203 / 220
その後の話:未来の話をしよう
第10話 恋話
しおりを挟む
「……ということなんですよ」
「……だからティンバーがやたらと、僕の傍にやって来るのか……」
ハルは少し困った表情を浮かべ、レシオの話を聞いていた。話を聞く彼の目は、ぱちぱち爆ぜる焚き火に向けられている。
サスティ駆除の後、身体を清めたり死体の後始末をしたりと、思ったよりも時間が掛かったため、少し進んだ場所で一晩過ごす事となったのだ。
もうすでに時間は真夜中。辺りは闇に包まれ、彼らが過ごす場所だけが焚き火の光によって、赤く照らされている。
ハルが見張りの交代の時間で起きて来た為、丁度いいタイミングだと思ったレシオが、ティンバーの件を話しているのだ。
ちなみにティンバーは、二人の後ろで寝袋に入ってぐっすり眠っている。サスティの件で、いつも以上に疲れているのだろう。小声でしゃべっているので、万が一彼女が起きていても話を聞かれる心配はない。
レシオはそんな妹をチラ見しながら、ハルに頭を下げた。
「ほんとすみません……。あいつ、結構惚れっぽいんですよ。でも、迷惑だって言って貰ったらそれ以上追うこともないので、遠慮なく言っちゃって下さい」
「それはちょっと……、可哀想すぎないか?」
レシオの容赦ない言葉に、ハルは顔をしかめた。ティンバーに惚れられている件を聞かされて少し困った様子を見せていたが、さすがに本人目の前にして迷惑だと言い切れるほど、鋼のメンタルは持ち合わせていない。
しかし、
「変に期待を持たせる方が、可哀想ですから」
レシオは、ハルの優しさをきっぱり否定した。彼の言葉があまりに正論だったため、ハルは何も言い返せなかったが、その表情には何か言い返したいという気持ちが現れている。レシオのようにきっぱりと割り切れないのだろう。
そんなハルに、レシオは笑って気にするなと言った。
「ティンバーの好きになっちゃいました騒動は、今回が初めてじゃないんですよ? その度に、振り回される俺の身にもなって下さいよ。ちゃんと断って貰った方が、俺にとっても俺にとってもいい事なんです」
「……結局、君にしか良い事ないじゃないか……」
「あれ? ティンバーにとってもって言おうと思ったのに、心の声が出ちゃいましたか」
「……本音が隠せない程、君、家族に振り回されているんだな……」
レシオの態度から、彼がどれだけ家族――主に父と妹に振り回され、迷惑を被っているのかが分かったようだ。焚き火の光がちらちら映る青い瞳は、同情と憐れみを湛えている。
ハルは再び焚火へと視線を戻すと、困った表情を浮かべた。
「まあ……、彼女の気持ちは嬉しいが……、でも……」
「でも? 何ですか?」
「あっ……」
ハルが、しまったという表情を浮かべた。しかしゴシップ好きのレシオが、彼から漏れた言葉の裏側を聞き逃すわけがない。最後の一言が、何を意味しているのかピンときたのか、滅茶苦茶ワクワクした表情を浮かべ、ハルに近づいた。
「でも、何ですか? もしかして……、ハルにも好きな人が?」
「……ハルに『も』という事は……、君にも想い人が?」
「……あ」
思わず口を滑らせてしまったレシオは、小さな声と同時に自分の口を手で抑えた。しかし、漏れた言葉をなかった事にする事は出来ない。
自分がハルに対してした行為が、そのまま返って来た事に対し、レシオは吹き出すと肩を震わせて笑った。もちろん夜中であるし、後ろでティンバーが眠っているので、少し声は落とし気味だったが。
ハルはそんな彼を見て、口元を緩めている。笑っているようだがしかし、どこか心の底から笑えずにいる様子が伺えた。
笑いを止め何とか呼吸と整えると、レシオは目元を拭った。
「もしティンバーが告って来たら、好きな人がいるって言って下さい。きっとあいつも諦めると思いますから。それにしても……、ハルの好きな人ってどんな方なんですか? 何歳ぐらい? 好きになったきっかけは? てかどこに住んでる人ですか?」
「……何か急にぐいぐい来るな、君は……」
「いやあー、他人の恋愛話って楽しいじゃないですかー」
「……だからと言って、僕の恋愛話で楽しむのはやめてくれ」
矢継ぎ早に次々と質問を繰り出すレシオに、ハルは迷惑そうな表情を浮かべると、拳一つ分程彼から距離をとった。しかし、すぐさまその空いた距離を、レシオが埋める。2,3回それを繰り返していたが、水色の瞳が期待に満ちて輝いているのを見て、ハルは観念したようにふっと息を吐き出した。
