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第二章 派手に、生まれ変わります!
65 魔法大会です!⑥
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「っぁあぁっっ……!」
クロエは強く地面に叩き付けられる。
防御する余裕もなく、コートニーの馬鹿みたいな威力の魔法は、彼女の身体を一瞬でぼろぼろにした。衣服を貫いて肌も切り刻み、傷口からじわりと赤い液体が滲んでいた。
「あはっ、もうスタミナ切れですかぁ~? 意外にあっけないんですね!」と、笑顔のコートニー。
地べたから異母妹を見上げる。彼女はニタニタと嫌らしく口元を歪めて、異母姉を見下げていた。
そして、更に上にいる継母。彼女も、娘に負けないくらいの底意地の悪い笑みを浮かべて、憎き継子を見下ろしていた。
(やっと効果が現れたわね……)
クリスはほくそ笑む。彼女は今朝、クロエに遅効性の毒薬を飲ませていた。闇魔法の呪いが入った特別な毒だ。
彼女は使用人の一人を買収して、朝食のスープに毒を混入させたのだ。
使用人を手駒に入れるのは大変だった。あのクロエの侍女の盗難騒ぎで、別邸から連れて来た者たちは全て解雇されたからだ。
それからは、使用人という名の監視者ばかりを置かれて、居心地の悪い日々を送っていた。
彼女は孤立無援の中でも味方を作ろうと画策した。
まずは使用人たちの背後関係を調べて、使えそうな情報を取捨選択した。
そこで、ささやかながらギャンブルを楽しんでいるという人物を見つけた。今回の実行犯の使用人の弟だ。
彼女はその人物に一度大きく勝たせてギャンブルに夢中にさせて、間もなくして破産させた。巨額な借金が残って、姉である使用人も困っていた。
そこにクリスが肩代わりを申し出て、代償として今回の犯行を命令したのだ。
このままでは家族が路頭に迷って、最悪は奴隷落ちするのではないかと恐怖していた使用人にとっては、天の恵みだった。彼女は縋る思いで提案を受け入れて、背に腹は代えられないと今朝の犯行に及んだのだった。
会場内では闇魔法は禁止されているが、ルールによると場外での言及はない。
それに毒は一時的なもので、効果の時間が切れると完全に肉体から消え去って、証拠が残らないようにしてある。
決勝戦にだけ、効果が現れれば良いのだ。
それは愛娘と継子の試合の、ほんの一時だけだ。
(万が一のときのために用意しておいて正解だったわ……)
クリスは扇の下でくすりと笑う。
コートニーがクロエなどに負けるはずはないと信じていたが、性格の悪いあの女のことだ、なにかしらの汚い策を準備している可能性はある。その前にこちらから仕掛けて、完全に潰そうと考えていた。
可能ならば、嗜虐趣味のあるレイン伯爵令息に始末してもらって、彼のコレクションに加わったクロエの惨めな姿を娘と一緒に見物したかったが、惜しくも失敗に終わってしまった。
水中の闇魔法を退けるなんて、やはりあの女は一筋縄にはいかないようだ。
でも、そんな奇跡ももう終わり。
聖女はじわじわと毒に侵されながら、これまで見下していた異母妹によって倒されるのだ。
(あの女が屈する姿を早く見たいわ……)
その暁には、これまでの報復を込めて、生きることが辛いくらいの苦痛を味あわせてやろう。自分たちが受けた屈辱の何十倍もの惨めな思いを与えてあげるのだ。
◆
(身体が動かない……!)
