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終わりの始まり編
第141話 俺は見守り続ける
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俺はお師匠様にお願いされ、共にレグロット村に来ていた。
村人たちが俺のことを覚えていたおかげで、村の中にはすんなり入れてもらうことが出来たのは幸いだ。
のどかだった村は、以前訪れた時とはすっかり様子が変わっていた。
空が魔素に覆われたことによって太陽の光が届かず、農作物に大きな影響が出ていた。この村の大半を占める畑に作物が育っている様子は見られず、寂しそうに地表を晒している。
あちらこちらを動き回っていた家畜も、その数を減らしていた。
魔素が酷くなると、家畜がモンスター化する可能性があるため、必要最低限の数を残して殺したのだそうだ。
幸運にもモンスターにはならなかったが、魔素が原因による病でさらに数を減らしたらしい。
しかし、酷い有様にも変わらず、村人の表情は明るかった。
「村人たち皆は無事だったんだ。なぁに、これくらいどうってことないさ」
「魔王がいた時に比べたら、まだマシさ。少しずつ、村を立て直していくよ」
神の存在は、一部の人間しか知らない。
混乱を避ける為、魔王リーベ含めて『新たに生まれた魔王』として、人々には公表されている。
もちろん、アカデミー上層部が神の協力者であることも、もう魔王が生まれない為、勇者候補という存在に価値がないという事も、今のところは伏せられている。
この世界の真実を明かすかどうかは、国のこれからを決定する者たちで、勝手に決めればいい。
俺たちのこれからの生活に、関係のない話だ。
こうして人々は真実を伏せられたまま、神のよって壊された生活を取り戻そうと動き出していた。
そんなことを思いながら、俺の横を歩くお師匠様に視線を向ける。時折、顔を歪めながらも歩みを止めないあなたに声をかけた。
「お師匠様、大丈夫ですか? お身体は……」
「うっ、うん、大丈夫だからっ‼ もうっ……、それ聞くの何回目?」
「そりゃ心配にもなりますよ! 何せあなたは……」
「わ――――っ! それ以上は言っちゃ駄目っ‼」
一瞬にして顔を真っ赤にされながら、お師匠様は両手をブンブンと振った。
照れてる、照れてる。
今日も、お師匠様の可愛さは絶好調だな。
理由は、一つしかない。
あなたと結ばれたことが嬉し過ぎて求めすぎたことが、身体の不調という形で表れてしまった……。
痛みで辛いなら癒し魔法を、と思ったが、お師匠様は頑なに断られた。
あの時、恥ずかしさで布団で顔を隠しながら仰った言葉が、忘れられない。
「だってこの痛みは……、シオンと初めて結ばれたってこと……だから……。だっ、だからいいのっ‼」
これを聞いてあなたを、ちょっとしか襲わなかった俺を褒めて欲しい。
こんなん、理性を保てという方が無理だろ……。
お師匠様の可愛いが、全力で俺の息の根を止めにかかってきているな!
そういうわけで、お師匠様は両翼の力を失われた。
魔力生成も出来なくなり、背中に残る痣から光翼が現れることは二度となかった。
女勇者候補が力を失えば、一般人が持つ程度の魔法しか使えなくなる。
神が神素を注ぐ前の、本来人間が持つ魔法の威力しか発揮出来ない。
……はずなのだが、
「でも何でかなー。勇者候補の力を失ったはずなのに、私が使える魔法、強いままじゃない?」
大きなため息をつきながらお師匠様が呟かれた。
納得できない、と唇を尖らせ考え込んでいらっしゃる。
お師匠様が仰る通り、両翼の力が失われたはずなのに、一般人以上の力残っていらっしゃったのだ。
もちろん、両翼ほどではない。
だが、下手な片翼よりも強い力は使えるらしい。
魔素対応に出られるくらいの力が。
もしかすると、神の中で生まれるという特殊な出生と関わりがあるのかもしれないが、それを説明出来る人間はこの世界にはいないし、真相が明らかになることもないだろう。
お師匠様の力がこれから先、どういった影響を見せるかは未知数。
取りあえず、一般人なのに勇者候補並みの力がある事は、周囲には隠しておこうという事になっている。
力を失ったあなたをやっと守れると、張り切っていたんだが……。
俺の張り切り返せ、神。
当然、エステルが消滅したと同時に、俺が持つ対象の時間を止める力も失われた。
しかし、魔王エレヴァを倒すことぐらいにしか使わなかった能力だ。失っても、支障はないだろう。
そうしているうちに、目的地にたどり着いた。
「ほら、あそこですよ、お師匠様」
墓地には先客がいた。
お師匠様が、墓の前で座り込んでいる人物の名を呼ぶ。
「……セリス母さん」
「リベラ、来たのか」
ラシェーエンド夫婦の墓の前で座り込み、うつ向いていたセリスが、ゆっくりと顔を上げた。
セリスの言葉に一つ頷くと、お師匠様の視線が墓に刻み込まれている名に向けられた。セリスの横に座ると、そっと墓標に刻まれた文字を撫でていらっしゃる。
