上 下
108 / 192
物語の終わり編

第105話 俺は始める

しおりを挟む
「私……、今、魔王になっているのね?」

 あなたが、どんな気持ちでその問い掛けをしたのか。

 鋭い視線を向けながらも、その奥で必死に気持ちを隠そうとされている瞳を見れば、嫌と言う程伝わって来る。

 認めたく……、ないですよね?
 ご自身が、魔王となって世界に害成す存在になっているなど……。

 あのセリスですら、現実を受け入れることが出来ず、今まで自身の心を偽り続けてきたと言うのに。

 それなのに、あなたは決して逃げずに立ち向かう。
 否定し目を背けたいはずなのに、残酷な事実を全て受け入れ、俺に問う。

 一番お辛いはずのあなたが問うのなら……、俺は求める答えを差し出すまでだ。

「魔王リーベ……、それが今、この世界であなたに与えられている名です」

 お師匠様の瞬きが止まった。

 柔らかな唇が何か言おうと薄く開いたが、すぐに閉じられると、きつく真一文字に結ばれる。そして口角辺りが少し震えたかと思うと、上に引き上げられた。

「あはは、やっぱり……、私の記憶違いじゃなかった……んだね。それにしても魔王リーベって、まんま私の名前使って酷くない? もう少し、かっこいい名前付けてよね! って、偽名にリーベルって名乗った私も、人の事言えないかー」

 笑顔を浮かべながら、お師匠様が明るく笑われた。

 しかし瞳は慌ただしく瞬きを繰り返し、右手は落ち着かない様子で自身の髪や頬に触れている。

 全てをご存知だったとは言え、ショックを受けないわけがない。明るく努めていらっしゃるが、内心は酷く動揺されているはず。

 ご自身の精神的動揺を悟られまいと、必死で笑顔を浮かべる姿が痛々しかった。

 変われるものなら、変わって差し上げたい……。
 あなたが救われ今までの生活に戻れるなら、魔王にでも贄でも何にでも、喜んでなってやるというのに!

 無理して笑顔を取り繕う姿を直視出来ず、俺は強く握った拳を見つめた。

 今まで俺たちやお師匠様を襲った出来事が思い出され、ふつふつとした怒りとなって鳩尾辺りが熱くなっていく。

 その時、あの方の自虐的な言葉が、俺の鼓膜を振るわせた。自身を責める内容に、思わず伏せていた顔を上げてしまう。

「私が魔王になってるなら……、また魔素が大量発生して、大変な事になってるんだよね……。魔王になって世界を混乱に陥れるなんて……。やっぱり駄目だな、私って……」

 だ……め? お師匠様が?

 俺たちを安心させるために必死で作られた笑みが、自虐的に歪むのを見た瞬間、俺の中で沸き上がり溜まっていた怒りが一気に爆発した。

「あなたが……、一体何をしたというのですか‼ どうして……、どうしてあなたばかりこんな……、こんな辛い目にばかり、遭わなければならないのですかっ‼ どうして……」

 あなたは、何一つ悪くないのに……。

 今まで勇者候補として人々の為に、傷つきながらも戦い続けた。
 目覚めてからは、一人の女性として、戦い以外の生き方を模索されていた。

 普通の日々を、ただ楽しむ。
 何故その普通すらあなたには許されないのか。

 運命?
 産まれた時から、すでに決まっていた事?

 勇者候補時代、命をかけて世界を守ろうと戦い続けたあの方に対する仕打ちが……、これなのか。

(……ふざけるなっ‼ そんなものであの方を縛るというなら、こんな世界いっその事、俺の手で……)

 右手の甲に浮かぶ、種の痣を憎しみを込めて睨みつける。そこからチリッと小さな疼きを感じた時、アレグロの強い言葉が、憎しみに染まった俺の思考の流れを止めた。 

「おい、シオンっ、変に感情を昂ぶらせるんじゃねぇよっ‼ ちったー、落ち着けっ‼」

 ……確かに、このまま俺が憎しみを抱いて世界に絶望したら、全てが水の泡だからな。

 アレグロの言葉も分かる。

 しかし、別の何かがこう囁く。

(でもいいだろ、こんな世界)

