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アカデミー騒動編
第97話 お師匠様は見送った
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ううっ……、また流されるところだった。何であのタイミングで迫ってくるかなー……。
シオンが出て行ったのを見届けると、私はドアに背を預けて大きくため息をついた。胸に手を当ると、いつも以上に早く脈打つ心臓の音を感じる。
まだ、めっちゃドキドキしてる。
お弁当を作ってる時からずっと返事のことばかり考えてたから、後ろから不意に抱きしめられて、変な反応が出ちゃうし……。そのせいで、変な雰囲気になっちゃうし……。
そんな状況の中、今あなたを愛したい、なんて言われたら、頭の中が一杯になって、もうどうしていいのか分からなくなっても、仕方ないんじゃないかなっ!
うん、私悪くない!
朝っぱらから変な事して来た、シオンが全部悪いっ‼
ほんっともう、朝から何してんだか……。
セリス母さんがこの場にいなくて、ほんっと良かったよっ! 間違いなく、血の雨が降ってたよっ‼
ひとしきり心の中で言い訳を喚き散らし、その責任をシオンに押し付けると、少し気持ちが落ち着いて来た。
そしたら、奥に隠れていた本心がちらっと顔を出す。
(でも……、もう少ししたら、この気持ちも隠さなくてすむ……んだよね?)
それが……、凄く嬉しい。
シオンが好きだと気付いてから、この気持ちを押し殺さなければならない事が、本当に辛かったから。
差し出される手に、何度答えたいと思ったから分からない。
彼の前で平常心を保とうと超頑張って来たけど、一人になったら枕に顔を埋めて何度ジタバタしたことか。
でもそれももう終わり。
明日からは、私から抱きしめたり出来るようになるの……かなぁ……。
……キスとか。
…………
…………
…………
…………
うひゃぁぁぁっ―――――‼
いやいやいやいや‼︎ それはまだ恥ずかし過ぎて、無理無理無理無理っ‼
私には難易度が高すぎるからっ‼︎
まあイリアの件の時は、勢いというか……、その場のノリと言うか……って、私誰に言い訳してんだろ?
まあいいわ。
色んなことを想像してすっかり火照った頬の熱をとる為、両手を当てた。少し冷えた手のひらが、頬の熱を吸い取るのが分かる。
ひんやりしてて、今の私にはとても気持ちいい。それと同時に、思考もしゃっきりする。
(私も、そろそろアカデミーに向かう準備をしないと)
今日は、アカデミー一般生全員を対象にした試験があるもんね。
遅刻したらやばい。
休み時間中は、アーシャから返事の件でめっちゃ弄られるだろうなぁ。
昨日も、
「私、返事した次の日まで、ずっと通信珠手放さないから! 夜中でも明け方でもいつでもいいから、結果を連絡してね‼︎」
って、仕立て上がった可愛い下着を渡しながら言ってきたし……。
まあ私が、せっかく婚約者の件が片付いてフリーになったんだから、ノリスとの事を考えなさい! って言ったら、一瞬にして恥ずかしそうに顏を真っ赤にして黙ったけどね!
もしこっちが落ち着いたら、今まで散々弄られた分やりかえす! と言う名目で、ノリスとの事を超協力するんだからっ!
アーシャ、覚悟してなさいよっ‼
そうそう。
ノリスにもどこかのタイミングで、私がリベラだって言っておかないと。アーシャに言ったのに、ノリスには言わないわけにはいかないしね。
ノリスも……、変わらないでいてくれたらいいな。
でも……、アーシャを受け入れた彼なら、きっと私の事も変わらないでいてくれると思う。そう信じたいな。
そっとドアを開けてシオンが出かけた事を確認すると、私は外に出た。
空は快晴。ここ最近ずっと曇り続きだったから、お日様の光がとってもありがたい。
地上を照らす光が、私に一つの事を思い出させた。
小さく呟く。
「来て、『太陽』」
私の言葉に答え、『太陽』が音もなく姿を現した。目の前で、いつもと変わらぬ瞳を閉じた女性の横顔が佇んでいる。
私が力を失ったら、『太陽』も使えなくなる。法具は、勇者候補のみが使えるものだから。
つまり、もう少しで『太陽』とも、お別れってことだ。
その事実に、心がキュッと締めつけられる。
あの魔王エレヴァとも、一緒に戦ってくれた。
たくさんのモンスターを屠り、どんな時も私を守り続けてくれた。
『太陽』と別れる事を考えると、半身と別れる様な強い喪失感を感じる。だって、ずっとずっと一緒に旅をしてきたんだから……。
(それにしても『太陽』って、不思議な法具だな)
もう身体の一部とも言っても過言でない法具に対し、今更になってそんな事を思う。
普段はどこにあるか分かんないし、でも呼んだら出てきてくれるし。
大きさも数も変えられるし。
すっごく今さらだけど、『太陽』の仕組みって私自身良く分かってなかったりする。
アカデミーを辞めた後、気がついたら『太陽』がそばにあったんだっけ。セリス母さんから、これがお前の法具だって言われて、使いこなす為に凄く頑張ったのを覚えてる。
でも今思えば、『太陽』が現れた時の記憶がなかったんだから、気づいたら法具があった、と記憶が変わってても仕方ないのかも。その辺はきっと、セリス母さんの精神魔法でつじつま合わせとかしてんだろうな。
(結局、この法具は何だったんだろ?)