痺れは更に強くなって、クロエの肉体を蝕んだ。
この胸の奥から突き上げる苦痛は、毒を盛られたのだと、すぐに気付いた。
今思えば、レイン伯爵令息との試合時に覚えた違和感は毒が効き始めた合図だったのだ。あのとき、即座に違和感に対応していれば……と、歯痒かった。
「クロエっ!」
頭上からユリウスの声が聞こえた。目線だけで彼を追う。
彼はすぐにでも魔法で時を止めそうな勢いだったので、「ノー」と、重い頭を微かに振った。彼は一応は理解してくれたようで、不安げな表情で頷いてくれた。
この試合だけは、意地でもユリウスに頼りたくなかった。自分の、ちっぽけなプライドだ。
コートニーには、彼の手を借りないで己の力だけで勝ちたい。そうしないと、前へ進めない気がする。
純粋な魔力勝負。魔導士として、絶対に負けたくない。
ここで勝たなければ、仮に復讐を成功させても、胸の中にずっとモヤモヤが残る気がするから。
「…………」
血管の隅々までに巡る魔力に集中して、体内の毒の気配を探る。
おそらく、死に至るような強毒性の種類ではないだろう。
国王主催の大会でそんな恐ろしいことをすれば、すぐに騎士団が駆けつけて仕掛けた側が拘束されてしまう。いくら継母たちでも、そのような危険性のある行動をするはずがない。
ならば、一時的な効果の毒だと考えると合点がいく。
狙いは、今この瞬間。決勝戦に合わせて盛ったに違いない。
(きっと時間がたてば効果は自然に消える、ということなのよね……)
クロエは自身に喝を入れて、根性で痺れる上半身を起き上がらせる。そして、おもむろに胸に手を当てた。
いずれ消える毒ならば、時間を早めてさっさと消せばいい。一時的に苦しみが押し寄せて来るかもしれないが、ほんの少しだけの我慢だ。
(時の流れよ……!)
魔法をかける。
刹那、心臓を握りつぶしそうな圧迫感が彼女を襲った。
「うっ……」
辛い。痛い。苦しい。……でも、耐えるしかない。
コートニーなんかに、絶対に負けない!
「ああぁっ……!」
クロエの断末魔のような叫び声が一瞬聞こえたかと思うと、すぐに静かになった。観客たちは、何事かと固唾を呑んで聖女を見つめる。
静寂。
そして、
ドン――と、力強い足音を立てて、クロエは立ち上がった。
「なっ……なんですって!?」
クリスは目を剥く。
「なんで……なんで立ち上がれるのっ!?」
コートニーは思わず絶叫した。毒に侵されているはずの異母姉が堂々と立っているのだ。
信じられなかった。闇魔法で正確に計算して調合された毒の効果が消えているなんて。何度も実験したのに、おかしい。
やはり、あの女は奇跡を起こす聖女なのだろうか……。
「死ねっ!」
はっと我に返ったコートニーは、再びクロエに攻撃を仕掛けた。
さっきよりも巨大な魔法の弾だ。今度こそ確実に異母姉を仕留めようと、ありったけの魔力を込めて、連続で撃ち込んだ。それこそ、逃げる隙間もないくらいに。
けたたましい爆発音が鳴り響く。地鳴りのような音と、大地の震え。黒煙が太陽を隠した。
「やった……」
コートニーは乾いた笑いをこぼす。あれだけやったら、あの聖女もかわすことができないだろう。
自分の勝ちだ。これで、あの女の名誉もプライドもズタズタだ。
しばらくして、煙の間から太陽の光が漏れ始める。彼女は異母姉が無様に倒れている姿を見ようと、一歩近付いた。
そのときだった。
「あら、もうおしまい?」
異母姉の、いつもの小馬鹿にしたような腹立たしい声が聞こえる。その前には、ついさっき自分が放ったはずの魔法がふわふわと浮かんでいた。
「そっ、そんなことって……!」
あれだけ爆撃して、あの女に直撃したはずなのに。弾は撃ち切ったはずなのに。
(なんで、あたしが放つ前の状態になっているの!?)