 ――滅んだって。

 その時、右手の甲の上に小さな手が乗った。何度も触れ、触れられた愛しい手が、通り抜けると分かっていながらも、優しく俺の手と重なっている。

「……シオン、大丈夫?」
 
 ハッと顔を上げると、目の前で両膝を着き、下から俺の表情を覗き込むお師匠様の顔があった。心配そうに表情を曇らせ、こちらの様子を伺っている。

 俺と視線が合うと、先ほどの作り笑いとは違う、心からの笑顔が浮かんだ。

「ありがとう、シオン。いつも私の代わりに怒ってくれて……。ちょっとだけ弱気になってた。……私もね、気持ちはあなたと同じなの」

「同じ……ですか? それはどういう……」

 先ほどまで弱々しく笑っていらっしゃった、お師匠様の姿はなかった。
 とても強い意志を宿した金色の瞳が、俺を捕えて離さない。

「私は、あなたを救いたいの。幼いころから辛い目に遭って来て、私を助けるためにたくさん頑張ってくれたあなたのその先が……、あんな未来だなんて、絶対に納得できない」

 やはり……、ご存知でしたか。この先、俺に待ち受ける結末を。

 でも……、あなたが救われるのならどうなってもいい。
 俺の事など、どうぞ見捨てて下さい。

 お師匠様は、そんな俺の気持ちなど御見通しだったのだろう。
 安心させるように表情を緩めると、そっと俺の頬に触れて下さった。

「シオンか私、どちらかじゃない。私たちが救われる道を、一緒に探そう」

 触れられている感覚は、もちろんない。
 
 しかし、あの方が俺を想う気持ちは、胸が苦しくなるほど伝わってきた。

 先ほどまでの世界に対する憎しみと怒りが、不思議と落ち着きを取り戻し、目の前の女性を愛おしむ気持ちへと、書き替えられていく。

 このまま世界を呪っていても、意味がない。
 あなたが前を向いていらっしゃるというのに……、俺が全てを投げ出してどうする。

 頬に触れているあなたの手の上に俺の手を重ねると、頷いて答えた。

 あの方が満足した表情を浮かべ、手を離されたのを確認すると、俺は果てのない空間に向かって言葉を放った。
 
「おい、聞こえてるか⁉」

 皆の視線が、頭上に集まる。
 しばらくすると、この青い空間に女にしては低めの声が響き渡った。

「ああ、聞こえている。どうやら、リベラを目覚めさせることに成功したようだな」

「……ああ、ついさっきな。お師匠様が魔王になられてから、どれだけ時間が経った?」

 俺の言葉に、声の主が軽く息を吐くのが聞こえた。
 どうやら向こうもホッとしているらしい。しかし、すぐさま返答が降って来る。

「約1年だ」

 ……1年か。

 何度も何度も物語を繰り返し、時間感覚が馬鹿になった俺には、それ以上時間が掛かっているように感じたが……、そんなもので済んで良かった。

 これがまた、お師匠様が呪いにかかった時のように、10年も経っていたらと思うと……。

 しかしお師匠様は、俺とは真逆の反応をとられた。
 勢いよく立ち上がられると、声が降って来た頭上を見上げ、声を張り上げる。

「そんな……、あれから1年も経っているなんて……。そっ、それで、みんなは⁉ 今、世界はどんな状況なの⁉」

 お師匠様の焦りに満ちた問いかけに対し、声は落ち着いて答える。

「慌てるな、リベラ。安心しろ。君に関わる者たちは皆、無事だ」

「ほっ、ほんと⁉」

「皆、かつてない過酷な状況にもかかわらず、良く持ちこたえている。そして……、皆が君の帰りを信じて待ち続けている。シオンに全てを託してな」

「そう……なんだ……、よかった……。本当に……」

 お師匠様は力なく椅子に座られると、前かがみになって両手で顔を覆われた。両肩から力が抜け、今にも崩れ落ちそうになっている。

 しかしすぐに顔を上げられると、再び頭上の声に問う。

「それで……、あなたは誰?」

「私の名は、リティシア。ここで、魔王の監視と吐き出される魔素の浄化、君たちと外を繋ぐ連絡係をしている」

「リティシアって……、5代目勇者だよね? 魔素の浄化や外との連絡係をしてるって……、もしかしてあなたは生きているの⁉」

 確かに、リティシアが生きていたのは、もう何百年も前の事。お師匠様がそう思われ、驚かれるのも無理はない。

 あの方の純粋な驚きに、声の主――5代目勇者リティシアの言葉に、苦笑いが混じった。

「その辺の事情は、君の弟子から聞くといい。……この私の状態が生者と呼べるかどうかは……、いささか疑問ではあるが」

 お師匠様には、リティシアの言葉の意図がご理解出来なかったようだ。何と返していいのか困った様子を見せたが、それ以上疑問を口にされる事はなかった。

