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アカデミー騒動編
第78話 お師匠様は絶叫した
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アーシャに相談した次の日、アカデミーから家に戻るとテーブルに置手紙があった。
『魔素依頼が忙しい為、しばらく町の宿屋に泊まります。ここへの戻りはいつになるか分かりません。あなたの世話も満足に出来ない弟子を、どうかお許しください』
文末に書かれた署名は、弟子の名前。
シオンからの置手紙だった。
中身を確認した瞬間、私は駆け出していた。
「シオンっ‼」
叫びと共に飛び込むように足を踏み入れたのは、弟子の部屋。
シオンは普段私の部屋で寝てるから、彼の自室は物置のようになっている。
私も目覚めたんだから、自分の部屋で寝るように言ったんだけどね。
ずっと私の部屋で寝てたから、部屋が変わると寝られないとか不安だとか、色々と理由を付けられて、しぶしぶ了承してしまったの。
まあ私が目覚めた日の夜、寝ぼけてやって来たシオンの事を思い出すと、断り切れなかったってのもあるんだけど……。
良く使う物はアカデミーに置きっぱなしにしているから、ここにあるのは本当に不要な物か、場所に関わらず良く使う物かのどちらか。
クローゼットを開けてみると、明らかに服の数が減っていた。
引き出しを開けると、アイテムやお金類がごっそりなくなっていた。
(やっぱり……、出て行ったんだ……)
ショックを受けた私は、よろっと後ろに引いた。足元で、カサッと音がする。
どうやら、握っていた手紙が落ちたのにも気づかず、踏んでしまったらしい。
でも拾う事はせず、足元がおぼつかない様子で、私はふらふらとベッドに座り込んでしまった。
顔を両手で覆い俯く。
(まさか……、ずっとイリアのところにいるために?)
先日目撃した、二人の姿が思い出された。
顔を覆った手が、ぎゅっと前髪を掴む。髪を引っ張る痛みが走ったけど、その手を緩める事は出来なかった。
心が乱れ、苦しくなる。
傷などないはずなのに、ドクドクと心から何かが流れ出している感じがする。
しばらくそのまま固まっていたけど、通信珠を取り出しディディスに連絡を入れた。
「あ、ディディス? 私だけど……、今ちょっといい?」
「ああ、大丈夫。リーベルから連絡をくれるって事は……、あいつに何かあった?」
「うっ、うん……」
彼に報告するために連絡したのに、それを口にするのが怖い。シオンが家を出た事を……、認めたくなかったから。
でも……、言わなきゃ。
「さっき置手紙が置いてあって……、シオンが家を出たの。魔素依頼が忙しいから、しばらく宿屋に寝泊まりするって。そう書き残して、生活に必要な物だけもって出て行ったみたい……」
「そっか……、あいつそこまでして……。知らせてくれてありがとう、リーベル」
この沈んだ声色。
ディディスも、シオンがそこまでするとは思ってもみなかったんだろうな。
彼の話には、続きがあった。
「俺さ、しばらくシオンの後を付けようと思うんだ。この間、あいつの姿をちらっと見かけたんだけど、かなり参ってる様子なんだよね」
あのシオンが、ディディスに心配かけるぐらい参ってる。
想像出来なかった。
だって、シオンは私以外の人間に敬意を払わず、誰に何を言われても平気な図太い神経の持ち主。我の強さは、私にはないものだ。
あ、別に悪口じゃないのよ⁉
まあ私に関しては、超が付くぐらい神経質だけど……。
それほど今の生活が、シオンにとって辛いって事なんだろう。
(そんな状態で魔素対応に出たら……)
最悪の状況を想像してしまい、足先の熱が失われた気がした。
部屋の寒さとは違う寒気が背中を這い上がり、指の先まで達する。
私の沈黙から不安を感じ取ったのか、ディディスが明るく声を掛けて来た。
「シオンの事は俺に任せて。あなたは今まで通り、アカデミーでの生活を楽しんでほしい。きっと奴も、それを一番に望んでいるだろうから……」
「うっ、うん……」
一応頷きはしたけど、こんな状況でアカデミー生活を楽しめるほど、図太い神経をしてないよ、私……。
シオンの件をお願いして通信珠を切ると、ベッドの上に寝転がった。
ディディスが見守ってくれているから大丈夫、という気持ち。
それでも決して打ち消す事の出来ない不安。