クロエは冷酷に笑う。
ただ恐ろしくて、コートニーは総毛立った。
「じゃあ、これはお返しするわね」
次の瞬間、おびただしい数の魔法の弾がコートニーに降り注ぐ。
「きゃっ……」
急いで防御魔法を発動させる。
しかし、圧倒的な量の魔法は、分厚い保護膜さえも貫いた。
「きゃああぁぁぁぁっ!!」
コートニーの悲鳴。耳をつんざくような爆発音は、その声も掻き消した。
「ねぇ、コートニー」
クロエは独り言のようにポツリと呟く。
そして、口元を歪めて小さく嗤った。
「私、聖女なんかじゃないわ…………」
クロエは強く地面に叩き付けられる。
防御する余裕もなく、コートニーの馬鹿みたいな威力の魔法は、彼女の身体を一瞬でぼろぼろにした。衣服を貫いて肌も切り刻み、傷口からじわりと赤い液体が滲んでいた。
「あはっ、もうスタミナ切れですかぁ~? 意外にあっけないんですね!」と、笑顔のコートニー。
地べたから異母妹を見上げる。彼女はニタニタと嫌らしく口元を歪めて、異母姉を見下げていた。
そして、更に上にいる継母。彼女も、娘に負けないくらいの底意地の悪い笑みを浮かべて、憎き継子を見下ろしていた。
(やっと効果が現れたわね……)
クリスはほくそ笑む。彼女は今朝、クロエに遅効性の毒薬を飲ませていた。闇魔法の呪いが入った特別な毒だ。
彼女は使用人の一人を買収して、朝食のスープに毒を混入させたのだ。
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それからは、使用人という名の監視者ばかりを置かれて、居心地の悪い日々を送っていた。
彼女は孤立無援の中でも味方を作ろうと画策した。
まずは使用人たちの背後関係を調べて、使えそうな情報を取捨選択した。
そこで、ささやかながらギャンブルを楽しんでいるという人物を見つけた。今回の実行犯の使用人の弟だ。
彼女はその人物に一度大きく勝たせてギャンブルに夢中にさせて、間もなくして破産させた。巨額な借金が残って、姉である使用人も困っていた。
そこにクリスが肩代わりを申し出て、代償として今回の犯行を命令したのだ。
このままでは家族が路頭に迷って、最悪は奴隷落ちするのではないかと恐怖していた使用人にとっては、天の恵みだった。彼女は縋る思いで提案を受け入れて、背に腹は代えられないと今朝の犯行に及んだのだった。
会場内では闇魔法は禁止されているが、ルールによると場外での言及はない。
それに毒は一時的なもので、効果の時間が切れると完全に肉体から消え去って、証拠が残らないようにしてある。
決勝戦にだけ、効果が現れれば良いのだ。
それは愛娘と継子の試合の、ほんの一時だけだ。
(万が一のときのために用意しておいて正解だったわ……)
クリスは扇の下でくすりと笑う。
コートニーがクロエなどに負けるはずはないと信じていたが、性格の悪いあの女のことだ、なにかしらの汚い策を準備している可能性はある。その前にこちらから仕掛けて、完全に潰そうと考えていた。
可能ならば、嗜虐趣味のあるレイン伯爵令息に始末してもらって、彼のコレクションに加わったクロエの惨めな姿を娘と一緒に見物したかったが、惜しくも失敗に終わってしまった。
水中の闇魔法を退けるなんて、やはりあの女は一筋縄にはいかないようだ。
でも、そんな奇跡ももう終わり。
聖女はじわじわと毒に侵されながら、これまで見下していた異母妹によって倒されるのだ。
(あの女が屈する姿を早く見たいわ……)
その暁には、これまでの報復を込めて、生きることが辛いくらいの苦痛を味あわせてやろう。自分たちが受けた屈辱の何十倍もの惨めな思いを与えてあげるのだ。
◆
(身体が動かない……!)
