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アカデミー騒動編
第87話 弟子は謝罪した
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……え?
ああ、すみません。ちょっとぼーっとしてました。
そりゃ、呆然自失にもなりますよ。
初めて……、初めてお師匠様のお気持ちを聞くことが出来たのですから……。
そんな顔をして、嬉しくないのかって?
嬉しいに決まっているじゃないですか!
ただ……。
俺はお師匠様のお気持ちを、まだあの方の口から直接聞いていない。
その事実が少し……、辛いだけです。
ああ、続きですね。
もう大丈夫です。
俺が目覚めた時、陽が傾く時間になっていました。
部屋に入る光が、中の影を長くしています。
(夕方……か?)
ぼんやりする意識の中、陽の光からどのくらい自分が眠っていたかを計算しました。
お師匠様と話をしたのが、確か昼頃。
今が夕方なら、数時間はぐっすり眠っていたことになります。
ゆっくりと身体を起こすと、頭がグラッと揺れました。
寝すぎた時のような、独特の疲労感が身体を襲います。
たった数時間しか眠っていないはずなのに、よほど魔道具と薬湯が効いたのでしょうか。
意識がハッキリしてきて、自分がすべきことを思い出しました。
(そうだ……、イリアのところに行かなければ……)
そう思うだけで胃の辺りが締め付けられ、鋭い何かに刺される痛みが走ります。息が苦しくなり、胸の辺りを掴んで背中を丸めてしまいました。
今まで必死で耐えて来たのですが、お師匠様から許しを得た今、あの女の下へ行きたくありません。
しかし、行かなければお師匠様の事がアカデミーに公表されてしまいます。
イリアの元に行きたくない。
しかし行かなければならない。
相反する気持ちに苛まれながら何とかベッドから出ると、掛布団の上に乗っていた何かが床に落ちました。
何か固い物だったのでしょう。ゴツンと鈍い音が、部屋に響き渡ります。
(しまった……。床にへこみがついていなければいいんだが……)
何が落ちたのか知りませんが、そのせいで床が凹み、お師匠様が足をとられて転倒でもされたら大変です。
え? そんなのあり得ないだろ?
……あの方のドジッ子属性を舐めるなよ。
しゃがみこみ、床の様子を確認しようとした時、
「シオン、起きた……って、床にしゃがみこんで何してるの?」
愛らしい声に顔を上げると、先ほどお会いした時と同じように湯気の立ったコップを持ち、不思議そうに首を傾げていらっしゃるお師匠様の姿がありました。
コップを机の上に置くと少しかがみ、俺の顔を覗き込まれています。
あの女とは違う優しく自然な香りがふわっと広がり、抱きしめたい衝動に駆られます。が、手が動く前にお師匠様が動かれました。
ベッドの下に手を入れ、手のひらぐらいの魔力石の原石を取り出したのです。
どうやら、落ちたのはこれだったみたいですね。
「ごめんね。シオンが起きたらこれが落ちるようにしてたの。あなたが……、勝手に出かけないように」
魔力石を机の上に置くと、俺の手をとってベッドに誘導されました。
まだ寝ておけという事でしょうか。
柔らかく温かい手に、自然と口元が緩みそうになるのが分かります。
(このままずっと、触れていたい……)
しかしこのままずっと、お師匠様の手を愛でるわけにはいきません。
俺をベッドに座らせると、あの方は再びこちらを覗き込まれました。
右から左に見る位置を変えながら、じっと俺の顔をご覧になられています。
そして納得されたのか、一つ頷くと仰ったのです。
「うん、顔色も昨日よりは良くなってるわね。やっぱり人間、不調の時は寝るのが一番よね」
(……ん? 昨日……より?)