魔力暴走の時、突然現れたらしいけど……。
法具作成には、元となる道具が必要になる。
ってことは、たまたまこんなメダルが私のそばにあって、無意識のうちに魔力が込められて出来上がったのかな?
……今さら考えても意味ないか。
大切なのは、この法具がずっと私を守ってくれたこと。
手足となって、戦い続けてくれたこと。
それだけだ。
ふと視界に、以前ディディスに指摘された欠けた部分が入った。小さく欠けた部分を指で触れると、小さな声で謝罪する。
「ここ欠けちゃったね……。気づかなくて、ごめんね、『太陽』……」
触れた部分が……、何だか温かい。
その温かさが、今まで『太陽』と共に戦った様々な記憶を思い出させた。
懐かしさと、感謝の気持ちが込み上げ来る。
「今まで……ありがとう」
その気持ちを移すようにおでこを『太陽』にくっつけると、瞳を閉じた。
……って、私、気が早いかな?
本当に今日の返事後、力を失うか分かんないのに。
こんなん、一人だけやる気満々みたいで、恥ずかしいじゃないっ‼
『太陽』を消すと、私は恥ずかしさを振り払うように思いっきり伸びをした。
まだ寒いけど、ほんっと今日はすっごくいい天気。
これなら、魔素溜まりの浄化も捗るだろうな。
そんな事を考えて気持ちを逸らせようとするけど、やっぱり上手く行くわけなく、すぐさま思考は彼が帰って来たときの想像に沈んでいく。
シオンになんて言って返事しよう?
どんな言葉が喜んでくれるかな?
力を失っても、ただのリベラになっても……、今と同じような楽しい生活を送れるかな?
私もエステル伯母さんのように、自由に生きていいのかな?
(……早く戻って来て欲しい。シオンに……、会いたい)
ついさっきまで一緒にいたのにもう会いたいなんて……、私何を考えてるんだろう……。
もうっ、気持ちの乙女化が進みすぎやしませんかね、リベラさん‼
そんな事を思いながら仰いだ空は、とても綺麗な青色をしていた。
この空の下のどこかで戦う彼を想い、私は神様に祈った。
どうか……。
どうか私の大好きな人が……、
無事帰ってきますように。
…………
…………
…………
…………
あれ?
…………
…………
…………
…………
私……、
…………
…………
…………
…………
この後どうしたんだっけ?
…………
…………
…………
…………
どうして……、
…………
…………
…………
…………
思い出せないんだろう?
…………
…………
…………
…………
あれ……?
…………
…………
…………
…………
私……、
…………
…………
…………
…………
今まで何してたんだっけ?
…………
…………
…………
…………
いままでのきおくが……、
…………
…………
…………
…………
とおのいて……、
…………
…………
…………
…………
うすれていく。
…………
…………
…………
…………
忘れたくない……。
…………
…………
…………
…………
わすれたくないのに……、
…………
…………
…………
…………
お願い……、
…………
…………
…………
…………
おねがい……。
…………
…………
…………
…………
これだけは……、わすれたくない……、
…………
…………
…………
…………
わすれたくなかったのに……、
…………
…………
…………
…………
もう……、おもいだせない。
…………
…………
…………
…………
なまえも、
…………
…………
…………
…………
かおも、
…………
…………
…………
…………
こえも、
…………
…………
…………
…………
すごしたひびも、
…………
…………
…………
…………
ぜんぶぜんぶ……。
…………
…………
…………
…………
だから……、
…………
…………
…………
…………
おしえて?