その時、俺たちは気づいた。
トスティ・ラシェーエンドの墓の前に、茶色く変色した手のひらほどのメダルが落ちていることに。
変色し輝きは失っているが、その表面には瞳を閉じた女性の横顔が描かれていた。
「……エステル姉さんが、私の夢の中にやってきたんだ」
セリスは呟くと、色あせたメダルを手にとった。
「私にリベラを理由を告げずに託したこと、行方不明になって心配をかけたことを謝っていた。そして……、自分の娘をあんな良い子に育ててくれてありがとうって、礼を言われた」
そう言いながら、メダルを優しい手つきで撫でていた。
無表情を保っているようだが、喉から絞り出したような声色が、セリスの心境を物語っていた。
皺の増えた手を、お師匠様の小さな手が包み込む。
「私のところにも、エステルお母さんが来てくれたの。色々と押し付けてしまったセリス母さんに怒られるかもって、凄く怖がっていたわ」
「……姉さんらしいな」
「でも最期は、お父さんと再会して……旅立っていったわ。私に、愛してるって言って……」
「そう……か」
セリスが弱々しく笑った。
目を細めると同時に、メダルの上に涙が一粒落ちる。
それをふき取ることなく、セリスはお師匠様の手を強く握り返した。
「エステル姉さんが別れを言って去った後、ここに来た。そしたら、このメダルがトスティの墓の前に置いてあった。姉さんは最期に戻って来たんだな、ここに……。自分が生まれ育った、そして新しい家族と過ごすはずだった、この村に……」
喉の奥から飛び出しそうになる嗚咽を堪えながらも、涙を流しながらも、セリスは微笑む。
そして、自身が握るメダルを墓の上に戻すと、瞳を伏せ、優しさに満ちた声で囁いた。
「……おかえり、姉さん。よかったな、愛する男の元へ戻れて……」
次の瞬間、セリスの身体が崩れ落ち号泣した。
育ての親の背中をお師匠様が優しく抱きしめながら、その老いた背を撫でている。
そんな二人の姿を、俺は心に刻みつけるように見守り続けた。
長年、探し続けた姉が戻って来た。
共に生まれ育った、この村に。
光輝く太陽が墓地を照らし、青い空にセリスの嗚咽が響き渡る。
その声が告げていた。
――全ての物語に決着がついたことを。
村人たちが俺のことを覚えていたおかげで、村の中にはすんなり入れてもらうことが出来たのは幸いだ。
のどかだった村は、以前訪れた時とはすっかり様子が変わっていた。
空が魔素に覆われたことによって太陽の光が届かず、農作物に大きな影響が出ていた。この村の大半を占める畑に作物が育っている様子は見られず、寂しそうに地表を晒している。
あちらこちらを動き回っていた家畜も、その数を減らしていた。
魔素が酷くなると、家畜がモンスター化する可能性があるため、必要最低限の数を残して殺したのだそうだ。
幸運にもモンスターにはならなかったが、魔素が原因による病でさらに数を減らしたらしい。
しかし、酷い有様にも変わらず、村人の表情は明るかった。
「村人たち皆は無事だったんだ。なぁに、これくらいどうってことないさ」
「魔王がいた時に比べたら、まだマシさ。少しずつ、村を立て直していくよ」
神の存在は、一部の人間しか知らない。
混乱を避ける為、魔王リーベ含めて『新たに生まれた魔王』として、人々には公表されている。
もちろん、アカデミー上層部が神の協力者であることも、もう魔王が生まれない為、勇者候補という存在に価値がないという事も、今のところは伏せられている。
この世界の真実を明かすかどうかは、国のこれからを決定する者たちで、勝手に決めればいい。
俺たちのこれからの生活に、関係のない話だ。
こうして人々は真実を伏せられたまま、神のよって壊された生活を取り戻そうと動き出していた。
そんなことを思いながら、俺の横を歩くお師匠様に視線を向ける。時折、顔を歪めながらも歩みを止めないあなたに声をかけた。
「お師匠様、大丈夫ですか? お身体は……」
「うっ、うん、大丈夫だからっ‼ もうっ……、それ聞くの何回目?」
「そりゃ心配にもなりますよ! 何せあなたは……」
「わ――――っ! それ以上は言っちゃ駄目っ‼」
一瞬にして顔を真っ赤にされながら、お師匠様は両手をブンブンと振った。
照れてる、照れてる。
今日も、お師匠様の可愛さは絶好調だな。
理由は、一つしかない。
あなたと結ばれたことが嬉し過ぎて求めすぎたことが、身体の不調という形で表れてしまった……。
痛みで辛いなら癒し魔法を、と思ったが、お師匠様は頑なに断られた。
あの時、恥ずかしさで布団で顔を隠しながら仰った言葉が、忘れられない。
「だってこの痛みは……、シオンと初めて結ばれたってこと……だから……。だっ、だからいいのっ‼」
これを聞いてあなたを、ちょっとしか襲わなかった俺を褒めて欲しい。
こんなん、理性を保てという方が無理だろ……。
お師匠様の可愛いが、全力で俺の息の根を止めにかかってきているな!
