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アカデミー入学編
第44話 弟子は見舞った
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お師匠様が倒れたという話を聞き、俺の身体は一瞬にしてアカデミーの前に戻ってきていました。
勢いで帰ってきてしまったのですが、まあ依頼の後処理はディディスに任せたらいいでしょう。俺が戦っている最中寝ていたのですから、睡眠分きっちり働いて貰います。さっきから通信珠が反応してる気がするのですが、きっと気のせいですよね。
依頼の事、ディディスの事を頭から振り払うと、急いで学科棟に向かいました。
建物内は、授業中なのか人の姿がちらほら見えるくらいです。
突然現れた俺の姿を見て、廊下で談笑しているやつらが驚いた視線を投げてきますが、今のところ道を塞ぐ者はいません。
今思うと、近寄る事も出来ないくらい俺から切羽詰まった雰囲気を感じ取っていたからかもしれません。
とにかく今は、一刻も早くお師匠様の元へ行かなくては……。
倒れたというくらいですから、恐らく保健室に連れていかれていると思います。
そう目星を付け、目的地に向かおうと足を進めた時、廊下で談笑している奴らの会話が耳に入ってきました。不意に入って来た名前に、俺の歩みが自然とゆっくりに変わりました。
「おい、聞いたか? 魔力暴走で倒れたやつが出たんだってー。リーベル? とか言ったっけな」
「ええー、マジかよー! やっぱり初心者ともなるとそんなやつ、いるんだなー!」
「なんかさー、すっごい光が出て、魔法紋様が描かれた紙が燃えたらしいぜ?」
「どんだけコントロール下手なんだよ! 超ウケんだけどっ! そいつのこと、リーベル・炎上って呼んでやろうぜー」
……お師匠様の事を笑うこいつらを、俺が後で『炎上』させときますね。最期の時まで、そこで談笑しているがいい。
奴らは俺が聞いているのにも気づかず、会話と続けています。
「それもさ、その倒れた女、魔王オタクらしいぜ?」
「えー! 何だよそれー! 訳分かんねぇー。魔力暴走に魔王オタク、個性強すぎだろ、そいつ」
……訳分からんのは俺の方だ……。
魔王オタクって……、魔力暴走の件と言いお師匠様、初日からあなたは一体何をやらかしたのですか……。
アカデミー生活1日目で、すでにこれです。入学許可を出した事を後悔しました。
お師匠様が魔力暴走を起こしたと周囲は言っていますが、俺にはそれが嘘である事は分かってます。
あの方の膨大な魔力が暴走したら、アカデミーが無傷でいるわけありません。被害は未知数ですが、少なくとも学科棟は吹き飛んでいるでしょう。
確か、魔法発動の訓練には初心者用の魔法紋様の紙を使ったはず。
あんなしょぼい魔力しか受け止められない練習用紙が、両翼の聖女の力を受けきれるわけがありません。
さらにお師匠様は、小さな魔法を使うのが苦手な方。
恐らく、魔力を流す量を見誤り、一般生よりも凄い魔法を発現してしまったのでしょう。そしてそれを誤魔化すため、魔力暴走を起こしたと嘘をついた。
そんなところでしょう。
まあ、俺の予想は全て正解だったわけですが。
「まあ、シオン様!」
甲高い女の声が、俺の思考を現実に戻しました。
聞こえなかったフリをして進もうとしたのですが、声の主は素早く俺の前に立ちふさがり、うるんだ紫の瞳でこちらを見ています。
……誰だ? この女。
「こんなところでお会いできるなんて……、運命としか言いようがありません」
相手は俺の事を知っているようで、良く分からない事を口走りながら、俺の腕に抱き着いてきました。胸の膨らみを押しつけて妙に密着してきますが、正直……、胸の肉付き、そして全体的な柔らかさはお師匠様の圧勝……ん? 何か過去に同じような事を思った記憶が……。
「あら、シオン様……。私の事、覚えていらっしゃらないのですか?」
この言葉に、迷わず頷きました。
俺の頭の中は常にお師匠様の事で一杯なので、こんな女に貴重な記憶容量を割く余裕はありません。
え? もし余裕があったらですか?
ひと時でも多く、あの方の愛らしい姿を記憶にとどめておきたいので、結局記憶容量に余裕など出ませんよ。何、当たり前な事聞いてるんですか?