相反する気持ちがせめぎ合い、胸騒ぎとなってずっと私の心に残り続けた。
それからは、何をしていたかよく覚えていない。
シオンの事は心配だし、ディディスから連絡はないし、アーシャも調査の為にアカデミーに来ていない。
そんな私を心配してか、ノリスがちょくちょく顔を見せに来てくれたことと、セリス母さんが何か出来ることがあれば、と言ってくれた事だけが、記憶に残っている。
シオンが家を出て1週間経ったある朝。
アカデミーに行く準備をしていた時、家のドアが激しく打ち鳴らされた。
(うるさいなぁ……)
訪問を告げる音にしては、荒々しく非常識過ぎる音。
だけど、一刻の猶予もないような切羽詰まった声を聞いた瞬間、私の身体は玄関から外へ飛び出していた。
声と音の主は、血まみれになった大きな身体を担ぐディディスだった。
担がれているのは……、私がとても、とてもとても良く知っている人物。
紺色の髪が、血に濡れてべっとりと頬に張り付いているのを見た瞬間、彼の名を絶叫していた。
「しっ……、シオン――――っ‼」
シオンはぐったりと身体をディディスに預け、瞳を閉じていた。
震える手で、弟子の頬に触れると、ぬるっとした血と肌の冷たい感覚が指先から伝わって来る。
戦いの中、モンスターの被害に遭い、亡くなった人たちにとても近い……感覚。
恐怖が脳天を突き抜けた。
「あぁ……、いや……。こんな……、こんなことって……。しおん……、シオン……、お願い、目を開けて! お願いだからっ‼」
名を呼びながら身体を揺すっても、シオンの腕が力なく落ちただけで、それ以上の反応は見られなかった。
腕から流れた血が、私の靴を汚していく。
大きく広がる命の色から、視線を逸らすことが出来ない。
「ぁぁ……い……、あぁ……」
シオンの名前を呼びたいのに、彼を目覚めさせるために呼びたいのに、どれだけ頑張ってもうめき声しか出てこない。
言葉を忘れたように、ただただ意味不明な発声が喉を震わせるだけ。
――シオンが死ぬ。
その事実は、私から言葉を奪い、思考を奪い、心を奪った。
頭の中が真っ白になった時、心を覆っていた何かが消滅するのを感じた。私の中で何か小さなひびが入ったような音がする。
しかしその違和感は、何ごとかとやって来たセリス母さんの声によって、かき消されることとなる。
「何をしているリベラ‼ 今すぐ癒しの魔法を‼ シオンはまだ生きてるぞ‼」
生きている。
パッと目の前に光が満ちた。
一瞬にして思考がクリアになり、心が動き出す。
……しっかりしろ、私‼
こうやって縋っていて、シオンの傷を広げてしまったらどうする!
私の馬鹿な行動で、弟子の命をさらに危険に晒してどうする!
自身に叱咤すると、すぐさまシオンに向かい合った。
ディディスに彼を地面に横たえるように指示を出すと、癒しの魔法紋様を発動させた。
癒しの魔法は攻撃魔法とは違い、魔力を込め過ぎて相手を傷つけるという事はない。
武勇伝として、残しておきたかった古傷まで消して、怒られることはあるけど。
だから、思いっきり魔力を込めた。
紋様の大きさは、込めた魔力量に比例する。
私の想いは、片翼の勇者候補には発動できない巨大すぎる癒しの魔法紋様となって、空中に現れた。
現れた魔法紋様が規格外なのは、あんぐり口を開けたまま見つめているディディスの様子が証明している。
しかし、そんな事はどうでもいい。
魔法はゆっくりシオンの身体の上に降りると、傷ついた身体を癒した。流れていた血が止まり、綺麗な肌へと再生される。
血に塗れ引き裂かれた服がなければ、先ほどまで大怪我を負っていたなど、誰も分からないくらい完璧な癒し。
でも私が行ったのは、あくまで傷を塞いだだけであって、流れた血だとか心労までは癒せない。
今はシオンをゆっくり休ませないと。
「ディディス、悪いけどシオンを部屋まで運んで貰えない?」
「あっ……、ああ、もちろん」
ディディスはまだ呆然としてたけど、私の声を聞いて慌ててシオンを抱き上げた。
細い彼の腕でもシオンを持ち上げることが出来るのは、肉体強化の魔法をかけているからだ。
私はディディスを自室に案内すると、彼と一緒に服を着替えさせ、ベッドの上に横たえた。
シオンは瞳を閉じて、穏やかな呼吸を繰り返している。
首元と手首で脈をとったディディスは、私に視線を向けると無言で頷いた。
もう大丈夫だという意味だ。
次の瞬間、私は膝から力が抜け、床にへたり込んでいた。