…………
…………
…………
…………
私の……、
…………
…………
…………
…………
わたしの……、
…………
…………
…………
…………
すきな……、
…………
…………
…………
…………
だいすきな ひ と っ て……、
…………
…………
…………
…………
だ れ の こ と ?
シオンが出て行ったのを見届けると、私はドアに背を預けて大きくため息をついた。胸に手を当ると、いつも以上に早く脈打つ心臓の音を感じる。
まだ、めっちゃドキドキしてる。
お弁当を作ってる時からずっと返事のことばかり考えてたから、後ろから不意に抱きしめられて、変な反応が出ちゃうし……。そのせいで、変な雰囲気になっちゃうし……。
そんな状況の中、今あなたを愛したい、なんて言われたら、頭の中が一杯になって、もうどうしていいのか分からなくなっても、仕方ないんじゃないかなっ!
うん、私悪くない!
朝っぱらから変な事して来た、シオンが全部悪いっ‼
ほんっともう、朝から何してんだか……。
セリス母さんがこの場にいなくて、ほんっと良かったよっ! 間違いなく、血の雨が降ってたよっ‼
ひとしきり心の中で言い訳を喚き散らし、その責任をシオンに押し付けると、少し気持ちが落ち着いて来た。
そしたら、奥に隠れていた本心がちらっと顔を出す。
(でも……、もう少ししたら、この気持ちも隠さなくてすむ……んだよね?)
それが……、凄く嬉しい。
シオンが好きだと気付いてから、この気持ちを押し殺さなければならない事が、本当に辛かったから。
差し出される手に、何度答えたいと思ったから分からない。
彼の前で平常心を保とうと超頑張って来たけど、一人になったら枕に顔を埋めて何度ジタバタしたことか。
でもそれももう終わり。
明日からは、私から抱きしめたり出来るようになるの……かなぁ……。
……キスとか。
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うひゃぁぁぁっ―――――‼
いやいやいやいや‼︎ それはまだ恥ずかし過ぎて、無理無理無理無理っ‼
私には難易度が高すぎるからっ‼︎
まあイリアの件の時は、勢いというか……、その場のノリと言うか……って、私誰に言い訳してんだろ?
まあいいわ。
色んなことを想像してすっかり火照った頬の熱をとる為、両手を当てた。少し冷えた手のひらが、頬の熱を吸い取るのが分かる。
ひんやりしてて、今の私にはとても気持ちいい。それと同時に、思考もしゃっきりする。
(私も、そろそろアカデミーに向かう準備をしないと)
今日は、アカデミー一般生全員を対象にした試験があるもんね。
遅刻したらやばい。
休み時間中は、アーシャから返事の件でめっちゃ弄られるだろうなぁ。
昨日も、
「私、返事した次の日まで、ずっと通信珠手放さないから! 夜中でも明け方でもいつでもいいから、結果を連絡してね‼︎」
って、仕立て上がった可愛い下着を渡しながら言ってきたし……。
まあ私が、せっかく婚約者の件が片付いてフリーになったんだから、ノリスとの事を考えなさい! って言ったら、一瞬にして恥ずかしそうに顏を真っ赤にして黙ったけどね!
もしこっちが落ち着いたら、今まで散々弄られた分やりかえす! と言う名目で、ノリスとの事を超協力するんだからっ!
