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番外編:目覚めたら親友の娘が隣で寝てて責任とれとぐいぐい迫ってくるんだが
第13話 でもその相手は、俺じゃない。
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ステラの口元が歪んだ。
目尻に光るものが見えたかと思うと、ポロリと下に落ちた。
涙だ。
彼女が静かに泣いている。
先ほどの激しさなど、まるでなかったかのように。
良心が痛む。
ステラのことが嫌いなわけじゃない。
むしろ逆だ。
産まれてからずっと見守ってきた存在だからこそ、彼女には最高に幸せになって欲しい。
今までも、
これから先も、
何をもってしても決して揺らぐことのない願いだ。
内を占める罪悪感を堪えながら、出来るだけ穏やかな雰囲気を保とうと笑ってみせた。
「大丈夫だよ。ステラちゃんなら、すぐに良い人が見つかるさ。俺みたいな男がタイプなら、探せばいくらでも――」
「でも、ディディスは一人しかいないっ‼ 私はあなたが好きなの! あなたみたいなタイプじゃ駄目なのっ‼ あなたじゃなきゃ……」
俺の言葉を遮りステラが叫びながら、この腕を掴んだ。
大人の俺が痛いと感じるほどの力が、彼女の想いを言葉なく語る。
だけど彼女の想いから目を反らすと、出来るだけ自然な形でそっと腕から手を外した。
「ステラちゃんは、まだこの狭い世界しか知らないからな。もっと広い世界に出たら、俺以上の良い男なんて、ごまんといるからね?」
「狭い世界しか知らないって……この村からだって出てるし、魔道具の青空市場やヘイドリックさんのお店のお手伝いだってしてるわっ! 私を子ども扱いしないで!」
「……俺から見れば十分狭いよ。このマーレ王国の外にも出たことないでしょ?」
この発言には、内心苦笑いしか出来なかった。
14歳の少女が体験できる世界なんて、たかが知れてる。
俺は勇者候補時代、魔素対応のためにシオンと共に国中を飛び回っていた。今だって様々な研究や調査の為に、色んな村や町、いやマーレ王国に留まらず色んな国を飛び回っている。
ステラもそれを知っているからか、悔しそうにぎゅっと結ばれた唇から反論は出てこなかった。
そんな彼女を追い詰めるため、質問を重ねる。
「それに君のご両親の反応はどうだった? 手放しに喜んでくれた?」
「そ、それは……」
ステラの言葉が詰まった。
赤い瞳は父親が座っていた椅子に向けられ、すぐさま眉間に皺を寄せながらテーブルの上で握られた自身の両手へと戻った。
そりゃそうだろな……。
あの時、昇天しそうになってたシオンの姿を思い出すと、俺の質問に対し肯定的な返答は出来ないはず。
さあ。
最後の一押しだ。
「あれが普通の反応だよ。14歳の未来あるステラちゃんの伴侶が、41歳のおっさんだなんて、誰の目から見てもおかしいんだよ。今までステラちゃんの世界には、きっと異性が俺ぐらいしかいなかったから好きだって勘違いしてるだけだ。世界の広さを知れば、もっとたくさんの人たちに出会えば、俺にそんな気持ちを抱かないはずだよ」
きっと、何で俺みたいな男に執着してたんだろうって、不思議に思うだろう。
かけられていたタチの悪い魔法が解けたみたいに、あっさりと。
ステラは俺の言葉を聞きながら俯いている。
細い肩が小刻みに震え、テーブルに零れ落ちた涙が染みを作っていく。
頰に涙の筋を作った彼女の顔が前を向き、鋭い視線がまっすぐこちらを射抜いた。
「何で? 何でディディスはいつもそうなの? いつも私の気持ちに気づいてくれるのに、本当に伝えたい大切な想いには気付いてくれない……」
14歳の少女とは思えない、大人びた表情に息を飲んだ。
テーブルに涙の染みが増えていく。その間隔は、先ほどよりもずっと早い。
「私の言葉を……ちゃんと聞いて……よ……。私の気持ちにちゃんと向き合ってよ……。もし年齢差が大きくなかったら、私がお父さんとお母さんの娘じゃなかったら、ディディスは何という理由をつけて私を拒むの?」
「……え?」
今まで、そんなことを考えたことがなかったから、突然問われて戸惑った。
俺が若くてステラとも年齢差が大きくなくて?