(元気になったら、またたくさんお肉を食べさせないと……)
まだ血色の悪い弟子の顔を見上げながら、そんな事を考えていた。
『魔素依頼が忙しい為、しばらく町の宿屋に泊まります。ここへの戻りはいつになるか分かりません。あなたの世話も満足に出来ない弟子を、どうかお許しください』
文末に書かれた署名は、弟子の名前。
シオンからの置手紙だった。
中身を確認した瞬間、私は駆け出していた。
「シオンっ‼」
叫びと共に飛び込むように足を踏み入れたのは、弟子の部屋。
シオンは普段私の部屋で寝てるから、彼の自室は物置のようになっている。
私も目覚めたんだから、自分の部屋で寝るように言ったんだけどね。
ずっと私の部屋で寝てたから、部屋が変わると寝られないとか不安だとか、色々と理由を付けられて、しぶしぶ了承してしまったの。
まあ私が目覚めた日の夜、寝ぼけてやって来たシオンの事を思い出すと、断り切れなかったってのもあるんだけど……。
良く使う物はアカデミーに置きっぱなしにしているから、ここにあるのは本当に不要な物か、場所に関わらず良く使う物かのどちらか。
クローゼットを開けてみると、明らかに服の数が減っていた。
引き出しを開けると、アイテムやお金類がごっそりなくなっていた。
(やっぱり……、出て行ったんだ……)
ショックを受けた私は、よろっと後ろに引いた。足元で、カサッと音がする。
どうやら、握っていた手紙が落ちたのにも気づかず、踏んでしまったらしい。
でも拾う事はせず、足元がおぼつかない様子で、私はふらふらとベッドに座り込んでしまった。
顔を両手で覆い俯く。
(まさか……、ずっとイリアのところにいるために?)
先日目撃した、二人の姿が思い出された。
顔を覆った手が、ぎゅっと前髪を掴む。髪を引っ張る痛みが走ったけど、その手を緩める事は出来なかった。
心が乱れ、苦しくなる。
傷などないはずなのに、ドクドクと心から何かが流れ出している感じがする。
しばらくそのまま固まっていたけど、通信珠を取り出しディディスに連絡を入れた。
「あ、ディディス? 私だけど……、今ちょっといい?」
「ああ、大丈夫。リーベルから連絡をくれるって事は……、あいつに何かあった?」
「うっ、うん……」
彼に報告するために連絡したのに、それを口にするのが怖い。シオンが家を出た事を……、認めたくなかったから。
でも……、言わなきゃ。
「さっき置手紙が置いてあって……、シオンが家を出たの。魔素依頼が忙しいから、しばらく宿屋に寝泊まりするって。そう書き残して、生活に必要な物だけもって出て行ったみたい……」
「そっか……、あいつそこまでして……。知らせてくれてありがとう、リーベル」
この沈んだ声色。
ディディスも、シオンがそこまでするとは思ってもみなかったんだろうな。
彼の話には、続きがあった。
「俺さ、しばらくシオンの後を付けようと思うんだ。この間、あいつの姿をちらっと見かけたんだけど、かなり参ってる様子なんだよね」
あのシオンが、ディディスに心配かけるぐらい参ってる。
想像出来なかった。
だって、シオンは私以外の人間に敬意を払わず、誰に何を言われても平気な図太い神経の持ち主。我の強さは、私にはないものだ。
あ、別に悪口じゃないのよ⁉
まあ私に関しては、超が付くぐらい神経質だけど……。
それほど今の生活が、シオンにとって辛いって事なんだろう。
(そんな状態で魔素対応に出たら……)
最悪の状況を想像してしまい、足先の熱が失われた気がした。
部屋の寒さとは違う寒気が背中を這い上がり、指の先まで達する。
私の沈黙から不安を感じ取ったのか、ディディスが明るく声を掛けて来た。
「シオンの事は俺に任せて。あなたは今まで通り、アカデミーでの生活を楽しんでほしい。きっと奴も、それを一番に望んでいるだろうから……」
「うっ、うん……」
一応頷きはしたけど、こんな状況でアカデミー生活を楽しめるほど、図太い神経をしてないよ、私……。
シオンの件をお願いして通信珠を切ると、ベッドの上に寝転がった。
ディディスが見守ってくれているから大丈夫、という気持ち。
それでも決して打ち消す事の出来ない不安。
相反する気持ちがせめぎ合い、胸騒ぎとなってずっと私の心に残り続けた。
それからは、何をしていたかよく覚えていない。
シオンの事は心配だし、ディディスから連絡はないし、アーシャも調査の為にアカデミーに来ていない。