「……子どもの頃の友人だ」
「へえ~、ふうーん、幼馴染系ですか。いいですねー。それで?」
「……それだけだ」
「へっ?」
「……幼いころに会って、それっきりだ。きっと相手は……、僕と出会ったことすら覚えていないだろう」
先ほどまでのニヤニヤは影を潜め、代わりに少し真面目な表情がレシオの顔に浮かび上がった。
ハルの好きな人は子どもの頃の友人で、ずっと会っていないらしい。それなのに大きくなった今でも、その友人の事を想っているのだ。自分と同じ境遇に、レシオの心が切ない反応を見せた。みぞおち辺りが重くなり、胸の奥がキューっと苦しくなる。
レシオの変化に気づいたハルは、自分の話から彼の話へと話題を変えた。
「僕の事はもういいだろ。そういう君の想い人は……、どういう人なんだ?」
「えっ、俺ですか? 俺は……」
ハルの話によって、思考が深くに沈みかけていたレシオは、慌てて言葉を返した。しかし、いざ自分の好きな人の事を聞かれると、正直困る。過去、城の人間に木の上の少女の事を尋ね、最後には頭の心配をされたトラウマがあるからだ。
レシオは慎重に言葉を選びながら、自分の想い人について語り出した。
「えっとですね……。俺の好きな人は……、どこの誰だか分からないんですよね」
「えっ?」
ハルが驚く短い声が響いた。彼の反応に、少し困惑した笑いながら言葉を続ける。
「どこの誰だか分からないのに、出会って好きになったんですよね。それを今もずっと引きずってるって感じですよ」
「出会って好きって事は……、一目惚れってやつか?」
ハルの言葉に、レシオは腕を組んで記憶を探った。しかし想い人である少女の記憶は、木の上で泣いているのを発見してから、彼らが木から落下するまでの短い間しか残っていない。
それしか記憶にない以上、好きになったタイミングは一目惚れとしか言いようがない。
“まあ……、めっちゃ可愛かったもんな……”
ぼんやりした記憶の中、少女の美しさだけは鮮明に記憶に残っている。それらの情報を合わせると、
「一目惚れ……なのかなあ……。そうかもしれませんね」
まだ納得がいかない気がするのだが、レシオはそう結論付けた。ふと隣を見ると、ハルが顎に手を当てて険しい表情を浮かべている。レシオがこちらを見ているのに気づいた彼は、すぐさま先ほど話を聞き始めていた表情へと戻した。
「ハル、そんな顔しないで下さいよ。これでも俺、まだあきらめてないんです。いつか見つけ出すって心に決めてますから」
ハルがまるで自分の事のように心を痛め、険しい表情を浮かべていたと思ったレシオは、明るい口調で決意を表した。その瞳には、いつも飄々としている彼とは違う、決意に満ちた光を湛えている。
「……そうか、君は強いな」
そんな彼を称えるように、ハルは小さく笑った、はずだったがあまりにも小さな変化だったため、レシオには分からなかった。ただ言葉だけが伝わり、王子はありがとうの代わりに小さく会釈をした。
「……だからティンバーがやたらと、僕の傍にやって来るのか……」
ハルは少し困った表情を浮かべ、レシオの話を聞いていた。話を聞く彼の目は、ぱちぱち爆ぜる焚き火に向けられている。
サスティ駆除の後、身体を清めたり死体の後始末をしたりと、思ったよりも時間が掛かったため、少し進んだ場所で一晩過ごす事となったのだ。
もうすでに時間は真夜中。辺りは闇に包まれ、彼らが過ごす場所だけが焚き火の光によって、赤く照らされている。
ハルが見張りの交代の時間で起きて来た為、丁度いいタイミングだと思ったレシオが、ティンバーの件を話しているのだ。
ちなみにティンバーは、二人の後ろで寝袋に入ってぐっすり眠っている。サスティの件で、いつも以上に疲れているのだろう。小声でしゃべっているので、万が一彼女が起きていても話を聞かれる心配はない。
レシオはそんな妹をチラ見しながら、ハルに頭を下げた。
「ほんとすみません……。あいつ、結構惚れっぽいんですよ。でも、迷惑だって言って貰ったらそれ以上追うこともないので、遠慮なく言っちゃって下さい」
「それはちょっと……、可哀想すぎないか?」