シオンやリベラ様と関係のない女の子で?
仲良くしていた彼女から、熱烈に恋われたら、俺は今みたいに必死で拒んだだろうか?
椅子が荒々しく引かれる音がしたと同時に、俺の両肩に重みがかかった。
視線の先には、俺の両肩を掴んで顔を寄せるステラ。
新たな涙の筋を頬に無数に作りながら、震える唇が開く。
「私を……ステラという私を見てよっ‼」
――ステラ自身を見る。
そう思った瞬間、
”ディディス……”
夢でみた、暗闇に浮かぶステラの肢体が生々しく記憶に蘇った。
そんな彼女に俺は手を伸ば――
「きゃっ!」
悲鳴に近いような驚きの声が響き渡った。
何故なら、この腕を掴んでいた彼女の手を、俺が乱暴に振り払ったからだ。
気が付いたら身体がそう動いていた。
いつもの俺なら、女性を大切にすることをモットーとしている俺なら、決してするのことない行動だ。
変な汗が噴き出す。
背中や額を伝って、流れていく気持ち悪さを感じる。
ステラは力なく椅子に腰を下ろすと、瞳に涙を一杯溜めながら口元を手で覆っていた。
俺の行動に、明らかに傷ついた表情をしている。
先ほどの激しさから一転、俺に縋りつくような表情をこちらに向けた。
「わ、私のこと、本当は嫌いだった? それとも今回の件で、私のことが大っ嫌いになった……の?」
どうやら腕を振り払われた理由を、そうとったらしい。
本当は、こんな形で彼女を傷つけるつもりはなかった。
もっと、もっと冷静に話が出来ると思っていたのに……。
苦々しい気持ちが、胸いっぱいに広がった。
でもやってしまったことは仕方ない。
今から言うことは、俺の本心じゃない。
だけど、これくらい言わなければステラは俺を諦めない。
苦しかった。
でも……駄目なんだよ。
これはステラのため。
彼女の輝かしい未来のため。
今は辛くても、時間が経てば……良かったと思えるはずだよ。
「そうだよ」
ステラは俺の言葉を拒絶するように首を横に振った。
でも構わず言葉を続ける。
「さっき、もし俺と自分の年齢差がなかったら、って話してたよね? でも仮定の話なんて無意味だ。君と俺には27歳という歳の差があり、俺は君のご両親の友人、これが現実なんだから」
いくら仮定話を重ねても、何ひとつ現状は変わらない。
だから……考えても無駄だ。
「それにあんなことをされて、今までと同じ関係を続けられるわけがない。もう俺、ここには来ない。ステラちゃんと会わないようにするよ」
感情を押し殺し、残りの言葉を吐き出すと、俺は席を立ち転移珠を取り出した。
慌ててステラも立ち上がったけど、俺がきつく睨みつけるとそれ以上動くことはなかった。
可哀想なくらい顔を青くしながら、胸の前で握った拳が細かく震えている。
ただ涙だけが止まることなく、白くなった頰の上を滑り落ちて行った。
もう俺を止められないと悟ったのだろう。
ステラは喉元に力をこめると、声の震えを堪えながら小さく微笑んだ。
「ディディス……わたしは……かわらないよ」
彼女の言葉が何を指したものかは分からなかった。
だけど俺は反射的に答えていた。
「変わるよ。驚くほど簡単にね」
次の瞬間転移珠が発動し、自宅の屋敷が目の前に広がっていた。
ステラ。
君には、もっともっと相応しい相手がいる。
輝かしい未来を、
幸せを、
ともに分かち合うに相応しい相手が。
でもその相手は、俺じゃない
目尻に光るものが見えたかと思うと、ポロリと下に落ちた。
涙だ。
彼女が静かに泣いている。
先ほどの激しさなど、まるでなかったかのように。
良心が痛む。
ステラのことが嫌いなわけじゃない。
むしろ逆だ。