そんな私を心配してか、ノリスがちょくちょく顔を見せに来てくれたことと、セリス母さんが何か出来ることがあれば、と言ってくれた事だけが、記憶に残っている。
シオンが家を出て1週間経ったある朝。
アカデミーに行く準備をしていた時、家のドアが激しく打ち鳴らされた。
(うるさいなぁ……)
訪問を告げる音にしては、荒々しく非常識過ぎる音。
だけど、一刻の猶予もないような切羽詰まった声を聞いた瞬間、私の身体は玄関から外へ飛び出していた。
声と音の主は、血まみれになった大きな身体を担ぐディディスだった。
担がれているのは……、私がとても、とてもとても良く知っている人物。
紺色の髪が、血に濡れてべっとりと頬に張り付いているのを見た瞬間、彼の名を絶叫していた。
「しっ……、シオン――――っ‼」
シオンはぐったりと身体をディディスに預け、瞳を閉じていた。
震える手で、弟子の頬に触れると、ぬるっとした血と肌の冷たい感覚が指先から伝わって来る。
戦いの中、モンスターの被害に遭い、亡くなった人たちにとても近い……感覚。
恐怖が脳天を突き抜けた。
「あぁ……、いや……。こんな……、こんなことって……。しおん……、シオン……、お願い、目を開けて! お願いだからっ‼」
名を呼びながら身体を揺すっても、シオンの腕が力なく落ちただけで、それ以上の反応は見られなかった。
腕から流れた血が、私の靴を汚していく。
大きく広がる命の色から、視線を逸らすことが出来ない。
「ぁぁ……い……、あぁ……」
シオンの名前を呼びたいのに、彼を目覚めさせるために呼びたいのに、どれだけ頑張ってもうめき声しか出てこない。
言葉を忘れたように、ただただ意味不明な発声が喉を震わせるだけ。
――シオンが死ぬ。
その事実は、私から言葉を奪い、思考を奪い、心を奪った。
頭の中が真っ白になった時、心を覆っていた何かが消滅するのを感じた。私の中で何か小さなひびが入ったような音がする。
しかしその違和感は、何ごとかとやって来たセリス母さんの声によって、かき消されることとなる。
「何をしているリベラ‼ 今すぐ癒しの魔法を‼ シオンはまだ生きてるぞ‼」
生きている。
パッと目の前に光が満ちた。
一瞬にして思考がクリアになり、心が動き出す。
……しっかりしろ、私‼
こうやって縋っていて、シオンの傷を広げてしまったらどうする!
私の馬鹿な行動で、弟子の命をさらに危険に晒してどうする!
自身に叱咤すると、すぐさまシオンに向かい合った。
ディディスに彼を地面に横たえるように指示を出すと、癒しの魔法紋様を発動させた。
癒しの魔法は攻撃魔法とは違い、魔力を込め過ぎて相手を傷つけるという事はない。
武勇伝として、残しておきたかった古傷まで消して、怒られることはあるけど。
だから、思いっきり魔力を込めた。
紋様の大きさは、込めた魔力量に比例する。
私の想いは、片翼の勇者候補には発動できない巨大すぎる癒しの魔法紋様となって、空中に現れた。
現れた魔法紋様が規格外なのは、あんぐり口を開けたまま見つめているディディスの様子が証明している。
しかし、そんな事はどうでもいい。
魔法はゆっくりシオンの身体の上に降りると、傷ついた身体を癒した。流れていた血が止まり、綺麗な肌へと再生される。
血に塗れ引き裂かれた服がなければ、先ほどまで大怪我を負っていたなど、誰も分からないくらい完璧な癒し。
でも私が行ったのは、あくまで傷を塞いだだけであって、流れた血だとか心労までは癒せない。
今はシオンをゆっくり休ませないと。
「ディディス、悪いけどシオンを部屋まで運んで貰えない?」
「あっ……、ああ、もちろん」
ディディスはまだ呆然としてたけど、私の声を聞いて慌ててシオンを抱き上げた。
細い彼の腕でもシオンを持ち上げることが出来るのは、肉体強化の魔法をかけているからだ。
私はディディスを自室に案内すると、彼と一緒に服を着替えさせ、ベッドの上に横たえた。
シオンは瞳を閉じて、穏やかな呼吸を繰り返している。
首元と手首で脈をとったディディスは、私に視線を向けると無言で頷いた。
もう大丈夫だという意味だ。
次の瞬間、私は膝から力が抜け、床にへたり込んでいた。
(元気になったら、またたくさんお肉を食べさせないと……)
まだ血色の悪い弟子の顔を見上げながら、そんな事を考えていた。
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