アーシャ、覚悟してなさいよっ‼
そうそう。
ノリスにもどこかのタイミングで、私がリベラだって言っておかないと。アーシャに言ったのに、ノリスには言わないわけにはいかないしね。
ノリスも……、変わらないでいてくれたらいいな。
でも……、アーシャを受け入れた彼なら、きっと私の事も変わらないでいてくれると思う。そう信じたいな。
そっとドアを開けてシオンが出かけた事を確認すると、私は外に出た。
空は快晴。ここ最近ずっと曇り続きだったから、お日様の光がとってもありがたい。
地上を照らす光が、私に一つの事を思い出させた。
小さく呟く。
「来て、『太陽』」
私の言葉に答え、『太陽』が音もなく姿を現した。目の前で、いつもと変わらぬ瞳を閉じた女性の横顔が佇んでいる。
私が力を失ったら、『太陽』も使えなくなる。法具は、勇者候補のみが使えるものだから。
つまり、もう少しで『太陽』とも、お別れってことだ。
その事実に、心がキュッと締めつけられる。
あの魔王エレヴァとも、一緒に戦ってくれた。
たくさんのモンスターを屠り、どんな時も私を守り続けてくれた。
『太陽』と別れる事を考えると、半身と別れる様な強い喪失感を感じる。だって、ずっとずっと一緒に旅をしてきたんだから……。
(それにしても『太陽』って、不思議な法具だな)
もう身体の一部とも言っても過言でない法具に対し、今更になってそんな事を思う。
普段はどこにあるか分かんないし、でも呼んだら出てきてくれるし。
大きさも数も変えられるし。
すっごく今さらだけど、『太陽』の仕組みって私自身良く分かってなかったりする。
アカデミーを辞めた後、気がついたら『太陽』がそばにあったんだっけ。セリス母さんから、これがお前の法具だって言われて、使いこなす為に凄く頑張ったのを覚えてる。
でも今思えば、『太陽』が現れた時の記憶がなかったんだから、気づいたら法具があった、と記憶が変わってても仕方ないのかも。その辺はきっと、セリス母さんの精神魔法でつじつま合わせとかしてんだろうな。
(結局、この法具は何だったんだろ?)
魔力暴走の時、突然現れたらしいけど……。
法具作成には、元となる道具が必要になる。
ってことは、たまたまこんなメダルが私のそばにあって、無意識のうちに魔力が込められて出来上がったのかな?
……今さら考えても意味ないか。
大切なのは、この法具がずっと私を守ってくれたこと。
手足となって、戦い続けてくれたこと。
それだけだ。
ふと視界に、以前ディディスに指摘された欠けた部分が入った。小さく欠けた部分を指で触れると、小さな声で謝罪する。
「ここ欠けちゃったね……。気づかなくて、ごめんね、『太陽』……」
触れた部分が……、何だか温かい。
その温かさが、今まで『太陽』と共に戦った様々な記憶を思い出させた。
懐かしさと、感謝の気持ちが込み上げ来る。
「今まで……ありがとう」
その気持ちを移すようにおでこを『太陽』にくっつけると、瞳を閉じた。
……って、私、気が早いかな?
本当に今日の返事後、力を失うか分かんないのに。
こんなん、一人だけやる気満々みたいで、恥ずかしいじゃないっ‼
『太陽』を消すと、私は恥ずかしさを振り払うように思いっきり伸びをした。
まだ寒いけど、ほんっと今日はすっごくいい天気。
これなら、魔素溜まりの浄化も捗るだろうな。
そんな事を考えて気持ちを逸らせようとするけど、やっぱり上手く行くわけなく、すぐさま思考は彼が帰って来たときの想像に沈んでいく。
シオンになんて言って返事しよう?
どんな言葉が喜んでくれるかな?
力を失っても、ただのリベラになっても……、今と同じような楽しい生活を送れるかな?
私もエステル伯母さんのように、自由に生きていいのかな?
(……早く戻って来て欲しい。シオンに……、会いたい)
ついさっきまで一緒にいたのにもう会いたいなんて……、私何を考えてるんだろう……。
もうっ、気持ちの乙女化が進みすぎやしませんかね、リベラさん‼
そんな事を思いながら仰いだ空は、とても綺麗な青色をしていた。
この空の下のどこかで戦う彼を想い、私は神様に祈った。
どうか……。
どうか私の大好きな人が……、
無事帰ってきますように。
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あれ?
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私……、
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この後どうしたんだっけ?
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どうして……、
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思い出せないんだろう?
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あれ……?
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私……、
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今まで何してたんだっけ?
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いままでのきおくが……、
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とおのいて……、
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うすれていく。
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忘れたくない……。
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わすれたくないのに……、
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お願い……、
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おねがい……。
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これだけは……、わすれたくない……、
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わすれたくなかったのに……、
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もう……、おもいだせない。
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なまえも、
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かおも、
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こえも、
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すごしたひびも、
…………
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ぜんぶぜんぶ……。
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だから……、
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…………
…………
おしえて?
…………
…………
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…………
私の……、
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わたしの……、
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すきな……、
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だいすきな ひ と っ て……、
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