レシオの容赦ない言葉に、ハルは顔をしかめた。ティンバーに惚れられている件を聞かされて少し困った様子を見せていたが、さすがに本人目の前にして迷惑だと言い切れるほど、鋼のメンタルは持ち合わせていない。
しかし、
「変に期待を持たせる方が、可哀想ですから」
レシオは、ハルの優しさをきっぱり否定した。彼の言葉があまりに正論だったため、ハルは何も言い返せなかったが、その表情には何か言い返したいという気持ちが現れている。レシオのようにきっぱりと割り切れないのだろう。
そんなハルに、レシオは笑って気にするなと言った。
「ティンバーの好きになっちゃいました騒動は、今回が初めてじゃないんですよ? その度に、振り回される俺の身にもなって下さいよ。ちゃんと断って貰った方が、俺にとっても俺にとってもいい事なんです」
「……結局、君にしか良い事ないじゃないか……」
「あれ? ティンバーにとってもって言おうと思ったのに、心の声が出ちゃいましたか」
「……本音が隠せない程、君、家族に振り回されているんだな……」
レシオの態度から、彼がどれだけ家族――主に父と妹に振り回され、迷惑を被っているのかが分かったようだ。焚き火の光がちらちら映る青い瞳は、同情と憐れみを湛えている。
ハルは再び焚火へと視線を戻すと、困った表情を浮かべた。
「まあ……、彼女の気持ちは嬉しいが……、でも……」
「でも? 何ですか?」
「あっ……」
ハルが、しまったという表情を浮かべた。しかしゴシップ好きのレシオが、彼から漏れた言葉の裏側を聞き逃すわけがない。最後の一言が、何を意味しているのかピンときたのか、滅茶苦茶ワクワクした表情を浮かべ、ハルに近づいた。
「でも、何ですか? もしかして……、ハルにも好きな人が?」
「……ハルに『も』という事は……、君にも想い人が?」
「……あ」
思わず口を滑らせてしまったレシオは、小さな声と同時に自分の口を手で抑えた。しかし、漏れた言葉をなかった事にする事は出来ない。
自分がハルに対してした行為が、そのまま返って来た事に対し、レシオは吹き出すと肩を震わせて笑った。もちろん夜中であるし、後ろでティンバーが眠っているので、少し声は落とし気味だったが。
ハルはそんな彼を見て、口元を緩めている。笑っているようだがしかし、どこか心の底から笑えずにいる様子が伺えた。
笑いを止め何とか呼吸と整えると、レシオは目元を拭った。
「もしティンバーが告って来たら、好きな人がいるって言って下さい。きっとあいつも諦めると思いますから。それにしても……、ハルの好きな人ってどんな方なんですか? 何歳ぐらい? 好きになったきっかけは? てかどこに住んでる人ですか?」
「……何か急にぐいぐい来るな、君は……」
「いやあー、他人の恋愛話って楽しいじゃないですかー」
「……だからと言って、僕の恋愛話で楽しむのはやめてくれ」
矢継ぎ早に次々と質問を繰り出すレシオに、ハルは迷惑そうな表情を浮かべると、拳一つ分程彼から距離をとった。しかし、すぐさまその空いた距離を、レシオが埋める。2,3回それを繰り返していたが、水色の瞳が期待に満ちて輝いているのを見て、ハルは観念したようにふっと息を吐き出した。
「……子どもの頃の友人だ」
「へえ~、ふうーん、幼馴染系ですか。いいですねー。それで?」
「……それだけだ」
「へっ?」
「……幼いころに会って、それっきりだ。きっと相手は……、僕と出会ったことすら覚えていないだろう」
先ほどまでのニヤニヤは影を潜め、代わりに少し真面目な表情がレシオの顔に浮かび上がった。
ハルの好きな人は子どもの頃の友人で、ずっと会っていないらしい。それなのに大きくなった今でも、その友人の事を想っているのだ。自分と同じ境遇に、レシオの心が切ない反応を見せた。みぞおち辺りが重くなり、胸の奥がキューっと苦しくなる。
レシオの変化に気づいたハルは、自分の話から彼の話へと話題を変えた。
「僕の事はもういいだろ。そういう君の想い人は……、どういう人なんだ?」
「えっ、俺ですか? 俺は……」
ハルの話によって、思考が深くに沈みかけていたレシオは、慌てて言葉を返した。しかし、いざ自分の好きな人の事を聞かれると、正直困る。過去、城の人間に木の上の少女の事を尋ね、最後には頭の心配をされたトラウマがあるからだ。
レシオは慎重に言葉を選びながら、自分の想い人について語り出した。
「えっとですね……。俺の好きな人は……、どこの誰だか分からないんですよね」