産まれてからずっと見守ってきた存在だからこそ、彼女には最高に幸せになって欲しい。
今までも、
これから先も、
何をもってしても決して揺らぐことのない願いだ。
内を占める罪悪感を堪えながら、出来るだけ穏やかな雰囲気を保とうと笑ってみせた。
「大丈夫だよ。ステラちゃんなら、すぐに良い人が見つかるさ。俺みたいな男がタイプなら、探せばいくらでも――」
「でも、ディディスは一人しかいないっ‼ 私はあなたが好きなの! あなたみたいなタイプじゃ駄目なのっ‼ あなたじゃなきゃ……」
俺の言葉を遮りステラが叫びながら、この腕を掴んだ。
大人の俺が痛いと感じるほどの力が、彼女の想いを言葉なく語る。
だけど彼女の想いから目を反らすと、出来るだけ自然な形でそっと腕から手を外した。
「ステラちゃんは、まだこの狭い世界しか知らないからな。もっと広い世界に出たら、俺以上の良い男なんて、ごまんといるからね?」
「狭い世界しか知らないって……この村からだって出てるし、魔道具の青空市場やヘイドリックさんのお店のお手伝いだってしてるわっ! 私を子ども扱いしないで!」
「……俺から見れば十分狭いよ。このマーレ王国の外にも出たことないでしょ?」
この発言には、内心苦笑いしか出来なかった。
14歳の少女が体験できる世界なんて、たかが知れてる。
俺は勇者候補時代、魔素対応のためにシオンと共に国中を飛び回っていた。今だって様々な研究や調査の為に、色んな村や町、いやマーレ王国に留まらず色んな国を飛び回っている。
ステラもそれを知っているからか、悔しそうにぎゅっと結ばれた唇から反論は出てこなかった。
そんな彼女を追い詰めるため、質問を重ねる。
「それに君のご両親の反応はどうだった? 手放しに喜んでくれた?」
「そ、それは……」
ステラの言葉が詰まった。
赤い瞳は父親が座っていた椅子に向けられ、すぐさま眉間に皺を寄せながらテーブルの上で握られた自身の両手へと戻った。
そりゃそうだろな……。
あの時、昇天しそうになってたシオンの姿を思い出すと、俺の質問に対し肯定的な返答は出来ないはず。
さあ。
最後の一押しだ。
「あれが普通の反応だよ。14歳の未来あるステラちゃんの伴侶が、41歳のおっさんだなんて、誰の目から見てもおかしいんだよ。今までステラちゃんの世界には、きっと異性が俺ぐらいしかいなかったから好きだって勘違いしてるだけだ。世界の広さを知れば、もっとたくさんの人たちに出会えば、俺にそんな気持ちを抱かないはずだよ」
きっと、何で俺みたいな男に執着してたんだろうって、不思議に思うだろう。
かけられていたタチの悪い魔法が解けたみたいに、あっさりと。
ステラは俺の言葉を聞きながら俯いている。
細い肩が小刻みに震え、テーブルに零れ落ちた涙が染みを作っていく。
頰に涙の筋を作った彼女の顔が前を向き、鋭い視線がまっすぐこちらを射抜いた。
「何で? 何でディディスはいつもそうなの? いつも私の気持ちに気づいてくれるのに、本当に伝えたい大切な想いには気付いてくれない……」
14歳の少女とは思えない、大人びた表情に息を飲んだ。
テーブルに涙の染みが増えていく。その間隔は、先ほどよりもずっと早い。
「私の言葉を……ちゃんと聞いて……よ……。私の気持ちにちゃんと向き合ってよ……。もし年齢差が大きくなかったら、私がお父さんとお母さんの娘じゃなかったら、ディディスは何という理由をつけて私を拒むの?」
「……え?」
今まで、そんなことを考えたことがなかったから、突然問われて戸惑った。
俺が若くてステラとも年齢差が大きくなくて?
シオンやリベラ様と関係のない女の子で?
仲良くしていた彼女から、熱烈に恋われたら、俺は今みたいに必死で拒んだだろうか?
椅子が荒々しく引かれる音がしたと同時に、俺の両肩に重みがかかった。
視線の先には、俺の両肩を掴んで顔を寄せるステラ。
新たな涙の筋を頬に無数に作りながら、震える唇が開く。
「私を……ステラという私を見てよっ‼」
――ステラ自身を見る。
そう思った瞬間、
”ディディス……”
夢でみた、暗闇に浮かぶステラの肢体が生々しく記憶に蘇った。
そんな彼女に俺は手を伸ば――
「きゃっ!」
悲鳴に近いような驚きの声が響き渡った。
何故なら、この腕を掴んでいた彼女の手を、俺が乱暴に振り払ったからだ。
気が付いたら身体がそう動いていた。
いつもの俺なら、女性を大切にすることをモットーとしている俺なら、決してするのことない行動だ。
変な汗が噴き出す。
背中や額を伝って、流れていく気持ち悪さを感じる。
ステラは力なく椅子に腰を下ろすと、瞳に涙を一杯溜めながら口元を手で覆っていた。
俺の行動に、明らかに傷ついた表情をしている。
先ほどの激しさから一転、俺に縋りつくような表情をこちらに向けた。
「わ、私のこと、本当は嫌いだった? それとも今回の件で、私のことが大っ嫌いになった……の?」
どうやら腕を振り払われた理由を、そうとったらしい。
本当は、こんな形で彼女を傷つけるつもりはなかった。
もっと、もっと冷静に話が出来ると思っていたのに……。
苦々しい気持ちが、胸いっぱいに広がった。
でもやってしまったことは仕方ない。
今から言うことは、俺の本心じゃない。
だけど、これくらい言わなければステラは俺を諦めない。
苦しかった。
でも……駄目なんだよ。
これはステラのため。
彼女の輝かしい未来のため。
今は辛くても、時間が経てば……良かったと思えるはずだよ。
「そうだよ」
ステラは俺の言葉を拒絶するように首を横に振った。
でも構わず言葉を続ける。
「さっき、もし俺と自分の年齢差がなかったら、って話してたよね? でも仮定の話なんて無意味だ。君と俺には27歳という歳の差があり、俺は君のご両親の友人、これが現実なんだから」
いくら仮定話を重ねても、何ひとつ現状は変わらない。
だから……考えても無駄だ。
「それにあんなことをされて、今までと同じ関係を続けられるわけがない。もう俺、ここには来ない。ステラちゃんと会わないようにするよ」
感情を押し殺し、残りの言葉を吐き出すと、俺は席を立ち転移珠を取り出した。
慌ててステラも立ち上がったけど、俺がきつく睨みつけるとそれ以上動くことはなかった。
可哀想なくらい顔を青くしながら、胸の前で握った拳が細かく震えている。
ただ涙だけが止まることなく、白くなった頰の上を滑り落ちて行った。
もう俺を止められないと悟ったのだろう。
ステラは喉元に力をこめると、声の震えを堪えながら小さく微笑んだ。
「ディディス……わたしは……かわらないよ」
彼女の言葉が何を指したものかは分からなかった。
だけど俺は反射的に答えていた。
「変わるよ。驚くほど簡単にね」
次の瞬間転移珠が発動し、自宅の屋敷が目の前に広がっていた。
ステラ。
君には、もっともっと相応しい相手がいる。
輝かしい未来を、
幸せを、
ともに分かち合うに相応しい相手が。
でもその相手は、俺じゃない
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