきょろきょろと辺りを見回す。
梨黄の横、俺の左の腰のところでじっとしている緑葉の姿が目に入った。
この子はすごく優しい子なんだ、自分より他人を優先してしまうほどに。
「りょ、緑葉助けてくれ!みんなを止めて!」
こうなったら頼みの綱はこの子しかいない。しかし彼はある一点に目を奪われたように釘付けになっている。
「緑葉・・・・・・?」
緑葉の物憂げな眼差しが、何かに憑かれたかのようにゆらりと揺れた。
「・・・・・・ひーちゃんのおへそと腰、すごくきれい。触ってみたい・・・・・・」
優しい彼の、優しい心が、好奇心に敗れ去った。
緑葉の手が俺の腹部をさらりと撫でる。
「んはあっ!?」
俺の背中がびくりと跳ねた。
「おお、緑葉、もう一回ひーくんのお腹触って。今ちょっと脱がしやすかった」
青太が淡々とした口調でそう言う。ただし手は相変わらずがっちりと俺のズボンを掴んで離さない。
「えー、じゃあ今度は腰触ってみようかな」
「やめろ!こらー!」
俺の制止を振り切って、緑葉の両手が俺の左右の腰に伸びた。そのままむにむにとリズミカルに両手を動かし始める。
「んんっ・・・・・・!やめっっ、ああ、ああー!!」
俺の力が抜ける瞬間を、青太は待ち構えていたらしい。
するりと俺の臀部からズボンとパンツが取られた。
「やった!紫音、真白、ちゃんと抑えててよ?」
青太の言葉を受けて、俺の両足を固定する二人の細い腕に力が込められたのが分かった。足元から彼らの会話が聞こえてくる。
「おお・・・・・・。ひかりにいちゃんの裸だ。すげー・・・・・・。ちんちんの周り、毛が生えてる・・・・・・」
「えー、紫音、見たことないの?俺こないだお兄ちゃんと一緒にお風呂入ったから。そのとき見たよ~、へへ」
「え、マジかよ真白。い、いいなあ・・・・・・。くそお、俺も今度一緒に入ろ!」
俺が何とか力を加減しつつ、身体を突っ張って青太たちを阻止しようとした時。
赤火と黄太の二人が耳を疑うようなことを言い出したのだ。
「よーし、乳首、触ろうぜ」
「うん。・・・・・・本当かなあ?大人の人は乳首触られて気持ちいいって」
普段たたかいごっことかして大騒ぎしてるくせに、どこでそんな・・・・・・。あ、梨黄が読んだって本か・・・・・・。愕然とする俺をよそに、とにかくものは試しとばかりに二人は同時に俺の乳首に手を伸ばして触りだした。
赤火はぐにぐにと引っ張るように。梨黄はくるくると乳輪をなぞるように。
「はあんっ!?や、やめ・・・・・・やめろっ!」
別に俺は飛びぬけて乳首が弱いわけではない・・・・・・はずだったのだが、このとんでもない状況の中で、多分色々とぶっ飛んでいたのだと思う。分かりやすく喘いでしまった。それが二人の気をよくさせてしまう。
「おー、効いてる効いてる!」
「よーし、いけいけー!やれやれー!」
以前ゲームで、敵のボスを突破する方法を見つけたときと同じ口調で二人は俺の乳首を。つねって摘んで突いて押しつぶして・・・・・・。俺は初めて両方の乳首を同時に弄ばれる感覚に、情けないことに意識が飛びかける。
「ひーちゃん、大丈夫かなあ?ちゃんと気持ちいいの?これ」
俺の腰周りを撫でていた緑葉が俺の顔を伺うように言う。
「んー、多分大丈夫!本に出てきた・・・・・・えーと、せっくす?してる人と似たような顔になってるし。これが気持ちいいってことなんだよ!」
梨黄、お前今度ゲームでボコボコにしてやるからな。覚えてろよ。
「・・・・・・それに、ひかりにいちゃんの声、・・・・・・なんかエロい」
な、なんだと・・・・・・。俺はサアッと青ざめる。
梨黄の言葉に、赤火も同調する。
「あー分かる!ちょっとさ、なんか・・・・・・、可愛いよな」
子供とは思えないような漲るオーラが赤火から出ている。
「う、うん・・・・・・それは確かに・・・・・・。なんか、可愛い」
緑葉!頬を染めるな!。
「って、・・・・・・あっ!?」
俺の喉から悲鳴にも似た声が出る。
上半身への刺激に気を取られているうちに、残る三人が俺の下半身から服を剥ぎ取ってしまったのだ。
もちろん乱暴にしては彼らを蹴飛ばして怪我をさせてしまう、という理由で思うように足を動かせなかったというのが大きいのだが。結果的に、実に彼らのいいように俺は全裸に剥かれてしまったのだ。
まだ太陽が明るい時間帯。
差し込む陽の光の中で、俺は普段面倒を見ている六人の子供たちの視線の下に一糸纏わぬ姿を晒していた。
信じたくないことに、彼らのテンションはこんな状況で上がっていく。
「ふー、やっと脱げた~」
「俺脚、脚触りたい!」
「おい、打ち合わせで言ったことちゃんと守れよ?ちんちんは最後にみんなで触るんだからな?特に真白!一人で勝手に触るなよ」
「は~い、ふふ、楽しみだなあ~」
俺を置き去りにしてどんどん話を進める子供たち。
多分ここが運命の分かれ道だ。穏便に行為を止めさせるならもうここが最後だ。そんな思いで俺は言う。
「おいもう止めてくれ!服返せ!やっちゃダメだこんなこと!」
だが、彼らに付いた炎は俺の思った以上に大きく大きく燃え上がっていたようだった。
「いやだ!ここで止めるなんて!もっとひかりを触りたい!」
吼える赤火。
「はあ、はあ、ひーくんの脚白い・・・・・・。舐めてみたい・・・・・・」
俺の左足を抱える青太。
「ひかりにいちゃん、気持ちいいんだよね?“かんじてる”んだよね?にいちゃんのちんちん、さっきよりも大きくなってる。本に書いてあったのと一緒だ」
俺の顔から足先までじっくりと視線を這わせる梨黄。
「ひーちゃんが気持ちよくなってくれたら、俺もすっごく嬉しい・・・・・・」
うっとりとする癒しのボイスで、俺の鼓膜までもとろけさせる緑葉。
「ここっ!ここ触るとすごいびくびくするよ?くすぐったいの好きなの?気持ちいいの?ひかりにいちゃん。いっぱいくすぐってあげる」
恐らく一番ヤバイ性癖に目覚めている紫音。
「俺まだ何もしてないもん。いっぱい触らせて?お兄ちゃん」
にこにこと天使の微笑みを見せる真白。
普段は聞き分けがいいのに!普段は聞き分けがいいのにー!
あとはもう、多勢に無勢。
どこか一箇所に意識を集中させてなんてもらえなかった。事前にどこまで彼らが打ち合わせをしていたのかは知る由もない。が、彼らは各々の興味と欲望の赴くままに俺を責めたてているように見えて、一方で仲の良さから自然に発揮されるチームプレイで、子供にはありえないほどの大きな快感を俺に与えてくるのだ。
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