 ふと横にいる歴代勇者たちを見ると、皆表情が曇っている。過去、自分たちの身に起きたことを、今のリティシアの状況と重ねているのだろう。

 俺自身も全てを知っているからこそ、リティシアの自虐ネタを笑うことが出来なかった。このままならいずれ、俺も同じ道を進むのだから。
 
 そんな気持ちをかき消すように、俺は頭上に言葉を放つ。

「状況は分かった。お師匠様に全てを説明しておきたい。時間はまだありそうか?」

「説明に要する時間は、十分に取れるだろう。こちらも、リベラを解放する為の準備に多少時間が必要だ」

 リティシアから時間の猶予があると聞き、俺はホッと胸を撫で下ろした。
 安心したからか、ふと赤毛の男の後姿が過ぎり、思わず奴の安否が口を衝いて出る。

「ディディスは……、どうしてる? セリスと共に、最前線に出ているんだろ?」

 俺がディディスと別れる際、あいつはセリスと共に最も魔素のモンスターが集まって危険な場所――、最前線に行くと言っていた。

 危険だと止めたのにもかかわらず。

 ディディスの名を出すと、リティシアは少しだけ考える間をおいた後、ああ、と言葉を続けた。

「赤毛の彼だな。大丈夫だ、生きている。かなりセリスにこき使われ、毎日ヒーヒー言いながらな」

「そうか……」

 ……あいつらしい。

 セリスにどやされ、ヘラヘラと笑いながら謝罪をする奴の姿を想像すると、自然と口元が緩んだ。
 
 そんな俺の気持ちを察したのか、リティシアの力強い声が響き渡る。

「最前線は、セリスが中心となって上手くまとめているから安心しろ。彼女は、あのエステルの妹だと思えないほど優秀だ。さすが、今まで大勢の勇者候補を育てて来ただけはある」

「エステルの妹? リティシアは、エステル伯母さんを知っているの?」

 エステルの名に、今まで黙って俺たちの会話を聞いていたお師匠様が、反応を見せられた。
 再び立ち上がると、頭上を見上げる。

「エステル伯母さん? ……ああ、そうか」

 あの方の質問に、リティシアは一瞬だけ理解出来ないように言葉を切った。しかしすぐさま納得したように、言葉を続ける。

「エステルと私に、直接の面識はないがね。君も説明の中で知る事になるだろう。エステルと君たち二人は、深く関わっているから」
  
「シオンと私が……、エステル伯母さんと関係してる?」

 今まで無関係だった伯母の存在が深く関わっていると言われ、お師匠様は酷く困惑されているようだ。

 仕方ない。
 俺だって全てを知った時、驚きを隠せなかったのだから。

 しかしリティシアは、それ以上質問に答える事はなかった。

「シオン、リベラへの説明は任せた。私はこれから、準備に移る。全ての説明が終わったら、また呼びかけるといい」

「ああ、分かった」
 
 リティシアの声はそれっきりとなった。

 俺は、再び白い椅子に座ったお師匠様と視線を合せた。それに気づき、あの方も真っすぐ視線を返して下さる。

 見つめ返す金色の瞳からは、これから語られる話を全て受け止める強い意思が感じられた。

 全ての準備が整った。

「これから、魔素溜り浄化の当日から今までの間、この世界に何があったのかをお話いたします。恐らく、信じられない事、納得出来ない事がたくさんあると思いますが……。そして、俺たちにお聞かせください。魔王となったあの日、あなたの身に一体何が起こったのかを……」

「うん、分かったわ」

 そうお答えになるお師匠様の言葉には、一切の揺らぎがなかった。

 改めて思う。

(あなたは……、強い。俺なんかよりも、ずっとずっと……)

 あなたの強さが、光となってこの心を照らす。
 そして道しるべとなって、俺をその先へと導く。

 今までも。
 これからも。

 歴代勇者たちは、俺たち二人の周りを囲むように立つと、事の成り行きを見守る体勢に入った。


 さあ、始めよう。
 
 あなたと俺が語ることのなかった、物語のその先を。
しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

人形な美貌の王女様はイケメン騎士団長の花嫁になりたい

青空一夏
恋愛
美貌の王女は騎士団長のハミルトンにずっと恋をしていた。 ところが、父王から60歳を超える皇帝のもとに嫁がされた。 嫁がなければ戦争になると言われたミレはハミルトンに帰ってきたら妻にしてほしいと頼むのだった。 王女がハミルトンのところにもどるためにたてた作戦とは‥‥

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...