発言に違和感を感じた俺は、その疑問を恐る恐る確認しました。
「あっ、あの……、お師匠様? 昨日より顔色がいいって……、お昼頃にお会いしてから数時間しか経っていませんよね?」
「……へ? 何言ってるの、シオン? もしかしてあなた、まだ昨日だって思ってるの? 良く寝てたから起こさなかったけど……、私と最後に会話してから丸1日経ってるのよ?」
丸……一日⁉
その意味を理解した瞬間、顏から血の気が引くのが分かりました。
ベッドから立ち上がろうと動いた瞬間、
「シオン! もういいの!」
悲しげな声が鼓膜を震わせたかと思うと、あの方の身体が俺にのしかかって来たのです。
反動で俺は、お師匠様に押し倒される形でベッドに倒れる事になりました。
あの方は俺の首に腕を回すと、一瞬息が止まるくらいとても強い力で抱きしめられました。
「もう全部終わったの。だから……、もうイリアのところにはいかなくていいの。行かなくて……いいから……」
いつも元気で明るいお師匠様から発されたとは思えない、悲痛な響きを含んだ言葉。
気がつくと俺は、あの方の身体に腕を回していました。
そして、簡単に折れてしまいそうな白い首筋に顔を埋めると、お師匠様の存在を再確認しました。
イリアが何をしてきても。
お師匠様の存在がアカデミーにばれたとしても。
ここに、
俺の腕の中に、愛する人がいる。
その事実が、あらゆる不安を取り除きました。
先ほどまでの焦りと苦しみが消え、心が安定を取り戻します。
このままずっと抱き合っていられれば良かったのですが、先に動かれたのはお師匠様でした。
小さな身体を起こし、お互い向き合う形になると、俺はお師匠様が先ほどおっしゃった言葉の意味を確認しました。
「先ほど、全部終わったと仰いましたが……、それはつまり……」
「イリアは昨日、あなたに対する脅迫を含めた様々な罪で身柄を拘束されたわ。王女としての権限も全て失ってね……。あっ、私の情報は全て回収済みで外に漏れてないから安心して?」
「えっ? ちょっ、ちょっと待ってくださいっ‼ 王女としての権限を剥奪って……、全く話が見えないのですが!」
昨日一日で、一体何があった⁉
あまりにも話が飛躍しすぎて、理解が追いつきません。
俺の焦る表情が面白かったのか、お師匠様が噴き出されます。
「ふふっ、まあそうよね? もしシオンの体調が大丈夫なら……、少し向こうで話を聞いて貰えないかな? あなたに……、謝りたいって人もいるの」
謝りたい人?
そんな人物に心当たりはありませんでしたが、とりあえずお師匠様の提案に頷いておきました。
あの方は少しだけ緊張した表情をお見せになりましたが、すぐさま笑顔になると、手を差し出し、俺を立ち上がらせてくださったのです。
どうやら、怪我人扱いをされているようですね。
一晩ぐっすり眠り、あなたに許して頂くと言う最大の薬を頂いた事で、身体の不調は全くないのですけど。
でも、あなたが物凄く構って下さるので……、ちょっと甘える事にしたのは秘密です。
お師匠様と一緒に向かったのは、キッチンにあるいつもの食卓テーブルでした。
「シオン! もう体調は大丈夫なのか⁉︎」
部屋に入ると、1ヶ月前まで毎日のように隣にあった声が俺を迎えました。
ディディスです。
奴は席を立つと、俺に向かってきました。
そしてお師匠様がされたように色んな方向から俺を見ると、安心したように表情を緩めましたが、次の瞬間瞳を吊り上げ俺の胸元を掴んで来たのです。
「だからイリアティナ様には気を付けろって、警告しただろっ‼ それにな……、リベラ様の事を知ってお前に協力を申し出た時から、アカデミーの処罰なんて覚悟の上だっ‼ それを……、変な気を使いやがった挙句、死にかけるなんて……。とんだポンコツ野郎だ、お前はっ‼」
ディディスが怒っています。
奴の強い怒りに、俺は何も言えませんでした。
心配をかけたことに対する罪悪感が、心に広がります。
ただ黙ってされるがままになっていると、胸元を掴んでいた手が力を失い、ゆっくりと離れていきました。
「……傍にいながら悩みに気づいてやれずに……すまなかった、シオン」
頭を下げながら絞り出すように発された、友人の声。
咄嗟に否定の言葉が飛び出していました。
「やめろ、ディディス。お前は悪くない。お前の警告を真剣に聞かず……、己の力を過信していた俺が招いた結果だ。心配を……かけた」
そう。
誰も悪くないのです。
お師匠様も、ディディスも。
全ては、イリアを過小評価し足元をすくわれた俺が……。
自分が犠牲になればよいと、誰にも相談できなかった俺が……、悪いのですから。
ディディスの口から、小さな笑いが漏れました。
「お前が俺に謝るなんて……、明日嵐が来るかもな! やっべー、実家に急いで補強するように連絡いれとかないと‼」
「……黙れ」
「ははっ、ようやくお前らしい反応が見れられて、ホッとしたよ」
軽口を叩く、いつものディディスがそこにいました。
この時、ずっと静かでスースーしていた心が元に戻るのを感じたんです。
俺の周りから失われたと大切な者たちが、また戻ってきてくれたのですから。
奴は軽く俺の肩を叩くと、先ほどまで座っていた席に戻りました。
その時、俺は初めて気づいたのです。
決しているはずのない部外者――アーシャが、この場にいる事に。
ああ、すみません。ちょっとぼーっとしてました。
そりゃ、呆然自失にもなりますよ。
初めて……、初めてお師匠様のお気持ちを聞くことが出来たのですから……。
そんな顔をして、嬉しくないのかって?