痺れは更に強くなって、クロエの肉体を蝕んだ。
この胸の奥から突き上げる苦痛は、毒を盛られたのだと、すぐに気付いた。
今思えば、レイン伯爵令息との試合時に覚えた違和感は毒が効き始めた合図だったのだ。あのとき、即座に違和感に対応していれば……と、歯痒かった。
「クロエっ!」
頭上からユリウスの声が聞こえた。目線だけで彼を追う。
彼はすぐにでも魔法で時を止めそうな勢いだったので、「ノー」と、重い頭を微かに振った。彼は一応は理解してくれたようで、不安げな表情で頷いてくれた。
この試合だけは、意地でもユリウスに頼りたくなかった。自分の、ちっぽけなプライドだ。
コートニーには、彼の手を借りないで己の力だけで勝ちたい。そうしないと、前へ進めない気がする。
純粋な魔力勝負。魔導士として、絶対に負けたくない。
ここで勝たなければ、仮に復讐を成功させても、胸の中にずっとモヤモヤが残る気がするから。
「…………」
血管の隅々までに巡る魔力に集中して、体内の毒の気配を探る。
おそらく、死に至るような強毒性の種類ではないだろう。
国王主催の大会でそんな恐ろしいことをすれば、すぐに騎士団が駆けつけて仕掛けた側が拘束されてしまう。いくら継母たちでも、そのような危険性のある行動をするはずがない。
ならば、一時的な効果の毒だと考えると合点がいく。
狙いは、今この瞬間。決勝戦に合わせて盛ったに違いない。
(きっと時間がたてば効果は自然に消える、ということなのよね……)
クロエは自身に喝を入れて、根性で痺れる上半身を起き上がらせる。そして、おもむろに胸に手を当てた。
いずれ消える毒ならば、時間を早めてさっさと消せばいい。一時的に苦しみが押し寄せて来るかもしれないが、ほんの少しだけの我慢だ。
(時の流れよ……!)
魔法をかける。
刹那、心臓を握りつぶしそうな圧迫感が彼女を襲った。
「うっ……」
辛い。痛い。苦しい。……でも、耐えるしかない。
コートニーなんかに、絶対に負けない!
「ああぁっ……!」
クロエの断末魔のような叫び声が一瞬聞こえたかと思うと、すぐに静かになった。観客たちは、何事かと固唾を呑んで聖女を見つめる。
静寂。
そして、
ドン――と、力強い足音を立てて、クロエは立ち上がった。
「なっ……なんですって!?」
クリスは目を剥く。
「なんで……なんで立ち上がれるのっ!?」
コートニーは思わず絶叫した。毒に侵されているはずの異母姉が堂々と立っているのだ。
信じられなかった。闇魔法で正確に計算して調合された毒の効果が消えているなんて。何度も実験したのに、おかしい。
やはり、あの女は奇跡を起こす聖女なのだろうか……。
「死ねっ!」
はっと我に返ったコートニーは、再びクロエに攻撃を仕掛けた。
さっきよりも巨大な魔法の弾だ。今度こそ確実に異母姉を仕留めようと、ありったけの魔力を込めて、連続で撃ち込んだ。それこそ、逃げる隙間もないくらいに。
けたたましい爆発音が鳴り響く。地鳴りのような音と、大地の震え。黒煙が太陽を隠した。
「やった……」
コートニーは乾いた笑いをこぼす。あれだけやったら、あの聖女もかわすことができないだろう。
自分の勝ちだ。これで、あの女の名誉もプライドもズタズタだ。
しばらくして、煙の間から太陽の光が漏れ始める。彼女は異母姉が無様に倒れている姿を見ようと、一歩近付いた。
そのときだった。
「あら、もうおしまい?」
異母姉の、いつもの小馬鹿にしたような腹立たしい声が聞こえる。その前には、ついさっき自分が放ったはずの魔法がふわふわと浮かんでいた。
「そっ、そんなことって……!」
あれだけ爆撃して、あの女に直撃したはずなのに。弾は撃ち切ったはずなのに。
(なんで、あたしが放つ前の状態になっているの!?)
クロエは冷酷に笑う。
ただ恐ろしくて、コートニーは総毛立った。
「じゃあ、これはお返しするわね」
次の瞬間、おびただしい数の魔法の弾がコートニーに降り注ぐ。
「きゃっ……」
急いで防御魔法を発動させる。
しかし、圧倒的な量の魔法は、分厚い保護膜さえも貫いた。
「きゃああぁぁぁぁっ!!」
コートニーの悲鳴。耳をつんざくような爆発音は、その声も掻き消した。
「ねぇ、コートニー」
クロエは独り言のようにポツリと呟く。
そして、口元を歪めて小さく嗤った。
「私、聖女なんかじゃないわ…………」
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