「えっ?」
ハルが驚く短い声が響いた。彼の反応に、少し困惑した笑いながら言葉を続ける。
「どこの誰だか分からないのに、出会って好きになったんですよね。それを今もずっと引きずってるって感じですよ」
「出会って好きって事は……、一目惚れってやつか?」
ハルの言葉に、レシオは腕を組んで記憶を探った。しかし想い人である少女の記憶は、木の上で泣いているのを発見してから、彼らが木から落下するまでの短い間しか残っていない。
それしか記憶にない以上、好きになったタイミングは一目惚れとしか言いようがない。
“まあ……、めっちゃ可愛かったもんな……”
ぼんやりした記憶の中、少女の美しさだけは鮮明に記憶に残っている。それらの情報を合わせると、
「一目惚れ……なのかなあ……。そうかもしれませんね」
まだ納得がいかない気がするのだが、レシオはそう結論付けた。ふと隣を見ると、ハルが顎に手を当てて険しい表情を浮かべている。レシオがこちらを見ているのに気づいた彼は、すぐさま先ほど話を聞き始めていた表情へと戻した。
「ハル、そんな顔しないで下さいよ。これでも俺、まだあきらめてないんです。いつか見つけ出すって心に決めてますから」
ハルがまるで自分の事のように心を痛め、険しい表情を浮かべていたと思ったレシオは、明るい口調で決意を表した。その瞳には、いつも飄々としている彼とは違う、決意に満ちた光を湛えている。
「……そうか、君は強いな」
そんな彼を称えるように、ハルは小さく笑った、はずだったがあまりにも小さな変化だったため、レシオには分からなかった。ただ言葉だけが伝わり、王子はありがとうの代わりに小さく会釈をした。
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢の断罪現場に居合わせた私が巻き込まれた悲劇
藍生蕗
ファンタジー
悪役令嬢と揶揄される公爵令嬢フィラデラが公の場で断罪……されている。
トリアは会場の端でその様を傍観していたが、何故か急に自分の名前が出てきた事に動揺し、思わず返事をしてしまう。
会場が注目する中、聞かれる事に答える度に場の空気は悪くなって行って……
もういらないと言われたので隣国で聖女やります。
ゆーぞー
ファンタジー
孤児院出身のアリスは5歳の時に天女様の加護があることがわかり、王都で聖女をしていた。
しかし国王が崩御したため、国外追放されてしまう。
しかし隣国で聖女をやることになり、アリスは幸せを掴んでいく。
【完結】王甥殿下の幼な妻
花鶏
ファンタジー
領地経営の傾いた公爵家と、援助を申し出た王弟家。領地の権利移譲を円滑に進めるため、王弟の長男マティアスは公爵令嬢リリアと結婚させられた。しかしマティアスにはまだ独身でいたい理由があってーーー
生真面目不器用なマティアスと、ちょっと変わり者のリリアの歳の差結婚譚。
なんちゃって西洋風ファンタジー。
※ 小説家になろうでも掲載してます。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】ちびっこ錬金術師は愛される
あろえ
ファンタジー
「もう大丈夫だから。もう、大丈夫だから……」
生死を彷徨い続けた子供のジルは、献身的に看病してくれた姉エリスと、エリクサーを譲ってくれた錬金術師アーニャのおかげで、苦しめられた呪いから解放される。
三年にわたって寝込み続けたジルは、その間に蘇った前世の記憶を夢だと勘違いした。朧げな記憶には、不器用な父親と料理を作った思い出しかないものの、料理と錬金術の作業が似ていることから、恩を返すために錬金術師を目指す。
しかし、錬金術ギルドで試験を受けていると、エリクサーにまつわる不思議な疑問が浮かび上がってきて……。
これは、『ありがとう』を形にしようと思うジルが、錬金術師アーニャにリードされ、無邪気な心でアイテムを作り始めるハートフルストーリー!
【完結】彼女以外、みんな思い出す。
❄️冬は つとめて
ファンタジー
R15をつける事にしました。
幼い頃からの婚約者、この国の第二王子に婚約破棄を告げられ。あらぬ冤罪を突きつけられたリフィル。この場所に誰も助けてくれるものはいない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる