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目覚め編
第7話 お師匠様は思い出した
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魔王が倒された。この世界は平和。
それを聞いた瞬間、私の身体から力が抜けた。
何でだろ? 魔王が倒され、世界が平和になった事は喜ばしい事であり、私が命を掛けて達成しようとしていた事なのに。
……ああ、そうか。
命を掛けた目標が、達成できなかったからだ。それも、二度の達成する機会はない。だって次魔王がやってくるのは、また300年後ぐらい。もちろん私は生きていないし。
私はずっと魔王を倒すために、幼い時から厳しい修行をして、たくさん戦ってきたんだけど、あれらは一体何だったんだろう……。
気持ちがどんどん後ろ向きになっていくのを感じた瞬間、私は心の中でそんな弱い自分を叱咤した。
……駄目だ駄目だ!
そんな自分勝手な考えじゃ!
私は勇者候補なのだから、この世界の事を第一に考えないといけないのに!
(私は世界を愛している)
そう思うと、不思議と心が温かくなって、今まで沈んでいた気持ちも元気を取り戻した。
うん、もう私は大丈夫。さあてっと……。
今解決すべきなのは目の前の男、シオン(仮)についてだ。
奴の右手には、勇者の証である種の痣が浮き上がっている。これを見ると、シオンでないにせよ、奴が魔王を倒した勇者であることは間違いない。……間違いはないんだけど。
……認めたくねえ――――っ‼
私、目の前の不審者に何されたと思う⁉
少なくとも人の服を脱がしたり、変な発言してくる人が、勇者になっちゃダメ‼
絶対‼
正直、時間を止める力はとやらに対しても、半信半疑だ。でも本当に10年経っているかの確認は簡単に出来そうだから、それほど確認に急を要することじゃない。
私の身体も、元気で変わりないし、魔王の呪いもすっかり解けてるし。
とにかく、この勇者が本当に大人になったシオンなのか、はっきりさせようじゃないの。
私はシオン(仮)に、弟子のシオンが奴隷だったとき、働かされていた場所について尋ねた。すると目の前の男は、私が助けた時、自身がどういう状況だったのかもおまけに付けてスラスラと答えたの。
『白金翼の女神』というくだりを聞いた時、確信したわ。
(目の前の男は、弟子のシオンだ。間違いない)
って。
私を『白金翼』と表現が出来るのはこの世界で二人――、私の育ての親であり師匠のセリス母さんと弟子であるシオンだけだ。
それにしても女神って……、冗談か嫌味だと思うけどこっぱずかしいから止めて、お願い。
私は大きなため息をついて、目の前の彼を見上げた。
「私が呪いを掛けられた時の話……。奴隷時代の話……。あなた、本当にシオン……なのね? 師匠の私を差し置いて魔王を倒して、勇者になるなんて……」
奴隷時代の事。
私とシオンしかその場にいなかった魔王との最終決戦の事。
そして『白金翼』
これだけ弟子しか知らない情報が揃ってしまったら、シオンだって認めるしかない。
取りあえず、今までの情報を集めると、私が確認しなければならない疑問点の回答を得られたと思う。
①私は魔王に負けて死んだ。けど死んでない。なんでや。⇒シオンが突然勇者候補の力に目覚め、時間を止めて呪いの進行を止めた。その後魔王を倒したことで、私の呪いが解けたから。
②目の前の男はシオンだと言う。でも私の知ってるシオンと違う。なんでや。⇒私の時間が止められている間に10年経って、大人になったから。