女は、あれだけ記憶に残るようにしたのに……、とブツブツ呟きながら、磨かれた親指の爪を噛んでいます。が、俺の視線を感じたのか、すぐに笑顔を張り付けると、媚びる様な甘ったるい声で話しかけてきました。
「もうっ、シオン様ったら酷いですわ。イリアです。入学式の時にぶつかった……」
…………
…………
…………
…………
ああ、あの下着丸出し女か。
「思い出した。あの時はすまなかったな」
「いえ、こうしてまたお話が出来て、夢のようですわ。お急ぎのようですが、どちらへ?」
「ちょっと……、見舞いにな」
そう言って話を切り、イリアの脇を通り過ぎようとしたとき、あの女は抱き着く腕に力を込めて来ました。
何をするのかと軽く睨みましたが、イリアはそんな視線を物ともせず、俺の腕に絡みつくと先導を始めました。
「お見舞い……という事は、保健室に向かわれるという事ですね? それなら、私がご案内いたしますわ」
「……いや、保健室の場所は分かる。それにお前、今授業中じゃないのか?」
「そうですが、今の授業は魔法初心者中の初心者が受ける内容。すでに、魔法紋様を使いこなす私が受ける内容ではありません。なのでこの授業が終わるまで、自由にしているのです」
イリアは初心者用の授業を馬鹿にした様子で、ここにいる理由を述べました。恐らく、この廊下にいる一般生も同じような理由でここにいるのでしょう。
まあ確かに、合理的な考えだとは思います。俺が同じ立場なら、イリアと同じ事をするでしょう。実際にアカデミーで学んでた時、同じような事してましたし。
ただ初心者を脱しているとはいえ、この女の左手には片翼の痣がありません。俺にとっては、勇者候補でない時点で、この女の実力などたかが知れてます。
「ですから私の事は心配無用ですわ。さあ、保健室へご案内いたします」
イリアはどこか企みを含んだ裏のある笑みを浮かべると、俺の腕を引っ張りました。
切羽詰まった状況の俺に恐れげなく話しかけ、強引に同行するこの女の度胸は、ある意味称賛に値します。
これ以上の面倒を避けるため、仕方なくこの女の案内に従う事にしました。まあ腕はすぐに振り払ったのですけど。
「それにしても……、お見舞いとはもしかして……、魔力暴走で倒れた生徒ですか?」
「そうだ」
「まあ……。確か倒れた一般生は女性だったはずですが……。お知り合い……なのでしょうか?」
知り合いどころか、この世界で最も愛する女性であり、近々俺の妻になるお方だ。
という言葉は心の中に留め、俺は一つだけ頷きました。抜かりなく見舞いの理由は考えていますが、喋らないほうがボロがでません。
それ以上俺から返答が得られないと思ったのか、イリアは俺とお師匠様の関係を探ることはありませんでした。が、代わりにお師匠様のことについて話し出しました。
「魔力暴走で倒れられたお知り合い、少し変わった方だとお聞きしましたわ。何でも……、魔王オタクだとか……」
それな。
一体どういう経緯でそんな不名誉なあだ名が……。
せっかくなので、理由を聞いてみる事にしました。
「魔王オタク? どういうことだ」
「聞いた話によると、授業で歴代勇者様の名前は答えられなかったのに、魔王の情報はすごく詳しかったらしいですわ。先生が驚くくらい、色々な情報を喜々として話したとか……。普通は魔王よりも勇者様の方が知られてるはずなのに、とっても変わったお知り合いですわね」
……お師匠様……、あなたって人は……。
世間一般で、魔王についてあまり知られてない事をご存知なかったのでしょう。こういうところがほんと、世間知らずというか……、一般常識がないというか……。
そりゃ、個性強いって言われますよ……。
でもまあそこが可愛いと言うか、放っておけないというか、妻にするために付け込みやすい部分……おっと、あぶないあぶない。
どうやら、魔王の知識はディディスから教えて貰ったと言い訳をした為、難を逃れたようです。まあ、あいつなら不名誉なあだ名の一つや二つ増えても問題ないでしょう。
「さあ、着きましてわ。こちらが保健室です」
「ああ、案内して貰って悪かったな」
別にこっちが案内を頼んだわけじゃないんだが……。
そんな事を思いつつも、一応礼は言っておきました。しかし、