そういうわけで、お師匠様は両翼の力を失われた。
魔力生成も出来なくなり、背中に残る痣から光翼が現れることは二度となかった。
女勇者候補が力を失えば、一般人が持つ程度の魔法しか使えなくなる。
神が神素を注ぐ前の、本来人間が持つ魔法の威力しか発揮出来ない。
……はずなのだが、
「でも何でかなー。勇者候補の力を失ったはずなのに、私が使える魔法、強いままじゃない?」
大きなため息をつきながらお師匠様が呟かれた。
納得できない、と唇を尖らせ考え込んでいらっしゃる。
お師匠様が仰る通り、両翼の力が失われたはずなのに、一般人以上の力残っていらっしゃったのだ。
もちろん、両翼ほどではない。
だが、下手な片翼よりも強い力は使えるらしい。
魔素対応に出られるくらいの力が。
もしかすると、神の中で生まれるという特殊な出生と関わりがあるのかもしれないが、それを説明出来る人間はこの世界にはいないし、真相が明らかになることもないだろう。
お師匠様の力がこれから先、どういった影響を見せるかは未知数。
取りあえず、一般人なのに勇者候補並みの力がある事は、周囲には隠しておこうという事になっている。
力を失ったあなたをやっと守れると、張り切っていたんだが……。
俺の張り切り返せ、神。
当然、エステルが消滅したと同時に、俺が持つ対象の時間を止める力も失われた。
しかし、魔王エレヴァを倒すことぐらいにしか使わなかった能力だ。失っても、支障はないだろう。
そうしているうちに、目的地にたどり着いた。
「ほら、あそこですよ、お師匠様」
墓地には先客がいた。
お師匠様が、墓の前で座り込んでいる人物の名を呼ぶ。
「……セリス母さん」
「リベラ、来たのか」
ラシェーエンド夫婦の墓の前で座り込み、うつ向いていたセリスが、ゆっくりと顔を上げた。
セリスの言葉に一つ頷くと、お師匠様の視線が墓に刻み込まれている名に向けられた。セリスの横に座ると、そっと墓標に刻まれた文字を撫でていらっしゃる。
その時、俺たちは気づいた。
トスティ・ラシェーエンドの墓の前に、茶色く変色した手のひらほどのメダルが落ちていることに。
変色し輝きは失っているが、その表面には瞳を閉じた女性の横顔が描かれていた。
「……エステル姉さんが、私の夢の中にやってきたんだ」
セリスは呟くと、色あせたメダルを手にとった。
「私にリベラを理由を告げずに託したこと、行方不明になって心配をかけたことを謝っていた。そして……、自分の娘をあんな良い子に育ててくれてありがとうって、礼を言われた」
そう言いながら、メダルを優しい手つきで撫でていた。
無表情を保っているようだが、喉から絞り出したような声色が、セリスの心境を物語っていた。
皺の増えた手を、お師匠様の小さな手が包み込む。
「私のところにも、エステルお母さんが来てくれたの。色々と押し付けてしまったセリス母さんに怒られるかもって、凄く怖がっていたわ」
「……姉さんらしいな」
「でも最期は、お父さんと再会して……旅立っていったわ。私に、愛してるって言って……」
「そう……か」
セリスが弱々しく笑った。
目を細めると同時に、メダルの上に涙が一粒落ちる。
それをふき取ることなく、セリスはお師匠様の手を強く握り返した。
「エステル姉さんが別れを言って去った後、ここに来た。そしたら、このメダルがトスティの墓の前に置いてあった。姉さんは最期に戻って来たんだな、ここに……。自分が生まれ育った、そして新しい家族と過ごすはずだった、この村に……」
喉の奥から飛び出しそうになる嗚咽を堪えながらも、涙を流しながらも、セリスは微笑む。
そして、自身が握るメダルを墓の上に戻すと、瞳を伏せ、優しさに満ちた声で囁いた。
「……おかえり、姉さん。よかったな、愛する男の元へ戻れて……」
次の瞬間、セリスの身体が崩れ落ち号泣した。
育ての親の背中をお師匠様が優しく抱きしめながら、その老いた背を撫でている。
そんな二人の姿を、俺は心に刻みつけるように見守り続けた。
長年、探し続けた姉が戻って来た。
共に生まれ育った、この村に。
光輝く太陽が墓地を照らし、青い空にセリスの嗚咽が響き渡る。
その声が告げていた。
――全ての物語に決着がついたことを。
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