③魔王、どうなった?⇒シオンが倒した。
④なんで私、押し倒されてる?⇒⁇
あれ④、解決してない。
そんな事を思っていると、シオン(仮……、ではなくシオンが何かすっごいずいっとやって来た。
うぉいっ、近い近い! まだその大人の姿に慣れてないっ‼
ただシオンだと認めた瞬間、先ほどまで感じていた敵意は消え、どこか直視できない恥ずかしさを感じるのは何故だろう。
「……お師匠様? 覚えていらっしゃいますか? 10年前に交わしたあの約束を……」
ものすっごい期待に満ちた表情で、こちらを見ている。その表情を直視できず、私は一歩彼から身を離したが、すぐに間を詰められた。はっ、早い……。
彼が言うには、10年前『シオンが魔王を倒したら、私が何でもいう事を聞いてあげる』という約束をしたんだとか。
そんな事、言ったかなー……。うーん。
私の記憶は少し前の過去へと遡った。
そう、あれはまだシオンが少年だった頃、彼が尋ねた何気ない一言がきっかけだった。
「お師匠様は魔王を倒した後、何がしたいのですか?」
「魔王を倒した後? 私死んでる予定だから、何も考えてないなあ」
「えっ? しっ、死んでる⁉」
私の回答を聞き、先ほどまでにこやかに会話していたシオンの表情が驚きに変わった。何を驚くことがあるのかと、私は詳しい説明を付け加えた。
「だって今回の魔王、超やばくて、命掛けの術を使わないと倒せない相手だから、この戦いで私死ぬと思うよ? だから生き残った後の事なんて、考えてないわ」
魔王と刺し違えて私も死ぬ。
これは、私が魔王の強大さを知ってから、ずっと思ってた事だ。
そう言ったら、何でかシオンは顔を真っ赤にして怒って、お師匠様が魔王と戦って死ぬくらいなら、自分が魔王を倒すとか言ったんだよね。
それを聞いて、私めちゃくちゃ笑っちゃったんだ。
「あはははっ、分かった分かった‼ もしシオンが魔王を倒せたら、私何でもいう事を聞いてあげる。だから頑張ってねー」
「その顔、絶対に無理だって思ってるでしょ! 絶対ですよ⁉ 約束ですよ、お師匠様っ‼ もし俺が魔王を倒したら、何でもいう事を聞いて貰いますからね‼」
私に笑われ、シオンはさらに顔を真っ赤にして何度も念押ししてたっけ。
何か必死で、可愛かったなーって思ったのを覚えてる。
…………
…………
…………
…………
してたわー、約束……。
私は思わず手を額に当てて俯いてしまった。
約束、してたわー……。
あの時の私の口をふさぎたい。あの時の軽々しい約束によって、この後私は窮地に立たされてしまったのだから。
シオンが望んだ事。それは、
「あなたの事をずっと愛していました。だから……、俺の妻になって下さい、お師匠様」
…………
…………
…………
…………
なっ、なっ、なっ、なっ、なっ、なっ、なんだって――――⁉
それを聞いた瞬間、私の身体から力が抜けた。
何でだろ? 魔王が倒され、世界が平和になった事は喜ばしい事であり、私が命を掛けて達成しようとしていた事なのに。
……ああ、そうか。
命を掛けた目標が、達成できなかったからだ。それも、二度の達成する機会はない。だって次魔王がやってくるのは、また300年後ぐらい。もちろん私は生きていないし。
私はずっと魔王を倒すために、幼い時から厳しい修行をして、たくさん戦ってきたんだけど、あれらは一体何だったんだろう……。
気持ちがどんどん後ろ向きになっていくのを感じた瞬間、私は心の中でそんな弱い自分を叱咤した。
……駄目だ駄目だ!
そんな自分勝手な考えじゃ!
私は勇者候補なのだから、この世界の事を第一に考えないといけないのに!