「いいえ。私もお知り合いのお見舞いを。シオン様のお知り合いが、魔力暴走を起こされるなんて、心配ですし……」
イリアはそう言って、さっさと保健室のドアをノックし、中に入ってしまったのです。止める間もなく、一瞬の出来事でした。
……どこまで付いてくるつもりだ、この女は‼
勢いで帰ってきてしまったのですが、まあ依頼の後処理はディディスに任せたらいいでしょう。俺が戦っている最中寝ていたのですから、睡眠分きっちり働いて貰います。さっきから通信珠が反応してる気がするのですが、きっと気のせいですよね。
依頼の事、ディディスの事を頭から振り払うと、急いで学科棟に向かいました。
建物内は、授業中なのか人の姿がちらほら見えるくらいです。
突然現れた俺の姿を見て、廊下で談笑しているやつらが驚いた視線を投げてきますが、今のところ道を塞ぐ者はいません。
今思うと、近寄る事も出来ないくらい俺から切羽詰まった雰囲気を感じ取っていたからかもしれません。
とにかく今は、一刻も早くお師匠様の元へ行かなくては……。
倒れたというくらいですから、恐らく保健室に連れていかれていると思います。
そう目星を付け、目的地に向かおうと足を進めた時、廊下で談笑している奴らの会話が耳に入ってきました。不意に入って来た名前に、俺の歩みが自然とゆっくりに変わりました。
「おい、聞いたか? 魔力暴走で倒れたやつが出たんだってー。リーベル? とか言ったっけな」
「ええー、マジかよー! やっぱり初心者ともなるとそんなやつ、いるんだなー!」
「なんかさー、すっごい光が出て、魔法紋様が描かれた紙が燃えたらしいぜ?」
「どんだけコントロール下手なんだよ! 超ウケんだけどっ! そいつのこと、リーベル・炎上って呼んでやろうぜー」
……お師匠様の事を笑うこいつらを、俺が後で『炎上』させときますね。最期の時まで、そこで談笑しているがいい。
奴らは俺が聞いているのにも気づかず、会話と続けています。
「それもさ、その倒れた女、魔王オタクらしいぜ?」
「えー! 何だよそれー! 訳分かんねぇー。魔力暴走に魔王オタク、個性強すぎだろ、そいつ」
……訳分からんのは俺の方だ……。
魔王オタクって……、魔力暴走の件と言いお師匠様、初日からあなたは一体何をやらかしたのですか……。
アカデミー生活1日目で、すでにこれです。入学許可を出した事を後悔しました。
お師匠様が魔力暴走を起こしたと周囲は言っていますが、俺にはそれが嘘である事は分かってます。
あの方の膨大な魔力が暴走したら、アカデミーが無傷でいるわけありません。被害は未知数ですが、少なくとも学科棟は吹き飛んでいるでしょう。
確か、魔法発動の訓練には初心者用の魔法紋様の紙を使ったはず。
あんなしょぼい魔力しか受け止められない練習用紙が、両翼の聖女の力を受けきれるわけがありません。
さらにお師匠様は、小さな魔法を使うのが苦手な方。
恐らく、魔力を流す量を見誤り、一般生よりも凄い魔法を発現してしまったのでしょう。そしてそれを誤魔化すため、魔力暴走を起こしたと嘘をついた。
そんなところでしょう。
まあ、俺の予想は全て正解だったわけですが。
「まあ、シオン様!」
甲高い女の声が、俺の思考を現実に戻しました。
聞こえなかったフリをして進もうとしたのですが、声の主は素早く俺の前に立ちふさがり、うるんだ紫の瞳でこちらを見ています。
……誰だ? この女。
「こんなところでお会いできるなんて……、運命としか言いようがありません」
相手は俺の事を知っているようで、良く分からない事を口走りながら、俺の腕に抱き着いてきました。胸の膨らみを押しつけて妙に密着してきますが、正直……、胸の肉付き、そして全体的な柔らかさはお師匠様の圧勝……ん? 何か過去に同じような事を思った記憶が……。
「あら、シオン様……。私の事、覚えていらっしゃらないのですか?」
この言葉に、迷わず頷きました。
俺の頭の中は常にお師匠様の事で一杯なので、こんな女に貴重な記憶容量を割く余裕はありません。
え? もし余裕があったらですか?
ひと時でも多く、あの方の愛らしい姿を記憶にとどめておきたいので、結局記憶容量に余裕など出ませんよ。何、当たり前な事聞いてるんですか?