嬉しいに決まっているじゃないですか!
ただ……。
俺はお師匠様のお気持ちを、まだあの方の口から直接聞いていない。
その事実が少し……、辛いだけです。
ああ、続きですね。
もう大丈夫です。
俺が目覚めた時、陽が傾く時間になっていました。
部屋に入る光が、中の影を長くしています。
(夕方……か?)
ぼんやりする意識の中、陽の光からどのくらい自分が眠っていたかを計算しました。
お師匠様と話をしたのが、確か昼頃。
今が夕方なら、数時間はぐっすり眠っていたことになります。
ゆっくりと身体を起こすと、頭がグラッと揺れました。
寝すぎた時のような、独特の疲労感が身体を襲います。
たった数時間しか眠っていないはずなのに、よほど魔道具と薬湯が効いたのでしょうか。
意識がハッキリしてきて、自分がすべきことを思い出しました。
(そうだ……、イリアのところに行かなければ……)
そう思うだけで胃の辺りが締め付けられ、鋭い何かに刺される痛みが走ります。息が苦しくなり、胸の辺りを掴んで背中を丸めてしまいました。
今まで必死で耐えて来たのですが、お師匠様から許しを得た今、あの女の下へ行きたくありません。
しかし、行かなければお師匠様の事がアカデミーに公表されてしまいます。
イリアの元に行きたくない。
しかし行かなければならない。
相反する気持ちに苛まれながら何とかベッドから出ると、掛布団の上に乗っていた何かが床に落ちました。
何か固い物だったのでしょう。ゴツンと鈍い音が、部屋に響き渡ります。
(しまった……。床にへこみがついていなければいいんだが……)
何が落ちたのか知りませんが、そのせいで床が凹み、お師匠様が足をとられて転倒でもされたら大変です。
え? そんなのあり得ないだろ?
……あの方のドジッ子属性を舐めるなよ。
しゃがみこみ、床の様子を確認しようとした時、
「シオン、起きた……って、床にしゃがみこんで何してるの?」
愛らしい声に顔を上げると、先ほどお会いした時と同じように湯気の立ったコップを持ち、不思議そうに首を傾げていらっしゃるお師匠様の姿がありました。
コップを机の上に置くと少しかがみ、俺の顔を覗き込まれています。
あの女とは違う優しく自然な香りがふわっと広がり、抱きしめたい衝動に駆られます。が、手が動く前にお師匠様が動かれました。
ベッドの下に手を入れ、手のひらぐらいの魔力石の原石を取り出したのです。
どうやら、落ちたのはこれだったみたいですね。
「ごめんね。シオンが起きたらこれが落ちるようにしてたの。あなたが……、勝手に出かけないように」
魔力石を机の上に置くと、俺の手をとってベッドに誘導されました。
まだ寝ておけという事でしょうか。
柔らかく温かい手に、自然と口元が緩みそうになるのが分かります。
(このままずっと、触れていたい……)
しかしこのままずっと、お師匠様の手を愛でるわけにはいきません。
俺をベッドに座らせると、あの方は再びこちらを覗き込まれました。
右から左に見る位置を変えながら、じっと俺の顔をご覧になられています。
そして納得されたのか、一つ頷くと仰ったのです。
「うん、顔色も昨日よりは良くなってるわね。やっぱり人間、不調の時は寝るのが一番よね」
(……ん? 昨日……より?)