(私は世界を愛している)
そう思うと、不思議と心が温かくなって、今まで沈んでいた気持ちも元気を取り戻した。
うん、もう私は大丈夫。さあてっと……。
今解決すべきなのは目の前の男、シオン(仮)についてだ。
奴の右手には、勇者の証である種の痣が浮き上がっている。これを見ると、シオンでないにせよ、奴が魔王を倒した勇者であることは間違いない。……間違いはないんだけど。
……認めたくねえ――――っ‼
私、目の前の不審者に何されたと思う⁉
少なくとも人の服を脱がしたり、変な発言してくる人が、勇者になっちゃダメ‼
絶対‼
正直、時間を止める力はとやらに対しても、半信半疑だ。でも本当に10年経っているかの確認は簡単に出来そうだから、それほど確認に急を要することじゃない。
私の身体も、元気で変わりないし、魔王の呪いもすっかり解けてるし。
とにかく、この勇者が本当に大人になったシオンなのか、はっきりさせようじゃないの。
私はシオン(仮)に、弟子のシオンが奴隷だったとき、働かされていた場所について尋ねた。すると目の前の男は、私が助けた時、自身がどういう状況だったのかもおまけに付けてスラスラと答えたの。
『白金翼の女神』というくだりを聞いた時、確信したわ。
(目の前の男は、弟子のシオンだ。間違いない)
って。
私を『白金翼』と表現が出来るのはこの世界で二人――、私の育ての親であり師匠のセリス母さんと弟子であるシオンだけだ。
それにしても女神って……、冗談か嫌味だと思うけどこっぱずかしいから止めて、お願い。
私は大きなため息をついて、目の前の彼を見上げた。
「私が呪いを掛けられた時の話……。奴隷時代の話……。あなた、本当にシオン……なのね? 師匠の私を差し置いて魔王を倒して、勇者になるなんて……」
奴隷時代の事。
私とシオンしかその場にいなかった魔王との最終決戦の事。
そして『白金翼』
これだけ弟子しか知らない情報が揃ってしまったら、シオンだって認めるしかない。
取りあえず、今までの情報を集めると、私が確認しなければならない疑問点の回答を得られたと思う。
①私は魔王に負けて死んだ。けど死んでない。なんでや。⇒シオンが突然勇者候補の力に目覚め、時間を止めて呪いの進行を止めた。その後魔王を倒したことで、私の呪いが解けたから。
②目の前の男はシオンだと言う。でも私の知ってるシオンと違う。なんでや。⇒私の時間が止められている間に10年経って、大人になったから。
③魔王、どうなった?⇒シオンが倒した。
④なんで私、押し倒されてる?⇒⁇
あれ④、解決してない。
そんな事を思っていると、シオン(仮……、ではなくシオンが何かすっごいずいっとやって来た。
うぉいっ、近い近い! まだその大人の姿に慣れてないっ‼
ただシオンだと認めた瞬間、先ほどまで感じていた敵意は消え、どこか直視できない恥ずかしさを感じるのは何故だろう。
「……お師匠様? 覚えていらっしゃいますか? 10年前に交わしたあの約束を……」
ものすっごい期待に満ちた表情で、こちらを見ている。その表情を直視できず、私は一歩彼から身を離したが、すぐに間を詰められた。はっ、早い……。
彼が言うには、10年前『シオンが魔王を倒したら、私が何でもいう事を聞いてあげる』という約束をしたんだとか。
そんな事、言ったかなー……。うーん。
私の記憶は少し前の過去へと遡った。
そう、あれはまだシオンが少年だった頃、彼が尋ねた何気ない一言がきっかけだった。
「お師匠様は魔王を倒した後、何がしたいのですか?」
「魔王を倒した後? 私死んでる予定だから、何も考えてないなあ」
「えっ? しっ、死んでる⁉」
私の回答を聞き、先ほどまでにこやかに会話していたシオンの表情が驚きに変わった。何を驚くことがあるのかと、私は詳しい説明を付け加えた。
「だって今回の魔王、超やばくて、命掛けの術を使わないと倒せない相手だから、この戦いで私死ぬと思うよ? だから生き残った後の事なんて、考えてないわ」
魔王と刺し違えて私も死ぬ。
これは、私が魔王の強大さを知ってから、ずっと思ってた事だ。
そう言ったら、何でかシオンは顔を真っ赤にして怒って、お師匠様が魔王と戦って死ぬくらいなら、自分が魔王を倒すとか言ったんだよね。
それを聞いて、私めちゃくちゃ笑っちゃったんだ。
「あはははっ、分かった分かった‼ もしシオンが魔王を倒せたら、私何でもいう事を聞いてあげる。だから頑張ってねー」
「その顔、絶対に無理だって思ってるでしょ! 絶対ですよ⁉ 約束ですよ、お師匠様っ‼ もし俺が魔王を倒したら、何でもいう事を聞いて貰いますからね‼」
私に笑われ、シオンはさらに顔を真っ赤にして何度も念押ししてたっけ。
何か必死で、可愛かったなーって思ったのを覚えてる。
…………
…………
…………
…………
してたわー、約束……。
私は思わず手を額に当てて俯いてしまった。
約束、してたわー……。
あの時の私の口をふさぎたい。あの時の軽々しい約束によって、この後私は窮地に立たされてしまったのだから。
シオンが望んだ事。それは、
「あなたの事をずっと愛していました。だから……、俺の妻になって下さい、お師匠様」
…………
…………
…………
…………
なっ、なっ、なっ、なっ、なっ、なっ、なんだって――――⁉
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