女は、あれだけ記憶に残るようにしたのに……、とブツブツ呟きながら、磨かれた親指の爪を噛んでいます。が、俺の視線を感じたのか、すぐに笑顔を張り付けると、媚びる様な甘ったるい声で話しかけてきました。
「もうっ、シオン様ったら酷いですわ。イリアです。入学式の時にぶつかった……」
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ああ、あの下着丸出し女か。
「思い出した。あの時はすまなかったな」
「いえ、こうしてまたお話が出来て、夢のようですわ。お急ぎのようですが、どちらへ?」
「ちょっと……、見舞いにな」
そう言って話を切り、イリアの脇を通り過ぎようとしたとき、あの女は抱き着く腕に力を込めて来ました。
何をするのかと軽く睨みましたが、イリアはそんな視線を物ともせず、俺の腕に絡みつくと先導を始めました。
「お見舞い……という事は、保健室に向かわれるという事ですね? それなら、私がご案内いたしますわ」
「……いや、保健室の場所は分かる。それにお前、今授業中じゃないのか?」
「そうですが、今の授業は魔法初心者中の初心者が受ける内容。すでに、魔法紋様を使いこなす私が受ける内容ではありません。なのでこの授業が終わるまで、自由にしているのです」
イリアは初心者用の授業を馬鹿にした様子で、ここにいる理由を述べました。恐らく、この廊下にいる一般生も同じような理由でここにいるのでしょう。
まあ確かに、合理的な考えだとは思います。俺が同じ立場なら、イリアと同じ事をするでしょう。実際にアカデミーで学んでた時、同じような事してましたし。
ただ初心者を脱しているとはいえ、この女の左手には片翼の痣がありません。俺にとっては、勇者候補でない時点で、この女の実力などたかが知れてます。
「ですから私の事は心配無用ですわ。さあ、保健室へご案内いたします」
イリアはどこか企みを含んだ裏のある笑みを浮かべると、俺の腕を引っ張りました。
切羽詰まった状況の俺に恐れげなく話しかけ、強引に同行するこの女の度胸は、ある意味称賛に値します。
これ以上の面倒を避けるため、仕方なくこの女の案内に従う事にしました。まあ腕はすぐに振り払ったのですけど。
「それにしても……、お見舞いとはもしかして……、魔力暴走で倒れた生徒ですか?」
「そうだ」
「まあ……。確か倒れた一般生は女性だったはずですが……。お知り合い……なのでしょうか?」
知り合いどころか、この世界で最も愛する女性であり、近々俺の妻になるお方だ。
という言葉は心の中に留め、俺は一つだけ頷きました。抜かりなく見舞いの理由は考えていますが、喋らないほうがボロがでません。
それ以上俺から返答が得られないと思ったのか、イリアは俺とお師匠様の関係を探ることはありませんでした。が、代わりにお師匠様のことについて話し出しました。
「魔力暴走で倒れられたお知り合い、少し変わった方だとお聞きしましたわ。何でも……、魔王オタクだとか……」
それな。
一体どういう経緯でそんな不名誉なあだ名が……。
せっかくなので、理由を聞いてみる事にしました。
「魔王オタク? どういうことだ」
「聞いた話によると、授業で歴代勇者様の名前は答えられなかったのに、魔王の情報はすごく詳しかったらしいですわ。先生が驚くくらい、色々な情報を喜々として話したとか……。普通は魔王よりも勇者様の方が知られてるはずなのに、とっても変わったお知り合いですわね」
……お師匠様……、あなたって人は……。
世間一般で、魔王についてあまり知られてない事をご存知なかったのでしょう。こういうところがほんと、世間知らずというか……、一般常識がないというか……。
そりゃ、個性強いって言われますよ……。
でもまあそこが可愛いと言うか、放っておけないというか、妻にするために付け込みやすい部分……おっと、あぶないあぶない。
どうやら、魔王の知識はディディスから教えて貰ったと言い訳をした為、難を逃れたようです。まあ、あいつなら不名誉なあだ名の一つや二つ増えても問題ないでしょう。
「さあ、着きましてわ。こちらが保健室です」
「ああ、案内して貰って悪かったな」
別にこっちが案内を頼んだわけじゃないんだが……。
そんな事を思いつつも、一応礼は言っておきました。しかし、
「いいえ。私もお知り合いのお見舞いを。シオン様のお知り合いが、魔力暴走を起こされるなんて、心配ですし……」
イリアはそう言って、さっさと保健室のドアをノックし、中に入ってしまったのです。止める間もなく、一瞬の出来事でした。
……どこまで付いてくるつもりだ、この女は‼
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