発言に違和感を感じた俺は、その疑問を恐る恐る確認しました。
「あっ、あの……、お師匠様? 昨日より顔色がいいって……、お昼頃にお会いしてから数時間しか経っていませんよね?」
「……へ? 何言ってるの、シオン? もしかしてあなた、まだ昨日だって思ってるの? 良く寝てたから起こさなかったけど……、私と最後に会話してから丸1日経ってるのよ?」
丸……一日⁉
その意味を理解した瞬間、顏から血の気が引くのが分かりました。
ベッドから立ち上がろうと動いた瞬間、
「シオン! もういいの!」
悲しげな声が鼓膜を震わせたかと思うと、あの方の身体が俺にのしかかって来たのです。
反動で俺は、お師匠様に押し倒される形でベッドに倒れる事になりました。
あの方は俺の首に腕を回すと、一瞬息が止まるくらいとても強い力で抱きしめられました。
「もう全部終わったの。だから……、もうイリアのところにはいかなくていいの。行かなくて……いいから……」
いつも元気で明るいお師匠様から発されたとは思えない、悲痛な響きを含んだ言葉。
気がつくと俺は、あの方の身体に腕を回していました。
そして、簡単に折れてしまいそうな白い首筋に顔を埋めると、お師匠様の存在を再確認しました。
イリアが何をしてきても。
お師匠様の存在がアカデミーにばれたとしても。
ここに、
俺の腕の中に、愛する人がいる。
その事実が、あらゆる不安を取り除きました。
先ほどまでの焦りと苦しみが消え、心が安定を取り戻します。
このままずっと抱き合っていられれば良かったのですが、先に動かれたのはお師匠様でした。
小さな身体を起こし、お互い向き合う形になると、俺はお師匠様が先ほどおっしゃった言葉の意味を確認しました。
「先ほど、全部終わったと仰いましたが……、それはつまり……」
「イリアは昨日、あなたに対する脅迫を含めた様々な罪で身柄を拘束されたわ。王女としての権限も全て失ってね……。あっ、私の情報は全て回収済みで外に漏れてないから安心して?」
「えっ? ちょっ、ちょっと待ってくださいっ‼ 王女としての権限を剥奪って……、全く話が見えないのですが!」
昨日一日で、一体何があった⁉
あまりにも話が飛躍しすぎて、理解が追いつきません。
俺の焦る表情が面白かったのか、お師匠様が噴き出されます。
「ふふっ、まあそうよね? もしシオンの体調が大丈夫なら……、少し向こうで話を聞いて貰えないかな? あなたに……、謝りたいって人もいるの」
謝りたい人?
そんな人物に心当たりはありませんでしたが、とりあえずお師匠様の提案に頷いておきました。
あの方は少しだけ緊張した表情をお見せになりましたが、すぐさま笑顔になると、手を差し出し、俺を立ち上がらせてくださったのです。
どうやら、怪我人扱いをされているようですね。
一晩ぐっすり眠り、あなたに許して頂くと言う最大の薬を頂いた事で、身体の不調は全くないのですけど。
でも、あなたが物凄く構って下さるので……、ちょっと甘える事にしたのは秘密です。
お師匠様と一緒に向かったのは、キッチンにあるいつもの食卓テーブルでした。
「シオン! もう体調は大丈夫なのか⁉︎」
部屋に入ると、1ヶ月前まで毎日のように隣にあった声が俺を迎えました。
ディディスです。
奴は席を立つと、俺に向かってきました。
そしてお師匠様がされたように色んな方向から俺を見ると、安心したように表情を緩めましたが、次の瞬間瞳を吊り上げ俺の胸元を掴んで来たのです。
「だからイリアティナ様には気を付けろって、警告しただろっ‼ それにな……、リベラ様の事を知ってお前に協力を申し出た時から、アカデミーの処罰なんて覚悟の上だっ‼ それを……、変な気を使いやがった挙句、死にかけるなんて……。とんだポンコツ野郎だ、お前はっ‼」
ディディスが怒っています。
奴の強い怒りに、俺は何も言えませんでした。
心配をかけたことに対する罪悪感が、心に広がります。
ただ黙ってされるがままになっていると、胸元を掴んでいた手が力を失い、ゆっくりと離れていきました。
「……傍にいながら悩みに気づいてやれずに……すまなかった、シオン」
頭を下げながら絞り出すように発された、友人の声。
咄嗟に否定の言葉が飛び出していました。
「やめろ、ディディス。お前は悪くない。お前の警告を真剣に聞かず……、己の力を過信していた俺が招いた結果だ。心配を……かけた」
そう。
誰も悪くないのです。
お師匠様も、ディディスも。
全ては、イリアを過小評価し足元をすくわれた俺が……。
自分が犠牲になればよいと、誰にも相談できなかった俺が……、悪いのですから。
ディディスの口から、小さな笑いが漏れました。
「お前が俺に謝るなんて……、明日嵐が来るかもな! やっべー、実家に急いで補強するように連絡いれとかないと‼」
「……黙れ」
「ははっ、ようやくお前らしい反応が見れられて、ホッとしたよ」
軽口を叩く、いつものディディスがそこにいました。
この時、ずっと静かでスースーしていた心が元に戻るのを感じたんです。
俺の周りから失われたと大切な者たちが、また戻ってきてくれたのですから。
奴は軽く俺の肩を叩くと、先ほどまで座っていた席に戻りました。
その時、俺は初めて気づいたのです。
決しているはずのない部外者――アーシャが、この場にいる事に。
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